大枠はその通りだと感じました。
インターネットの普及とグローバル化で世界のシステム化が加速して
いるのはコロナの浸透で一種の呪縛として作用して可視化されていて
身を持って実感できました。
また1960年度の経済規模に回帰せよとラトゥーシュへの言及があり
『脱成長』が販売されているので今度読んでみようと思った。
更に前提を覆す『貿易戦争は階級闘争である』が今年度発刊されていますので、
この機会に読んでみようと思いました。
どちらにせよ市井の人達が割に合わない人生を歩むことが多くなりそうです。
現在のグローバルなシステムを維持する為に結果的に犠牲になり、
キャラ変をしても適応できる人は少数派でしょうし…。
ついでに『地球を壊す暮らし方: 帝国型生活様式と新たな搾取』も関係
しそうですので、近いうちに…。
結局、触発されて本に追われる生活になりそう。
ある意味に現代人に課せられた呪縛です。
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新書700近代の呪い (平凡社新書 700) 新書 – 2013/10/15
渡辺 京二
(著)
『逝きし世の面影』の著者が人類史の視点から近代を総括する注目の講義録。私たちはどこから来て、どこへ向かおうとしているのか──。この混沌たる時代を生き抜く現代人のための必読の書。
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2013/10/15
- 寸法10.7 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104582857000
- ISBN-13978-4582857009
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2013/10/15)
- 発売日 : 2013/10/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 190ページ
- ISBN-10 : 4582857000
- ISBN-13 : 978-4582857009
- 寸法 : 10.7 x 1.1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 394,953位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月21日に日本でレビュー済み
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貧困を克服しつつあるのに、不幸なのか。
どうして我々は、それでもなお本当の意味では貧困を克服できないのか。
そういうことを丁寧に、誠実に、そして鋭く著者は語りきります。
今を生きる人全員に読んでほしいくらいの名著です。
どうして我々は、それでもなお本当の意味では貧困を克服できないのか。
そういうことを丁寧に、誠実に、そして鋭く著者は語りきります。
今を生きる人全員に読んでほしいくらいの名著です。
2020年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の本は2冊目ですが、長い研究の賜物だけをいただくばかりで申し訳なく、感謝しております。読めるのが幸せだと思います。
前半(近代とは何ぞ)についてのレビューが多いのですが、私はタイトルの「呪い」のほうが余程深く考えさせられました。コロナの前に出版されたものですが、今まさにこの「呪い」について深く心に留めたいところです。
中身は読んでいただくとして、感想です。
呪いの一つ目については、あまりにもその動きが大きすぎて私には見えません。著者には今、その先が見えているのでしょうか。最新のご意見を伺える機会があれば良いのですけど。
二つ目については、目にも見えないウイルス一つでここまで社会が乱れている今、生命体は人間だけではなかったこと、思い出したいもの。思い出したいですね。人間が草や木より尊いものであろうとは、のエピソードはこの著者ならではのような気がします。
コロナのニュースを見る時間を雲の流れや夕日の紅さを追う時間に数十分変えれば、この呪いは少しとけるのではないでしょうかね。私も自動で開閉する便座蓋はいらないです。
前半(近代とは何ぞ)についてのレビューが多いのですが、私はタイトルの「呪い」のほうが余程深く考えさせられました。コロナの前に出版されたものですが、今まさにこの「呪い」について深く心に留めたいところです。
中身は読んでいただくとして、感想です。
呪いの一つ目については、あまりにもその動きが大きすぎて私には見えません。著者には今、その先が見えているのでしょうか。最新のご意見を伺える機会があれば良いのですけど。
二つ目については、目にも見えないウイルス一つでここまで社会が乱れている今、生命体は人間だけではなかったこと、思い出したいもの。思い出したいですね。人間が草や木より尊いものであろうとは、のエピソードはこの著者ならではのような気がします。
コロナのニュースを見る時間を雲の流れや夕日の紅さを追う時間に数十分変えれば、この呪いは少しとけるのではないでしょうかね。私も自動で開閉する便座蓋はいらないです。
2017年5月7日に日本でレビュー済み
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厚い傍証が素晴らしく、多くの友人に勧めたい新作です。広まると嬉しいデース。
2019年12月29日に日本でレビュー済み
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渡辺京二氏の本はよく読んでいた。この本も読む価値のある本です。学者の論文ではない、それだけに読む人の心に伝わります。フランス革命前後の話などよく分かりました。第一章に長谷川伸の著書の中の人間観察などとてもよくわかりました。史学の論文にはない優れた著書でしょう。
2013年11月19日に日本でレビュー済み
「…いつたいぼくたちはこのヨーロッパの近代といかに対決してしかるべきか。答えは―その確立と同時に超克とを。まさにそれにほかならぬ―が、たれが、いかにして、それをなしうるか」福田恆存『 近代の宿命 』
