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世界地図を読み直す:協力と均衡の地政学 (新潮選書) 単行本(ソフトカバー) – 2019/5/22

3.8 5つ星のうち3.8 79個の評価

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見慣れたはずの「世界地図」が一変する!
新視点の地政学。


大国の周辺国から国際秩序を見直せば、まったく新しい「世界地図」が立ち上がる。フィンランド、ウクライナ、アルメニアを歩けば、「ロシア」の勢力圏構想が浮き彫りになる。ミャンマー、東ティモール、ザンビアを歩けば、「中国」の世界戦略が見えてくる。歴史と地理に精通した政治外交史家が、国際協力と勢力均衡の最前線で考えた「21世紀の地政学」。


(目次)

序章 自由で開かれたインド太平洋構想――日本の生命線

第1章 ロシアとその隣国たち――独立心と思慮深さを学ぶ
ジョージア、アルメニア、ウクライナ、トルコ、フィンランド、バルト三国

第2章 フロンティアとしてのアフリカ――中国の影と向き合う
ウガンダ、アルジェリア、南スーダン、エジプト、ザンビア、マラウイ

第3章 遠くて近い中南米――絆を強化するために
ブラジル、コロンビア

第4章 「海洋の自由」と南太平洋――親密な関係を維持できるか
パプア・ニューギニア、フィジー、サモア

第5章 揺れるアジア――独裁と民主主義の狭間で
ミャンマー、ベトナム、東ティモール、タジキスタン

終章 世界地図の中を生きる日本人

日本が生き抜くための国際秩序を構想する。
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世界地図を読み直す―協力と均衡の地政学― 明治維新の意味 覇権なき時代の世界地図
カスタマーレビュー
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【新潮選書】北岡伸一 作品 ミャンマー、ザンビアから中国を見る。ジョージア、アルメニアからロシアを学ぶ。歴史と地理に精通した外交史家が、国際協力と勢力均衡の最前線を歩く。 驚くほどのスピード感をもって進められた近代国家樹立。それを可能にした人的要素と政策論議のあり方を、政治外交史の専門家が独自の観点から解明する。 「米国一強」「G7主導」の崩壊と権威主義の台頭――日本はどうすべきか。国連・JICAで世界を見た国際政治学者の地政学的思考!

商品の説明

著者について

1948年、奈良県生まれ。東京大学名誉教授。2015年より国際協力機構(JICA)理事長。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。立教大学教授、東京大学教授、国連大使(国連代表部次席代表)、国際大学学長等を歴任。2011年、紫綬褒章受章。著書に『清沢洌―日米関係への洞察』(サントリー学芸賞受賞)、『日米関係のリアリズム』(読売論壇賞受賞)、『自民党―政権党の38年』(吉野作造賞受賞)、『国連の政治力学―日本はどこにいるのか』、『外交的思考』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2019/5/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/5/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106038404
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106038402
  • 寸法 ‏ : ‎ 12.8 x 1.9 x 19.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 79個の評価

