100年前とはいえ大震災後の日本の姿があまりにも残酷。
排他主義、よそ者差別、利己主義、封建主義など様々な要素がこのような悲劇となったのでは。
日本の負の遺産として後世に語り継がれる事象です。日本人として繰り返さないために。
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福田村事件 -関東大震災・知られざる悲劇 単行本(ソフトカバー) – 2023/6/24
辻野弥生
(著)
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四国から千葉へやってきた行商人達が朝鮮人と疑いをかけられ、正義を掲げる自警団によって幼児、妊婦を含む9名が殺害された。
映画『福田村事件』(森達也監修)が依拠した史科書籍。長きに渡るタブー事件を掘り起こした名著。【森達也監督の特別寄稿付き】
「辻野さん、ぜひ調べてください。......地元の人間には書けないから」
その時から、歴史好きの平凡な主婦の挑戦が始まった。
「アンタ、何を言い出すんだ!」と怒鳴られつつ取材と調査を進め、2013年に旧著『福田村事件』を地方出版社から上梓したものの、版元の廃業で本は絶版に。
しかし数年後、ひとりの編集者が「復刊しませんか?」と声をかけてきた。
さらに数年後、とある監督が「映画にしたいのです」と申し入れてきた──。
福田村・田中村事件についてのまとまった唯一の書籍が関東大震災100年の今年2023年、増補改訂版として満を持して刊行!
【福田村・田中村事件】
関東大震災が発生した1923年( 大正12年)9月1日以後、各地で「 不逞鮮人」 狩りが横行するなか、 9月6日、 四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。虐殺された者9 名のうちには、 6歳 ・ 4歳 ・ 2 歳の幼児と妊婦も含まれていた。犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て、事件は地元のタブーと化した。そしてさらに、行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが、事件の真相解明をさらに難しくした。
映画『福田村事件』(森達也監修)が依拠した史科書籍。長きに渡るタブー事件を掘り起こした名著。【森達也監督の特別寄稿付き】
「辻野さん、ぜひ調べてください。......地元の人間には書けないから」
その時から、歴史好きの平凡な主婦の挑戦が始まった。
「アンタ、何を言い出すんだ!」と怒鳴られつつ取材と調査を進め、2013年に旧著『福田村事件』を地方出版社から上梓したものの、版元の廃業で本は絶版に。
しかし数年後、ひとりの編集者が「復刊しませんか?」と声をかけてきた。
さらに数年後、とある監督が「映画にしたいのです」と申し入れてきた──。
福田村・田中村事件についてのまとまった唯一の書籍が関東大震災100年の今年2023年、増補改訂版として満を持して刊行!
【福田村・田中村事件】
関東大震災が発生した1923年( 大正12年)9月1日以後、各地で「 不逞鮮人」 狩りが横行するなか、 9月6日、 四国の香川県からやって来て千葉県の福田村に投宿していた15名の売薬行商人の一行が朝鮮人との疑いをかけられ、地元の福田村・田中村の自警団によって、ある者は鳶口で頭を割られ、ある者は手を縛られたまま利根川に放り投げられた。虐殺された者9 名のうちには、 6歳 ・ 4歳 ・ 2 歳の幼児と妊婦も含まれていた。犯行に及んだ者たちは法廷で自分たちの正義を滔々と語り、なかには出所後に自治体の長になった者まで出て、事件は地元のタブーと化した。そしてさらに、行商人一行が香川の被差別部落出身者たちだったことが、事件の真相解明をさらに難しくした。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社五月書房新社
- 発売日2023/6/24
- 寸法1.7 x 13 x 19 cm
- ISBN-104909542558
- ISBN-13978-4909542557
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商品の説明
著者について
福岡県生まれ。1981年より千葉県流山在住。流山市立博物館友の会会員。『東葛流山研究』企画編集委員。1988年、地域の文化賞「北野道彦賞」受賞。2003年、子育て後の人生を楽しむ女性の会「あしたば」創設。2006年、吉目木ひなこ氏と『ずいひつ流星』創刊。 著書に本書の旧版『福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇』(崙書房出版・ふるさと文庫)のほか『呉服屋のお康ちゃん奮戦一代記』が、共著に『日本ユニーク美術館・博物館』『江戸切絵図を歩く』『幕末維新 江戸東京史跡事典』ほかがある。
登録情報
- 出版社 : 五月書房新社; 初版 (2023/6/24)
- 発売日 : 2023/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 272ページ
- ISBN-10 : 4909542558
- ISBN-13 : 978-4909542557
