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深海大戦 Abyssal Wars(角川ebook) Kindle版
※本書は2013年9月2日に配信を開始した単行本「深海大戦 Abyssal War」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/10/5
- ファイルサイズ1177 KB
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登録情報
- ASIN : B07HR72YTH
- 出版社 : KADOKAWA (2018/10/5)
- 発売日 : 2018/10/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1177 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 452ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 602,871位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 62,246位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
1962年、東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサー などをするかたわら小説を書き、1999年に『クリスタルサイレンス』(朝日ソノラマ)でデビュー。早川書房「ベストSF1999」国内篇1位となる。現 在はフリーランスの立場で小説のほか科学関係の記事やノンフィクションなどを執筆している。家族は妻と息子およびリクガメ1匹。
スキュー バダイビングを始めたことがきっかけで海にのめりこみ、会社を休職して3年間もアメリカの大学院に留学。東海岸のチェサピーク湾で大学の研究船や漁船に乗 り、網やドレッジで魚や蟹、貝などを獲る日々を送った。それらの獲物はもちろん研究材料だったが、貧乏な留学生の貴重な食糧源にもなった。修論はブルーク ラブという蟹(ガザミの一種)の生態に関する研究である。ブルークラブは「ソフトシェルクラブ」として、日本でも食べられるところは多い。
結 局、研究者の道へは進まずに復職し、真面目な勤め人生活を10年近く続けた後で脱サラした。金はなくなったが時間はできたので、機会をとらえては海洋研究 開発機構の様々な研究船に乗せていただいた。このうち海洋地球研究船「みらい」では1カ月近くも南極海を航海し、また有人潜水調査船「しんかい6500」 では水深1,500mの海底カルデラに潜航した。また広島大学の練習・調査船「豊潮丸」にも何度か同乗させていただいた。これらの体験は『深海のパイロッ ト』『ハイドゥナン』『鯨の王』『深海大戦』『辺境生物探訪記』といった作品に生かされている。今後も海を舞台にしたSFや冒険小説、歴史小説、ノンフィ クションなどを書いていきたいと考えている。
海以外では宇宙や生命科学、脳科学、民俗学などに強い興味を持っている。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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電波や光、そして物体の運動能力が極度に制限される深海でこそ、有人兵器での近接戦闘が意味を持つという理屈をしっかりと科学的に考証しており、人型ロボットの必要性が説得力をもって迫ってきます。
過去作でも、深海調査船同士の格闘戦や、クジラと原潜の音を武器にした戦闘など、意外なシチュエーションでの戦いを描写するのが上手い作家さんでしたが、今回は作品の方向性からして、そういった戦闘描写をたっぷりと堪能させてくれるでしょう。音響イージスシステムの流れを組んだ兵器など、ファンならニヤリとする小道具もあります。
ちなみに今作では最後に「中深層編 了」と書かれており、複数巻ある内の第一巻という事なのです。書籍情報では全く触れられておらず、主人公が初出撃するのは残り50P程度になってからですし、伏線も放りっ放しですし、余りに中途半端なので読んでいる間は少し心配してしまいましたが、これで安心です(笑)。
命令系統で、タイムラグなしの敏捷なアクションが期待できる。ところが敵側にはそれでも敵わないロボットがいる。バトルだけではなく、
異世界につながる不思議なホールが現れる。次回作が待たれる。
深海の描写やメカに関しては興味深いものがありますが、戦闘シーンがまどろっこしい。
SFロボットアニメの燃える要素がほとんど入っていて、しかもあまり題材にされない深海がテーマということで、
映像を想像しながら楽しめる作品かと。
ただ、これだけアニメ的なストーリーなら、挿絵や設定画をつけてくれると、より作品世界にのめり込めるのに、
と思ってしまいました。
とにもかくにも続きが待ち遠しい作品です。
謎と野望を秘めた美しい海。精霊信仰の息づく南洋。国家を持たない海洋民。
そして光も音もない深海では、巨大機動兵器同士の手探りの死闘が繰り広げられている……。
本当に魅力的な設定だと思いますし、実際この本、途中まではとても面白かった……が、最終章になって、
ラスボス『私の名はクトゥルフ、愛機の名はダゴン』
……もうね、アホかと、ニャル子かと、そんな恥かしい名前、自分で名乗るなと! 中二ラノベに帰れよと!
深海で戦闘中にペチャクチャ話しかけてくるんじゃねーよ! ニャル子、クー子、ハス太君がサンチピンチしてるこのご時勢で『クトゥルフ』なんて二つ名がカッコいいと思ってんのかよ! イカ型ロボットに『ダゴン』なんて大仰な名前つけるな、イカ娘にあやまれ!
ラスボス『お前はもっと強くなって俺を楽しませてくれそうだから、殺すのはやめておいてやる。俺はこの世界の秘密をいろいろと知っているが、今は教えてやらないぜ。もっと強くなったら次の巻で教えてやろう。さらばだ!』
……ソードマスターヤマトかよ!
深海という極限空間で命の取り合いしてんだろうが! 無駄に話を引き伸ばすなよ! こんなアホなラスボスがいていいのは陳腐なラノベか漫画の中だけだよ! こんなキャラには『クトゥルフ』はおろか『イカ男』すらふさわしくない。とにかくイカ娘にあやまれ!
……SFとしてのアイデアや静謐な深海の描写、そして国家と海上民のパワーバランスといった他の部分がどんなにしっかりしていても、話のキーとなる人物の造型がこの程度じゃ、陳腐なバトルものラノベの域を出ないわけですよ……。
また、この作品世界では、音響ソナーを完全に遮断する技術が発明されており、深海では目視以外に敵を発見できないって設定があり、なおかつ主人公達は、水中建造物をテロリストの襲撃から守っているのですが、それこそテロリスト側はロボットなんて発進させるまでもなく、音響ソナーを遮断する機能を持った魚雷かなにかを一斉に発射すれば、主人公たちが守っている水中建造物なんて簡単に破壊できてしまう。確かに、音響ソナー遮断装置を積んだ小さな水中ロボットを魚雷で破壊することは不可能でしょうが、水中建造物を音響ソナー妨害装置付きの魚雷で撃てば百発百中です。こんなこと、読んでる人なら誰でも気付くことです。
どうもテロリスト側は、海底構造物を暴噴させることにこだわっているために遠距離攻撃を行わず、水中格闘戦を挑んでくるようなのですが、その辺の理由を本文中で読者に説明していない以上、馬鹿の一つ覚えみたいに接近戦を挑んでくるテロリスト側も、それを当然のように待ち受けている主人公側も、思考がおかしいです。ロボット同士の水中格闘戦に説得力を持たせようと、音響ソナー完全遮断なんていうやりすぎな超技術を登場させてしまったがために、逆にストーリーの幅が狭まってしまっているにも係わらず、ストーリー展開のためには、自分の作った設定を逸脱せざるを得ないという、自縄自縛に陥っているような印象を受けます。
続き物のくせにタイトルにナンバリングがないのもいただけない。高い本なんだから読者を騙すようなことをするなと言いたい。イカ娘の単行本の1巻には、ちゃんとナンバーがふってあるでしょう? これは読者に誤解を与えないための当然のことです。こんな世間を欺くようなタイトルつけたのが作者さんなのか角川なのかはわかりませんが、大いに反省しイカ娘に謝れ!
1巻完結のちゃんとしたSFだと思って手に取ったのに、実は続き物のラノベもどきだったということにムカついて辛口評価になりましたが、話自体はそれなりに面白かったし、いろんな伏線も気にはなるので、一応、次巻も手に取ってみようと思います。