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新しい封建制がやってくる: グローバル中流階級への警告 単行本 – 2023/11/1

4.2 5つ星のうち4.2 36個の評価

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格差の拡大は確かに問題ではあるが、それを「封建制」と言うのは大げさだと思うかもしれない。しかし、本書を読めば、そのような認識が甘かったことに気付くであろう。ーー中野剛志氏「日本版解説」

あなたは「新しい貴族階級」か。
「新しい奴隷階級」か。
私たちはどう生き残るのか。
階級や格差の固定化、社会的地位上昇機会の喪失がもたらす「新しいかたちの貴族制」を徹底分析。
アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。


<「新しい封建制」社会はこうなる!>

【第一身分】
コンサルタント、弁護士、官僚、医師、大学教員、ジャーナリスト、アーティストなど。
高度な知識を有し、支配体制に〈正当性〉を与える「有識者」(現代の聖職者)。

【第二身分】
GAFAなどの巨大テック富裕層が率いる「新しい貴族階級」。

>>>>>>>>>>>>>> 超えられない壁 >>>>>>>>>>>>>

【第三身分】
それ以外の人びと。中小企業の経営者、熟練労働者、民間の専門技術者など。
21世紀の「デジタル農奴」「新しい奴隷階級」。
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出版社より

新しい封建制がやってくる

グローバル中流階級に向けた警告の書

本書は、右派のものでも左派のものでもない。階層化(階級分化)が進み、停滞が続く社会の傾向について分析を試みるものである。本書はまた、世界の中流階級に向けた警告の書でもある。 現在、広く世界で新しい封建制へ向かう流れができており、もはや後戻りは無理かもしれないが、 本書がその流れを食い止めるための議論を喚起し、行動を鼓舞する一助となれば幸いである。

(「初版への序文」より抜粋)

階級や格差の固定化、社会的地位上昇機会の喪失がもたらす「新しいかたちの貴族制」

封建制が帰ってきた。とうの昔に歴史の屑籠に捨て去られたと思われていたものが。もちろん、 見かけは昔のものとは違う。鎧兜に身を包んだ騎士も、領主に恭順する家臣も、強大な権力を持って正統派として君臨するカトリック教会も登場しない。今日アメリカその他の国で出現しつつあるのは、新しいかたちの貴族制である。(中略)

現代と最も似ている点は、社会的流動性の激しい時代を経たあと、富が少数者の手に集中するようになったことである。 20世紀後半、先進国では中流階級の層が厚くなり、 労働者階級の地位が向上するなど、繁栄の果実が広く享受されたが、これは多くの途上国でもみられた。だが今日、大半の国で経済成長の恩恵を受けているのは主として国民の最富裕層である。(中略)

こうした富は世代を超えて受け継がれ、閉鎖的な貴族階級のようなものを形成する傾向がある。 貴族は法律上の特権的地位や政治権力を相続権によって手に入れることはないかもしれないが、 その富によって政治的・文化的影響力を獲得することができる。かくして民主主義国と思われてる国で、強力な中央集権政府に新しい封建的貴族制を接ぎ木した寡頭制が出現しているのである。(第一章より抜粋)

「新しい封建制」の最先端は「シリコンバレー」だった

カリフォルニア州こそ、貧富の格差が最も激しい地域の一つであり、「新しい封建制」の未来を先取りしている。とりわけ、最先端のハイテク産業の中心地として、日本のエリートたちが羨望してやまないシリコンバレーは、「新しい封建制」においても最先端の地であった

1980年代のシリコンバレーは、平等主義の手本とされ、労働者階級や中産階級の人びとが持ち家を所有するようになる「カリフォルニア・ドリーム」を実現していた地であった。しかし、シリコンバレーがソフトウェア産業などのハイテク分野で世界的に優位に立つようになるや否や、階級間格差が拡大していき、今ではシリコンバレーの住民の 割近くが、公的・私的な経済援助に依存しているという。過去30年間で、雇用の中心が製造業からソフトウェア産業へと移行したことが原因の一つと考えられる

近年、我が国でも「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が叫ばれているが、これが「新しい封建制」へのトランスフォーメーションになるのだとしたら、皮肉としか言いようがない。 デジタル庁は、今すぐにでも、シリコンバレーの現地視察に行って、「新しい封建制」の実態を学ぶべきであろう。(「日本版解説」より抜粋)

