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ユング心理学入門: 〈心理療法〉コレクション I (岩波現代文庫 学術 220 〈心理療法〉コレクション 1) 文庫 – 2009/5/15
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著者の処女作であり、日本で最初に著されたユング心理学の本格的入門書。河合心理学の出発点がわかる本であり、後に展開する重要なテーマが数多く含まれる。著者の生涯を通じて重要な位置を占め続けたユング心理学に関する最も基本的な本。文庫版収録に際し、著者がユング心理学を学ぶに至った経緯を自ら綴った文章を併録。(解説=茂木健一郎)
目次
序説 ユング心理学に学ぶ
第一章 タイプ
1 人間の類型
2 一般的態度、内向―外向
3 四つの心理機能
4 意識と無意識の相補性
第二章 コンプレックス
1 連想実験
2 コンプレックスの現象
3 コンプレックスの解消
第三章 個人的無意識と普遍的無意識
1 普遍的無意識
2 元 型
3 影
第四章 心像と象徴
1 心 像
2 象徴、その創造性
3 心理療法における心像の意義
第五章 夢 分 析
1 夢の意義
2 夢の機能
3 夢の構造
4 夢分析の実際
5 死と再生のモチーフ
第六章 アニマ・アニムス
1 ペルソナとこころ
2 アニマ
3 アニムス
第七章 自 己
1 個性化の過程
2 自己の象徴的表現
3 自己実現における「時」
読書案内 河合俊雄
解説 繰り返し立ち返るべき「古典」 茂木健一郎
〈心理療法〉コレクション 刊行によせて 河合俊雄
索引
目次
序説 ユング心理学に学ぶ
第一章 タイプ
1 人間の類型
2 一般的態度、内向―外向
3 四つの心理機能
4 意識と無意識の相補性
第二章 コンプレックス
1 連想実験
2 コンプレックスの現象
3 コンプレックスの解消
第三章 個人的無意識と普遍的無意識
1 普遍的無意識
2 元 型
3 影
第四章 心像と象徴
1 心 像
2 象徴、その創造性
3 心理療法における心像の意義
第五章 夢 分 析
1 夢の意義
2 夢の機能
3 夢の構造
4 夢分析の実際
5 死と再生のモチーフ
第六章 アニマ・アニムス
1 ペルソナとこころ
2 アニマ
3 アニムス
第七章 自 己
1 個性化の過程
2 自己の象徴的表現
3 自己実現における「時」
読書案内 河合俊雄
解説 繰り返し立ち返るべき「古典」 茂木健一郎
〈心理療法〉コレクション 刊行によせて 河合俊雄
索引
- ISBN-104006002203
- ISBN-13978-4006002206
- 出版社岩波書店
- 発売日2009/5/15
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 1.5 x 15 cm
- 本の長さ320ページ
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対象商品: ユング心理学入門: 〈心理療法〉コレクション I (岩波現代文庫 学術 220 〈心理療法〉コレクション 1)
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2009/5/15)
- 発売日 : 2009/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 320ページ
- ISBN-10 : 4006002203
- ISBN-13 : 978-4006002206
- 寸法 : 10.5 x 1.5 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 9,294位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5位岩波現代文庫
- - 517位実用・暮らし・スポーツ
- - 649位心理学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。
日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう一度読みたいです。じっくり2回め読んでます。
2016年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
河合先生の本はどれもわかりやすく、それでいて深い内容のものが多い。ただ この本は私の力不足か 難しいという感想をもった。再読して
理解し咀嚼したいと思う。
理解し咀嚼したいと思う。
2024年1月9日に日本でレビュー済み
60年代の後半に書かれた、河合先生はじめての著作です。ユング心理学の肝、タイプ(内向型・外向型)、コンプレックス、普遍的無意識・・・と、ふとするとスピリチュアルや神秘的雰囲気を感じてしまうユングのむずかしい概念を、60年代当時の読者に伝えようとする姿勢は、そのお人柄がにじみ出ており、わかりやすく読みやすい河合隼雄節は、このときからなのだと痛感させられます。
出版当時は、モデルのツィギーが旋風をおこしたミニスカートブームの時代ですが、一方では保守的な反発もあり、まだまだ伝統的な価値観が支配していた時代です。もちろん、ジェンダーやLGBTQ+といった多用な社会のありようにも不寛容な時代でした。その時代の著作といえ、後段の「夢判断」、「元型」、「自己」といった章になると、後年の河合先生とは思えぬ表現に驚く記述も垣間見えます。(同性愛偏見やアニムスの男目線)
