フリーメイスンの機密文書で我が国近現代史の謎が解明されるのかと期待させる。しかし残念ながらタイトル倒れ。
GHQの占領方針が日本人の「物的武装解除」と「精神的武装解除」にあったことは当時の新聞や多くの著作に明らかである。しかしこれに対する著者の知見が示されていない。
したがってそれらがフリーメイスンとしてどのように発想されたのかも記されていない。当時でさえ、彼らの「自由」「平等」「友愛」など、何も目新しいものではなかったはずである。
彼らが国家神道をどのように把握していたか、天皇現人神論とは何か。そして「神道指令」「人間宣言」とは一体何だったのか。これらは帝国憲法と教育勅語の解釈に関係する。著者にはここが認識されていないようだ。
著者の「明治憲法では主権者は天皇であり」という解釈は『憲法義解』に違背する。これでは粗雑に過ぎるだろう。本書で読ませるのは原田健公使の「なしのつぶての電報」である。ここだけで一冊にしたら、評価はもう少し高いものになったのではないか。
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1945日本占領―フリーメイスン機密文書が明かす対日戦略― Kindle版
自由・平等・友愛を標榜し、象徴を重んじる世界組織フリーメイスン。その資料庫に眠る「鳳凰」ファイルに記されていた、マッカーサーの占領哲学。それは、国家神道なきあと「精神的空白地帯」と化した日本に、彼の信奉するメイスン思想を注入することだった! 昭和天皇への密かな接近、バチカンとの攻防をあぶりだすノンフィクション。
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/1/31
- ファイルサイズ753 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B0099FBI58
- 出版社 : 新潮社 (2011/1/31)
- 発売日 : 2011/1/31
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 753 KB
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- 本の長さ : 341ページ
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