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Gene Mapper -full build- (ハヤカワ文庫JA) 文庫 – 2013/4/30
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- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2013/4/30
- 寸法10.6 x 1.5 x 15.7 cm
- ISBN-104150311072
- ISBN-13978-4150311070
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2013/4/30)
- 発売日 : 2013/4/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4150311072
- ISBN-13 : 978-4150311070
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 15.7 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 396,543位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1971年生まれ。国際基督教大学を中途退学。舞台美術、イラストレーターなどの職を経たのち、2012年にスマートフォンで執筆した小説「Gene Mapper」を電子書籍として販売。当年のKindle本で最も販売数の多い小説となり、作家へと転身する。
2013年には早川書房より『オービタル・クラウド』を刊行。第35回日本SF大賞と第47回星雲賞日本長編部門を受賞する。デビュー作の『Gene Mapper -full build-』と短編集の『公正的戦闘規範』も日本SF大賞の最終候補作にノミネートされている。
日本SF作家クラブの第18代会長を三年間務め、現在はクラブの理事として日本SFを支援している。
活動は一般小説にも及び、仮想通貨社会を描いた『アンダーグラウンド・マーケット』、警察IT小説の『ビッグデータ・コネクト』、オリンピック後の東京を舞台とした『東京の子』などの現代小説を執筆している。
ITエンジニアリングを通して世界と向き合う連作短編集『ハロー・ワールド』では、第40回吉川英治文学新人賞を受賞した。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「Gene Mapper」とは、その遺伝子設計を行うデザイナーの名称
一応、2050年くらいの近未来という想定
この世界では、2010年代の中頃にインターネットがウィルスによって崩壊し、別のネットワークが構築されている
主人公が設計したイネが稔る農園から、ある日突然、まったく違う種類のイネが発現
その謎に迫るSFであり、ミステリーでもある作品
ミステリーとしては平凡かもしれないが、未来世界の描写が凄い
読み始めから未来の話が描かれるが、全く違和感を感じ無い。
まるで現実からの陸付きの未来を見せられている様な、なめらかなで自然な世界観に脱帽です。
描かれる主要キャラ達も気持ちの良い人物像で魅力的。
ストーリーラインも謎とサスペンスが程よく入り交じり、全く飽きさせない。
ラストも小気味良い展開と決着でとても良い。
ただし、ラストが少し急ぎ気味の流れだったのだけが残念。
いや、文句無く面白かったのですけどね。
最先端の情報技術に関する議論満載の
難解な内容だろうと思い、敬遠していましたが、
実際には、非常に読みやすく書かれており、すぐに読み終えました!
主人公は技術者で、技術的な問題を解決する、というストーリーなのに、
例えば、ARについては、そのインターフェースやコミュニケーションの有り様、
遺伝子設計の稲については、農場の風景や食糧事情の変化、など
生活者側の視点で、未来の技術を描写することで、
読者のイマジネーションを視覚的に刺激することに成功しています。
まるで、SF映画を観ているかのように、未来のビジョンが視覚的に体感できるのです。
キャラクター(特にサブキャラ)は、感情移入しづらい・合点のいかない部分があったり、
ラストのオチには、どうも未来に楽観的すぎるように感じられる、という点で、
小説としてのデキは八分目かもしれませんが・・・。
未来を想像して、ワクワクできる、非常にエンタテインメント性のある小説だと思います。
現在、話題になることも多い農作物分野における遺伝子工学を主題に、
インターネットが崩壊した世界(それ以前のデータベースが半ば失われてしまった世界)を舞台につづられる
近未来小説は、すぐそこに起こり得る未来の物語として、非常に面白いSF作品でした。
一方で、この小説をサスペンスやミステリーとして読むと、
ストーリーもキャラクターもいかにも紋切り型。
(ここから少しネタバレ)
出てくる人物が、一見して善人に見える人はその通り善人、
またその逆も然り(善人に見せて…という人もいますが、
ある程度ミステリーやサスペンスを読んでいる人なら、すぐにわかってしまいます)、
というのは、物語全体の面白さを損なっているか、と。
決定的なのは、主人公に魅力が薄いこと。
物語の中の現在の知識には強いけど、
インターネットが崩壊する以前の知識にはとんと疎いというのは、
あえてそういうキャラ設定にしているのだとは思いますが、
あまりにバカっぽく見えてしまう。
それならいっそのこと、主人公は実は子供だった、くらいのどんでん返しがあっても面白かったのかも。
もちろん著者はこの作品をSFとして書いているのであろうし、
それをサスペンスやミステリーとして読んで評価するのはフェアじゃないと言われるかもしれませんが、
私にとってはどんなジャンルであっても面白ければそれでいいのであって、
その部分はマイナスにしか思えませんでした。
というこうとで、総合的に考えて個人的な評価は、3〜3.5ってところでしょうか。
随所に散らばるSF的ギミックが非常に良い!
仮想現実、遺伝子工学、生物工学が散りばめられて、
SF的な日常の描写がクオリティ高いです。
また、ストーリー展開もテンポよく、
サクサク読みつつも伏線が回収されていくのは気持ちいいですね。
ぜひ気軽に読んでもらいたい一冊。