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(初回仕様)TENET テネット (4K ULTRA HD&ブルーレイセット)(3枚組/ボーナス・ディスク&ブックレット付)[4K ULTRA HD + Blu-ray]
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メーカーによる説明
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【Amazon.co.jp限定】TENET テネット スチールブック仕様(4K ULTRA HD&ブルーレイセット) | (初回仕様)TENET テネット (4K ULTRA HD&ブルーレイセット)(3枚組/ボーナス・ディスク&ブックレット付) | TENET テネット ブルーレイ&DVDセット (3枚組/ボーナス・ディスク付) [Blu-ray] | |
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価格 | ¥10,080¥10,080 | ¥5,837¥5,837 | ¥3,558¥3,558 |
製品仕様 | 【Amazon.co.jp限定】 | 初回仕様 | Blu-ray |
発売日 | 2021/1/8 | 2021/1/8 | 2021/1/8 |
特典 | スチール・ブック仕様※特典は数に限りがございます。なくなり次第終了となります。 |
場面写真
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登場人物
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Neil |
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Priya |
Protagonist |
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商品の説明
内容紹介
クリストファー・ノーラン「ダークナイト」 「インセプション」「インターステラー」が仕掛けるタイムサスペンス超大作
ミッション[時間]から脱出せよ
(1) 監督クリストファー・ノーランが仕掛ける常識を覆す超大作!
『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督が、
7か国を舞台にIMAXRカメラで撮影し、時間が逆行するゲーム性をリアルに描き、
第三次世界大戦を止めるという驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作!
(2) 驚異の映像体験!何度も観たくなる衝撃の中毒性!
監督作品史上最高額となる約2億ドル以上の制作費をかけ、逆再生映像やシームレスで繰り広げられるタイムサスペンスを
最大化させることで生まれるエンターテイメント性の最大化が驚異の映像技術で描かれる!
また、次々と繰り広げられる数々の謎に何度も観ることでより深い理解を得らえる中毒性も!
(3) 豪華キャスト集結!主演のジョン・デイビッド・ワシントンの脇を固めるのは、
相棒となるロバート・パティンソンやエリザベス・デビッキ、そしてアーロン・テイラー=ジョンソン、
マイケル・ケインや『ダンケルク』にも出演したケネス・ブラナーも出演している。
(4) 日本語吹替版はホームエンターテイメントにのみ収録!!
劇場公開時は字幕版のみでの公開となるが、ホームエンタテイメント版にのみ日本語吹替版を収録!
主人公の相棒役を演じるロバート・パティンソンの吹替に櫻井孝宏を起用!
(「トワイライト」シリーズでもロバート・パティンソンの吹替を担当した大人気声優。
出演作:「おそ松さん」「鬼滅の刃」「東京喰種」「ジョジョ」 等多数)その他、
主役のジョン・デイビッド・ワシントンの吹替に田村真、ケネス・ブラナーに内田直哉!
(5) 3週連続週末興行ランキングNo.1の大ヒット!!
コロナ禍以降、初の洋画超大作として、9月18日(金)から全国488スクリーンの劇場で封切られた本作は、週末興行収入は堂々の3週連続No.1を記録し、観客動員数100万人を突破!
そして10月4日までの累計では、『ダンケルク』(2017年)の最終興行収入16.4億円を上回る、興行収入16億7453万1690円(観客動員数1,034,649名)を記録し、
全世界興行収入は300億円を突破、全米でも5週連続No.1を記録!(※10/5時点。全てBOX OFFICE MOJO調べ)。
【吹替声優情報】
名もなき男:田村 真
ニール:櫻井孝宏
キャット:清水はる香
セイター:内田直哉
【商品概要】
“豪胆にして壮大、そして独創的"-Chris Hunneysett, DAILY MIRROR
“新機軸を打ち出した作品。目の眩むような映像体験"-Peter Travers, ROLLING STONE
“比類なき傑作"- Kevin McCarthy, FOX 5 WASHINGTON DC TENET(テネット)
その1つの言葉だけを武器に、全世界を救うために戦いながら、陰謀がうずまく薄暗い世界を駆け巡る名もなき男。
やがて彼の真の任務が、現実の時間を超越した“何か"の中で明らかになっていく。
ブルーレイTM専用の映像特典メイキング・オブ・テネット 壮大なシーンはいかにして生み出されたか。
本作のキャストや舞台セット、撮影方法、ロケーション、衣装、音楽に迫る、1時間超のボーナス映像他多数。
【特典】
メイキング・オブ・テネット(75分)
