迷宮駅とは不思議なものである。
急いでるときには邪魔でしようがなく怒りすら感じさせる。
ところが退屈で暇を持て余してるときには、これほど面白い暇つぶしは他に無いほどの有難い存在でもある。
それはさておき、本書の感想。
珍しいマニアックなことが書いてあるわけでもなく、その駅を普段利用してる人なら誰でも知ってる程度の情報しか無い。
特に面白いエピソードも無く、忙しいときにわざわざ時間を割いてまで読む程の本ではない。
しかし、退屈なときの暇つぶしには最適な本でもある。
まさしく迷宮駅のような本。
ちなみに私が一番の迷宮駅と思うのは改造後の渋谷駅。
大した規模でもないのにあれほどわかりにくいのはワザと意地悪してるのかと疑いたくなる。
むしろ、よく迷宮駅の代表のように挙げられる梅田や新宿は特に凄い迷宮とは思わない。
なにしろあれほどの桁違いの規模なのだからあの迷宮度は当然。
あれでも充分にわかりやすく作られてるとすら思う。
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