河合先生の京大最終講義は、コンステレーション(布置)です。「共時性(本では同時性)」と「コンストレーション」、「物語性」が河合隼雄思想の醍醐味だと思うのですが、終章にはその出発点のお考えがみられます。
本作は、ユングを概観し、河合隼雄の原点を見つけられる良書です。
出版当時は、モデルのツィギーが旋風をおこしたミニスカートブームの時代ですが、一方では保守的な反発もあり、まだまだ伝統的な価値観が支配していた時代です。もちろん、ジェンダーやLGBTQ+といった多用な社会のありようにも不寛容な時代でした。その時代の著作といえ、後段の「夢判断」、「元型」、「自己」といった章になると、後年の河合先生とは思えぬ表現に驚く記述も垣間見えます。(同性愛偏見やアニムスの男目線)
河合先生の京大最終講義は、コンステレーション(布置)です。「共時性(本では同時性)」と「コンストレーション」、「物語性」が河合隼雄思想の醍醐味だと思うのですが、終章にはその出発点のお考えがみられます。
本作は、ユングを概観し、河合隼雄の原点を見つけられる良書です。
2021年4月10日に日本でレビュー済み
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文字が小さいので、読むのに難儀ですが、子どもの気持ちを理解するために活用したいと思っています。
2012年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
河合隼雄先生初めての著作。1967年初版です。
ユング心理学とは何か、を河合先生の噛み砕いた
解説で知ることができる名著です。
ユング心理学とは、「人を知り、自分を知る」ための仮説で
はないか、と思う。あるいは、心構えのあり方を教えるもの
である。
河合先生はこう述べている。
「ユング心理学の根本は『個性化』ということだから、ユング
の言うとおりに従おうとする人はユング派ではない、と言える
わけだ。ユング心理学の特徴―――と私は思っている―――
は、堅固な体系を真理として提示することではなく、人間の
心、ひいては生き方に対する根本姿勢を問うていることで
ある。簡単に言ってしまえば、人間をその意識することだけで
なく、可能な限りその全存在を尊重し、そこに生じてくる
ことを可能な限り受け入れようとすること、と言えるだろう」
(序説 13ページ)
全存在を尊重すること、なのですね。意識だけではなく。
ここが、ユング心理学の難しいところであるし、誤解を
受けるところであるのかもしれません。
しかし、私は次のような記述が、ユング、そして河合先生の
懐の深さだと感じ入るのでした。
「現在でも、ユング派は『うさんくさい』ので嫌と思ってる
人は多いことだろう。人間存在というものがそもそもうさんくさい
ので、これはある程度致し方ない、と私は思っている。その
『ある程度』がどのくらいか、自分のうさんくささをどの程度
自覚しているかが大切なことだ、と今は考えている」
(序説 15ページ)
自分のうさんくささを知ることが大事なんて、目からうろこ
ではないでしょうか。
やはり、ユング心理学に魅かれる人は、自分の中のうさんくささと
共鳴するのかもしれません。
「一つのコンプレックスは、それと相対応するコンプレックスを
どこかにもっているとさえ考えられる。たとえば、強い劣等感
コンプレックスをもつひとは、どこかに強い優越感コンプレックス
をもっているのがつねである。ただ、この両者のうちどちらかが
自我に近く存在しているため意識されることが多いだけである」
(50ページ)
自分を知る手がかりとなる得る言葉が満載されている古典
ですね。手元に置いておきたい1冊です。
ユング心理学とは何か、を河合先生の噛み砕いた
解説で知ることができる名著です。
ユング心理学とは、「人を知り、自分を知る」ための仮説で
はないか、と思う。あるいは、心構えのあり方を教えるもの
である。
河合先生はこう述べている。
「ユング心理学の根本は『個性化』ということだから、ユング
の言うとおりに従おうとする人はユング派ではない、と言える
わけだ。ユング心理学の特徴―――と私は思っている―――
は、堅固な体系を真理として提示することではなく、人間の
心、ひいては生き方に対する根本姿勢を問うていることで
ある。簡単に言ってしまえば、人間をその意識することだけで
なく、可能な限りその全存在を尊重し、そこに生じてくる
ことを可能な限り受け入れようとすること、と言えるだろう」
(序説 13ページ)
全存在を尊重すること、なのですね。意識だけではなく。
ここが、ユング心理学の難しいところであるし、誤解を
受けるところであるのかもしれません。
しかし、私は次のような記述が、ユング、そして河合先生の
懐の深さだと感じ入るのでした。
「現在でも、ユング派は『うさんくさい』ので嫌と思ってる
人は多いことだろう。人間存在というものがそもそもうさんくさい
ので、これはある程度致し方ない、と私は思っている。その
『ある程度』がどのくらいか、自分のうさんくささをどの程度
自覚しているかが大切なことだ、と今は考えている」
(序説 15ページ)
自分のうさんくささを知ることが大事なんて、目からうろこ
