よめない展開とテンポの良さに引き込まれ一気読みしました。
柚木作品で過去一番だと思います。
物語は、重層構造で折り重なっていますが、メインストーリーがしっかりしているのでストレスなく着いて行けます。
『ランチのアッコちゃん』で体験した、全面ハッピーな物語を想像して読み始めますが、中盤から重たい展開になり、良い意味で期待を裏切られます。
登場する個性豊かなキャラクターは、ほとんどが良い人で言葉に励まされることしばし。
「このお金は、失敗するチャンスに使って」は重たい言葉だ。
最後は、涙して感動して終わり。
面白くて満足しました。
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オール・ノット 単行本 – 2023/4/19
柚木 麻子
(著)
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友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。
貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。
「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」
彼女に託された一つの宝石箱が、真央の人生を変えていく。
今度の柚木麻子は何か違う。
これがシスターフッドの新しい現在地!
貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。
「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」
彼女に託された一つの宝石箱が、真央の人生を変えていく。
今度の柚木麻子は何か違う。
これがシスターフッドの新しい現在地!
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2023/4/19
- 寸法14.2 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104065312191
- ISBN-13978-4065312193
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商品の説明
著者について
柚木 麻子
1981年東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。’15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『伊藤くんA to E』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『とりあえずお湯わかせ』などがある。
1981年東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、2010年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。’15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。著書に「ランチのアッコちゃん」シリーズ、『伊藤くんA to E』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『とりあえずお湯わかせ』などがある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2023/4/19)
- 発売日 : 2023/4/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4065312191
- ISBN-13 : 978-4065312193
- 寸法 : 14.2 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 141,136位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 38,237位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年11月15日に日本でレビュー済み
かつて栄華を誇った山戸家の「みつば」「一葉」「四葉」の3代にわたる女性たちと、「四葉」に出会った苦学生「宮本真央」を軸とした物語です。
章ごとに、時代が異なり、中心として描かれる人物も異なるので、長い年代にわたる、とても大きな物語を読んだ満足感があります。著者は、数多くの登場人物の人物像を明確に描き分け、時を経て絡まり合う人間関係を描いたストーリーを見事にハンドリングしているので、惹きこまれて息を詰めて読んでしまいます。
ただ、読後感としては「どうかなあ」という感じが否めません。四葉さんの人柄、生き方は共感できるものの、他の主要な登場人物たちは好きになれませんでした。みんなそれぞれに、厳しい人生を自分なりに一所懸命生きているのですが、応援したい気持ちが湧いてきません。
