●デジャヴを感じたり観測機器や光量子コンピュータの不具合を生じたり、或いは飛行船の記憶にチグハグ
なものがあったり。日常生活に重なる不思議な出来事。緩やかに重なり合う量子のもつれにも似た展開で
す。互いに探し求める夏紀と登志夫の心もまた淡く純粋。映画「君の名は、」に登場する三葉と瀧の思いを
想起させる強烈な青春SFです。ぜひ女性読者にもお薦めします。
R・A・ハインラインの「夏への扉」を彷彿とさせる出だしは、終盤に怒涛の奔流となって展開し、読む
者に襲いかかります。無数の時間の断片や平行宇宙の欠片を見ている様な幻覚を覚えました。その後に収束
する物語は切なすぎて胸が痛いほど。 最近読んだSFでは最高の作品です。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,034¥1,034 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,034¥1,034 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥458¥458 税込
配送料 ¥410 6月6日-8日にお届け
発送元: トレハン倶楽部 ※ゆうメール配送時は土日祝配達がないため到着が1~2日ずれる場合がございます 販売者: トレハン倶楽部 ※ゆうメール配送時は土日祝配達がないため到着が1~2日ずれる場合がございます
¥458¥458 税込
配送料 ¥410 6月6日-8日にお届け
発送元: トレハン倶楽部 ※ゆうメール配送時は土日祝配達がないため到着が1~2日ずれる場合がございます
販売者: トレハン倶楽部 ※ゆうメール配送時は土日祝配達がないため到着が1~2日ずれる場合がございます
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船 (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2023/7/19
高野 史緒
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,034","priceAmount":1034.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,034","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tgs%2Byzw0dwSGrVZ8Xc9%2FG26C%2Fx8Px8L69hsw3LF5Vc9Kp2VNqds5bsy8%2Fk9JxSzWjv8ChMdNlQiBCX8MGCNjYDTvy4gpwGGOojDTj1ijonNj%2BxRAcdMcRewaHJf5a7hjO2I8hgWuYq8%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥458","priceAmount":458.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"458","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tgs%2Byzw0dwSGrVZ8Xc9%2FG26C%2Fx8Px8L6ZYnPK%2BTcfTTFWQf3UCO3vFuQYNfQW9xJh31o3zIk5kzb6%2BkRto84assu0ar72bdUUDATHHvecRjqiq6hu3vqy9XcI2ggOsX9CGLzlntP7gvGcXeNF244COExoGY0%2F%2FsPakljYkDPHYXZQ8v9AD6%2B%2BM2oGFjxP5X9","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
二人で飛行船を見上げた日から
ずっと忘れられずにいた君は
もう一つの2021年を生きていた
『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』
『なめらかな世界と、その敵』に続く青春SFの新たな金字塔
〈内容紹介〉
月と火星開発が進みながらも、インターネットが実用化されたばかりの夏紀の宇宙。宇宙開発は発展途上だが、量子コンピュータの開発・運用が実現している登志夫の宇宙。別々の2021年を生きる二人には幼いころ「グラーフ・ツェッペリン号」を見たという不可解な記憶があった。二人の日常にかすかな違和感が生じるなか、開通したばかりの電子メールで自分宛てのメールを送っていた夏紀のもとへ思いがけない返信が届き――。
ずっと忘れられずにいた君は
もう一つの2021年を生きていた
『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』
『なめらかな世界と、その敵』に続く青春SFの新たな金字塔
〈内容紹介〉
月と火星開発が進みながらも、インターネットが実用化されたばかりの夏紀の宇宙。宇宙開発は発展途上だが、量子コンピュータの開発・運用が実現している登志夫の宇宙。別々の2021年を生きる二人には幼いころ「グラーフ・ツェッペリン号」を見たという不可解な記憶があった。二人の日常にかすかな違和感が生じるなか、開通したばかりの電子メールで自分宛てのメールを送っていた夏紀のもとへ思いがけない返信が届き――。
