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文庫 少年の日の思い出 (草思社文庫 ヘ 1-5) 文庫 – 2016/2/2
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『車輪の下』と同時代の初期短編集。青春の心の動きを類い稀な描写で描いた独自の世界。表題作は蝶の標本を巡る話で昆虫好きの訳者がこれまでの誤訳を詳細に正す。
- 本の長さ218ページ
- 言語日本語
- 出版社草思社
- 発売日2016/2/2
- 寸法10.7 x 1.2 x 15.3 cm
- ISBN-104794221835
- ISBN-13978-4794221834
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商品の説明
著者について
一八七七~一九六二年。ドイツ、ヴェルテンベルク州生まれ。詩人、作家。一九四六年ノーベル文学賞受賞。代表作に『郷愁』『車輪の下』『デーミアン』『シッダルタ』などがある。
一九三五年東京生まれ。東洋大学教授。著書に『ドイツ文学案内』『楽しい昆虫採集』(共著)、訳書にヘッセ『蝶』『色彩の魔術』、F・シュナック『蝶の生活』などがある
一九三五年東京生まれ。東洋大学教授。著書に『ドイツ文学案内』『楽しい昆虫採集』(共著)、訳書にヘッセ『蝶』『色彩の魔術』、F・シュナック『蝶の生活』などがある
登録情報
- 出版社 : 草思社; 単行本版 (2016/2/2)
- 発売日 : 2016/2/2
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 218ページ
- ISBN-10 : 4794221835
- ISBN-13 : 978-4794221834
- 寸法 : 10.7 x 1.2 x 15.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,116位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
情景の表現が驚くほど豊かで、読み終わったあと、しばらく現実の世界に戻ることが出来ませんでした。
単行本サイズで持ち運びに便利。
単行本サイズで持ち運びに便利。
2013年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨夏、故あって天蚕(てんさん)を飼育しました。天蚕の正しい名前はヤママユガ科の「ヤママユ」といいます。ヤママユ、ヤママユ・・・どこかで聞いたことが・・・。そう、中学の国語の教科書で読んだ記憶があったのでした。ヘッセの「少年の日の思い出」。
懐かしくなり、久しぶりに読んでみることにしました。なんとこの作品は、ヘッセの母国ドイツではほとんど知られていないそうですが、日本では海外文学の中で最も読まれている作品の一つでしょう。
あらためて読み返してみると・・・いいですねー。とっても。この「苦さ」がいい。これを多感な中学生に読ませたいと思った選者のセンスもなかなかなものだと感心します。
本書によれば、主人公をまどわす美しいヤママユガの正しい種名は「クジャクヤママユ」だそうで。日本のヤママユと種は違うのですが、同じ仲間で成虫の姿はよく似ています。
ついでに本書に収録されている他のヘッセ作品も読みました。他の作品も、それぞれに味のある佳作。ヘッセという作家を改めて見直しました。天蚕つながりで、まさかドイツ文学を読むことになるとは。ヘッセ作品の魅力を再発見させてくれた天蚕に感謝です。
懐かしくなり、久しぶりに読んでみることにしました。なんとこの作品は、ヘッセの母国ドイツではほとんど知られていないそうですが、日本では海外文学の中で最も読まれている作品の一つでしょう。
あらためて読み返してみると・・・いいですねー。とっても。この「苦さ」がいい。これを多感な中学生に読ませたいと思った選者のセンスもなかなかなものだと感心します。
本書によれば、主人公をまどわす美しいヤママユガの正しい種名は「クジャクヤママユ」だそうで。日本のヤママユと種は違うのですが、同じ仲間で成虫の姿はよく似ています。
ついでに本書に収録されている他のヘッセ作品も読みました。他の作品も、それぞれに味のある佳作。ヘッセという作家を改めて見直しました。天蚕つながりで、まさかドイツ文学を読むことになるとは。ヘッセ作品の魅力を再発見させてくれた天蚕に感謝です。
2020年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会人になった息子にクリスマスプレゼントは何がいいか尋ねたら、まさかのリクエストでした!教科書で習い、なぜかクラスの男子中学生たちにバカ受けだった「少年の日の思い出」だそうです。実は、何十年も前の私の中学の教科書にも載っていました。ほか短編も収録されいて、自分自身もヘッセを読んだ少女時代を懐かしく感じました。単行本がなくて文庫本になりましたが、その方がピタッときたように思います。
2013年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国語の教科書に載っていたこのタイトル作品がヘッセとの出会いであり、文学作品に感動することの始まりでもあった。高橋健二の名訳ではないが、ヘッセ文学の世界観には十分浸れる。ただ、やっぱりカバー絵はこれじゃなくてもいいよね。作品の本質は「クジャクヤママユ」という蛾(が)へのコレクター趣味ではなく、少年の心の揺れを描いて煌めいているんだから。
2022年1月5日に日本でレビュー済み
ディテールは細かいが大した事起きないし、断じて一人前の男にならない誓いを新たにする。かつて一緒だった半身を探すことこそ目的。
