恒川 光太郎作品は、何読んでもハズレなし。
ちょっと胸が疼くような読後感がいいな!
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金色の獣、彼方に向かう (双葉文庫) Kindle版
樹海に抱かれた村で暮らす少年、大輝は、ある日、金色の体をした不思議な生き物と出会う。ルークと名づけて飼い始めるが、次第に大輝の体に異変が起きてくる――。静謐な美しい文章と瞠目の幻視力で綴る傑作ダークファンタジー。表題作を含む4編を収録。第25回山本周五郎賞候補作
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2014/11/13
- ファイルサイズ908 KB
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商品の説明
著者について
1973年東京都生まれ。
2005年、第12回日本ホラー小説大賞を「夜市」で受賞し、書き下ろしの「風の古道」を併録した『夜市』でデビュー。
同書が直木賞の候補になる。『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』は山本周五郎賞候補、
『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補となる。
2014年『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。
他の著書に、『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『私はフーイー沖縄怪談短篇集』がある。
2005年、第12回日本ホラー小説大賞を「夜市」で受賞し、書き下ろしの「風の古道」を併録した『夜市』でデビュー。
同書が直木賞の候補になる。『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』は山本周五郎賞候補、
『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補となる。
2014年『金色機械』で第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)受賞。
他の著書に、『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『私はフーイー沖縄怪談短篇集』がある。
登録情報
- ASIN : B00SM5K37A
- 出版社 : 双葉社 (2014/11/13)
- 発売日 : 2014/11/13
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 908 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 228ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,295位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「
夜市 (角川ホラー文庫)
」「
秋の牢獄 (角川ホラー文庫)
」「
竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)
」に続いて読みましたが、やはり安定の面白さです。金色の鼬(いたち)にまつわるお話が4編収録されています。「異神千夜」は元寇前夜の博多を舞台にした歴史スペクタクル・ロマンで、面白くて数年振りに胸が踊りました。「風天孔参り」は山のレストランを経営する50代の男が東京から来た20代の女に魅せられますが、女には秘密があります。「森の神、夢に還る」は、山に住む「私」が、夜の駅でナツコに魅せられ憑依し、東京で暮らします。この2編は「風の古道」や「神家没落」の恒川さんらしい神秘さと切なさがあります。「金色の獣、彼方に向かう」は大輝少年が鼬を見つけ、ルークと名付けて飼い始め、不思議な体験をします。4作は個人的には「龍・虎・虎・蛇」と言った感じで、強烈なパワーを持つ出だしにも拘らず個人的には最後が盛り上がりませんでした。また同じ現代ものの「風天孔参り」に比べて「金色の獣、彼方に向かう」のヒロインの描写はやや雑で共感できず、鼬にビスケットをあげるシーンの「大輝」が「大樹」になっていたり他にも誤字があって気になりました。
2016年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の新境地だと思います。
年月が移ろいで章が進むので、短く切って読んでいると前後の繋がりが分からないまま先に読み進み、理解と感動が阻害されます。
という事で、再度、通して長めに、章ごとに読むと改めて感動しました。
独特の雰囲気は夜市の頃と変わらず、時代設定が徳川幕府になり、不思議なロボットのような金色様が登場して良きも悪気も混じり合うというキーワードに沿って物語が進みます。
私は作者の傑作の一つだと思います。
年月が移ろいで章が進むので、短く切って読んでいると前後の繋がりが分からないまま先に読み進み、理解と感動が阻害されます。
という事で、再度、通して長めに、章ごとに読むと改めて感動しました。
独特の雰囲気は夜市の頃と変わらず、時代設定が徳川幕府になり、不思議なロボットのような金色様が登場して良きも悪気も混じり合うというキーワードに沿って物語が進みます。
私は作者の傑作の一つだと思います。
2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恒川作品はほぼ読んでいるが、ハズレが少ない。「夜市」からのファンであるが、この作品の雰囲気、語り口、はまさに恒川ワールド。自作が待ち遠しい作家の一人だ。
2014年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎回、異世界を舞台にした小説でどの作品も面白いです。ホラーとしては全く怖くないですが、普段、本を読まない人にオススメしたい作者です。
2011年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恒川光太郎氏の本は夜市から全て読んでいますが、今回の作品は短編連作です。 話の発端となるのが短編収録一作目の異神千夜ですが、それを皮切りに摩訶不思議な存在である鼬のようなモノと直接的にも間接的にも関わった人達の話が綴られています。 作者本人のブログを拝見すると今回の作品は久々にホラー色の強い作品と言っていますが、私が感じたのはホラーではなく作者特有の、どことなく曖昧でいてどうしてそうなったのかが鮮明に見え隠れする幻想文学の色合いが強い作品だと思います。 連作とは言え、草祭のように確実にそれぞれの話が何かしらの繋がりを持っている訳ではなく、その地域に伝わる神がかり的な伝説の歴史を辿っているような感じがしました。
2012年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恒川さんの作品は外れは一つもありません。「異神千夜」は短編ながら、分厚い傑作ファンタジーを読んだ後、それ以上の読後感を味わえる素晴らしい作品です。悠久を超えた時間の流れを感じられます。是非一読を。
2015年8月18日に日本でレビュー済み
4話の短編集。
それぞれの話しに繋がりはない。
時代的には、昔のものもあるし現代と考えられるものもある。
どの話しについても、設定や展開は作者ならでは。
ファンタジー色が強く、物悲しい・・。
残酷な面もあるが、かすかな希望を感じさせてくれる・・。
私は「風天孔参り」がお気に入り。
主人公は、地元のレストランの店主。
ある日、暗い雰囲気を持った登山客たちが店に訪れる。
その中に、若い女がいた。
やがて、その女は店に居着くようになる。
その女が語るところによると、
登山客たちは「風天孔参り」をしていたという。
風天孔に入ると、そこに住む雷獣が人間を空へと連れ去るという。
自殺に限りなく近いが、宗教的な意味合いもあるようだ。
ある日、女が居なくなった。
追いかけると、風天孔に飛び込んだという。
残された主人公は、女(の苦悩)を包み切れなかったことを悔やむ。
その後、主人公は、自分の眼で風天孔を見ようと、
登山客たちと行動を共にする。
そして、最後に、主人公が見るものは何か・・。
それぞれの話しに繋がりはない。
時代的には、昔のものもあるし現代と考えられるものもある。
どの話しについても、設定や展開は作者ならでは。
ファンタジー色が強く、物悲しい・・。
残酷な面もあるが、かすかな希望を感じさせてくれる・・。
私は「風天孔参り」がお気に入り。
主人公は、地元のレストランの店主。
ある日、暗い雰囲気を持った登山客たちが店に訪れる。
その中に、若い女がいた。
やがて、その女は店に居着くようになる。
その女が語るところによると、
登山客たちは「風天孔参り」をしていたという。
風天孔に入ると、そこに住む雷獣が人間を空へと連れ去るという。
自殺に限りなく近いが、宗教的な意味合いもあるようだ。
ある日、女が居なくなった。
追いかけると、風天孔に飛び込んだという。
残された主人公は、女(の苦悩)を包み切れなかったことを悔やむ。
その後、主人公は、自分の眼で風天孔を見ようと、
登山客たちと行動を共にする。
そして、最後に、主人公が見るものは何か・・。