新しい階級闘争 富国と強兵 WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす 武器としての「資本論」 西洋の自死 ナショナリズムの美徳
新しい階級闘争 富国と強兵 WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす 武器としての「資本論」 西洋の自死 ナショナリズムの美徳
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著者 マイケル・リンド (著), 中野 剛志 (解説), 施 光恒 (その他), 寺下 滝郎 (翻訳) 中野 剛志 カール・ローズ (著), 庭田 よう子 (翻訳), 中野 剛志 (解説) 白井 聡 ダグラス・マレー (著), 中野 剛志 (その他), 町田 敦夫 (翻訳) ヨラム・ハゾニー (著), 中野 剛志 (解説), 施 光恒 (解説), 庭田 よう子 (翻訳)
内容 資本家対労働者という「古い階級闘争」から、大都市エリート対地元民という「新しい階級闘争」への時代変遷を読み解くバイブル。 経済力と政治力・軍事力との間の密接不可分な関係を解明する地政経済学で、資本主義終焉論と地政学が復活する今と未来を読み解く。 「なんちゃって企業倫理」が民主主義を滅ぼす。「WOKE」視点で現代資本主義の裏側を読み解く、オリジナルかつユニークな論考。 なぜ格差社会が生まれるのか。なぜ自己啓発書を何冊読んでも救われないのか。資本主義を内面化した人生から脱却するための思考法。 気鋭の英国人ジャーナリストが欧州の移民問題を徹底ルポ。移民受け入れがもたらした欧州リベラリズムの死に方を克明に描く。 自由と民主主義を破壊したのはリベラリズムだった!トランプ外交、アメリカ保守再編や欧州ポピュリズムに大きな影響を与えた問題作。
発売日 2022/11/18 2016/12/9 2023/4/14 2020/4/10 2018/12/14 2021/3/26

商品の説明

レビュー

【目次情報】
〈第Ⅰ部 封建制が帰ってきた〉

第1章 封建制の復活

第2章 封建制 その不朽の魅力

第3章 自由主義的資本主義の盛衰

〈第Ⅱ部 寡頭支配層〉

第4章 ハイテク封建制

第5章 新しい寡頭支配層の信仰体系

第6章 カリフォルニア州に封建制がやってきた

〈第Ⅲ部 有識者〉

第7章 世界統制官

第8章 学問の府

第9章 新しい宗教

〈第Ⅳ部 苦境に立つヨーマン〉

第10章 社会的流動性の盛衰

第11章 ロスト・ジェネレーション?

第12章 文化と資本主義

〈第Ⅴ部 新しい農奴〉

第13章 隷従への道

第14章 労働者階級の未来

第15章 農民反乱

〈第Ⅵ部 新しい封建制の地理学〉

第16章 新しい城塞都市

第17章 新しい封建都市の精神

第18章 全体主義的未来都市

〈第Ⅶ部 第三身分に告ぐ〉

第19章 テクノロジーが突きつける課題

第20章 新しい封建制社会の形成

第21章 新しい封建制に立ち向かえるのか?

著者について

ジョエル・コトキン
都市計画家、未来学者
米国チャップマン大学都市未来学プレジデンシャル・フェロー、都市改革研究所(ヒューストン)エグゼクティヴディレクターを務め、地理学や環境・都市計画の専門家で未来学者でもある。邦訳書に『カリフォルニアInc.』(共著、講談社)、『第三の世紀』(共著、扶桑社)、『トライブス』(扶桑社)、『都市から見る世界史』(ランダムハウス講談社)がある。

中野 剛志(ナカノ タケシ)
評論家
評論家。1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。 2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』 (集英社新書)、『国力論』(以文社)、『富国と強兵ーー地政経済学序説』(東洋経済新報社)、『変異する資本主義』(ダイヤモンド社)などがある。

寺下 滝郎(テラシタ タキロウ)
翻訳家
翻訳家。1965年広島県呉市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。訳書にウォルター・ラッセル・ミード著『神と黄金――イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか』(青灯社、上下巻)、マイケル・リンド著『新しい階級闘争ーー大都市エリートから民主主義を守る』(東洋経済新報社)などがある。主に国際政治・外交・社会評論などの翻訳。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2023/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492444785
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492444788
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 36個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正に大転換期に突入した。西洋の自由主義的資本主義の終焉を人類の覚悟すべき時機の到来。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代社会の分析及び若干の未来予測を様々な研究やデータと共に行なっている本書ですが、その主張は主に以下に要約されます。

「現代社会は、経済格差の拡大、社会的流動性の低下、宗教的思想の流布の3つの点で中世ヨーロッパの封建制社会に類似し、現代の社会的階級も中世のそれに準えることができる。」

内容は基本的にディストピア系の現状分析に留まり、今後の社会への具体的な提言はほぼありません。根拠とする個々のデータも、この本に興味を持ったような方であれば、どこかで聞いたことがあるものが多いでしょう。

しかしながら、それらを中世ヨーロッパに準えながら纏め上げるコトキン氏の手法は見事であり、現代アメリカ社会への懐疑的な視点も、単なる保守・リベラル論争を超えたものだと言えます。