著者について

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北岡 伸一
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「ソフト・パワー」で国際協力をリードする日本の姿が浮かび上がる。
5 星
「ソフト・パワー」で国際協力をリードする日本の姿が浮かび上がる。
事実に即して広く世界を見渡す(p4)。本書は、視点を近隣諸国から遠くに置き、そこから見えてくる世界の実相と日本外交のあるべき姿をとらえようとする一冊であり、長年の著者の実績・実体験と相まって興味深く読ませてくれる。停滞・沈下した平成の30年間を嘆いても仕方がない。いま、われわれにできることは何か。「日本ならではの国際貢献」とは何であるか。その実績と今後の指針が本書にはある。・グルジア(ジョージア)、アルメニア、ウクライナ、タジキスタン。エジプト、ウガンダ、南スーダン、ザンビア、マラウイ。ブラジル、コロンビア、南太平洋諸国。そして東南アジア諸国。JICA理事長、あるいは国連大使として著者がなしえた信頼醸成と「その国の必要」に基づく「上から目線ではない」支援は、確実に日本への好感度を高めつつ、現地の人材を育成するものであり、長期的・国家的視点からどれほど有益であるかが本書から伝わってくる。・日々、センセーショナルな、あるいは大国関係のニュースに翻弄されがちだが、小国に目を向けることで見えてくること、その重要性も理解できた。・途上国支援で地道に実績を築き上げてきた日本。「信頼で世界をつなぐ」(JICAのヴィジョン)その姿に対し、強引ともいえる中国の「開発支援」の遣り口にどう対処するのか、あるいは、けん制するのか。難しいが克服すべき課題であるとわかる。・「非西洋から近代化した歴史」と「西洋とは異なる途上国へのアプローチ」(p250)が日本外交の強みであり、民主主義的な国際協調体制を深化させる努力が求められる、か。17章「『ソフト・パワー』の作り方」では、国民皆保険制度を議題とする国際会議での日本のリーダシップと著者の一日の行動が例示される。古くからの実績、確固たる組織と国際レベルの人材、財務の裏付け、トップの関与など「汗をかき、資金を出す」日本が努力によって作り出した『ソフト・パワー』の底力には感銘を受けた。勇ましい掛け声、自己顕示欲のための「血と汗」などいらない。これまでの日本らしい地道な貢献が世界中で評価されていることは実に誇らしいし、この路線を維持・拡大するべきだと思う。
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2020年3月7日に日本でレビュー済み
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事実に即して広く世界を見渡す(p4)。
本書は、視点を近隣諸国から遠くに置き、そこから見えてくる世界の実相と日本外交のあるべき姿をとらえようとする一冊であり、長年の著者の実績・実体験と相まって興味深く読ませてくれる。
停滞・沈下した平成の30年間を嘆いても仕方がない。いま、われわれにできることは何か。「日本ならではの国際貢献」とは何であるか。その実績と今後の指針が本書にはある。
・グルジア(ジョージア)、アルメニア、ウクライナ、タジキスタン。エジプト、ウガンダ、南スーダン、ザンビア、マラウイ。ブラジル、コロンビア、南太平洋諸国。そして東南アジア諸国。JICA理事長、あるいは国連大使として著者がなしえた信頼醸成と「その国の必要」に基づく「上から目線ではない」支援は、確実に日本への好感度を高めつつ、現地の人材を育成するものであり、長期的・国家的視点からどれほど有益であるかが本書から伝わってくる。
・日々、センセーショナルな、あるいは大国関係のニュースに翻弄されがちだが、小国に目を向けることで見えてくること、その重要性も理解できた。
・途上国支援で地道に実績を築き上げてきた日本。「信頼で世界をつなぐ」(JICAのヴィジョン)その姿に対し、強引ともいえる中国の「開発支援」の遣り口にどう対処するのか、あるいは、けん制するのか。難しいが克服すべき課題であるとわかる。
・「非西洋から近代化した歴史」と「西洋とは異なる途上国へのアプローチ」(p250)が日本外交の強みであり、民主主義的な国際協調体制を深化させる努力が求められる、か。

17章「『ソフト・パワー』の作り方」では、国民皆保険制度を議題とする国際会議での日本のリーダシップと著者の一日の行動が例示される。古くからの実績、確固たる組織と国際レベルの人材、財務の裏付け、トップの関与など「汗をかき、資金を出す」日本が努力によって作り出した『ソフト・パワー』の底力には感銘を受けた。勇ましい掛け声、自己顕示欲のための「血と汗」などいらない。これまでの日本らしい地道な貢献が世界中で評価されていることは実に誇らしいし、この路線を維持・拡大するべきだと思う。
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5つ星のうち5.0 「ソフト・パワー」で国際協力をリードする日本の姿が浮かび上がる。
2020年3月7日に日本でレビュー済み
事実に即して広く世界を見渡す(p4)。
本書は、視点を近隣諸国から遠くに置き、そこから見えてくる世界の実相と日本外交のあるべき姿をとらえようとする一冊であり、長年の著者の実績・実体験と相まって興味深く読ませてくれる。
停滞・沈下した平成の30年間を嘆いても仕方がない。いま、われわれにできることは何か。「日本ならではの国際貢献」とは何であるか。その実績と今後の指針が本書にはある。
・グルジア(ジョージア)、アルメニア、ウクライナ、タジキスタン。エジプト、ウガンダ、南スーダン、ザンビア、マラウイ。ブラジル、コロンビア、南太平洋諸国。そして東南アジア諸国。JICA理事長、あるいは国連大使として著者がなしえた信頼醸成と「その国の必要」に基づく「上から目線ではない」支援は、確実に日本への好感度を高めつつ、現地の人材を育成するものであり、長期的・国家的視点からどれほど有益であるかが本書から伝わってくる。
・日々、センセーショナルな、あるいは大国関係のニュースに翻弄されがちだが、小国に目を向けることで見えてくること、その重要性も理解できた。
・途上国支援で地道に実績を築き上げてきた日本。「信頼で世界をつなぐ」(JICAのヴィジョン)その姿に対し、強引ともいえる中国の「開発支援」の遣り口にどう対処するのか、あるいは、けん制するのか。難しいが克服すべき課題であるとわかる。
・「非西洋から近代化した歴史」と「西洋とは異なる途上国へのアプローチ」(p250)が日本外交の強みであり、民主主義的な国際協調体制を深化させる努力が求められる、か。

