自殺未遂を助けられるまでは退屈で読むのを止めようかと思いましたが、東京に戻ってからはとにかく面白い!
あれよあれよと、一気に上下巻を読み終わった。
この小説が現在廃刊になっているのは勿体無い。
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赤いダイヤ 上 (集英社文庫) 文庫 – 1994/1/25
梶山 季之
(著)
商売に失敗して、海に身を投げた木塚慶太。偶然、稀代の相場師・森玄一郎に命を救われ、赤い魔物・小豆相場に足を踏み入れた。命を張って一攫千金に挑む男の物語。(解説・佐高 信)
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1994/1/25
- ISBN-104087481263
- ISBN-13978-4087481266
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1994/1/25)
- 発売日 : 1994/1/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4087481263
- ISBN-13 : 978-4087481266
- Amazon 売れ筋ランキング: - 357,735位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 189位経済・社会小説 (本)
- - 2,967位集英社文庫
- - 8,621位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和29年赤いダイヤで大損をした方及び方々へ
倉荷証券偽造のくだりを読まれた上でなら倉庫番が懲役6年の実刑判決です 初犯にも関わらずです
ご納得していただけのでわないでしょうか
倉荷証券偽造のくだりを読まれた上でなら倉庫番が懲役6年の実刑判決です 初犯にも関わらずです
ご納得していただけのでわないでしょうか
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の時代でも十分面白い。昭和の感じもいいですね~
上下で併せて読みたい
上下で併せて読みたい
2021年9月11日に日本でレビュー済み
林輝太郎が指摘していたように実際の赤いダイヤ事件と一部事実を誤認している。
しかし、その点を除けば事実に則しつつ…しかもエンターテイメントとして成立しており、こんな面白い作品は他にないんじゃないか?
しかし、その点を除けば事実に則しつつ…しかもエンターテイメントとして成立しており、こんな面白い作品は他にないんじゃないか?
2018年7月5日に日本でレビュー済み
おもしろい。主人公のひとり「大物相場師」森玄の広島弁がいい。
・・よかろう。なんや知らんが、飛行場でいなげな(変な)奴に会うたけん、
気分がはずまんようになったわいや。・・
「いなげな」は漢字で書くと「異なげな」ということだろうか。なかなか味の
ある方言である。『赤いダイヤ』はスポーツ紙「スポーツニッポン」に連載
された。著者は梶山季之。ソウル生まれ広島育ち。広島弁がうまいわけだ。
文章表現がいかにも昭和的である。例えば、「ふるいつきたいほどの美人」って
言い方、いまの小説には(恥ずかしくて)出てこない表現だろう。話の展開が
ゆっくりすぎて最初慣れるまでまどろっこしい。わざと冗長に書いている。
著者が銀座で遊ぶ金を稼ぐために原稿の量を増やしたかったのかと勘ぐった。
アズキは大和ことば。登呂遺跡(弥生時代、紀元1世紀頃)からも出土して、
古代から各地で栽培されていたらしい。日本では近年雑穀粥としてより餡や
羊羹のような甘く煮詰めた食品に多用され従って一定の需要がある。
この物語の舞台は昭和28年から30年にかけての蠣殻町。東京穀物取引所における
アズキ相場での買い方・売り方の戦いを中核に人間の欲望(金と女)と男と女の
だましあいをおもしろおかしく描いたエンタメ小説である。
いまではアズキ相場はめだたない市場になってしまって、FXだの仮想通貨だのに
負けてしまっているが、当時は相当に刺激的な相場だったようだ。
その理由はこの本によると、
(1)生産量が少なく、市場が小さい。