I. ノーラン監督が語る、作品への信念,
II. キャスティング,
III. アプローチ,
IV. 撮影方法,
V. ロードマップ,
VI. 複雑なアクション,
VII. 世界中を周って,
VIII. 飛行機の大きさは?
IX. ドレスコード,
X. 壮大なセットデザイン,
XI. 戦闘シーン,
XII. 力の結集,
XIII. 唯一無二の経験
予告編集(9分)
特報,予告1,予告2,予告3
【スタッフ】
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン、製作:エマ・トーマス、製作総指揮:トーマス・ヘイスリップ
【キャスト】
名もなき男:ジョン・デイビッド・ワシントン、ニール:ロバート・パティンソン、キャット:エリザベス・デビッキ、セイター:ケネス・ブラナー
■製作:2020 アメリカ
Tenet (C) 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございます。
※ダウンロード先行販売は12月16日を予定しております。予告無く変更となる場合がございますので、ご了承ください。
※ブルーレイをご購入頂いてもデジタル配信はご覧いただけません。
【Ultra HD ブルーレイ】
●ご視聴にはUltra HD ブルーレイ再生対応機器が必要となります。
●[4K ULTRA HDを高品質でお楽しみいただくために]
4K ULTRA HDは4K解像度・HDR(ハイダイナミックレンジ)・広色域での再生に対応しています。
ご視聴には、Ultra HD ブルーレイ再生対応機器に加え、4K/HDR対応テレビでのご視聴をおすすめいたします。
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
「ダークナイト」シリーズのクリストファー・ノーラン監督によるタイムサスペンス。時間のルールから脱出し、第3次世界大戦から人類を救うというミッションを命じられた“名もなき男”。彼は相棒と共に謎を解き明かそうとするが…。
内容(「Oricon」データベースより)
名もなき男は、突然あるミッションを命じられた。それは、時間のルールから<脱出>して、第三次世界大戦から人類を救えというもの。すべてのキーワードは。相棒と共に任務を遂行し、大いなる謎を解き明かす事が出来るのか!?
登録情報
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 290 g
- EAN : 4548967446357
- 監督 : クリストファー・ノーラン
- メディア形式 : 4K, ドルビー, 色
- 時間 : 5 時間
- 発売日 : 2021/1/8
- 出演 : ジョン・デイビッド・ワシントン, ロバート・パティンソン, エリザベス・デビッキ, ケネス・ブラナー
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- ASIN : B08NSZ662M
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 3
- Amazon 売れ筋ランキング: - 11,282位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 353位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 1,588位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ノーラン史上最難解映画と自他共に公表されていますが、きちんと論理的に組み立てて行けば全容の理解は問題なくできます。
作りが素晴らしいのは全く無の状況から理由や状況を憶測しろと投げているわけでなく、必ず劇中のシーンの一部やカットにプロットが織り込まれて居ることです。つまり、映像による視聴を重ねていくことで、より理解が深まって真実が見えていくことが可能なのです。
これは、過去のノーランの映画すべてに言えます。きちんと理にかなった編集による優しいサポートがされているので、難解とも言える映画でも受け入れてくれるファンが多いし、そのジャンル(視聴を繰り返し考察する系)を踏襲し続けていけるのでしょう。
ただ、映画のテンポを崩さないために、ヒントの映像、カットにおいても、誇張して長伸ばししたり強調しすぎはせず、他のシーンカットと粒度を同等に扱って居る点が、それを拾えない人にとって難易度を上げていると考えられます。
●どんな映画?
「エントロピーが減少すると時間を遡って見える」という理論から、時間の逆行を可能にした未来技術が現代に送り込まれた事から壮大な戦いが始まります。
逆行世界に入ると、熱反転して炎で凍傷になったり、走ると後ろから風が来たりする。空気は肺に入らないので、独自の酸素ボンベの装備が必要。
時間の順行は赤(時間は過去から遠ざかるという意味で赤方偏移?)、逆行は青(時に逆らい過去に近づくという意味で青方偏移?)という感じで、人の装備服や、部屋などが色分け配慮されて居るので、今は順行者の時系列、今は逆行者の時系列、今は逆行者を順行者側から見て居る、など視覚的に見分けやすくしている。あと、逆行者は酸素ボンベをして居る。最初は混乱するかもしれないけど、慣れてくれば問題ありません。
回転ドアみたいなオーパーツ装置で時間の順行と逆行を切り替える。
