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東京都同情塔 Kindle版

3.9 5つ星のうち3.9 455個の評価

日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版「バベルの塔」
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と、実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0CQ7GXR6N
  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2024/1/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/1/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1097 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 123ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 455個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
455グローバルレーティング

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めちゃ考えてめちゃ喋る人の頭の中が見れます
4 星
めちゃ考えてめちゃ喋る人の頭の中が見れます
この世界では中途半端なザハ案が建ってしまっていてその近くに犯罪者を収容する刑務所?の役割を果たすタワーの設計コンペがあり、女性建築家がそれに勝って建てた。女性がママ活(性的な体の関係はなし)で知り合いになったイケメンな青年 拓人の考えた「東京都同情塔」が語呂も良くそのタワーの名前になる。東京都同情塔に住まう犯罪者たち(作中では別の呼称がつきます)は幸せな生活を税金で送ることができるが、その建物からは出ることはできない。悪い言葉は使ってはいけない等のルールを課せられながらも出ようとは思わない。まるで港区のタワマンに住む成功者のような生活を送れる。話したり考えたりが怒涛なので、ゆっくりできる時、心に余裕がある時に一気読みしたが良いかなぁと思いました。序盤のAIが入ってくるところが特に文章が強烈でしたが、全体すぐに読み切れます。犯罪率がその後どうなったのか知りたかったですね。しかし、東京タワーて昭和塔にならなくて良かったですね。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月26日に日本でレビュー済み
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だけども、面白いので勧めます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めの30ページほどの間は冗長に思えて何度か読むのを中断したが、書籍の評判がよかったため、3ヶ月かけて読み切った。50ページほど?まで進むとSFチック(主観)になってきておや?と見方が変わり、そこからは面白く感じて一気に読んだ。似たような理由で断念した方は読み続けてみられてもいいかもしれない。

面白かった、というより巧妙、興味が引かれた、に近い。登場人物も物語も全体的に淡白で、偉人や狂人の人生を追体験する…というような楽しみ方ではなく、延々と皮肉の利いた作者の独り言を楽しむ、眺める…ような。まぁこの感想もまた独り言。内容の3割すら理解できている自信が無いが、パラレルワールドの設定の中で語られる皮肉を読んでいるだけでも十分面白かった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2回読んでみた。正直言ってよくわかりません。要は刑務所をめっちゃ人間性善説の考えをバックにして、仮想タワーを刑務所にして夢想に終わった千駄ヶ谷の国立競技場を、夢に託して、人間、言葉、AI、建物の関係を観念的に描いた物語だと思った。
 それは人間関係の性別を超えて描いてあって、ほんとうはジェンダーを隠しているのかもしれないけど、建物や人の負の側面を覆い尽くして観念としての世界を描いているように見えた。庶民の間にある刑務所と、国家の理想であるタワーとをAI(人工頭脳)に語らせることで、バランスを保っていて、でもAIのいうことは理解不能で言い古された言葉を並べているだけで、進展や説得力はないといえる。
 デモクラシーのありようが大きく変わり、少数者が全てを支配していく現実があり、反デモクラシーの動きがやはりここに見える気がする。しかも支配される側の心も支配されることの事実を認めるという、心のありようが増大していき従属者になっていく、しかも意識しないままに慣らされていくという社会の到来を予見するものでもあると思う。
 文章は刑務所とタワーとのせめぎあいだが、AIは主張を曲げない、今までの学習の成果を寄せ集めて屁理屈を述べるだけで自らに向けられた批判に答えず、批判を受け流すことしかしない。
 これに人は付いてこられない。普通は考えることに疲れて、思考停止に陥るか、考えるのをやめる、そこが狙いになるので深みに入らないのが賢明だ。
 その昔、ヨーロッパのナチズムやイタリアの全体主義、日本の天皇制、さらにはソ連のスターリンや中国の毛沢東の時代、現在の中国を連想することができる。また、最近の旧統一教会や自民党安倍派に現れる超右翼思想まで一つの線でつながっていると考えると背筋が凍る思いがしてくる。この間の陰謀論に関する本にも関係するが、些細なことや軽視できることにつきていて無視するととんでもないことがあるということだと思う。荒唐無稽、突飛な発言に驚く前に、どこで誰が発言させるのか?突き止めないといけないし、そのような発言の背後を探ることが必要であると考える。
 例えば、今の政治は総理大臣が閣僚を手足のように使い、閣議決定で重要なことを決めていく。しかし、戦前では閣僚は独立しており、たとえ総理大臣の意志でも反論し、政策を変えることができる。閣僚は天皇に対してのみ責任を負うのであるのだが、この事態を右翼派は今よりましで民主的だと主張し、真実を捻じ曲げてしまうようなことが、今では起きていると気づく必要がある。

 あるストーリーがあって、登場人物がお互い関係しながら話が進むというのではなく、言葉を発するのは実在しない人物?ではなく、人工頭脳なので抽象的で、話の捉えどころがないものだ。
 それに話のやり取りが、50年前のような学生が大学当局を追求する時の教授達ののらりくらりの回答のようであり、埒はあかない。
 こんな印象だった。かえって学生活動家達の論争のほうが論理的であったことを思い出した。

 異常が感想というような連想したことでした。 2024/3/10
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年2月23日に日本でレビュー済み
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ザハ・ハディド案の新国立競技場が「予定通り」建設され、東京オリンピックもコロナ禍のさなか「予定通り」2020年の夏に開催された、というパラレルワールドが舞台になっています。ストーリーについてあまり触れないほうが良いかと思いますが、主人公は都内に建てられる、ある高層ビルの建築デザインを任されます。しかしその呼び名に強い違和感を持ち、葛藤したりAIに相談したり、ある時は自分の気持ちを騙しながら取り組む、というようなストーリーでした。

本書を通じて「言葉」について改めて考えさせられました。対象物、事象をどう呼ぶかは人間にゆだねられていて、その呼び名には思想が込められているわけです。受刑者を収監している建物を「刑務所」と呼ぶのか、「同情塔」と呼ぶのか。そして前者で呼ぶ人と後者で呼ぶ人の間には、大きな壁が立ちはだかっていて、両者の間でちゃんとした意思疎通はできるのだろうか、という話です。SNSも見方によっては、すでにバベルの塔的な世界になっていて、同じ日本人でも意思疎通できていない(コミュニケーションになっていない)ケースが多々ある気がします。

言葉の中には、あえて本質を言わない、という類のものもあります。「企業経営者が社員のクビを切りやすい社会を作ろう」という代わりに、「雇用の流動性が高い社会を作ろう」など言います。リーマンショックで明らかになったのは、金融業界には、実態を全くあらわしていない名称の金融商品が多々あるということでした(このあたりの話はマイケル・ルイスの本を読むとよくわかります)。言葉とその中身の乖離ですが、人々が使ううちに本来の意味から乖離してきたというのではなく、意図的に最初から乖離させているようケースです。

さてAIは言葉をどう操るのだろう、ということでChatGPTに以下の質問をしてみました。

Q. 刑務所という言葉は100年後には時代遅れになっているとします。その場合、何という名前で呼ばれている可能性があると思いますか?

ChatGPTの答え:
1.改革センター: 社会復帰を促進するための教育とリハビリテーションに焦点を当てた施設。
2.行動修正施設: 犯罪行動を変えるための心理学的および行動的アプローチを使用する施設。
3.社会復帰施設: 刑務所が受刑者を社会に再統合することを目的としている場合、このような名前が使用されるかもしれません。
4.仮想拘置施設: 未来の技術が仮想現実や他の高度な技術を使用して、物理的な拘留の代わりに仮想的な拘束を可能にする場合。
5.コミュニティ支援ユニット: 刑務所が地域社会との連携を重視し、犯罪者が地域社会に貢献することを奨励する場合の名称。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月11日に日本でレビュー済み
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ザハ・ハディドの国立競技場が計画通りに建設され、近未来の刑務所たる「シンパシータワートーキョー」が新宿御苑に建設される、パラレル世界の物語。
主人公はタワーの設計者である牧名沙羅だが、物語の視点は牧名が「美しさを搾取している」青年、タワーの思想的支柱となる「ホモ・ミゼラビリス」の提唱者、白人のジャーナリストと切り替わりながら、帰着点の見えるまま言葉が紡がれていく。
本書の冒頭で述べられる通り、東京都同情塔が予言するのは、多様性やポリコレを重んじるばかりにお互いの言葉が理解できなくなり、「日本人が日本語を捨てる」ことで対話が不可能になる近未来の姿である。(文章生成AIの登場がこれを決定的なものにする。)
建築物が設計図という名の言葉でできているように、この世界のあらゆるモノは言葉でできている。言葉を失った日本人が行き着く先がどのような社会なのか、警鐘を鳴らす現代文学の傑作。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月20日に日本でレビュー済み
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作者が何を言いたいのか理解できず、脱落した。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月27日に日本でレビュー済み
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芥川賞をとり、筆者が5%くらいLLM(AI)を利用したとのことだったので、仕事柄、興味を持ち読んでみました。テーマとしては、言葉、社会の欺瞞性などを描いたもので面白かったです。主人公がLLMに文章を書かせ、それ不満に思うシーンなどもあったのが興味深く、この作者がLLMの仕組みを理解されていることも、うならせるところ。AIが人間並みの言葉持ち始めたこの時代の中の良作だと思います。芥川賞とるだけのことはありますね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月28日に日本でレビュー済み
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テーマも表現もまとまりの無い印象を受けた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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