以下、個人的に一番面白かった宗教の件の意訳を載せておきます。

中世ヨーロッパのカトリック教会は、それを意図していたかはともかく、現状を受け入れさせる価値観の提供によって社会階層の固定化、つまり封建制的秩序の維持に大きく貢献していました。

「万民は神の前に等しく霊的救済が与えられ、現世の苦しみも霊的成長の機会となる」という教えのもと「商業は不道徳、清貧に励むのが美徳、現世での境遇を受け入れ、精神世界に意識を向けるべし」というような価値観が正しいとされていたのが、中世カトリック教会の大雑把な教義です。

大飢饉や黒死病など、黙示録に記されている様な絶望的な世界において、そのような教えが大衆に必要であったことは確かですが、民衆には地位の向上という希望を持たせない一方で、その教義を広めていた高位聖職者達は、実質的には王侯貴族達と同等の地位におり、何不自由ない生活を送っていたともいえるでしょう。

現代において、上記のカトリック教会のような伝統的な宗教は衰退の傾向にありますが、その代わりに「環境保護主義(以下、グリーン教)」という新たな教えが興りつつつある、というのがコトキン氏の指摘です。

キリスト教は神の意志に即した生き方や道徳観などに人々を導くものでしたが、グリーン教は人々をより自然と調和した生活に導こうとするもので、中世カトリック教会の黙示録的預言と同じく、人間の活動に起因する破滅の未来を預言しています。

地球環境を守るため、炭素税やグリーンエネルギーの導入、脱経済成長、持続可能性を説くグリーン教は、多くの知識人や富裕層の支持を集める一方で、中流階級にとっては、経済的負担が増える又は経済的発展の機会を失うようなものだとも言え、コトキン氏は、貧困を美徳とした中世カトリック教会の様に、多くの人々の社会的上昇を抑える価値観になりかねない、としています。

また、グリーン教は、贖宥状の購入、多様な意見への排他的姿勢の二点でも中世カトリック教会に類似します。

つまり、地球環境について話し合うダボス会議に、1,500ものプライベートジェットで温室効果ガスを撒き散らしながら来訪する上層階級は、一般市民には質素倹約を推奨する一方で、自分たちは炭素クレジットの購入や、SNS上での環境保護活動のアピールなどによって現代版の贖宥状を手に入れ、優雅な生活を変わらず送っており、

また、環境保護活動家の中には、かなり独断的な主張をしたり、異論を唱えるものに誹謗中傷や法定での訴訟を行ったりする者がいるなど、中世の異端審問を彷彿とさせる排他的な姿勢が見られる、ということです。

コトキン氏は、後世から見れば中世カトリック教会における黙示録的預言には誇張や誤謬を含まれていたように、数十年前からされている地球環境への預言もしばしば誇張や誤謬を含んでいたことが後から分かっている、といいます。

「だからといって、現実の環境危機に立ち向かう必要はないと言いたいのではない」とはしながらも、予測が間違いであったにも関わらず、変わらず無批判的に受け入れられているグリーン教の黙示録的預言はもはや宗教的なものになりつつある、とするコトキン氏の主張はなかなかに鋭いものでしょう。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シン・市民階級の学歴含めた現代に必要な免罪符のパッケージを買うのか、
低リテラシーでAIとオートメーション化によるコモディティ化する
ブルーカラー層の低学歴の根なし草の漂流する賃貸住宅の民という名
の移民やアンダークラス群に割り振られるかの二極化が中間層が削られ
進行している最中です。テック×オリガルヒの数パーセントの民が
数割の世界中の富を占有してパレートの法則通りのセオリーになっている。
アメリカのカルフォニア州の例が挙げられ世界一の富と世界一の貧困が
共存している社会でテック業界の寡頭支配が敷かれてギグエコノミー配下の
非正規雇用の移民達も多い有様であります。済む環境も都市/周辺と昔の
城下町を思わせるセンターに富裕層が配置され、周辺や郊外に賃貸の貧民達が
位置する構図になりつつあり棲み分けも進んでいる。ジェントリフィケーション
という奴です。二十世紀型の戦後の高度成長の工業化モデルがポストフォー
ディズムやポストモダンの条件により各地域に再分配され時間もフレキシブル
なものになり低賃金のサービス業化形態に移行して年功序列/終身雇用の神話が
崩れた契約社会に移行中であり富の蓄積や戸建ての入手や結婚さえ難しい単身世
帯の世で農奴化を促進しております。トランプ当選が農奴の反乱に例えられて
いて何とも言い難いです。少し悲観的過ぎる面持ちもありますが兎にも角にも
饒舌で熱い本であります。テック封建制は社会主義系国家や移民を大量に抱える
国々の傾向が特に強い印象を持った日本は東洋のスイス的ポジションに居座ると
いう推測もあります。また今のZ世代も『絶望の国の幸福な若者たち』(古市)の
価値観の射程なのかなぁ~とふと思った。左翼が労働階級を手を切り有識者として
エスタブ入りを果たしたバラモン左翼などエピソード多数です。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月1日に日本でレビュー済み
中世暗黒時代の封建制が復活している。ただし、貴族ではなく、テックエリートが支配する現代の封建制として。つまり、現代の一般市民は中世の農奴と変わらないということだ。