とてもしっかりと構成された、著者の実力を感じさせる本であり、読む価値は十分にあると思いますが、私の場合は、人にお薦めしたくなる本とは言えませんでした。
章ごとに、時代が異なり、中心として描かれる人物も異なるので、長い年代にわたる、とても大きな物語を読んだ満足感があります。著者は、数多くの登場人物の人物像を明確に描き分け、時を経て絡まり合う人間関係を描いたストーリーを見事にハンドリングしているので、惹きこまれて息を詰めて読んでしまいます。
ただ、読後感としては「どうかなあ」という感じが否めません。四葉さんの人柄、生き方は共感できるものの、他の主要な登場人物たちは好きになれませんでした。みんなそれぞれに、厳しい人生を自分なりに一所懸命生きているのですが、応援したい気持ちが湧いてきません。
とてもしっかりと構成された、著者の実力を感じさせる本であり、読む価値は十分にあると思いますが、私の場合は、人にお薦めしたくなる本とは言えませんでした。
2023年5月4日に日本でレビュー済み
苦学生の真央さんが、山戸四葉さんとの出会いから、山戸家を取り巻く心温まる女性達との絆を作りつつ、強く生き抜いていく物語です。
舞さんのくだり、山戸家は本当に格好良かったです。そしてミャーコさんの自分の体験を惜しげなく他者に教えちゃうサービス精神。ミャーコさんがこの物語を本当に明るくしてくれます。私もミャーコさんのような友人が欲しくなりました。
「人間関係とか情報って一番大事な資源じゃないですか?」そんな近未来を生き抜く示唆に富む、心温まる素敵な物語です。
まさかの結末にも、ビーフティーのような温かさに包まれます。
舞さんのくだり、山戸家は本当に格好良かったです。そしてミャーコさんの自分の体験を惜しげなく他者に教えちゃうサービス精神。ミャーコさんがこの物語を本当に明るくしてくれます。私もミャーコさんのような友人が欲しくなりました。
「人間関係とか情報って一番大事な資源じゃないですか?」そんな近未来を生き抜く示唆に富む、心温まる素敵な物語です。
まさかの結末にも、ビーフティーのような温かさに包まれます。
2023年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『終点のあの子』から読んでいたものの、『Butter』以降に漂うミサンドリー臭からしばらく距離を置いていた柚木麻子作品。今回の、貧しさの中で生きる苦学生である真央が彼女が働くスーパーで出会った、浮世離れしているけど何でも売れる不思議な試食販売のおばさんである山戸四葉。交流を深めていくうちに真央は四葉に彼女の全財産である宝石箱を手渡され……という題材に惹かれて購入。
私自身はロスジェネ世代とはいえ、真央のいいとは言いがたい家庭環境、家族の無理解、苦学や貧しさからくる可能性の狭まり、それゆえの余裕のなさや目先の価値に飛び付きがちな思考は共感できるし、描写の端々から感じる生々しさや逼迫がひしひし伝わり気詰まりになる程。だからこそ対照的に試食販売のおばさんこと山戸四葉の没落したとはいえ育った環境の良さから形成された丁寧な暮らしぶりや出来る範囲での最大限のノブレスオブリージュが美しいです。しかし、真央はコロナ禍という時流、それによる余裕のなさからくるひしゃげた気持ちと四葉の誇張癖気味な喋りからの猜疑心からか、四葉がくれた宝石箱の中身の買取額が期待はずれに終わったのを機に四葉と没交渉になっていきます。没交渉にはなったものの、真央はふとしたことから四葉のかつての友人だった昔はボーイッシュ美少女、今は自堕落おばさんな業田美亜子と出会い、山戸家の繁栄と衰退、山戸家の事業のひとつだった銘菓のパッケージモデルの性被害、その発端の画家を告訴したことにより決定打となった没落を知っていくという中盤以降の展開は、これまでの良く言えば結束力のある、悪く言えば弁当の蓋にこびりついたひしゃげた飯粒さながらのべったりしたシスターフッドやガールズブラボーな従来の柚木作品とは一線を画し、シスターフッドや勇気を出して行った正義が必ずうまくいくわけではない。しかし、それでも希望の光は灯っているという堅固な柚木麻子の意思と祈りを感じます。が、社会問題を詰め込み過ぎて、いくら戦後の昭和の歴史と共に栄えた山戸家の眩さや山戸家が週末行うパーティーの華やかさ、四葉が祖父母の体調を慮って拵えた滋養溢れるイギリス料理、山戸家を軸とした90年代のきらびやかな横浜社交界にふわふわと入り込む美亜子のしたたかさと刹那的なきらめきというスパイスをまぶしてもなお、ルサンチマンやミサンドリーがこぼれ臭うのは非常に残念だし、四葉との没交渉があったからこそ、四十路になった真央が貧しさのどん詰まりで可能性を狭めつつある職場の後輩に出来る限りでのノブレスオブリージュをしていくという終盤の展開と、その後の四葉の華麗なる復活を真央が意を決して動いたとあるアクションの副産物によって知るというラストがあるのはわかっていても、真央に対してのモヤモヤと怒りがわき、「たとえ少ししか足しにならなかったとしてもなあ、助かったのは事実だろうが!正直に打ち明けつつも助かりましたと一筆書いて菓子折りなり故郷の特産品なりネット通販で送ってきちんと礼はしろ!」とはしたなくも毒づきたくなりました。
