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地球人のお荷物 (ハヤカワ文庫 SF 68 ホーカ・シリーズ) 文庫 – 1972/9/1
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1972/9/1
- ISBN-104150100683
- ISBN-13978-4150100681
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (1972/9/1)
- 発売日 : 1972/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 330ページ
- ISBN-10 : 4150100683
- ISBN-13 : 978-4150100681
- Amazon 売れ筋ランキング: - 748,720位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年1月26日に日本でレビュー済み
ずっと前に読んだときのイラストの可愛さとストーリーの面白さが忘れられず、新装版を見つけて慌てて購入。
表紙のテディベア達は、ホーカと呼ばれる異星人。人というか類熊人。トーカという星に住んでいる。
記憶力と想像力にすぐれていて、本を読んだり、映画を見たり、オペラを見ると、その世界を再現してしまう。西部劇にドン・ジョヴァンニ、カリブの海賊、あるいは、シャーロック・ホームズ……。
彼らは気に入った空想世界を見つけると、現実をそれに近づけてしまう。衣装を身に着け、町も作り変え、作中の人物を名乗り、物語の筋書き通りに生活しようとするのだ。
まさに、costume play。いわゆる「コスプレ」ではなく、もともとの芝居の一ジャンルとして、ある時代の「衣装を身に着けた演劇」を日常生活で繰り広げようとするのである。
プレイは演じることであるが、もちろん、遊ぶことでもある。彼らはとても遊び心に満ち溢れた種族であるといえよう。
ついでに、彼らは酒に強くて、力も強い。他者を傷つけるのが大嫌いな心優しい種族でもある。
ただし、トーカの大地に不時着し、ホーカに出会い、彼らのプレイに巻き込まれる主人公アレックスのほうは、たまったもんじゃない。
当然、いろんな出来事が起こる。そのドタバタを笑いながら読ませてくれる、穏やかで楽しいSFなのだ。
今、読んでも十分に楽しめる魅力的な小説だから、復活していて嬉しかった。できれば、2冊目、3冊目も復活させてほしいものだ。
表紙のテディベア達は、ホーカと呼ばれる異星人。人というか類熊人。トーカという星に住んでいる。
記憶力と想像力にすぐれていて、本を読んだり、映画を見たり、オペラを見ると、その世界を再現してしまう。西部劇にドン・ジョヴァンニ、カリブの海賊、あるいは、シャーロック・ホームズ……。
彼らは気に入った空想世界を見つけると、現実をそれに近づけてしまう。衣装を身に着け、町も作り変え、作中の人物を名乗り、物語の筋書き通りに生活しようとするのだ。
まさに、costume play。いわゆる「コスプレ」ではなく、もともとの芝居の一ジャンルとして、ある時代の「衣装を身に着けた演劇」を日常生活で繰り広げようとするのである。
プレイは演じることであるが、もちろん、遊ぶことでもある。彼らはとても遊び心に満ち溢れた種族であるといえよう。
ついでに、彼らは酒に強くて、力も強い。他者を傷つけるのが大嫌いな心優しい種族でもある。
ただし、トーカの大地に不時着し、ホーカに出会い、彼らのプレイに巻き込まれる主人公アレックスのほうは、たまったもんじゃない。
当然、いろんな出来事が起こる。そのドタバタを笑いながら読ませてくれる、穏やかで楽しいSFなのだ。
今、読んでも十分に楽しめる魅力的な小説だから、復活していて嬉しかった。できれば、2冊目、3冊目も復活させてほしいものだ。
2006年8月29日に日本でレビュー済み
ジャンルでいえばユーモアSFってことになるのでしょうか。登場するのはテディ・ベア型異星人(!)のホーカ人、愛らしい外見とは裏腹に、酒が強くて意外に怪力。
でもって奴らが地球文化の大ファンで、しかもフィクションと現実の区別がついてるんだかつかないんだか。大真面目で西部劇ごっこに興じたり、名探偵シャーロック=ホームズになりきったり。主人公の地球人青年を巻き込んでのドタバタ・パロディ短編集です。
もうずいぶん前の作品だけど、このところのハヤカワ文庫の名作復刻で再登場したようですね。全体にほんわかしたムードで、大いに笑えて、読み終えるころにはちょっぴり幸せな気分に。こういう作品がまた書店に並ぶのはうれしいかぎりです。
挿絵は天野嘉孝さん。『敵は海賊』シリーズと同じように、ポップな漫画調の絵柄です。あとFFのモーグリか?クポ。この挿絵もまたかわいくて、好きだなあ。
でもって奴らが地球文化の大ファンで、しかもフィクションと現実の区別がついてるんだかつかないんだか。大真面目で西部劇ごっこに興じたり、名探偵シャーロック=ホームズになりきったり。主人公の地球人青年を巻き込んでのドタバタ・パロディ短編集です。
もうずいぶん前の作品だけど、このところのハヤカワ文庫の名作復刻で再登場したようですね。全体にほんわかしたムードで、大いに笑えて、読み終えるころにはちょっぴり幸せな気分に。こういう作品がまた書店に並ぶのはうれしいかぎりです。
挿絵は天野嘉孝さん。『敵は海賊』シリーズと同じように、ポップな漫画調の絵柄です。あとFFのモーグリか?クポ。この挿絵もまたかわいくて、好きだなあ。
2005年11月13日に日本でレビュー済み