- 寸法 : 1.7 x 13 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 49,370位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 92位日本史ノンフィクション
- - 113位地方別日本史の本
- - 113位東洋史
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5 星
関東大震災時、千葉県東葛飾郡福田村で惨劇が起こったことを、君は知っているか
迂闊なことに、私の野鳥観察コースの一つである千葉・野田の三ツ堀地区で、関東大震災の混乱の中、残虐な事件が起きたことを知りませんでした。『福田村事件――関東大震災・知られざる悲劇』(辻野弥生著、崙書房出版)によって、その全体像を知ることができました。関東大震災直後の大正12(1923)年9月6日、利根川沿いの千葉県東葛飾郡神田村大字三ツ堀(現・野田市三ツ堀)で、香川県からやって来ていた売薬行商人の一行15人が自警団に包囲され、うち子供を含む9人が虐殺されたのです。香取神社前の店の床几で休憩していた9人は殺害され、神社の鳥居付近で休んでいた6人は辛うじて難を逃れることができたことが明らかにされています。彼らは貧しく生活が苦しいため、行商生活を繰り返していたのです。許されないことだが、流言飛語に煽られ、各地で朝鮮人虐殺が行われたことは事実です。この福田村事件は、●日本人が朝鮮人と疑われて殺されてしまったこと、●この行商人一行が、当時、厳しい差別を受けていた被差別部落の人々であったこと、●一部の村民が、彼らは朝鮮人ではないと主張したが、興奮した大勢の人間を制御することができなかったこと――が、問題を一層複雑にしています。改めて、差別という人間の心の奥底に潜む問題を考えさせられる一冊です。
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2024年1月29日に日本でレビュー済み
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歴史を掘り起こした著者に敬服です
非常事態にどうなことが起きるのか、人間の心理に興味がある人も読んでみても良いかも。コロナ、能登地震、今の日本でもデマや流言飛語なら、似たようなことがありましたよね
星1つマイナスなのは、誤字が目についたからです。(私の勉強不足、勘違いでしたらすみません)
非常事態にどうなことが起きるのか、人間の心理に興味がある人も読んでみても良いかも。コロナ、能登地震、今の日本でもデマや流言飛語なら、似たようなことがありましたよね
星1つマイナスなのは、誤字が目についたからです。(私の勉強不足、勘違いでしたらすみません)
2024年1月15日に日本でレビュー済み
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観てきました。
重たい内容でしたが、あの頃にあんなことがあったなんて、同じ日本とは思えない。
ゆっくりこの本を読んでみたいと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
重たい内容でしたが、あの頃にあんなことがあったなんて、同じ日本とは思えない。
ゆっくりこの本を読んでみたいと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
2024年2月25日に日本でレビュー済み
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本書の1/3ほどは、関東大震災についての記述で、福田村事件とは直接関係がないように思われました。福田村事件についての記述は、とても詳しいとは感じられませんでした。それだけ当時のことについて残っている情報が少ないのでしょう。
2023年12月6日に日本でレビュー済み
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丹念な取材で歴史の暗部を掘り起こした貴重な記録。目を背けずに読むべき。
2023年11月20日に日本でレビュー済み
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福田村事件とは、関東大震災が発生した大正12年9月、千葉県東葛飾郡福田村(現野田市)において、香川県から売薬のため現地を訪れていた被差別部落出身の行商人一行が、地元の自警団を中心とする村民に襲われ、2、4、6歳の子どもや妊婦を含む9人(胎児を含めると10人)が虐殺された事件である。
当時、震災の混乱のなか、朝鮮人(不逞鮮人=差別語)が大挙して襲撃してくるとか、社会主義者と計って放火しているとか、井戸に毒薬を撒いたなどの流言蜚語が飛び交い、各地で多くの朝鮮人(公的記録では約6000人。実際にはおそらくもっと大量に)や社会主義者など無辜の市民を無惨に殺すという凶行が行われていた。(保護の名目で警察署や軍の施設に連行した朝鮮人を、あとから各村の自警団に払い下げた!例もあったという)この事件では、行商人たちの讃岐弁を聞き咎めた村民が彼らを朝鮮人と誤認して犯行に及んだと言われている。(しかし、彼らは行商の鑑札を示し、日本人なら君が代を歌ってみろとの理不尽な要求にも応えているのだが)
