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『坊っちゃん』の時代 第4部 明治流星雨―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第4部) コミック – 1995/4/1

4.6 5つ星のうち4.6 84個の評価

明治流星雨

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 双葉社 (1995/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1995/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 295ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4575933953
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4575933956
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 84個の評価

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5つのうち4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありがとうございました!

m(_ _)m
2014年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本でも読めますが、ぜひ、大判で繊細なラインを見てほしいと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年8月15日に日本でレビュー済み
(第3部のレビューから続く)

この第4部では、天皇暗殺を計画したとして多くの社会主義者と無政府主義者が逮捕された「大逆事件」とその前夜を扱っている。主人公といえる人物は事件の首謀者の一人とされた幸徳秋水や菅野須賀子だろうが、この作品は「思想」そのものと「国家」が主人公といえそうである。

関川はあとがきで大逆事件を取り上げた理由を『この事件の明治知識人に与えた衝撃と影響の大きさははかりがたく、昭和20年の破滅へとつながる道はこれによって定められたのであるから、明治精神史を描くなら不可欠であると見とおしたためだ』と記しているが、この指摘は的をえていると思う。大逆事件については様々の本が出版されているのでここでは触れないが、後にこの事件はでっち上げということが明らかになっている。

関川はこれもあとがきで『事件そのものと主人公の性質による束縛から、作品にユーモアという重要な要素に欠けた憾みは大いに残った』と記している。確かにそうだが、だからといって陰惨なのではない。

それは、拷問などそういう陰惨さを強調した場面が殆ど描かれていないこともあるが、やはり、谷口ジローの細やかなタッチで描かれた絵(人物も背景も含めた全て)ではないかと思う。なかでも、感情の起伏が激しい菅野須賀子と対照的に、厳しい場面でも穏やかに描かれている秋水の表情がそれを象徴しているような気がする。もっとも、秋水は実際そのような人物であったようである(私生活は豪快だが…)が。

(最終第5部のレビューに続く)
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作の方があとがきで4部は笑いの要素がいれずらいみたいなことを書おり、全体的に話が暗いなと感じました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月8日に日本でレビュー済み
 まさしく『坊ちゃんの時代』。
 あの時代、多くの魅力ある人材がうごめいていた。それを 全員 登場させ、あの時代を生き返させんとした野望。脚本の関川 夏央、そしてそれを画として完成させていった谷口ジロー。気の遠くなる話し。特に、絵にしていった谷口ジローはいかにしんどかったかと想像する。逃げないで、ついに完成させたのだ。実に12年間の長い年月がかかった。「未知の世界」に挑戦し続ける、粘り強さ、感性、創作力。
 私は この作品にであったとき驚愕した。既存の「漫画」とは異なるジャンルの出現と感じた。
 二人は 新しき物作りにおのれの人生の一番元気な時をかけた。こうして 私たちは 日本国で最高の作品と出会う幸せをえることができた。
 関川 夏央と谷口ジローが作り上げた 過去の「日本漫画」を止揚した「宇宙」の登場。(これを 感動といわずして何を感動といえるのか。)日本国で これ以上の 「創造物」にまだ会ったことはない。日本に新しい文化が誕生したのだ。このことを確認し、二人の創作者に 感謝したい。世には偉大な人物がいるものだ。
 しかし、今の時代と『坊ちゃんの時代』を対比し、これからどう生きるかは我らが、見つけねばならないと迫られているようでもある。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月31日に日本でレビュー済み
第一部夏目漱石、第二部森鴎外、第三部石川啄木ときた「坊ちゃんの時代」の第四部が扱う題材は大逆事件。前巻まで文学を通して「明治」を描いてきたが、第四部にいたって明治後期のジャーナリスト/思想家、幸徳秋水と彼が関わったとされる大逆事件を題材にしている。
大逆事件とは1910年天皇暗殺計画を計画していたとして、政府によって行われた社会主義者・無政府主義者に対する弾圧事件。幸徳秋水は主犯のひとりとして捕らえらるが、戦後まったくのでっちあげであったことが諸史料から判明している。
歴史の教科書では日露戦争後の近代史の中で事件名だけ触れられるくらいで一般的には、戦前の暗い時代の思想弾圧のひとつというレベルでなじみは薄いかもしれない。
第一部~第三部も同じ時代背景であるが、本作は題材の関係で国家と国権というものが表に大きく現れている。
明治の高揚した自由民権運動の世情の中、中江兆民の学僕として世に出、その後、有名な平民新聞で日露戦争への反戦の論陣を張り、同新聞取り潰し後は思想家として警察の監視対象におかれながらも活動を続けていた。愛人である管野すがのなりゆきもまた興味深い。
とはいえ作品は暗くはない。谷口ジローの描く登場人物は皆、まなざしは明るい。また江戸期の趣を残しつつ近代化をすすめる明治期の日本を描く絵はきれい。湯河原・熱海の軽便鉄道、浅草の人ごみ、九段の坂など興味深い描写が随所にでて来る。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ぜひこれもフルカラーて!