昔「奥様は魔女」というシチュエーション・ホームコメディがありましたが、あれに「宇宙家族ロビンソン」とか「ルーシーショー」等の60年代に流行ったアメリカのTVドラマをどんどん混ぜて煮込んでいくとこの作品のようなノリになるのかもしれません。続編もありますのでそちらの方も是非よろしく。
2019年6月7日に日本でレビュー済み
悠久の時を超え、ついに完訳版刊行がスタートした『危険なヴィジョン』。
その前夜祭と銘打って伊藤典夫先生の訳書を読み返している今日この頃。
アンダースン&ディクスンによる悪夢的に微笑ましい、熊さんたちの活躍を描く連作。
世紀をまたいで、読み返しても変わらぬオモシロサ。
ただ、表紙は
“社長ご乱心”
でお馴染みの百鬼丸より旧版の新井苑子の方がダンゼンですぞ。
その前夜祭と銘打って伊藤典夫先生の訳書を読み返している今日この頃。
アンダースン&ディクスンによる悪夢的に微笑ましい、熊さんたちの活躍を描く連作。
世紀をまたいで、読み返しても変わらぬオモシロサ。
ただ、表紙は
“社長ご乱心”
でお馴染みの百鬼丸より旧版の新井苑子の方がダンゼンですぞ。
2006年9月10日に日本でレビュー済み
この本は気楽に楽しく読めるので、夏バテで疲れている時などには、いいかも知れません。登場するのは、テディ・ベアそっくりのホーカ人という異星人です。これが気のいい連中で、地球人の映画や小説にすぐに影響を受けてマネをするので、大騒動になるというお話です。
ピクサーやドリーム・ワークスのアニメになっていないのが不思議なくらいです。なにしろ、著者のポール・アンダースンとゴードン・R・ディクスンは二人とも腕の立つSF作家なので、この小説の質の高さは保証されています。
この本を読むと、60年代のアメリカTVドラマを想いだす方もあるかも知れません。実は、このホーカー・シリーズは1950年代に書かれています。まだアメリカが幸せだった時の「古き良きアメリカSF」なのです。
この小説が皮肉っている「地球連邦が異星人の後進文明を指導する」という思想は、明らかに「アメリカ合衆国が発展途上国を指導する」という思想をベースにしています。
そういう「理想」が破綻することは、9.11以降の現時点では明白であっても、1950年代当時には、その「理想」が素直に信じられていたのです。
そういう意味では、この小説は「アメリカ至上主義」に対する皮肉とかパロディーの先駆けとして読むことも出来ます。
もちろん、そういうややこしいことを考えないほうがこの本は楽しめるでしょう。
たとえば、この本の解説は作家の新井素子さんですが、「この本のホーカ人は、"うちの子"(新井素子さんのぬいぐるみ)とそっくり」だそうです。
「ぬいぐるみ愛好家」の方はうれしいでしょうね。残念ながら私にはぬいぐるみの声は聴こえないので、解説を読んでも意味はよくわからないのですが。
ピクサーやドリーム・ワークスのアニメになっていないのが不思議なくらいです。なにしろ、著者のポール・アンダースンとゴードン・R・ディクスンは二人とも腕の立つSF作家なので、この小説の質の高さは保証されています。
この本を読むと、60年代のアメリカTVドラマを想いだす方もあるかも知れません。実は、このホーカー・シリーズは1950年代に書かれています。まだアメリカが幸せだった時の「古き良きアメリカSF」なのです。
この小説が皮肉っている「地球連邦が異星人の後進文明を指導する」という思想は、明らかに「アメリカ合衆国が発展途上国を指導する」という思想をベースにしています。
そういう「理想」が破綻することは、9.11以降の現時点では明白であっても、1950年代当時には、その「理想」が素直に信じられていたのです。
そういう意味では、この小説は「アメリカ至上主義」に対する皮肉とかパロディーの先駆けとして読むことも出来ます。
もちろん、そういうややこしいことを考えないほうがこの本は楽しめるでしょう。
たとえば、この本の解説は作家の新井素子さんですが、「この本のホーカ人は、"うちの子"(新井素子さんのぬいぐるみ)とそっくり」だそうです。
「ぬいぐるみ愛好家」の方はうれしいでしょうね。残念ながら私にはぬいぐるみの声は聴こえないので、解説を読んでも意味はよくわからないのですが。
2021年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kipple様に2021/10/21に注文し。2021/10/25に届きました
商品の状態ですが・・・
1972年9月30日発行の初版で、発行されて49年経過してるわりには綺麗な状態でした。
表紙カバーの上に、広告を兼ねた古い紙のブックカバーがかけられていたままなのも良いと思いました。
書店でサービスでかけてくれる紙のカバーは、割と良くて、古書の保存には良い結果をもたらす事が多いようです。
作品内容につきましては、パロディSF活劇と言うところでしょうか。なんとなく昨今の異世界物のライトノベル的な感じもします。ユーモアと悲哀がバランスよく、良質な作品となっています。
主人公の奔放な行動も親しみやすく好印象です
商品の状態ですが・・・
1972年9月30日発行の初版で、発行されて49年経過してるわりには綺麗な状態でした。
表紙カバーの上に、広告を兼ねた古い紙のブックカバーがかけられていたままなのも良いと思いました。
書店でサービスでかけてくれる紙のカバーは、割と良くて、古書の保存には良い結果をもたらす事が多いようです。
作品内容につきましては、パロディSF活劇と言うところでしょうか。なんとなく昨今の異世界物のライトノベル的な感じもします。ユーモアと悲哀がバランスよく、良質な作品となっています。
主人公の奔放な行動も親しみやすく好印象です