渡辺京二さんといえば名著『 逝きし世の面影 』(第12回和辻哲郎文化賞受賞)などで知られた熊本市在住の歴史評論家である。その渡辺さんが熊本大学の客員教授時代における3回の講義と、熊本県立美術館及び横浜市開港記念会館での講演を収載したのが本著であり、これらの講述では「近代」というものを主なテーマとしている。西洋起源の「近代」については、私たちが学校で習った「自由・平等・博愛」のスローガンでシンボライズされた1789年の「フランス革命」がエポックとなるわけだが、その「フランス革命」の実相なども当書で語っている。
「フランス革命」の性格分析等については、エドマンド・バーク(1729‾1797)の『 フランス革命の省察 』(1790)やアレクシス・ド・トクヴィル(1805‾1859)の『 旧体制と大革命 』(1856)などが有名である。その「フランス革命」の本質について、トクヴィルの言を用いれば、「フランス革命からまったく新しいフランス国民が生まれ、それ以前にまったく存在しなかった基礎の上に大建造物を築いた、と信じることは大変な思い違いとなろう」(ちくま学芸文庫p.72)ということで、渡辺さんも「フランス革命」の「反近代的性格」「復古的な性格」などを強調している。
このことはつまり、如上の福田恆存さんの言葉を借りると、「古代と中世との絶縁はあっても、近代と中世とのあひだにはけつして段落がつけられない」(福田前掲書)という意念にも繋がる。ここで、渡辺さんらしいのが「フランス革命のキー・ポイントは民衆世界(=村落共同体等の中間団体)の国家と関わりない自立性を解体するところにあった」という洞察だ。それは取りも直さず、「国民国家(ネイション・ステイト)」の創成を意味する。そして当然、個人が中間団体に属することで享受していた特権、即ち「自由」という問題も大きな変容を遂げたのだった。
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「…いつたいぼくたちはこのヨーロッパの近代といかに対決してしかるべきか。答えは―その確立と同時に超克とを。まさにそれにほかならぬ―が、たれが、いかにして、それをなしうるか」福田恆存『 近代の宿命 』
渡辺京二さんといえば名著『 逝きし世の面影 』(第12回和辻哲郎文化賞受賞)などで知られた熊本市在住の歴史評論家である。その渡辺さんが熊本大学の客員教授時代における3回の講義と、熊本県立美術館及び横浜市開港記念会館での講演を収載したのが本著であり、これらの講述では「近代」というものを主なテーマとしている。西洋起源の「近代」については、私たちが学校で習った「自由・平等・博愛」のスローガンでシンボライズされた1789年の「フランス革命」がエポックとなるわけだが、その「フランス革命」の実相なども当書で語っている。
「フランス革命」の性格分析等については、エドマンド・バーク(1729‾1797)の『 フランス革命の省察 』(1790)やアレクシス・ド・トクヴィル(1805‾1859)の『 旧体制と大革命 』(1856)などが有名である。その「フランス革命」の本質について、トクヴィルの言を用いれば、「フランス革命からまったく新しいフランス国民が生まれ、それ以前にまったく存在しなかった基礎の上に大建造物を築いた、と信じることは大変な思い違いとなろう」(ちくま学芸文庫p.72)ということで、渡辺さんも「フランス革命」の「反近代的性格」「復古的な性格」などを強調している。
このことはつまり、如上の福田恆存さんの言葉を借りると、「古代と中世との絶縁はあっても、近代と中世とのあひだにはけつして段落がつけられない」(福田前掲書)という意念にも繋がる。ここで、渡辺さんらしいのが「フランス革命のキー・ポイントは民衆世界(=村落共同体等の中間団体)の国家と関わりない自立性を解体するところにあった」という洞察だ。それは取りも直さず、「国民国家(ネイション・ステイト)」の創成を意味する。そして当然、個人が中間団体に属することで享受していた特権、即ち「自由」という問題も大きな変容を遂げたのだった。
2014年9月3日に日本でレビュー済み
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辛口のレビューがあるが、多くの読者が肯定的に評価しているようだ。
やはり 名著「逝きし世の面影」の著者の肉声を聞きたいと思っている人たちが多いのだろう。「逝きし…」では文字どおりすでに消えてしまった日本の古き文化、たしなみを描いた著者の文明批評が書かれている。
フランス革命の考察などは味読に値する内容である。
講演の雰囲氣を伝える編集のため、その場にいるような気持ちになる。
定式化した結論めいたものは記述されていないが、それゆえにかえって 自分自身で考えるヒントをもらった気持ちになる。
やはり 名著「逝きし世の面影」の著者の肉声を聞きたいと思っている人たちが多いのだろう。「逝きし…」では文字どおりすでに消えてしまった日本の古き文化、たしなみを描いた著者の文明批評が書かれている。
フランス革命の考察などは味読に値する内容である。
講演の雰囲氣を伝える編集のため、その場にいるような気持ちになる。
定式化した結論めいたものは記述されていないが、それゆえにかえって 自分自身で考えるヒントをもらった気持ちになる。
2014年9月23日に日本でレビュー済み
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読み進めて行くうちに嵌ってしまうほど楽しい本です。ましてや既に生きているのが不思議なくらいの老人が人生(生きるということ)の
楽しさ(意味とか価値というくだらないことではありません)を痛快に話してくれることがたまらなく面白かったです。自分もまだまだ生きなければと思わせてくれる名著(文部省推薦図書ではありません)の一つに加えます。女性に尽くしながら(可愛いくて愛おしいですから)今後も晴耕雨読の人生を楽しむ所存です。
楽しさ(意味とか価値というくだらないことではありません)を痛快に話してくれることがたまらなく面白かったです。自分もまだまだ生きなければと思わせてくれる名著(文部省推薦図書ではありません)の一つに加えます。女性に尽くしながら(可愛いくて愛おしいですから)今後も晴耕雨読の人生を楽しむ所存です。