2012年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつか読んだ記憶はあるものの・・小学校時代か・・中学校時代か・・ハッキリしない。有島武郎の「一房の葡萄」とごっちゃになっている。「もう63歳だし、ここらでハッキリしなければ」と、大学生時代なぜか集めてしまったたヘッセ著作集〈23冊にもなる人文書院のもの〉を覗くが載っていない。こうなる短編ながらと妙に気になり出し、パソコンでアマゾンに向かう。そして入手。そして満足。納得。安心。
2020年2月21日に日本でレビュー済み
ヘッセの文学的テーマはなんといっても少年期の複雑な心理の屈折です。
本作でもそれが如実に表れており、なんともいえない感動を呼ぶのですが、
その本質的理解には自分自身の青春時代の生育環境を重ねてみる必要があるでしょう。
本作最大のポイントはやはり最後のところで折角集めた蝶を一つずつ潰してゆく場面でしょう。
それについて当方は次のように解釈しました。
即ち、蝶の標本を壊したことでエーミール少年から冷淡にされたことから、
少年(ボク)はなんともいいにくい神妙な境地になったのでした。
つまり、「ボクの蝶集めも大したことなかったんだな」と。
あの場面でもしもエーミール少年が怒っていたらそんな心境にもならず、
割と素直に謝罪できたことでしょう。しかし、エーミール少年はまったく逆の態度に出たでのあり、
そのことから少年(ボク)の蝶集めに対する情熱は瞬間冷めてしまい、
今まで(真剣に)取り組んできたことがなにやらバカバカしくなり、あのような行動に出たのかもしれません。
結局、極上の屈辱感から蝶に対する愛着が失われてしまった結果だと推察されます。
即ち、自分の蝶に対する「真剣さ」がそれほどでもなかったことを、
エーミール少年に見透かされたことが原因となり、最後の行動に出たのでしょう。
当方は長年家庭教師をしており、現在は中学生の国語指導なども担当していますが、
今回の学年末テストの範囲に本作が入っているのです。少年期特有の屈折した心理を読み取り、
答案に生かしてほしいものですが、当方はそれを芥川の『羅生門』における最後の場面と比較しつつ、
人間心理の複雑な因果性として教えました。
芥川の作品もやはり良心の葛藤(鬩ぎ合い)とその行動化を文学的テーマとしている点で、
幾分の共通性がみられます。老婆が死人の髪の毛を抜いて「かつらにするのじゃ」、
「蛇の肉をおいしいと偽って売りさばく輩もいるなか、盗みをして何が悪い」などといわんばかりの老婆と、
それを見ていた若い下人。下人の中でやおら良心の転換が生じ、咄嗟に老婆の持ち物をかっぱらい、
それきり行方が分からなくなるのですが、まことに考えさせられる場面です。
以上2つの作品を比べただけでも、人間心理の不合理性が浮き彫りとなるでしょう。
人間はいつの世も合理的にだけ振る舞ってきたのではなく、むしろ不合理的な振る舞いが多かったのでは。
理性とはいわば人間性の一面に過ぎず、ほんとうはかなり曖昧模糊とした存在者なのでしょう。
文学作品とはとかくそうした人間性の不合理性に照準し、人間を語る傾向にありますが、
例えば一連の「戦争文学」などはその最たるものです。そう、人間にはあざといまでの怜悧な賢さと、
愚かさとが共存しているのです。人間心理の複雑さに照らして、
ヘッセの本作を短編好きの方におすすめしておきます。
本作でもそれが如実に表れており、なんともいえない感動を呼ぶのですが、
その本質的理解には自分自身の青春時代の生育環境を重ねてみる必要があるでしょう。
本作最大のポイントはやはり最後のところで折角集めた蝶を一つずつ潰してゆく場面でしょう。
それについて当方は次のように解釈しました。
即ち、蝶の標本を壊したことでエーミール少年から冷淡にされたことから、
少年(ボク)はなんともいいにくい神妙な境地になったのでした。
つまり、「ボクの蝶集めも大したことなかったんだな」と。
あの場面でもしもエーミール少年が怒っていたらそんな心境にもならず、
割と素直に謝罪できたことでしょう。しかし、エーミール少年はまったく逆の態度に出たでのあり、
そのことから少年(ボク)の蝶集めに対する情熱は瞬間冷めてしまい、
今まで(真剣に)取り組んできたことがなにやらバカバカしくなり、あのような行動に出たのかもしれません。
結局、極上の屈辱感から蝶に対する愛着が失われてしまった結果だと推察されます。
即ち、自分の蝶に対する「真剣さ」がそれほどでもなかったことを、
エーミール少年に見透かされたことが原因となり、最後の行動に出たのでしょう。
当方は長年家庭教師をしており、現在は中学生の国語指導なども担当していますが、
今回の学年末テストの範囲に本作が入っているのです。少年期特有の屈折した心理を読み取り、
答案に生かしてほしいものですが、当方はそれを芥川の『羅生門』における最後の場面と比較しつつ、
人間心理の複雑な因果性として教えました。
芥川の作品もやはり良心の葛藤(鬩ぎ合い)とその行動化を文学的テーマとしている点で、
幾分の共通性がみられます。老婆が死人の髪の毛を抜いて「かつらにするのじゃ」、
「蛇の肉をおいしいと偽って売りさばく輩もいるなか、盗みをして何が悪い」などといわんばかりの老婆と、
それを見ていた若い下人。下人の中でやおら良心の転換が生じ、咄嗟に老婆の持ち物をかっぱらい、
それきり行方が分からなくなるのですが、まことに考えさせられる場面です。
以上2つの作品を比べただけでも、人間心理の不合理性が浮き彫りとなるでしょう。
人間はいつの世も合理的にだけ振る舞ってきたのではなく、むしろ不合理的な振る舞いが多かったのでは。
理性とはいわば人間性の一面に過ぎず、ほんとうはかなり曖昧模糊とした存在者なのでしょう。
文学作品とはとかくそうした人間性の不合理性に照準し、人間を語る傾向にありますが、
例えば一連の「戦争文学」などはその最たるものです。そう、人間にはあざといまでの怜悧な賢さと、
愚かさとが共存しているのです。人間心理の複雑さに照らして、
ヘッセの本作を短編好きの方におすすめしておきます。