この事件にはさまざまな問題が内包されているように感じる。国家による人心の扇動、民族的、職業的、階層的差別や人権侵害、戦争や災害などの非常時の恐怖が生み出すパニックにより暴走する群集心理などであるが、最も心に引っかかるのは人の心に巣食う闇の部分である。
福田村事件を映画化した森達也さんは跋文に書く。「凶悪で残忍な人たちが善良な人たちを殺すのではない。普通の人が普通の人を殺すのだ。世界はそんな歴史に溢れている。ならば知らなくてはならない。その理由とメカニズムについて。スイッチの機序について。学んで記憶しなくてはならない。そんな事態を何度も起こさないために」イェルサレムにおけるアイヒマン裁判や映画「アイダよ、何処へ?」を思い出す。
この事件を、単なる過去の悲惨で愚かな歴史と片付けてしまうことができるだろうか。SNS上で飛び交うデマやフェイク映像、同調圧力やヘイトクライム、集団ヒステリーなどに接すると考えてしまう。自分を含め人間とはいかなる生き物なのか、過去の歴史を踏まえつつ省察してみる必要がありそうだ。
当時、震災の混乱のなか、朝鮮人(不逞鮮人=差別語)が大挙して襲撃してくるとか、社会主義者と計って放火しているとか、井戸に毒薬を撒いたなどの流言蜚語が飛び交い、各地で多くの朝鮮人(公的記録では約6000人。実際にはおそらくもっと大量に)や社会主義者など無辜の市民を無惨に殺すという凶行が行われていた。(保護の名目で警察署や軍の施設に連行した朝鮮人を、あとから各村の自警団に払い下げた!例もあったという)この事件では、行商人たちの讃岐弁を聞き咎めた村民が彼らを朝鮮人と誤認して犯行に及んだと言われている。(しかし、彼らは行商の鑑札を示し、日本人なら君が代を歌ってみろとの理不尽な要求にも応えているのだが)
この事件にはさまざまな問題が内包されているように感じる。国家による人心の扇動、民族的、職業的、階層的差別や人権侵害、戦争や災害などの非常時の恐怖が生み出すパニックにより暴走する群集心理などであるが、最も心に引っかかるのは人の心に巣食う闇の部分である。
福田村事件を映画化した森達也さんは跋文に書く。「凶悪で残忍な人たちが善良な人たちを殺すのではない。普通の人が普通の人を殺すのだ。世界はそんな歴史に溢れている。ならば知らなくてはならない。その理由とメカニズムについて。スイッチの機序について。学んで記憶しなくてはならない。そんな事態を何度も起こさないために」イェルサレムにおけるアイヒマン裁判や映画「アイダよ、何処へ?」を思い出す。
この事件を、単なる過去の悲惨で愚かな歴史と片付けてしまうことができるだろうか。SNS上で飛び交うデマやフェイク映像、同調圧力やヘイトクライム、集団ヒステリーなどに接すると考えてしまう。自分を含め人間とはいかなる生き物なのか、過去の歴史を踏まえつつ省察してみる必要がありそうだ。
2023年9月26日に日本でレビュー済み
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関東大震災時の流言飛語による朝鮮人虐殺は多くの文献にあるほか、当時の警察や裁判所の公文書で確定されている。
にもかかわらず、小池東京都知事は大震災記念日に朝鮮人虐殺の追悼文を止め(石原慎太郎知事までは出していた)、松野官房長官は公文書で確認できないとしらばっくれる。
こういうご時世に、映画化と併せて本書が復刊されたのは実にタイムリーである。
ただし、映画のほうはかなり脚色されているようだ。
例えば、映画で重要なエピソードとして登場するハンセン病患者は原作にはまったく登場しない。福田村の被害者達がかつては地元の香川県でハンセン病患者に詐欺的な薬種売買をしていたというものだが、これでは被害者を故なく貶めるだけでなく、ハンセン病患者の差別的境遇を脚色として利用したことになる。ハンセン病患者の描き方も、世間一般の差別偏見を助長するひどいものである。
告発映画であればこそ、ノンフィクションに徹すべきではなかったか。フィクションが少しでも混ざれば虐殺の根幹事実さえ疑問とされかねない(歴史修正主義者の手法である)。
そうした意味からも、ノンフィクションで資料多数の原作が同時に復刊されたのは時宜を得たものだったといえる。
にもかかわらず、小池東京都知事は大震災記念日に朝鮮人虐殺の追悼文を止め(石原慎太郎知事までは出していた)、松野官房長官は公文書で確認できないとしらばっくれる。
こういうご時世に、映画化と併せて本書が復刊されたのは実にタイムリーである。
ただし、映画のほうはかなり脚色されているようだ。
例えば、映画で重要なエピソードとして登場するハンセン病患者は原作にはまったく登場しない。福田村の被害者達がかつては地元の香川県でハンセン病患者に詐欺的な薬種売買をしていたというものだが、これでは被害者を故なく貶めるだけでなく、ハンセン病患者の差別的境遇を脚色として利用したことになる。ハンセン病患者の描き方も、世間一般の差別偏見を助長するひどいものである。
告発映画であればこそ、ノンフィクションに徹すべきではなかったか。フィクションが少しでも混ざれば虐殺の根幹事実さえ疑問とされかねない(歴史修正主義者の手法である)。
そうした意味からも、ノンフィクションで資料多数の原作が同時に復刊されたのは時宜を得たものだったといえる。