(2)天候に左右される。
(3)コメのような標準価格がない。
(4)正確な生産や在庫に関する情報がない。
故に投機の対象になりやすく、人間のドロドロした欲に直結しやすい。
『百戦百勝』(城山三郎)の主人公山崎種二が悪役で登場するのも面白い。
多くの著名人がモデルとして登場する。梶山は『週刊文春』創刊の時、
社外スタッフとして草創期の誌面で活躍したから、いろんな裏情報を持っていたに
違いない。それをうまく生かしている。スポニチ連載だからもっとお色気描写も
あるかと期待したがほとんどない。残念である。
おもしろい。主人公のひとり「大物相場師」森玄の広島弁がいい。
・・よかろう。なんや知らんが、飛行場でいなげな(変な)奴に会うたけん、
気分がはずまんようになったわいや。・・
「いなげな」は漢字で書くと「異なげな」ということだろうか。なかなか味の
ある方言である。『赤いダイヤ』はスポーツ紙「スポーツニッポン」に連載
された。著者は梶山季之。ソウル生まれ広島育ち。広島弁がうまいわけだ。
文章表現がいかにも昭和的である。例えば、「ふるいつきたいほどの美人」って
言い方、いまの小説には(恥ずかしくて)出てこない表現だろう。話の展開が
ゆっくりすぎて最初慣れるまでまどろっこしい。わざと冗長に書いている。
著者が銀座で遊ぶ金を稼ぐために原稿の量を増やしたかったのかと勘ぐった。
アズキは大和ことば。登呂遺跡(弥生時代、紀元1世紀頃)からも出土して、
古代から各地で栽培されていたらしい。日本では近年雑穀粥としてより餡や
羊羹のような甘く煮詰めた食品に多用され従って一定の需要がある。
この物語の舞台は昭和28年から30年にかけての蠣殻町。東京穀物取引所における
アズキ相場での買い方・売り方の戦いを中核に人間の欲望(金と女)と男と女の
だましあいをおもしろおかしく描いたエンタメ小説である。
いまではアズキ相場はめだたない市場になってしまって、FXだの仮想通貨だのに
負けてしまっているが、当時は相当に刺激的な相場だったようだ。
その理由はこの本によると、
(1)生産量が少なく、市場が小さい。
(2)天候に左右される。
(3)コメのような標準価格がない。
(4)正確な生産や在庫に関する情報がない。
故に投機の対象になりやすく、人間のドロドロした欲に直結しやすい。
『百戦百勝』(城山三郎)の主人公山崎種二が悪役で登場するのも面白い。
多くの著名人がモデルとして登場する。梶山は『週刊文春』創刊の時、
社外スタッフとして草創期の誌面で活躍したから、いろんな裏情報を持っていたに
違いない。それをうまく生かしている。スポニチ連載だからもっとお色気描写も
あるかと期待したがほとんどない。残念である。
2019年12月7日に日本でレビュー済み
「赤いダイヤ」すなわち小豆の商品相場の話だが、上巻では主人公の木塚慶太は相場には手を出しておらず、特別割当外貨、俗にカードと呼ばれるもののブローカーをしている。自殺しかけた彼を助けた森玄一郎と、宝井物産の佐藤英介穀物部長が小豆買い占めに乗り出したが、大物相場師で穀物取引所理事長の松辰こと松崎辰治に売りに回られてさてどうするか?
2016年7月28日に日本でレビュー済み
小豆相場に懸ける様々な人間模様を克明に描いた作品である。
株関係の相場を扱った作品は数あれど穀物商品を扱った作品は例を見ない。
商品相場の詳細がわかるだけでなく作品内容の面白さは気迫があり大変良い。
一般文学通算1698作品目の感想。2016/07/28 10:25
株関係の相場を扱った作品は数あれど穀物商品を扱った作品は例を見ない。
商品相場の詳細がわかるだけでなく作品内容の面白さは気迫があり大変良い。
一般文学通算1698作品目の感想。2016/07/28 10:25
2004年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代設定は昭和30年代、日本経済が飛ぶ鳥を落とす勢いで発達していこうとする時代に、小豆相場に魅了される人間模様を描いている。
平成の経済小説にくらべ少し物足りなさを感じるが、今の経済ではけっして味わえないようなストーリーになっていて面白かった。
平成の経済小説にくらべ少し物足りなさを感じるが、今の経済ではけっして味わえないようなストーリーになっていて面白かった。