フランスから翻訳された社会学のバンドデシネ（漫画）で
フランスのリッチな人々の生態を知ることが出来ます。
子供（大人向けも含む）向けのハローワークやお金の本は若干ありますが、
漫画王国日本でも余り見かけないタイプの御本だと思います。
日本では、活字では夥しいマネー本の中に経済格差本（「新・日本の階級社会」など）
やお金持ち本（「日本のお金持ち研究 」など）や学歴格差本（「日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち」など）などが若干あります。
橘玲氏の「幸福の「資本」論」がありますが、若干趣が違います。
また文化資本を社会学した「趣味の社会学 文化・階層・ジェンダー」が新しいです。
まさにブルデューです。
本の中にブルジョア（金持ち）検定が設けられており社会（装置）がそのように構成・再生産されていると感じました。また機会があれば日本版も読みたいと思いました。
フランス社会の勉強や社会学の研究の取っ掛りに向いている入門書的な位置で
ティーンから勉強できる仕様になっております。参考文献も仏語の本が豊富に紹介されています。
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