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2023/7/19
- 寸法10.6 x 1.4 x 15.7 cm
- ISBN-104150315558
- ISBN-13978-4150315559
よく一緒に購入されている商品
対象商品: グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船 (ハヤカワ文庫JA)
¥1,034¥1,034
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
在庫あり。
¥1,485¥1,485
最短で6月3日 月曜日のお届け予定です
残り12点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2023/7/19)
- 発売日 : 2023/7/19
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 384ページ
- ISBN-10 : 4150315558
- ISBN-13 : 978-4150315559
- 寸法 : 10.6 x 1.4 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,528位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
高野史緒(たかの・ふみお)
1966年茨城県土浦市生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程終了。
1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』でデビュー。
2012年、『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。主な著作に『カント・アンジェリコ』、『赤い星』、『時間は誰も待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』(編纂)、『翼竜館の宝石商人』等がある。Kindle Singles ではジョン・グリビン著『ビッグバンとインフレーション:世界一短い最新宇宙論入門』を翻訳している。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友達が土浦二校で、この作者を知っているという事でした。知っている地名が興味深く、電子書籍で一気に読みました。
2023年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いま現役で青春な子もかつて青春時代があった人もそれぞれの立場で楽しめるんじゃないでしょうか。
私は後者の世代だけれど、今自分が体験しているような気持になってしまいました。
ベースは本格的なSFなのにその設定に埋もれることなく一人一人のキャラクターが生きていて胸キュン青春小説のような気持にもなってしまう。
これ、アニメでも実写でも(いややっぱりアニメがいいな)映像化しないかなあ…絶対良いと思うのです。
私は後者の世代だけれど、今自分が体験しているような気持になってしまいました。
ベースは本格的なSFなのにその設定に埋もれることなく一人一人のキャラクターが生きていて胸キュン青春小説のような気持にもなってしまう。
これ、アニメでも実写でも(いややっぱりアニメがいいな)映像化しないかなあ…絶対良いと思うのです。
2023年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回は量子コンピュータ周りの説明が多いのはナツキとトシオの世界の相違が量子の重なり(もつれ)によるということの説明かな。
重力制御装置で月や火星に基地があるが量子論がない世界と重力制御装置はインチキだったが量子コンピュータがある世界。
飛行船の事故の有無を観測することで世界が確定する。
個人的には重力制御装置があると天野こずえ「ARIA」の世界もあり得るのでおもしろそう。
重力制御装置で月や火星に基地があるが量子論がない世界と重力制御装置はインチキだったが量子コンピュータがある世界。
飛行船の事故の有無を観測することで世界が確定する。
個人的には重力制御装置があると天野こずえ「ARIA」の世界もあり得るのでおもしろそう。
2024年3月16日に日本でレビュー済み
高野史緒「グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船」読了。土浦が舞台の青春SF。3年ほど土浦の近隣で暮らした事があったので、当時の情景が思い出され懐かしかった。多元宇宙をモチーフにしたSFならではのストーリー展開が素晴らしかった。さらに随所の伏線が最後見事に回収されとても切なく感動した。
