購入しました。このシリーズも「昭和の円谷作品」は本号でファイナルです。
コセイドン隊の装備品、メカ、各隊員がここまで掲載された本はオンタイム時でも無かった
のでは？という濃い内容でした。
最初のインタビューはトキ・ゴウ役の大西さん。
芸能界に入るきっかけ、コセイドンのオーディション、草野大悟さん、佐藤蛾次郎さん、
三景啓司さんとの当時の交流を述べられています。
また個人として一度会った松田優作さんとの思い出、その後のゴルファー、コーチの生活も
語られており、ごく最近・５年前に有った、中国のコセイドンファンとの交流も語って
いらっしゃり、これは読む価値大、初公開エピソード満載と思われます。
一番驚いたのは、コセイドンは当初２クール（２６話）完結予定だったのが、好調だったので
１年５２話に延長された事を、この大西さんインタビューで初めて知りました。
もう一方は脚本の辻真先 先生。
ご自身のＳＦ作品の脚本家としての数々のエピソードを語られ、コセイドンで初めて円谷作品
に参加した話、この作品のベースを作った長坂秀佳さんとの話など数々語られていて、昭和の
アニメ作品ファンでも興味深い話を述べて下さっています。
コセイドンを書きながら、同時期に東映の「キャプテンフューチャー」も書かれていたのは
ビックリです。
このシリーズ、ライダーや戦隊を含め、毎回インタビューが本当に細かくて凄いです。
米国との合作劇場版「ポーラー・ボーラ」も見開き２頁だけ記載されていますが、
もうちょっと、多目にページを割いて欲しかったなぁ、と思いました。
恐らくコセイドンは、オンタイムで観た人や数少ない再放送で見た人を除けば、
円谷作品でも地味・マイナー作品に属するかも知れませんが、機会が有れば是非ＤＶＤや
円谷サブスクで一度ご覧ください。脚本がシッカリしており、草野大悟さん始め、各俳優さん
が個性的でいい味出してます。この後声優として大活躍する一条みゆ希さんが途中降板され
たのは大変、残念でしたが…。
さあ、あと２号を残すのみ。このクォリティを維持して最後までがんばって下さい。
問題は、この書籍、書店を３店回って１店（しかも１冊）しか置いてない状況（号泣）。
都市圏の皆さまが羨ましい。講談社さん、もう少し発行数を増やして下さいませんか？
あと、アンケートを取った新シリーズも早めに公開頂ければ。
以上ご参考になりましたら幸いです。
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