アメリカの短篇ミステリ作家ロバート・アーサー(1909ー1969)10の短篇を収めた作品集。オー・ヘンリー風の短篇から不可能犯罪もののミステリ短篇、ジュヴナイルの作品まで、ヴァラエティーに富んだ短篇小説あれこれを読むことができました。
どかん!と来る作品はなかったけれど、センスのいい短篇の旨味を感じることはできたかな。
なかでも印象に残ったのは、「ガラスの橋」「住所変更」「一つの足跡の冒険」の三つの短篇。
表題作にもなっている「ガラスの橋」は、トリックが幻想的で美しいと思いました。
「住所変更」は、話の途中で「こう来るだろうな」ってオチは見当がついてしまうんだけど、からっとした風味が良かったな。
「一つの足跡の冒険」は、本作品集で一番気に入った短篇です。シェイクスピアのある作品とダブらせるところ(253頁の後半、その記述あり)、「洒落てんなあ。上手いもんだなあ」って思いました。
収録短篇ならびに(作品初出年)は、以下のとおり。
⚰️ マニング氏の金の木(1958年)
⚰️ 極悪と老嬢(1960年)
⚰️ 真夜中の訪問者(1939年)
⚰️ 天からの一撃(1936年)
⚰️ ガラスの橋(1957年)
⚰️ 住所変更(1952年)
⚰️ 消えた乗客(1952年)
⚰️ 非情な男(1940年)
⚰️ 一つの足跡の冒険(1948年)
⚰️ 三匹の盲(めしい)ネズミの謎(1963年)
本書は、著者による自選短篇集『MYSTERY
AND MORE MYSTERY 』(1966年)の全訳です。
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ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 (海外文庫) 文庫 – 2023/7/2
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エドガー賞 2度受賞!
「51番目の密室」の著者
日本初のミステリー短編集
雪に閉ざされた屋敷から女性が消えた…
不可能犯罪の名作他、異才の精華をここに!
雪に閉ざされた山荘を訪ねていった女性が消えた!
屋敷へ入る足跡のみが残された状況での人間消失を描いた、不可能犯罪の歴史的名作「ガラスの橋」。
老姉妹が、これまで読んできた千冊以上の推理小説の知識を武器に、犯罪者たちに戦いを挑む痛快な冒険譚「極悪と老嬢」等々、キレのいい短編で知られるロバート・アーサーの日本初の作品集登場!
ミステリー・ドラマの送り手として、2度のエドガー賞に輝く名手が、みずから選んだ傑作ばかり。
趣向に富んだ謎解きの数々をお楽しみください。
「51番目の密室」の著者
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雪に閉ざされた屋敷から女性が消えた…
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屋敷へ入る足跡のみが残された状況での人間消失を描いた、不可能犯罪の歴史的名作「ガラスの橋」。
老姉妹が、これまで読んできた千冊以上の推理小説の知識を武器に、犯罪者たちに戦いを挑む痛快な冒険譚「極悪と老嬢」等々、キレのいい短編で知られるロバート・アーサーの日本初の作品集登場!
ミステリー・ドラマの送り手として、2度のエドガー賞に輝く名手が、みずから選んだ傑作ばかり。
趣向に富んだ謎解きの数々をお楽しみください。
- 本の長さ352ページ
- 出版社扶桑社
- 発売日2023/7/2
- 寸法1 x 10.5 x 15.2 cm
- ISBN-104594095291
- ISBN-13978-4594095291
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出版社より
登録情報
- 出版社 : 扶桑社 (2023/7/2)
- 発売日 : 2023/7/2
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4594095291
- ISBN-13 : 978-4594095291
- 寸法 : 1 x 10.5 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,856位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
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2023年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バラエティーに富んだ短編集で、突出した作品はないものの、総じて水準を超えていると思います。
罪を犯した男の贖罪や救済を描いた「マニング氏の金の木」
ギャング対ミステリマニアの老嬢のコメディ「極悪と老嬢」
スパイ対スパイ「真夜中の訪問者」
オーソドックスな本格ミステリ「天からの一撃」
チェスタトンの「ムーンクレサントの奇跡」を思わせる不可能状況「ガラスの橋」
いわゆる奇妙な味「住所変更」
ヒッチコックの「バルカン超特急」を思わせる「消えた乗客」
ミステリ風味の西部劇「非情な男」
一捻りしたホームズパスティーシュ「一つの足跡の冒険」
クイーンへのオマージュに満ちたダイイングメッセージ物「三匹の盲ネズミの謎」
以上10編。なかなか楽しめました。
罪を犯した男の贖罪や救済を描いた「マニング氏の金の木」
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クイーンへのオマージュに満ちたダイイングメッセージ物「三匹の盲ネズミの謎」
以上10編。なかなか楽しめました。