今までは１万程度の格安プロジェクターをAZMKOO→APEMANのLC650と使用しており、それはそれで悪くはなかったのですが、しばらく使用しているうちに次はもう少し明るくて、オートフォーカスと台形自動調整でもう少し有名メーカーのものが欲しいという欲が出てきましたので、ちょうどセールで安くなっていたこちらの商品を購入しました。３か月ほど使用してのレビューとなります。購入当初は壁から３ｍほど離れて真正面に置いて、100インチの表示領域に対して75インチほどに縮小、また、自動台形補正も使用していましたが、しばらく使用していると、これでは完全にフルHDで表示出来ていないのではないかと思ったため、その後、プロジェクターに合わせる形で視聴位置を変更して、現在は、縮小、台形補正一切なし、HDMI接続だとゲームモードかつブースト状態で視聴するようにしています。動画だけだとあまり違いは判りませんが、PCにHDMI接続した際にWebサイトのフォントが非常にきれいに見えます。（自動台形補正は一切使わなくなったためちょっともったいないですが）前の機種から良くなったところは以下です。良かった順に記載します。・画面全体でフォーカスが合うようになった（以前は真正面に置いて中央にフォーカスを合わせても端がぼやけていた）・自動台形補正と、オートフォーカスがとても便利（台形補正は結局使ってないが）・HDMIがARC対応のため、サウンドバーとHDMI接続して音を出すことができて便利・明るさは部屋の照明を消したら問題ない明るさになった（以前はちょい暗め）。写真にもあげてますが全点灯だと当然厳しい、半分程度でまぁ見れるぐらいです。・コントラストがよくなった（以前はちょっと薄かった）・ファンの音が小さく気にならなくなった（以前は扇風機の中、今回は扇風機の弱程度）・AndroidTVが便利、FireTVが不要になった。・小さい、軽い・内蔵スピーカーの音がいい（サウンドバーを使用するため使用しないが）・プロジェクターの出力はフルHDだが、HDMI入力は4Kまで対応しているため、　配信などで4KじゃないとHDRに対応していない動画でもHDRで動画視聴ができる。・有名メーカーのため、リモコンが壊れた時もメーカーから追加購入することができるため安心逆に気になるところもありますので、気になる順に記載します。（かなり気になる）・時間経過とともにフォーカスがぶれるためその都度補正が必要（解決済み）・自動台形補正は便利だが実施すると少し右上に傾くため設定で補正が必要（解決済み）・ACアダプターが心配になるぐらい熱い（カイロ並み）（解決済み）・HDMI接続をしているとタイミングによって再接続になることがある（あきらめ）　PC接続だとPrimeビデオ、dアニメストアで動画を見終えて子ウィンドウを消したときに必ずHDMIが再接続となる。　ゲームだと、WiiUでWiiモードを選択した際に必ずHDMIが再接続となる。　また、Switchでゲーム中にふいにHDMIが再接続となることもあった。ちょうどイベントシーンのときで非常にこまった。　OSにAndroidTVを入れているための制約かどうかは不明。（それほど気にならないがいちよう記載）・デジタルズームを使用して縮小表示した際に外側の薄い黒枠が表示される（前の機種は縮小しても黒枠は表示されなかった。DSP方式だから？）・フォーカス自動調整、ショートカットキー等、付属のリモコンでしかできない操作があるため、すべての操作をアプリ上でも出来るようにして欲しかった・AndroidTVはWebブラウザを視聴する場合はFireTVと比較してもっさり気味でたまに落ちたりする。動画アプリは問題なし。・FireTVのホームのような暗めの灰色のような色を表示している場合、よく近づいてみるとノイズが見える　（通常の視聴距離だと見えないため得に問題は感じないがいちよう記載）こんな感じです。大きい問題は、フォーカス、自動台形補正、ACアダプターの熱、HDMI再接続ですね。あとは気にする方もいるかもしれないので、いちよう書いてみたレベルです。上記の問題については、試行錯誤に１月ほどかかりましたが、無事対策することができました。今後Elfinを買う際の参考になるかもしれませんので、私が実施した対策を記載しておきます。（実施した対策）・ACアダプターの熱問題USB電源のPC用のファン（http://www.amazon.co.jp/dp/B06ZXXT6L9）を購入して、それをACアダプターの上部に取り付けて、プロジェクターのUSBポートから電源をとって接続することで対策しました。ファンを弱にすると音がほぼ気にならないためこれでACアダプターを熱い→ぬるいにすることができました。プロジェクターのUSBポートから電源を取ると起動時にファンが自動で起動してくれるため便利です。・自動台形補正が傾く問題設定で台形補正とジャイロのキャリブレーションをきちんとやれば正しくなります。※ただし、完全に平行なところで、きちんと台形を合わせて実施する必要があるためけっこうシビアです。・フォーカスが時間とともにぶれる問題一番の問題です。ずっと同じ場所に置いているのにも関わらず時間とともにフォーカスがぶれてしまうのがかなりストレスで、当初購入を失敗したとすら思いました。当初は原因が分からなかったため、起動時に補正して、その後またぶれたら補正してと常にストレスを感じていたのですが、試行錯誤していくうちに、どうやら本体が熱を持つとレンズが膨張するらしく、起動直後（本体温度20℃）と時間経過後の通常稼働時（本体温度50℃）では必ずフォーカスがぶれてしまうということが分かりました。そのため、対策としては、まず一度起動して１時間以上経ってからフォーカスを合わせて、その後、設定でフォーカスの動的補正をオフにすることにしました。そうすることで、起動時は本体が熱を持っていないためフォーカスがぶれてしまいますが、その後１０分ほど経つと次第によくなってきて、最終的にフォーカスが合うようになります。これを知ってからは都度フォーカス合わせからも解放されかなり気がラクになりました。上記のようにそこそこクセはありますが、対策さえ取れればスキもなくなり便利なプロジェクターになります。XGIMIの中でもコスパは断トツだと思いますのでおすすめです。写真の説明は以下です。１枚目、２枚目：部屋を真っ暗にして撮影３枚目：シーリングライトを全点灯にして撮影４枚目：シーリングライトを半分程度点灯にして撮影５枚目：プロジェクター＋スタンド（プロジェクタースタンドにレベリングベースを付けて角度の微調整ができるようにしています）６枚目：熱対策のためACアダプターにファンを結束バンドで取り付けています