ローマ帝国のコロヌスが農奴に転じ、そこから都市労働者が生まれ、ブルジョワ革命を経て民主主義と中産階級が生まれた。しかし、今や民主主義は自壊し、中産階級も消えつつあるとする。

本書では、こうした現状を「新しい封建制」と呼ぶ。確かに、テックエリート支配の現代と貴族聖職者支配の中世は似ていなくもない。一部だけが富と学歴を独占し、階級格差が固定化され、エリートが僅かな施しを振る舞うあたりも。

ただし、現代のテックエリートは、ヒッピーみたいで、技術的な才能を持つのが特徴なのだと。中世貴族とは全く違う人たち。こうした輩が権威主義的な政府と結びつくと手がつけられなくなる。中国が典型だ。

本書は、市民の反乱に期待するが、具体的な方策を示していない。もちろん、バラモン左翼やポピュリズムに期待できるはずがない。こんな現実に途方に暮れるばかりだが、民主主義と中産階級を捨て去るほど人類は愚かでないと信じたい。
2023年12月15日に日本でレビュー済み
著者ジョエル・コトキンが、本の最後に書いた謝辞から分かるように、学者や調査機関、研究所の方々、実に数えれば40名以上の協力者がいるのである。

この本は、様々な分野での世界の現実を分析した研究者からの情報によって書かれているのだ。
ただ感染症及びパンデミック問題などについては出版時期もあり語られてはいない。(序文にはこれらに関する記述がありました。訂正します)

私が本書で関心を引いたタイトルをここに挙げ、いかに現代文明における諸問題があるのかを感じて頂きたい!

1、文化大革命
(テックオリガルヒが文化を支配するためにすでに行っていることには用心した方がよい。テックオリガルヒは、既存メディアに壊滅的な打撃を与える一方で、それでも生き延びている老舗メディアを買収する手段を持っている)
2、ソーシャル・ジャスティス教
3、グリーン教
4、トランス ヒューマニズムと言う新しい支配階級の宗教
5、持ち家率の低下
6、脱家族主義
7、人間は何のために存在するのか?
(人間そのものが、本当に存在意義を持つのかどうかという問題)
8、子供のいない未来都市
9、専門家と緒々の問題
(支配的な専門家階級による統制問題)
10、現実を蝕む
(人間にとって常に基本とされてきた現実世界での人間同士の交流が衰退)
11、第三身分よ、目覚めよ!
(個人の自由や開かれた議論など、私たちが築いてきた民主主義の基本原理を知ってしまった以上、それが失われれば気づくことになるであろう)

以上の項目において、グローバル化の抵抗ポテンシャルを持つ一つの大国を挙げたく思う。

その国の名は、インドである🇮🇳。
この国の文化と宗教、そして国民性には目を見張る。独自の多様性の中で育つその強固な伝統思想があり、いわゆる現代病とされる精神病にも強そうである(笑)。

分かりやすい例を挙げれば、国民食かのようなスパイス多用(カレー等々)な食文化一色や、宗教思想に根ざしたビーガン。
もはやテックオリガルヒが例え表面に浸透しても、世界一の人口を誇る最強文化国に思想的影響を及ぼすにはまだまだ至らないのではと思う。独特なるこの国の様々な分野での分析を待ちたいものだ。

とは言え、本書の卓見性のある時代の分析は価値あるもので、「現代」を真に知ることのできる社会人必読の書であるに違いない。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
封建制への理解が浅い。現在の多くの問題を安易に封建制と結びつけて広く浅く扱うだけで議論が深まらないままページ数だけ
進んでゆく。

無駄な買い物だった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年12月31日に日本でレビュー済み
中野剛志の解説ということで本屋で手に取り、購入しました。
封建制とは、中流階級が無く、圧倒的強者と、その他弱者という二極化が進んでいる、ということですね。
テックオリガルヒと有識者が手を結んで、中流階級が搾取・消滅に向かっているというのは、
新鮮で、かつ、気づいてみれば実感があるもので、みんなが意識すべきものと思いました。
多くの私達中流階級に共有して欲しい内容の本ですね。
2023年12月12日に日本でレビュー済み
日本では見ない議論で読んでいて面白い
新しい封建制は腑に落ちる感覚がある
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート