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「非モテ」からはじめる男性学 (集英社新書) Kindle版

4.2 5つ星のうち4.2 125個の評価

ぼくらは本当にモテないから苦しいのか? 「〈キモい〉〈弱い〉〈ダサい〉 暴力的に片づけられがちな問題を豊かな言葉で掘り返す男性研究の書」――桃山商事・清田隆之氏、推薦! 恋人がいない、女性から好意を向けられない等の苦悩は、「非モテ」という言葉によって90年代後半からネットを賑わせてきた。現在も「非モテ」問題は多くの男性の心を捉えて離さない。しかし、本当に「非モテ」男性はモテないから苦しいのだろうか? 男性性が内包する問題について研究し、当事者の語り合いグループを立ち上げた著者が、男性が「非モテ」という苦悩を抱くまでの過程や内実を掘り下げ、問題の背景や構造を解き明かす。そして「非モテ」の苦悩から抜け出すための実践まで男性学の視点から提示していく。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B099WNNXY6
  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2021/7/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/7/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 1481 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 174ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 125個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勉強になりました。
2023年1月16日に日本でレビュー済み
非モテをあえて定義せず、自身が思う「非モテ」を語り、他の参加者たちにも共有ができるような場を作ったことは、今までにない試みであり、ある一定の需要に応えた形となったのではないだろうか。

私なりに読んだことをまとめる。

本書では、「非モテ」の苦しみの根本原因を、一人の本命の女性に好かれない、もしくは複数の女性からちやほやされない、いわゆる「モテない」こととせず、「自己否定」だとする。

「自己否定」は、「未達の感覚」「多数集団とのズレ」「多数派集団からの攻撃」によって発生すると考えられている。

「未達の感覚」とは何か。学校や社会で、ある一定の「男らしさ」が語られる。例えば、スポーツができる、性体験や恋愛経験の有無や人数、交友関係が広い、などである。これらの基準に達してないことで、「自分は一人前の男性」に達していない、と感じる感覚である。

「多数派集団とのズレ」は、多数派集団とは、上述した「男らしさ」という価値観を重視する集団である。

彼らの価値観と違うことで、「多数派集団からの攻撃」を受ける。例えば、からかい、いじりといった行為である。(僕もこれに苦しんだので、共感でき気持ちが楽になった。)

一方的な対象者に対する、からかいやいじりは、じわりじわりと、対象者の自尊感情を奪っていくのである。
しかも、これらは学校や会社での「多数派」や「権力」をもっている集団の基準からずれているということ「だけ」で生じている。

そこで、自尊感情を得たり、多数派集団の仲間入りを果たすため、努力をする者もいる。例えば筋トレをしたり、自分らしくないファッションをするのである。しかし、それが成功し、彼らの基準を達成したところで、また別の基準で攻撃される可能性があり、男らしさの選択基準を彼らに明け渡さざるを得ない状況(人数や権力による)のため、救われる道を見出せない。やがては集団になじめず、孤立する。

孤立してどうしようもなくなった時、優しくしてくれる、受け入れてくれそうな「女性」という存在が現れる。しかし、残念ながら、孤独感や自尊感情の低さが、過剰にその女性に執着してしまう言動を引き起こす。本書では加害行為としての表現もあった。その結果、女性にも受けてもらえず、さらなる孤独と苦しみが生まれてしまう。

「非モテ」の苦しみはいわゆる純粋に「モテない」苦しみでもあるのだが、どこにも居場所を見出せず、自尊感情が低下し、さらに女性すらも受け入れてくれない、「自己否定」や「排斥を受けた」苦しみを根本であるとも言えよう。

解決方法としては、そういった多数派集団の基準とは、また違う価値観のコミュニティに所属したり、彼らとは異なる自分らしさ生き方を少しづつする中で、自分らしさを受け入れていく過程が、一例として述べられている。

私としては読んで、共感できて、いくばくかの苦しみを取り除くことができた。

そこで、私なりにまとめたが、レビューであるため全てのポイントを押さえれている訳でもないし、私なりの解釈も含まれている。
ただ、少しでも誰かの参考になっていれば嬉しいな、と思う。
33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男の生きづらさを割とフェアに分析している。

昨今の言論空間は「女は生きづらい!」といった論調に覆われている。
だがそれでは全体像は見えてこない。男も大変なのだ、ということにも少しは注意を払わないと。
「女の生きづらさ」にばかり焦点を当てていると、男女ともに生きづらい世の中になる。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「非モテ」の専門家による論考。
著者の知る当事者会のメンバーたちの言葉をもとに考察を深めているが、日本男性全体の意見を代表しているとはとても思えない箇所もあり、このテーマは今後ともひきつづき研究者が現われてほしいものである。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マジョリティ側の男性性の規範を一方的に押し付けられて罪悪感や羞恥心を感じて
悶悶と生活して燻らせて悪循環に陥って犠牲者となり反社会的な方面に進んだり、通過儀礼で
拗らせて数年どころか人生を棒に振ってしまい絶望状態に陥ったりと当事者にとっては切実で
本書を読んで少しでも方向転換をしていければと思いました。非モテという個人的な症状で
普遍的なものでもある可視化され難い捉えどころが難しい症状でスクールカーストや家父長制の
男性犠牲者でもあるとも感じました。浅くであれ深くであれ非モテが通るであろう共通事項を一般化
してくれているので若い頃に出逢っていれば、本当に多くの人にありがちなうだつが上がらない
青春が少しは楽になれたと思わせてくれる人生の羅針盤で良書であります。
本当に若い方はモテ/非モテの原理を中心として動いている人も少なからずいて左右されて
拘泥すると思いますので、手に取るのは恥ずかしいかもしれませんがオススメです。
思春期以降の非モテの断末魔の叫びを結集した叡智があります。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文体からして、モテないことが伝わってくる。
ネルシャツを着た大学院生みたいなイメージが見えてくる。論理的な文章の連なりが、どんどん女子離れを加速される。
これなら、いっそ「俺はモテねえ!!!」と叫び散らかす男子のほうが、気持ちは楽だろう。
この本は、まるで、身元不明の腐乱死体に淡々と検死を行っていき、身元を特定する作業みたいだ。つまり、救いはない。
(身元わかったー!フゥー!ハイタッチには、ならないよね)
本当に、お葬式で喪服を着て、淡々と式にのぞむ気持ち。
やはり、諸方面への配慮もあり、文面を抑制せざるを得ないのだろう。
僕もモテない。けど、僕の場合は、それを語る場所もない。最後に女子と話したのは、2年以上前だ。
けど、考えないことにした。そして、僕には基本的人権が無いということで納得して生きている。
だから、この本は読まなくてよかった。
78人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月3日に日本でレビュー済み
本書は「非モテは、本当にモテないから苦しいのか?」という問いを掘り下げていく良書です。本書で語られる当事者の苦悩や苦しみは、自己肯定感の低さに由来する生きづらさであり、アルコール依存や摂食障害などの自助グループでも語られる葛藤と似ているなあと、かつての当事者として思いました。

問題は、生きづらさの原因を「モテないこと」に帰して、恋人ができれば万々歳だという思いからさらに自縛を進めてしまう思考回路がいかにして出来上がったのか、ということです。
筆者はこの問いを男性規範やジェンダーなどを織り交ぜながら、丹念に解きほぐしていきます。

とはいえ、「彼女ができれば万々歳」という”一発逆転”の発想自体が、「女を獲得してこそ男は一人前」という、家父長制的価値観そのものです。家父長制的価値観を内面化し、男性規範に過剰に適応しようとするからこそ、他の男性から一目置かれる、女性からの全人格的承認を得られる(と当人が思う)性愛に過剰な期待がなされていくのではないでしょうか。
間接的に言及されていますが、既存のジェンダー規範の問い直しまで思い切って踏み込んでほしかったな、と思うところです。

なお、「非モテ」で苦しむ男性の成育歴が気になりました。摂食障害の場合、性暴力被害や性的虐待被害率が顕著に高く、自尊心をズタボロにされた人が多いです。男性間の権力構造の中で死を思うほどに自己肯定感を下げてしまう場合、虐待やいじめ経験など、別の要因があるのかなと思ったりもしました(少し言及されてますが)。

フェミニズムなどで主張される、構造的に差別される女性の苦しみに対し、「男性だって苦しい」と批判的に応答される場合があります。しかし本書95頁で指摘されているように、男性優位社会の中では、男性は苦しくてもジェンダー規範にのっとれば特権や評価を得る立場にあるので、そこから降りようとはなかなかできません。
「非モテ」の苦しみは、男性に力強さやスマートさを求めるジェンダー規範と表裏一体です。
ジェンダー規範に付随する、男性の特権や利益を手放すことができるか、ここが男性学の課題なのだろうと思います。

本書は男性の生きづらさ、男性自身が弱さに向き合う語りに焦点を当てた、非常に重要な本だと思います。今後の研究の展開が楽しみです。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良い・・
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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