17章「『ソフト・パワー』の作り方」では、国民皆保険制度を議題とする国際会議での日本のリーダシップと著者の一日の行動が例示される。古くからの実績、確固たる組織と国際レベルの人材、財務の裏付け、トップの関与など「汗をかき、資金を出す」日本が努力によって作り出した『ソフト・パワー』の底力には感銘を受けた。勇ましい掛け声、自己顕示欲のための「血と汗」などいらない。これまでの日本らしい地道な貢献が世界中で評価されていることは実に誇らしいし、この路線を維持・拡大するべきだと思う。
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2020年2月2日に日本でレビュー済み
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筆者の仕事を通じて得られた経験を中心にまとめた本になっている。外交という舞台での経験に基づく話でもあり、実態を取材したものではないことを差し引いても、面白く読むことができた。特に、日本人があまり関心を持たないアフリカの国に関する話は、とても興味深かった。ただ、筆者の仕事や地位についての記述が繰り返し出てくる点については、少しくどい印象も否めないと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年3月22日に日本でレビュー済み
学識と国連外交の実務経験を備えた著者による世界各国の政治・外交に関するエッセイ。学術本ではなく、楽しんで読める紀行文である。日本国際協力機構(JICA)理事長としての活動をもとに描かれているので、JICAの活動実態を把握するためには役立つ。
2019年9月15日に日本でレビュー済み
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 著者はJICA(国際協力機構)の理事長を務める方である。JICAの職員の名刺には、「信頼で世界をつなぐ」と言う言葉が記されている。私は、アフリカの某国で日本国政府無償援助工事を行なっている者である、この言葉はそういう仕事をする上で、私の心の拠り所としているものだが、著者が選んだ言葉なのだそうだ。

 「はじめに」で、著者はこの本の目的を、日本の立脚点を定める、と銘打ち次のように述べている。「これまでの日本外交は二国間関係で論じられることが多かった。二国間関係は主として利害の調整であるので、それに偏りすぎたのではないか。マルチ外交や世界を相手にした外交では日本の立脚点を定めることが重要だ、それがあっての二国間関係ではないだろうか。やや遠くから日本を眺めるときにどういうことが言えるのか、そこから日本の立脚点を考察するのがこの本の狙いである。」
 
 その言葉通りの内容で、著者が訪れた世界各国の政治や社会情勢を紹介しながら日本との協力や支援について言及している。印象的な記述がいくつかあったが、その中で、日本人のアイデンティティとは何か、についてジョージアとアルメニアを訪問した時の感想を背景として、「宗教」と「言語」の大切さを強調していたので紹介したい、曰く、「国際社会で生きて行くために、今程度の外国語能力では話にならないから、英語教育に力を入れるのは当然だが、日本語を十分大切にしているようにも思えない。」、そして更に言う、日本にとって宗教に代わるものは皇室だろうか、と。同感だ。まずは国語ありきである。そして日本人にとっての宗教は皇室ではないか、という洞察にも同意したい。
 著者の訪れた多くの国々について率直な意見が述べられており、わかりやすくためになる著作だった。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月16日に日本でレビュー済み
 本書は、東大教授、国連大使を経て、JICA理事長を務めておられる方が書いた本です。
 主として、JICA理事長として訪問した国について、歴史や概要、訪れた時の印象や現地で会った人とのやりとりについて書いています。国際援助を行うJICAなので、訪問国は発展途上の国が多く、ロシアの周辺国やアフリカの国など、私たちが日ごろあまり意識しない国について、認識を深めることができます。

