図式論と原則論。
訳文も現代のわれわれにFitする言葉遣いで、[ ]書きで言葉を補っているところがありがたい。
訳者解説のお陰で、なぜこういう議論が必要であったのかというバックグラウンドが分かって、ようやく霧が晴れた感じ。
出版されたのが1787年だから、フランス革命の直前、日本では明治維新の約80年前であり、仮に日本の本であっても、その時代の朱子学・国学・蘭学がどんな説を唱えていたかを解説してもらわなければ、分からないのと同じ理屈だ、と納得。
ひと世代前のライプニッツ、13歳年長のヒュームをはじめ、デカルト、スピノザ、アンセルムの言説をも解説してあって、手がかりが与えられた。感謝。
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純粋理性批判 (3) (光文社古典新訳文庫 Bカ 1-4) 文庫 – 2010/9/9
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- 本の長さ541ページ
- 言語日本語
- 出版社光文社
- 発売日2010/9/9
- 寸法10.5 x 2 x 15 cm
- ISBN-104334752136
- ISBN-13978-4334752132
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登録情報
- 出版社 : 光文社 (2010/9/9)
- 発売日 : 2010/9/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 541ページ
- ISBN-10 : 4334752136
- ISBN-13 : 978-4334752132
- 寸法 : 10.5 x 2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,017位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2024年1月18日に日本でレビュー済み
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「思考の深さと広さ」という部分がどうも誤訳に思える。
深さではなく広さであり、純粋悟性の思考の範囲広い故に間違えてるのであって、深さと広さを比較しているのではない。
深さではなく広さであり、純粋悟性の思考の範囲広い故に間違えてるのであって、深さと広さを比較しているのではない。
2010年10月11日に日本でレビュー済み
第3巻は「図式論」と「原則論」だが、本文はすこぶる難しい。そこで、私は、訳者による詳細な「解説」から先に読み始めた。とはいうものの、この「解説」だけでも有に新書版1冊分に相当すると思われる180ページ。これまたすごいが現代の実情に合ったたとえ話を持ち込んで解説されているので、とても分かりやすい。さらに、訳者が作成したあの「タイトル・リスト」、これを駆使して理解を膨らませることもできる。
サンデル先生の「白熱授業」でも取り上げられ、書店でもカントの解説本が並んでいる2010年の日本は少しばかりカント・ブーム。カントは非常に難しいが、この新訳で少しばかりはこの古典的名著の裾野にまで近づけた気がする。
サンデル先生の「白熱授業」でも取り上げられ、書店でもカントの解説本が並んでいる2010年の日本は少しばかりカント・ブーム。カントは非常に難しいが、この新訳で少しばかりはこの古典的名著の裾野にまで近づけた気がする。
2010年10月15日に日本でレビュー済み
他のレヴューで解説から読んだ旨が書かれているが、誠に尤もで賢明だったと思う。自分に限らず誰でも本文を読んで解説を読むのが普通だと思う。まして本書のような名訳であれば、敢えて解説を先に読むのはもったいない気さえするものだ。というわけで、1巻2巻は本文を読んでから解説を読んだ。そして、読みやすい翻訳だったので、細かな注意を促してくれる部分以外は本文で良かった。が、本巻は、そうはいかないと思う。「図式論」「原則論」は、2巻で論じられた感性と悟性の具体的な展開を示す部分で、内容が細かく、部分的に面白い題材もあるので、目前に語られている話に拘泥して、もともとの趣旨を注意していないと、わからなくなる、ということがある。そのうえ、以前から論者たちによる前提に対する批判があって、そもそもカントは、結局直観による対象の成立段階で同時に悟性のカテゴリーを働かせて、対象を構成するという主張になっているので、いったいどこで、客観的な判断と主観的なものとが区別されるのか出来ていないのではないか、という根強い疑いがある。実際この問題回避のためにドイツ観念論やらショーペンハウアー、そして新カント派など登場する経緯があると言われているほど。すると、本巻の「具体的な展開」と言われても、大丈夫なのか、とひいてしまいかねない。読んでも素直に頭に入らなくなる。ここで、ナビゲーターとして「解説」を読んでみると、見事に引導してくれるので、それに乗じて本文に戻るのが良いと思う。「解説」では、カントに則って、カテゴリーの妥当かつ必然的な適用を示すことで、客観的判断とは何かを示してくれていると思う。それは、得てして「物自体」の把握にまで勇み足してしまうと分からなくなるが、そこを棚上げすれば、「現象」において十分「必然性」が成立することを示唆していると思う。尤も、なんとなくわからないところも残るのだが、それはまたいろいろ考える楽しみにもなる。「時間」をカテゴリーの感性化、直観の概念化の根拠とする。そうすることで、直観と悟性の橋渡しをするのだが、それが産出的想像力によるものだというのは、興味深いし、「時間論」は総じて面白く、「時間」とは「持続するもののあり方」である、ということ、人間が「実体」を把握するためには「時間」の中でしかできない、という一連の論点は、なんとヘーゲルはカントに近いことか、と驚く。ヒューム、ライプニッツ批判としての時間論や「継起」の検討など刺激的な話が多い。果たして、本文に戻って読みこなす気持ちが再発し、思想史や問題史に関する興味も触発される。ぜひ読んでもらいたい巻。