作者自身の社会への憤怒はわからなくはないし、はっとする箇所は以前の作品に比べてあり、読み応えはあるものの、やはり『Butter』以降の作品同様にモヤモヤや疲労感が募り、星3つ。
私自身はロスジェネ世代とはいえ、真央のいいとは言いがたい家庭環境、家族の無理解、苦学や貧しさからくる可能性の狭まり、それゆえの余裕のなさや目先の価値に飛び付きがちな思考は共感できるし、描写の端々から感じる生々しさや逼迫がひしひし伝わり気詰まりになる程。だからこそ対照的に試食販売のおばさんこと山戸四葉の没落したとはいえ育った環境の良さから形成された丁寧な暮らしぶりや出来る範囲での最大限のノブレスオブリージュが美しいです。しかし、真央はコロナ禍という時流、それによる余裕のなさからくるひしゃげた気持ちと四葉の誇張癖気味な喋りからの猜疑心からか、四葉がくれた宝石箱の中身の買取額が期待はずれに終わったのを機に四葉と没交渉になっていきます。没交渉にはなったものの、真央はふとしたことから四葉のかつての友人だった昔はボーイッシュ美少女、今は自堕落おばさんな業田美亜子と出会い、山戸家の繁栄と衰退、山戸家の事業のひとつだった銘菓のパッケージモデルの性被害、その発端の画家を告訴したことにより決定打となった没落を知っていくという中盤以降の展開は、これまでの良く言えば結束力のある、悪く言えば弁当の蓋にこびりついたひしゃげた飯粒さながらのべったりしたシスターフッドやガールズブラボーな従来の柚木作品とは一線を画し、シスターフッドや勇気を出して行った正義が必ずうまくいくわけではない。しかし、それでも希望の光は灯っているという堅固な柚木麻子の意思と祈りを感じます。が、社会問題を詰め込み過ぎて、いくら戦後の昭和の歴史と共に栄えた山戸家の眩さや山戸家が週末行うパーティーの華やかさ、四葉が祖父母の体調を慮って拵えた滋養溢れるイギリス料理、山戸家を軸とした90年代のきらびやかな横浜社交界にふわふわと入り込む美亜子のしたたかさと刹那的なきらめきというスパイスをまぶしてもなお、ルサンチマンやミサンドリーがこぼれ臭うのは非常に残念だし、四葉との没交渉があったからこそ、四十路になった真央が貧しさのどん詰まりで可能性を狭めつつある職場の後輩に出来る限りでのノブレスオブリージュをしていくという終盤の展開と、その後の四葉の華麗なる復活を真央が意を決して動いたとあるアクションの副産物によって知るというラストがあるのはわかっていても、真央に対してのモヤモヤと怒りがわき、「たとえ少ししか足しにならなかったとしてもなあ、助かったのは事実だろうが!正直に打ち明けつつも助かりましたと一筆書いて菓子折りなり故郷の特産品なりネット通販で送ってきちんと礼はしろ!」とはしたなくも毒づきたくなりました。
作者自身の社会への憤怒はわからなくはないし、はっとする箇所は以前の作品に比べてあり、読み応えはあるものの、やはり『Butter』以降の作品同様にモヤモヤや疲労感が募り、星3つ。
2023年5月19日に日本でレビュー済み
非正規、ジェンダー、親ガチャ、奨学金返済、性被害告発、人口減少、円安。90年代〜現代〜近未来の社会問題をふんだんに盛り込みつつも、娯楽性を失わず最後まで読み手を惹きつける。柚木麻子さんはこういう作品がとても上手だと思いました。
とりわけラストが良かったです。上質なミステリーを味わった後のような、切なくもさっぱりした読後感。四葉さんの生き方はある意味、誰よりもロックなんですよね。
とりわけラストが良かったです。上質なミステリーを味わった後のような、切なくもさっぱりした読後感。四葉さんの生き方はある意味、誰よりもロックなんですよね。
2023年10月9日に日本でレビュー済み
人から受けた恩義を別の人へ与えるという、真心のリレーはいいと思う。全ての人が実行したら、よりハッピーな世の中になるのに。かといって恩人に対し後足で砂をかけるような真似は頂けない。
先が読めず、一気に読んだが、ハッピーエンドとはいえ、一抹の苦さが残った。
先が読めず、一気に読んだが、ハッピーエンドとはいえ、一抹の苦さが残った。
2023年7月20日に日本でレビュー済み
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古き良き時代の話かと思って読み進めると、最後は驚きのディストピア小説だった。
物語の核が今一つ不明確で、感情移入できない。
物語の核が今一つ不明確で、感情移入できない。
2023年5月29日に日本でレビュー済み
物語に引っ張られて最後まで読みましたが、登場人物たちの環境は理解できるけど、どの人物も好きになれない。主人公の真央が、自分がしてもらったことを次の世代に返す‥というところは良かったけれど、四葉にずっと世話になっていたのに、期待通りの金が手に入らなかったら、逆恨みして連絡もとらなくなるとか、どうなんでしょう‥
帯の推薦文見て期待して読んだけど、なんかいや〜な読後感
帯の推薦文見て期待して読んだけど、なんかいや〜な読後感