ではないでしょうか。
やはり、ユング心理学に魅かれる人は、自分の中のうさんくささと
共鳴するのかもしれません。
「一つのコンプレックスは、それと相対応するコンプレックスを
どこかにもっているとさえ考えられる。たとえば、強い劣等感
コンプレックスをもつひとは、どこかに強い優越感コンプレックス
をもっているのがつねである。ただ、この両者のうちどちらかが
自我に近く存在しているため意識されることが多いだけである」
(50ページ)
自分を知る手がかりとなる得る言葉が満載されている古典
ですね。手元に置いておきたい1冊です。
2020年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
授業で紹介されて気になったので買いました
2019年7月4日に日本でレビュー済み
ユング心理学について一言すれば、それは概ね二つの事柄に帰着されましょう。
一つは内向-外向軸、もう一つは元型でしょうか。
前者は起きてしまった結果からの原因帰属のあり方として、
自身に帰属させる内罰性と他者に帰属させる外罰性に分けられ、
前者を悲観論、後者を楽観論というとしましょう。
さて、もう一つの元型ですが、これは無意識の構造を掘り下げていった結果、
出来する概念としての集合的無意識(その本性は死)やその表象である心像(アニマ)でしょう。
ユングのいう個人的無意識よりもさらに深い層です。
因みに、フロイトは無意識をさらには層別していないようです。
当方はかつて学生時代にユングに関する本をだいぶん読み漁りましたが、
当時はいまいちピンときませんでした。おそらく死からの距離が遠かったからだと思われますが、
その後ふとした機会にユング心理学をめぐる考えが不意にまとまってきたのです。
大学院で言語学の研究をしていた頃、忘れがたき一冊に出会ったのですが、
それは米国のユング心理学者ポール・クグラーによる『言葉の錬金術』(どうぶつ社)でした。
ユングの有名なブルクヘルツリにおける聴覚実験で、「人は疲れてくると視覚よりも聴覚系に頼るようになり、
音韻によることばの連想体系はそこから生じた」とするものです。
もしある特定言語においてそこに共通の表象をあてがうことができるならば、
それを「元型」といい、音声コミュニケーションの素地が見いだせるというのです。
同書はいわゆる元型言語学の試みとして面白いので、まだの方はぜひどうぞ。
ところで、本書は本邦を代表するユング心理学者である河合隼雄氏による入門書であり、
その点、ある程度ユングに関する文献を散見された方が、
改めて考えを整理してゆきたいときに役立つかと思います。
フロイト理論(力動論)と比較がてら体系化を目指そうとする方にはとくに、
序論としておすすめな一冊です。別著に仏教理念との比較論などもあり、
一読の価値はあるかと思います。果たしてユング理論は洋の東西をまたぐのか、
あるいは仏教はどうなのか、といった点に関する議論になっていると思います。
グローバリズムの根拠は何なのかを知りたい向きにもおすすめです。
一つは内向-外向軸、もう一つは元型でしょうか。
前者は起きてしまった結果からの原因帰属のあり方として、
自身に帰属させる内罰性と他者に帰属させる外罰性に分けられ、
前者を悲観論、後者を楽観論というとしましょう。
さて、もう一つの元型ですが、これは無意識の構造を掘り下げていった結果、
出来する概念としての集合的無意識(その本性は死)やその表象である心像(アニマ)でしょう。
ユングのいう個人的無意識よりもさらに深い層です。
因みに、フロイトは無意識をさらには層別していないようです。
当方はかつて学生時代にユングに関する本をだいぶん読み漁りましたが、
当時はいまいちピンときませんでした。おそらく死からの距離が遠かったからだと思われますが、
その後ふとした機会にユング心理学をめぐる考えが不意にまとまってきたのです。
大学院で言語学の研究をしていた頃、忘れがたき一冊に出会ったのですが、
それは米国のユング心理学者ポール・クグラーによる『言葉の錬金術』(どうぶつ社)でした。
ユングの有名なブルクヘルツリにおける聴覚実験で、「人は疲れてくると視覚よりも聴覚系に頼るようになり、
音韻によることばの連想体系はそこから生じた」とするものです。
もしある特定言語においてそこに共通の表象をあてがうことができるならば、
それを「元型」といい、音声コミュニケーションの素地が見いだせるというのです。
同書はいわゆる元型言語学の試みとして面白いので、まだの方はぜひどうぞ。
ところで、本書は本邦を代表するユング心理学者である河合隼雄氏による入門書であり、
その点、ある程度ユングに関する文献を散見された方が、
改めて考えを整理してゆきたいときに役立つかと思います。
フロイト理論(力動論)と比較がてら体系化を目指そうとする方にはとくに、
序論としておすすめな一冊です。別著に仏教理念との比較論などもあり、
一読の価値はあるかと思います。果たしてユング理論は洋の東西をまたぐのか、
あるいは仏教はどうなのか、といった点に関する議論になっていると思います。
グローバリズムの根拠は何なのかを知りたい向きにもおすすめです。
2020年8月11日に日本でレビュー済み
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美品で嬉しいです。バックに入れ、持ち歩いています。ありがとうございました。