めちゃくちゃ面白かった。著者はウンコ愛すごそうだけど、よくありそうな江戸時代はウンコはエコロジー!だけの話ではなかった。
・食べることが大事なら、同じくらいウンコすることも大事なはず。
・いろいろ循環してるよ。
・ウンコは「汚穢にして黄金。穢れにして神聖」
という見方を軸に昔から現代までのウンコ観、ウンコへの付き合い方を語る。江戸時代の「エコ」なウンコの付き合い方もたくさん語られてるがそれだけではない。まさに著者のいうとおり、うんこは割り切れない。軽妙な語り口で読みやすい。割り切れない感じをうまく語っているからだろう、いろいろ考えさせられる。引用する文芸作品も興味深い。水木しげるさんのはこの本で知って読んで衝撃。
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ウンコはどこから来て、どこへ行くのか ──人糞地理学ことはじめ (ちくま新書) Kindle版
私たちの身近な存在でありながら、流されてしまえば忘れられてしまうウンコ。しかし、お尻の拭き方、始末の仕方も世界では様々な方法があったりするし、歴史的にはそれが重宝される時代もあったのだ。さらに、処理の対象とされるがその処理も一筋縄ではいかなかった。ウンコの視点から環境、経済、世界を見渡せば、新たな一面が見えてくる。
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2020/10/10
- ファイルサイズ10931 KB
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出版社より
湯澤規子(ゆざわ・のりこ)
1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史――ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院、経済地理学会著作賞、地理空間会学術賞、日本農業史学会学会賞)、『胃袋の近代――食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会、生協総研賞、人文地理学会学会賞)、『7袋のポテトチップス――食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)などがある。
商品の説明
出版社からのコメント
私たちの身近な存在でありながら、流されてしまえば忘れられてしまうウンコ。
しかし、お尻の拭き方、始末の仕方も世界では様々な方法があったりするし、
歴史的にはそれが重宝される時代もあったのだ。
さらに、処理の対象とされるがその処理も一筋縄ではいかなかった。
ウンコの視点から環境、経済、世界を見渡せば、新たな一面が見えてくる。
【目次】
第1章:ウンコとは何か
第2章:世界がウンコに求めているもの―一番身近なSDGs
第3章:宝物としてのウンコ―近世日本の下肥
第4章:せめぎあうウンコの利用と処理―近代における「物質循環」の再編
第5章:都市でウンコが「汚物」になる―産業革命と大量排泄の時代
第6章:消失するウンコの価値―地域固有の清掃行政と戦後下水道物語
第7章:落し紙以前・トイレットペーパー以後―お尻の拭き方と経済成長
第8章:ウンコが教えてくれたこと―世界の分岐点についてのダイアローグ
しかし、お尻の拭き方、始末の仕方も世界では様々な方法があったりするし、
歴史的にはそれが重宝される時代もあったのだ。
さらに、処理の対象とされるがその処理も一筋縄ではいかなかった。
ウンコの視点から環境、経済、世界を見渡せば、新たな一面が見えてくる。
【目次】
第1章:ウンコとは何か
第2章:世界がウンコに求めているもの―一番身近なSDGs
第3章:宝物としてのウンコ―近世日本の下肥
第4章:せめぎあうウンコの利用と処理―近代における「物質循環」の再編
第5章:都市でウンコが「汚物」になる―産業革命と大量排泄の時代
第6章:消失するウンコの価値―地域固有の清掃行政と戦後下水道物語
第7章:落し紙以前・トイレットペーパー以後―お尻の拭き方と経済成長
第8章:ウンコが教えてくれたこと―世界の分岐点についてのダイアローグ
著者について
湯澤規子(ゆざわ・のりこ)
1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史――ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院、経済地理学会著作賞、地理空間会学術賞、日本農業史学会学会賞)、『胃袋の近代――食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会、生協総研賞、人文地理学会学会賞)、『7袋のポテトチップス――食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)などがある。
1974年大阪府生まれ。法政大学人間環境学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科単位取得満期退学。博士(文学)。明治大学経営学部専任講師、筑波大学生命環境系准教授を経て、現職。「生きる」をテーマに地理学、歴史学、経済学の視点から、当たり前の日常を問い直すフィールドワークを重ねている。主な著書に『在来産業と家族の地域史――ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(古今書院、経済地理学会著作賞、地理空間会学術賞、日本農業史学会学会賞)、『胃袋の近代――食と人びとの日常史』(名古屋大学出版会、生協総研賞、人文地理学会学会賞)、『7袋のポテトチップス――食べるを語る、胃袋の戦後史』(晶文社)などがある。
登録情報
- ASIN : B08K8X71W2