 本書を読むと、JICA理事長というようなハイレベルな立場の人のとても高い視点からみた外国の国々の印象に触れることができて、「JICAの理事長というのは、こういう活動をして、こんな視点でものを見ているのか」と、興味深く読める本です。
 一方、現地の民衆レベルの人々のナマの声のような要素は、ほとんど全くないので、そういうレポートを読みたい人にとっては向かない本です。

 本書は「世界地図を読み直す」や「協力と均衡の地政学」というような非常に興味をそそられるタイトルが付されており、私は「地政学上の新たな視点が提示されるのか」と期待して読んだのですが、残念ながら、地球儀の見方が変わるような斬新な視点はありませんでした。
 本書は、どちらかというと訪れた国についての印象記程度の本であり、とても読みやすく、それなりに興味深い本ですが、タイトルがタイトルだけに、私は正直拍子抜けしました。

 総じて言うと、上記のような斬新な視点を期待する人には向かないと思いますが、日ごろあまり意識しない国々について知ることができる一定興味深い本であり、読んで損はない本と思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年10月29日に日本でレビュー済み
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国際平和の推進を願う筆者が、マスコミで伝えられる断片的な状況だけで、国際的な出来事を判断してはならない。そして、私たち日本人が、考えなければならないこと、求められている行動が示されている。
国際問題といえば、米国、中国・・・と始まるが、この本では、周辺の国々から説き起こしていることもよかった。
JICAの紹介もよかったが、PRが多少気になった。
2022年5月10日に日本でレビュー済み
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毎月500円引かれているのは解約したい
2021年11月21日に日本でレビュー済み
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徴兵制は憲法違反である、という議論がある。これは日本の憲法論では通説であり、根拠は、徴兵制が憲法十八条の禁ずる「意に反する苦役」に当たるから、だ。これについて、北岡氏は、フィンランドの安全保障の在り方を論じた箇所で、「日本の議論は、世界の常識に反するひどい議論であり、徴兵制を取る多くの国においては、兵役は国民の神聖な義務とされている」、という。確かに日本の議論は特殊だ。しかし、この特殊な議論が日本の特殊な歴史に基づいていることを北岡氏は分かっているだろうか?

第二次世界大戦において、日本軍は、戦線を拡大し過ぎたうえ幹部の無能もあって、前線の兵士は十分な食料や武器の補給を受けられなかった。ガダルカナルも硫黄島もそうだったが、ミャンマーの国境付近で展開されたインパール作戦は、特に悲惨だった。送り込まれた兵士は十万であったが、戦死者三万、病死者三万、傷病故に帰国させられた者二万、という大きな犠牲を生んだ。そういう絶望的な前線に送り出していながら、兵士達には、敵の捕虜になる自由もなかった。「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓があったからだ。これが「苦役」でなくて何だろうか。北岡氏はこの本の別の箇所でインパール作戦に言及しているが、そこで論じられているのは、作戦の戦術面での巧拙であって、兵士たちの苦しみではない。

あの戦争からはや76年がたち、兵士たちの苦しみ、遺族の悲しみは、過去の話と思っているのだろうか?時代の変化、安全保障上の必要などを考慮して、これまでの国防の在り方を見直すことはありうるが、そうであるにしても、兵士の命を粗末に扱った過去の歴史についての反省をすることは是非とも必要であろう。我が国の憲法学が「徴兵制は、憲法18条にいう、意に反する苦役、にあたる」とするのも、その反省からである。そのことを一顧だにせずに、世界の常識に外れている、と軽々に論ずるような者に、我が国の憲法や政治を論じる資格はない。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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