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秋雨物語 単行本 – 2022/11/29

4.0 5つ星のうち4.0 89個の評価

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生きながら、地獄に堕ちるということ――。恐るべき新シリーズ始動!

失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。それは彼を長年悩ませる謎の転移現象の記録だった。転移に抵抗する青山だったが、更なる悪夢に引きずり込まれていく(「フーグ」)。ある呪いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えないある絶唱の記録など、至高のホラー4編による絶望の連作集。『黒い家』『天使の囀り』『悪の教典』……いくつもの傑作を生み出した鬼才・貴志祐介が10年以上にわたり描き続けた新シリーズが遂にベールを脱ぐ。
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4041128943

商品の説明

著者について

●貴志 祐介:1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2022/11/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/11/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 320ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4041128943
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4041128947
  • 寸法 ‏ : ‎ 14 x 2.3 x 19.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 89個の評価

著者について

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貴志 祐介
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず 文章が巧いです
いくら話が面白くでも文章が下手な作家さんは
よんでてがっかりするし読む気がしない
その点 文句なし合格です

ホラーでオカルトな世界観
ですがきちんとしたロジックと
ミステリーの構造があって面白い
オカルトとミステリーの組み合わせというと
リングをすこし思い出しました
作者は最近オカルト、霊的世界観に興味があるように
おもえるのだが
なにか心境の変化でもあったのだろうか
すこし心配だが今後も楽しみでもある
個人的に一番好きなのは一番目。
何かうまくいかないかんじの人で
似たようなことをふと感じたことのある人は
少なくないのではないか
安全地帯で創作物の小説をよんでるつもりだったら
突然自分事のように感じ ヒヤッとする 
うまい話だと思った
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴志先生の作品は全て読んでいますが、最近は中々話に入り込むことができず、断念していました。
今回は短編集ですが、最初の餓鬼の話はわかりやすくて、2番目のフーグは良い意味でオチがしっかりしていました。自分は推理するタイプじゃないので、1番最後に「そうだったんだ!」となりました。
貴志先生といえば蜘蛛恐怖症と寄生虫ですが、今回も蜘蛛恐怖症がいましたね!
寄生虫もしっかり出てきてました。
3話目はオーディオの知識が豊富で、少し意外でした
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴志祐介を読むのは「罪人の選択」(2020/3月)以来になります。
 「秋雨物語」(貴志祐介 角川書店)を読み終えました。2009年~2022年までに書かれた四つの短編が収録されています。

①「餓鬼の田」・・・立山黒部アルペンルートへの社員旅行。早朝、遊歩道を歩く美晴と青田の二人。餓鬼道。いやー、凄まじい切れ味。
②「フーグ」・・・・締切を過ぎても何も言ってこない作家・青山の仕事場を訪ねる編集者の松浪。待つは、青山の秘書のような恋人のような女・高木。一番新しい書きかけの原稿「フーグ」を巡って翻弄される松浪。イマジネイティヴで鮮やかな幕切れを持った遁走曲。
③「白鳥の歌(スワンソング)」・・主役は「音響」か?私には伝わりませんでした。
④「こっくりさん」・・この世に絶望した四人が行う「こっくりさん」闇ヴァージョン、別名ロシアン・ルーレット・ヴァージョン。ロジックはしっかりと収まっています。

 さすが「悪の教典」の作者だけあってページを捲らせるパワーは凄まじい。①は絶品です。②もまたシュルレアリストが書いた絵画のようでした。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
貴志祐介作品は9割拝見しています。今回も読んで損なしの面白いお話ばかりでした。
2023年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな作家さんです。
4つに区切ってあるので一話一話がコンパクトで読みやすいです。
クリムゾンの迷宮や天使の囀りなどの名作に比べると劣る気はしますが、内容は楽しめました。
今後の期待も込めて★4にさせてもらいます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月2日に日本でレビュー済み
「餓鬼の田」
実際に「もしかして…」と思うひともいるのでは…。
「フーグ」
誰にも理解してもらえない苦しみ…。
「白鳥の歌」
超人的な技能を持つ人がいるが、それが○○によるものと知ったら…絶句するだろう。
「こっくりさん」
都市伝説にありそう…。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月1日に日本でレビュー済み
貴志祐介さんの小説は全て購入しています。最近、特に長編はクオリティ低めのものが多く、今回はどうなることかとハラハラしていましたが、なんの、メチャクチャ素晴らしいじゃないですか!
珠玉と言って良いレベルの短編集です。『罪人の選択』といい、短編は良いんですよね…。欲をいえばまた素晴らしい長編を読みたい!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年12月10日に日本でレビュー済み
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「雨月・春雨物語」にインスパイアされたタイトルのオムニバスホラーストーリーが4篇。購入したその日に完読しました。➀餓鬼の田  もてないわけではないのに、何故か33歳になるまで一度も恋人ができない青田好一。社員旅行で立山に泊まった翌朝、同僚女性に語った戦慄の前世の呪いとは? ②フーグ
編集者の松浪弘は、行方不明になった作家、青山黎明の原稿を貰いに行く。青山は、夜中睡眠中にテレポートしてしまう話をパソコンに綴っていた。松浪は、青山が薬物を使用しているためにそんな幻覚をみるのではないかと疑うが…読者に想像させるラストが怖ろしい。蜘蛛が出てきたのは作者らしい。   ③白鳥の歌(スワンソング)
作家の大西令文は、金持ちの老人嵯峨平太郎に、あるソプラノ歌手の伝記を依頼される。京都市下鴨の嵯峨の邸宅に招かれると、地下に特注のオーディオルームがあった。嵯峨はステレオやスピーカーやオペラ歌手に詳しかった。そして幻のソプラノ歌手は奇跡の声の持ち主であった。嵯峨はすでにアメリカの探偵に調査を依頼していた。だが、探偵は「聞かないほうがいい」と、暗い顔。何故なのか?   ④こっくりさん  小学6年生の近藤拓矢は、死にたい理由を持っていた。同じような友達が3人集まって、ネットでみた「本物のこっくりさん」を廃病院で始める…18年後に拓矢は弁護士になっていた。再び死にたい理由が出来た彼らは2度目のこっくりさんのために集まるが…
恋愛要素はないが、青春ホラーストーリー。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート