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大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝 (角川ソフィア文庫) 文庫 – 2022/10/24
斎藤 幸平
(著)
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マルクス未完のプロジェクト、その遺志を継ぐ
異常気象、疫病の流行や戦争……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、これらの問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること。『資本論』を記したカール・マルクスの、生前未刊行のノートからエコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。スラヴォイ・ジジェクの解説も収録。
異常気象、疫病の流行や戦争……世界が危機に瀕する今、私たちは誰も取り残すことなく、これらの問題を解決するための道筋を探さなくてはならない。資本主義の暴力性や破壊性を正確に認識し、その上で、資本主義とは異なる社会システムを構築すること。『資本論』を記したカール・マルクスの、生前未刊行のノートからエコロジーの思想を汲み取り分析する。ドイッチャー記念賞受賞作。スラヴォイ・ジジェクの解説も収録。
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2022/10/24
- 寸法10.7 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-104041118492
- ISBN-13978-4041118498
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商品の説明
著者について
●斎藤 幸平:1987年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx‘s Ecosocialism(邦訳『大洪水の前に』)によって権威あるドイッチャー記念賞を日本人初、歴代最年少で受賞。同書は世界七カ国で翻訳刊行されている。日本国内では、晩期マルクスをめぐる先駆的な研究によって日本学術振興会賞受賞。45万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』で新書大賞2021を受賞。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2022/10/24)
- 発売日 : 2022/10/24
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4041118492
- ISBN-13 : 978-4041118498
- 寸法 : 10.7 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,351位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11位資本主義論
- - 29位環境・エコロジー (本)
- - 87位地球科学・エコロジー (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月18日に日本でレビュー済み
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研究者として本当に素晴らしいと思います。マルクス主義の限界(時代錯誤、現代社会とのズレなど)が見えていたように思っている中で、見事な切り口で、晩年のマルクスに光を当ててくれて、べんきょになりました。では、さて、どのように実践してゆくのか、が、問われるところだと思いますが、これは政治家、政治運動家、市民が議論に参加すべきであり、その解まで研究者に求めるのは疑問だと思います。この研究成果を、実務家はどう受け止めるのか、政治家はどう考えるのか、労働の現場、生活の現場はどうとらえて、どのように実践しようと考えるのか、その議論を行うべきものと思いました。さて、私はどのようにかかわり、どのようにこの矛盾と危機と対峙するのか、私としての生き方にも問題提起をしながら、生きていこうと思います。本当に何十年ぶりかに、頭をすっきりさせてくれて名著でした。
2023年5月7日に日本でレビュー済み
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労働の疎外から自然の疎外へ! 何と愚かしいことか、人が働くことの歓びに満ち自然の豊かさに感謝し、生きられる地球の人で有りたい。
2023年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手に入りにくかったこの本が文庫本になったことが嬉しく、早速注文しました。何か目先の、一見すべてを俺は知っているというような発言、出版物が目立ちますが、マルクスという存在を改めて理解しようとする、または、歴史的に調べていくという、作業をいとわないものにとっては、悪目立ちするそれらのフットワーク軽そうな評論家的な人たちの、嘘っぽさ、軽薄さ、知ったかぶり、不勉強さ、底の浅さ、無責任さが、すぐ透けて見えてしまいます。そういう中で、この斎藤幸平氏、柄谷行人氏などは、本物中の本物だと思います。今一度、マルクスが明らかにした資本の論理を取り上げ直し、現在我々が直面している21世紀の課題解決に取り組むことが最重要なのだと思います。
2023年4月30日に日本でレビュー済み
著者は根本的に勘違いしている。マルクスは19世紀前半のヨーロッパの悲惨な労働状況を見て、根本的解決法として革命理論を説いた。当時がどういう時代だったのかというと、農村から都市に出てくる人の絶え間ない流れがあって、経営者はいくらでも労働者を雇い入れ、使い捨てにすることができた。そのため、低賃金の劣悪な環境で長時間労働を強いられる労働者が多く、若くして亡くなる人も珍しくなかった。誰がどう見たって、社会改革が必要だと考えるだろう。その点で、マルクスとエンゲルスは誤っていなかった。
彼らが根本的に誤ったのは、その状況は一時的なものに過ぎないのに、半永久的に続くと考えたことだ。農村から都市への人の流れは、いずれ止まるときが来る。それが19世紀後半から始まり、資本主義は第二段階に入った。経営者は労働者を使い捨てにできなくなり、食事を提供して残業手当を払い、宿舎を用意しないと労働者が定着してくれなくなる。つまり福利厚生を充実させるように変わっていった。労働者の側から見ても、何とか我慢できる環境で働きながら食っていけるのであれば、それで満足するようになっていく。農民たちも、地主から土地を分け与えられて小作農になると、自己所有の土地を守ろうとして急速に保守化していった。こうして「先進国でまず革命が起きる」と考えたマルクスとエンゲルスの夢は、はかなく消えたのですよ、斎藤先生。
マルクス理論は生産物(富)の分配に重点を置いていて、成長しない経済体制などほとんど言及していない。にもかかわらず著者は、現代の資本主義経済を何とか批判したい欲求にかられて、誰も反論できない自然保護(エコロジー)と都合よく結びつけてマルクスを持ち出している。これは時代錯誤の勘違いだろう。経済成長なき経済運営モデルを作り出したいのなら、むしろ江戸時代にこそ、そのヒントが隠されているのではないだろうか。斎藤先生には、マルクスを研究するよりも江戸経済史を学ぶことをお勧めする。参考文献:PHP新書「自由をいかに守るか ハイエクを読み直す」
彼らが根本的に誤ったのは、その状況は一時的なものに過ぎないのに、半永久的に続くと考えたことだ。農村から都市への人の流れは、いずれ止まるときが来る。それが19世紀後半から始まり、資本主義は第二段階に入った。経営者は労働者を使い捨てにできなくなり、食事を提供して残業手当を払い、宿舎を用意しないと労働者が定着してくれなくなる。つまり福利厚生を充実させるように変わっていった。労働者の側から見ても、何とか我慢できる環境で働きながら食っていけるのであれば、それで満足するようになっていく。農民たちも、地主から土地を分け与えられて小作農になると、自己所有の土地を守ろうとして急速に保守化していった。こうして「先進国でまず革命が起きる」と考えたマルクスとエンゲルスの夢は、はかなく消えたのですよ、斎藤先生。
マルクス理論は生産物(富)の分配に重点を置いていて、成長しない経済体制などほとんど言及していない。にもかかわらず著者は、現代の資本主義経済を何とか批判したい欲求にかられて、誰も反論できない自然保護(エコロジー)と都合よく結びつけてマルクスを持ち出している。これは時代錯誤の勘違いだろう。経済成長なき経済運営モデルを作り出したいのなら、むしろ江戸時代にこそ、そのヒントが隠されているのではないだろうか。斎藤先生には、マルクスを研究するよりも江戸経済史を学ぶことをお勧めする。参考文献:PHP新書「自由をいかに守るか ハイエクを読み直す」
2023年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
百数十年前に書かれた人の活動の原理書を、半世紀以上前に読んで得心した。しかし、その後の数十年は私の周りの世間では興味の対象から外されていた。しかし、3/4世紀近く生きた2023年に、新たな発展的構想で出版されたこの本を読んだ。なんと、マルクスの著作活動の資料から、原理に内包されていて、著作には表されなかった内容を基に、より包括的な人間活動の進むべき構想が紡ぎだされるとは。マルクスとしては、著作者冥利に尽きるであろう。かってそんな著作者が何人いただろうか。
2022年11月29日に日本でレビュー済み
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この本は、「人新世の資本論」に比べて、晩期マルクスの遺稿やノートをふんだんに引用して、文献学的に自説を補強しようとしている。これなら素人向けの「人新世」とは異なって、一応専門家を相手にした研究書といえるかもしれない。
しかしながら、所詮はマルクスの文献解釈学の域をでていない。
かつてのマルクス研究が、市場機構の分析とそこから生じる階級闘争の可能性を説くのに留まったのに対して、この本は、MEGAを徹底的に読み込んでマルクスの新たな可能性を探ろうとしているようにもみえる。しかし、その新たな可能性なるものは、所詮、人間と自然の物質代謝から強引に導き出された「エコロジー」理論に過ぎない。多くのマルクス主義者が、階級闘争論に見切りをつけて転向していくなかで、左翼の最後の生き延びる道は、「エコロジズム」や「フェミニズム(ジェンダー)」だということになろうか?しかしこれでは、すでに流行遅れになった階級的視点に代えて、今はやりの「全人類的課題」を引っ張り出したに過ぎず、あえてマルクスを持ち出す必要はあるまい。いくらMEGAをこれ見よがしに引用しても、その主張は、かつての疎外論やブルジョア啓蒙主義とどれほどの違いがあろうか?
そのうえ、単行本を文庫にして再刊するのも、いかにも資本主義的な金儲けのやり方に思える。
結局この本は、私には、いままさに終焉を迎えつつあるマルクス主義左翼の、最後の悪あがきにしか見えなかった。ドイッチャー記念賞やMEGA編集委員とかいうハデな宣伝文句で、一時的には斎藤幸平ブームが起こったかもしれないが、なぜいまさらマルクスの文献解釈学によって「本物のマルクス争い」をしなければならないのか、まったく真意をはかりかねる。
もう「マルクス文献学」は食傷を通り越して、いささか下痢気味である。マルクスをダシにして、全人類の誰も反対できないエコロジーを煽るのはいいかげんやめにしてほしい。
しかしながら、所詮はマルクスの文献解釈学の域をでていない。
かつてのマルクス研究が、市場機構の分析とそこから生じる階級闘争の可能性を説くのに留まったのに対して、この本は、MEGAを徹底的に読み込んでマルクスの新たな可能性を探ろうとしているようにもみえる。しかし、その新たな可能性なるものは、所詮、人間と自然の物質代謝から強引に導き出された「エコロジー」理論に過ぎない。多くのマルクス主義者が、階級闘争論に見切りをつけて転向していくなかで、左翼の最後の生き延びる道は、「エコロジズム」や「フェミニズム(ジェンダー)」だということになろうか?しかしこれでは、すでに流行遅れになった階級的視点に代えて、今はやりの「全人類的課題」を引っ張り出したに過ぎず、あえてマルクスを持ち出す必要はあるまい。いくらMEGAをこれ見よがしに引用しても、その主張は、かつての疎外論やブルジョア啓蒙主義とどれほどの違いがあろうか?
そのうえ、単行本を文庫にして再刊するのも、いかにも資本主義的な金儲けのやり方に思える。
結局この本は、私には、いままさに終焉を迎えつつあるマルクス主義左翼の、最後の悪あがきにしか見えなかった。ドイッチャー記念賞やMEGA編集委員とかいうハデな宣伝文句で、一時的には斎藤幸平ブームが起こったかもしれないが、なぜいまさらマルクスの文献解釈学によって「本物のマルクス争い」をしなければならないのか、まったく真意をはかりかねる。
もう「マルクス文献学」は食傷を通り越して、いささか下痢気味である。マルクスをダシにして、全人類の誰も反対できないエコロジーを煽るのはいいかげんやめにしてほしい。
2023年2月20日に日本でレビュー済み
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本書は19世紀の経済学者カール・マルクスの物質代謝をめぐる思想について、マルクス自身が当時最先端の自然科学分野の諸著作から抜き書きした記事と、それらの著作自体の背景を丹念にたどることによって、その概念の成立と変遷を詳細に研究したものです。この研究の動機は、単に歴史的な文献の考証や批評ということだけではなく、むしろ今日的な環境危機に対してその根源から理解して対処する道をそこに見出そうとする意図があるのだと思われます。
私自身は職業上、地球環境問題とその対策の研究に技術的な立場から関与することがありますが、技術的な世界の中からでは個別の問題に有効な対策を立案することはできても、大局的に正しい方向に向かっているのかどうかを客観的に見極めることができません。本書を通して、環境危機と言われているものが歴史的に立ち現れてきた経緯を多少なりとも跡づけ、社会的要因について理解することができ、個人的にはたいへん勉強になりました。実は、同じ著者が最近出版された『ゼロからの「資本論」』という本を先に読み、そこで物質代謝という概念があることを知りました。しかしその本だけではこの概念の内容について十分な理解を得ることができず、その本の中で紹介されていた本書を読んでみることにしました。物質代謝という思想についてきちんと学びたい方には本書のほうを読まれることをお薦めします。
本書は末尾に哲学者のスラヴォイ・ジジェク氏による短い解説を伴っています。本書の内容の意義を少し別の視点から補うもので、その中心題目である「物質代謝の亀裂」を深化させた決定的な要因として、資本主義と近代科学の結びつきの重要性が特に強調されています。ジジェク氏は精神病理学の考え方を引用しながら、近代科学が資本の循環に組み込まれてしまう機序を、主体性の排除、主体が関わる真理の次元の無視という近代科学の特性から説明しています。その上で、物質代謝の亀裂という環境危機に実効的に対処するためには、伝統的な知からも資本の自律的循環からも自覚的に分離して自立するまでに成長した科学こそが必要であると示唆してます。その意味では、本書は経済学の研究書ではありますが、むしろ自然科学の現場の研究者や科学技術政策の専門家・諮問委員といった方々にこそ精読されるべき本なのではないかと思います。
私自身は職業上、地球環境問題とその対策の研究に技術的な立場から関与することがありますが、技術的な世界の中からでは個別の問題に有効な対策を立案することはできても、大局的に正しい方向に向かっているのかどうかを客観的に見極めることができません。本書を通して、環境危機と言われているものが歴史的に立ち現れてきた経緯を多少なりとも跡づけ、社会的要因について理解することができ、個人的にはたいへん勉強になりました。実は、同じ著者が最近出版された『ゼロからの「資本論」』という本を先に読み、そこで物質代謝という概念があることを知りました。しかしその本だけではこの概念の内容について十分な理解を得ることができず、その本の中で紹介されていた本書を読んでみることにしました。物質代謝という思想についてきちんと学びたい方には本書のほうを読まれることをお薦めします。
本書は末尾に哲学者のスラヴォイ・ジジェク氏による短い解説を伴っています。本書の内容の意義を少し別の視点から補うもので、その中心題目である「物質代謝の亀裂」を深化させた決定的な要因として、資本主義と近代科学の結びつきの重要性が特に強調されています。ジジェク氏は精神病理学の考え方を引用しながら、近代科学が資本の循環に組み込まれてしまう機序を、主体性の排除、主体が関わる真理の次元の無視という近代科学の特性から説明しています。その上で、物質代謝の亀裂という環境危機に実効的に対処するためには、伝統的な知からも資本の自律的循環からも自覚的に分離して自立するまでに成長した科学こそが必要であると示唆してます。その意味では、本書は経済学の研究書ではありますが、むしろ自然科学の現場の研究者や科学技術政策の専門家・諮問委員といった方々にこそ精読されるべき本なのではないかと思います。