Amazonより
19世紀末のアメリカ、ニューメキシコ州。ふたりの娘や恋人と平穏な日々を過ごしていたシングルマザーの女医マギー(ケイト・ブランシェット)のもとに、かつて家族を捨てた父親ジョーンズ(トミー・リー・ジョーンズ)が帰ってきた。父を決して許すことの出来ないマギーだったが、そんな折、長女のリリーがネイティヴ・アメリカンに誘拐されてしまう…。
『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞を受賞したロン・ハワード監督によるヒューマン・サスペンス・タッチの西部劇。過去のわだかまりを越えて、父と娘のきずながよみがえっていくさまが丹精に描かれている一方、今どき珍しいほどの正統派西部劇としての仕上がりに、この監督ならではの先達およびその歴史に対する敬意の念を感じることが出来る。ネイティヴ・アメリカンが悪役として登場するのも、妙に新鮮ではあった。ハワード作品の中では地味な位置にはあるが、その実決して見逃してはならない逸品である。(的田也寸志)
レビュー
製作・監督: ロン・ハワード 製作: ブライアン・グレイザー/ダニエロ・オストロフ 脚本: ケン・カウフマン 出演: トミー・リー・ジョーンズ/ケイト・ブランシェット/エヴァン・レイチェル・ウッド/ジェナ・ボイド
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)