2024年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章が散らかっていて、しかも終盤にSF展開を詰め込み過ぎていてストーリーが頭に入ってこない。
元は短篇で、それを手直しして出して、さらに直したのがこれだそうだが、建てた家を無理やり増改築したようなもので、余計なものがゴテゴテついている。一冊にするためにページ数をふやしたのかもしれないが、もっとすっきりさせたほうがよかったのではないだろうか。
ある雑誌で、これが2023年のベストSFに選ばれたそうだが、これが日本のSFの最高地点であるならガッカリだ。
元は短篇で、それを手直しして出して、さらに直したのがこれだそうだが、建てた家を無理やり増改築したようなもので、余計なものがゴテゴテついている。一冊にするためにページ数をふやしたのかもしれないが、もっとすっきりさせたほうがよかったのではないだろうか。
ある雑誌で、これが2023年のベストSFに選ばれたそうだが、これが日本のSFの最高地点であるならガッカリだ。
2023年11月4日に日本でレビュー済み
かつて仕事で住んでいた茨城県が縁で出会った小説作品。
我々読者の住む「現実世界」とは異なる、本来ならけして交わることのない二つの「並行世界」(注1)に住む若い男女の織り成す青春SFファンタジー作品。
茨城県内の施設が二つの世界で名称が異なっていたり(その違いを楽しむのも一興かも)、Eメールの初期設定にやや手こずったり(我々の知るものとしてもそれは古いやり方である)、オカルト界隈で語られやすい所謂マンデラエフェクト等、そういう小ネタに思わず笑みが溢れました。
ですが、繰り返し出てくる生理の話には辟易しましたし、飛行船繋がりでナチス・ドイツばかりかKGB(わざわざご丁寧にルビは“カーゲーベー”表記)、果てはアメリカの工作員(注2)まで絡めて謀略渦巻く国際情勢へ”飛び火”させておきながら、それらを上手く消化(消火?)出来なかったこと、終盤とエピローグが打ち切りの決まった漫画作品の如くかなり駆け足な展開となったこと等は、評価としてはマイナスでした。
特に、時間論を巡る独白(本書347-351頁)は長過ぎるばかりかその前後からは浮いているので、登場人物達のやり取りの中でそれとなく示唆されるといった、表現上の工夫が為されていればと思うと、残念であります。
評価は☆3としますが、もしこの作品を読まれるのでしたら、平行世界とドイツ繋がりで少年飛行士の冒険活劇『飛行船帝国』(天沼春樹)と、本作品よりもオカルト強めですが一応ファンタジーの範疇に在る『遙かよりくる飛行船』(井辻朱美)の方をオススメ致します!
(注1)本作品では多元宇宙。月や火星等の宇宙開発が進んだがインターネットの普及が遅れた世界とその逆が起きた二つの世界で、その分岐点はなんと、ドイツの飛行船ツェッペリン号の土浦海軍航空基地への着陸成功の有無にある。
(注2)具体的な組織名には言及無し。「気を付けよう 身近な彼らは エージェント?」(友◯、心の一句)。
我々読者の住む「現実世界」とは異なる、本来ならけして交わることのない二つの「並行世界」(注1)に住む若い男女の織り成す青春SFファンタジー作品。
茨城県内の施設が二つの世界で名称が異なっていたり(その違いを楽しむのも一興かも)、Eメールの初期設定にやや手こずったり(我々の知るものとしてもそれは古いやり方である)、オカルト界隈で語られやすい所謂マンデラエフェクト等、そういう小ネタに思わず笑みが溢れました。
ですが、繰り返し出てくる生理の話には辟易しましたし、飛行船繋がりでナチス・ドイツばかりかKGB(わざわざご丁寧にルビは“カーゲーベー”表記)、果てはアメリカの工作員(注2)まで絡めて謀略渦巻く国際情勢へ”飛び火”させておきながら、それらを上手く消化(消火?)出来なかったこと、終盤とエピローグが打ち切りの決まった漫画作品の如くかなり駆け足な展開となったこと等は、評価としてはマイナスでした。
特に、時間論を巡る独白(本書347-351頁)は長過ぎるばかりかその前後からは浮いているので、登場人物達のやり取りの中でそれとなく示唆されるといった、表現上の工夫が為されていればと思うと、残念であります。
評価は☆3としますが、もしこの作品を読まれるのでしたら、平行世界とドイツ繋がりで少年飛行士の冒険活劇『飛行船帝国』(天沼春樹)と、本作品よりもオカルト強めですが一応ファンタジーの範疇に在る『遙かよりくる飛行船』(井辻朱美)の方をオススメ致します!
(注1)本作品では多元宇宙。月や火星等の宇宙開発が進んだがインターネットの普及が遅れた世界とその逆が起きた二つの世界で、その分岐点はなんと、ドイツの飛行船ツェッペリン号の土浦海軍航空基地への着陸成功の有無にある。
(注2)具体的な組織名には言及無し。「気を付けよう 身近な彼らは エージェント?」(友◯、心の一句)。
2024年3月6日に日本でレビュー済み
バブルのころ市内のJ高に通っていました。そういえば駅前にあった、西友を繋ぐ渡り廊下あったなぁ、とか、モール505のイタトマやお好み焼き屋さんでみんなでダベったなぁ、とか思い出しましたwwww
ローカルネタとは別に、本編はとても読後感が爽やかな気分にさせられる内容でした。
ローカルネタとは別に、本編はとても読後感が爽やかな気分にさせられる内容でした。