- 出版社 : 筑摩書房 (2020/10/10)
- 発売日 : 2020/10/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 10931 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 210ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 125,130位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 588位ちくま新書
- - 3,369位社会学概論
- - 4,021位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの資料を集めて書かれた本だと思いました
ただ、古文学に精通した方なら楽に読めるのでしょうけど、そうでない人にとっては書かれている単語の意味が分からなかったりで、難しい部分もあると思います
取り上げる内容は面白いもので、楽しく勉強になります
ただ、古文学に精通した方なら楽に読めるのでしょうけど、そうでない人にとっては書かれている単語の意味が分からなかったりで、難しい部分もあると思います
取り上げる内容は面白いもので、楽しく勉強になります
2021年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うんこから歴史を読みといている本。視点が面白いと思います。どんどん読み進めることができました。
2020年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大雑把にはウンコの歴史は理解していましたが、そこへ新たな知識として本書の内容が埋め込まれていきました。一番驚きだったのはウンコを肥料として扱う件ですが、当時は肥料として使うだけのゆとりがあり現代において肥料として使うのは効率的ではないという事です。
またウンコは汚いという認識は近代化が進む事によって広まった認識であり、昔はゲン担ぎで汚いを利用してもいたのです。トイレ(便器)の変遷の話やトイレットペーパーが普及するまでの話も良かったです。
またウンコは汚いという認識は近代化が進む事によって広まった認識であり、昔はゲン担ぎで汚いを利用してもいたのです。トイレ(便器)の変遷の話やトイレットペーパーが普及するまでの話も良かったです。
2022年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人文地理学を専攻する先生が著者です。前半は真面目に、ウンコの社会史について文献を引用しながら解説してくれます。引用が沢山あるのでこれから深くウンコについて勉強しようとする読者には資料的価値があると思います。後半は著者のうんこに対する思い、哲学ですか?、がボーボワール、ゴーギャン、水木しげるなどを引っ張り出して語られていますが、残念ながら自分にはついていけませんでした、あまり面白くなかったということです。本のタイトルは「人」を「ウンコ」に置き換えたパクリですが、残念ながら、本書には、ウンコがこれからどこに行くのか考察がありませんでした。資料的価値とウンコ愛で☆3つにしました。
2021年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本で育まれてきた糞の文化。SDGsが叫ばれる今だからこそ見直したい。
2020年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人糞の肥料利用について、歴史的・地理的な観点から調べ、その調査結果をまとめている。また、その過程における人々のウンコ観の変遷を、人々がウンコについてどのような表現で表したかに着目して整理している。調査対象とした地域には限りがあるため、世界のウンコ観の変遷を網羅的にしることができたとは思えなかった(それは個人では不可能な調査量になりそうだ。)が、自分自身のウンコ観を振り返る機会となる良著だろう。
また、文章のなかでは、当然のようにウンコが連発されることになる。
『子どもにとって、ウンコは一番初めに出会う、一番身近な「自分」であり、「他者」である』
といった大真面目な指摘も、
『本書では「ウンコ」という表記で統一しているが、このセミナーでは「うんち」という表記を採用したため、ここでの表記はそのままとした』
という巻末の注も、やはり何かしらの面白さを生み出しているように思える。このようないわゆる「シリアスな笑い」を期待して読んでみるのもいいだろう。
ただし、ウンコに関してのヤバイ文章を読みたいという動機だけがあり、ジャンルを問わないのであれば、1974年から野グソをし続けている伊沢正名氏の「葉っぱのぐそをはじめよう」をお勧めする。
また、文章のなかでは、当然のようにウンコが連発されることになる。
『子どもにとって、ウンコは一番初めに出会う、一番身近な「自分」であり、「他者」である』
といった大真面目な指摘も、
『本書では「ウンコ」という表記で統一しているが、このセミナーでは「うんち」という表記を採用したため、ここでの表記はそのままとした』
という巻末の注も、やはり何かしらの面白さを生み出しているように思える。このようないわゆる「シリアスな笑い」を期待して読んでみるのもいいだろう。
ただし、ウンコに関してのヤバイ文章を読みたいという動機だけがあり、ジャンルを問わないのであれば、1974年から野グソをし続けている伊沢正名氏の「葉っぱのぐそをはじめよう」をお勧めする。
2020年12月1日に日本でレビュー済み
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知りたかったことが次々書かれていて、不安が解消されたとともに、自分の疑問が特別なことではなかったと思えた。