未来からの逆行と順行が一点に重なった時の表現が2通りあり、順行から逆行に切替わる場合は、その様を順行で見ていたら順行と逆行の同一人物が装置内に同時に吸い込まれて消失してしまうように見え、逆行から順行に切替わる場合は、同一人物が装置内から順行と逆行で同時に突如現れる(同一人物が二人に別れたように見える)。そのため、その回転ドア装置から入って出てくる一連の人の動きの情景も面白い。それを使ったトリックもストーリーに盛り込まれている。これが、一部の人やモノであるから問題ないように見えるが、世界全体を逆行できるアルゴリズムと呼ばれるオーパーツで世界全体を順行から逆行に変えたら、本来の順行での世界が消失してしまうわけなので、それを阻止するのが映画の本題。
時間に順行する人間と、逆行する人間が同時に混在し戦闘を行ったり、未来から逆行してきた人から情報を得てそれを生かして順行で戦略を立てるなど、まだ誰もやっていない新しいアイディアの挑戦を映像で表現するなど、密度の濃い2時間半。次々と新しい新体験が凝縮して押し寄せるSF大作。
冒頭でのオペラ劇場を舞台の激戦で見る側を虜にしつつ、徐々にtenetの仕組みがわかりクライマックスへと壮大な戦いと舞台が広がっていく構成的にも見事なエンタメ。
久しぶりに、映画を見終えた後の心地よい疲れと、考察欲を掻き立ててくれる傑作。
~ややネタバレ~
●初見では、シーンごとの目的を拾いにくい。主人公達は何をして居るのか置いてきぼりにならないためのメモ
・冒頭オペラ劇場:逆行技術アルゴリズムの一部であるプルトニウム241の回収(主人公はまだ、単純にプルトニウムだと思って居る)
・インド・ムンバイ:研究施設での逆行弾丸の素材がインド産だったので武器商人にコンタクト
・空港:キャットにセイターを紹介してもらうために、キャットの弱みであるゴヤの贋作を処分する
・タリンのカーチェイス:プルトニウム241はオペラ会場で一度奪取したが損失しウクライナ保安庁に渡っていたため再奪取する>セイターに奪われ、アルゴリズム全て9つ揃ってしまう
・空港2:逆光弾を受けたキャットを逆行での回復と順行に切り替わるため空港の逆行装置を目指す
・スタルスク12:セイターの指示で爆発によりアルゴリズムを地下に埋めて封印したので、時間を遡って爆破前に奪還する
●描写難易度の高いタリンのカーチェイス
・青の部屋でキャットが撃たれた時、彼女は順行なのにマスクをしていた理由
>青の部屋は逆行でもマスクなしで呼吸ができる仕組み。つまり逆行の空気で満たされていたので、順行の彼女はマスクが必要だった。
・プルトニウム241は結局どこへ?
>順行でBMWに乗った主人公らが逆行Audiに空のケース、逆行Saabにプルトニウム241を投げ込んでいる。
つまり、その後逆行に切り替わった主人公は、Saabを運転する前に後部座席にプルトニウム241があるのに気づく。その結果を得るために、その原因を作るための逆行による行動をした。更に言えば、その行動中にプルトニウム241争奪戦に一矢報いたかったが、結局因果の呪縛からは逃れられなかったのだ。
セイターがプロトニウム241を直接手に入れる場面は、映画のシーンに描かれていないが、以下のいずれかの方法で入手したと考えられる。
方法1:順行で主人公らがカーチェイス作戦中に謎のエストニア語の逆回転通信を拾っていた描写があった。それは、逆行で事の顛末をすべて知り得たセイターが、順行のセイターに、青と赤の部屋のある港に止めてあるSaabにプルトニウム241があることを伝えていたのだ。
方法2:逆行Saabが横転した後、事の顛末を知った逆行セイターは再び順行に入れ替わり、主人公が逆行でSaabに乗る前の時間まで待ち、Saabからプロトニウム241を持ち去る。
いずれにせよ、そのため、全てアルゴリズムが揃ってしまうのだ。
バットマンは普通のわかりやすい名作(ダークナイトのみ?)だと感じますが、
メメントやインセプションから比べれば非常にわかりやすく、素晴らしい作品だと思います。
ただし、あくまでもノーラン監督作品の中と言う事であり、
色々作品中に考察や作品を通して、場面場面を記憶しながら細かな演出や言葉の意味を理解していかないといけません。
純粋なアクションやエンターテイメントを楽しみにされる方だと、人によっては疲れたり楽しくないと感じてしまう方もいる作品ですので、
深い作品で間違いなく名作だと思いますが若干の人を選ぶ傾向がある作品だとも思います。
「インセプション」の奇抜さと「インターステラー」の難解さが同居している映画、という感じでしょうか。
この内容の映画にしてはメイキングが少ないと感じましたが、5つ星には変わりありません。クリストファー・ノーラン監督の映画が好きな人には諸手をあげてオススメします。
ありがとうございました。
インセプション、インターステラーと父と子の関係に重きを置かれていましたが、
今回は母と子です。それがもう、共感できません。
実子に酷いことをする母親は多い、という現実を知っていると只のクズな母親にしか見えません。
行動も露わにする感情も、夫が憎いだけで子に向かっていません。
まぁ、だからこそ自暴自棄気味な青年になるのだと思いますけど。
そこに焦点を当てる必要があったのか疑問です。
さて、ストーリーではなく映像に関しては確かに面白い試みだと思います。
しかし、分かりやすくするためか「演技」ではなく「動き」になっています。
アクションに理由がなく、なぜ右手で打撃を与えるのか、ステップを踏んで移動するのか、
プロレスの様に結果が見えていますから興奮できません。
そもそも、分かっているならば行動を変えられるはずです。
そこに時間遡行に関する平行世界やシュレディンガーの猫等の物理法則との矛盾に説明がありません。
SFですから、一言あるだけで良かったんですけど。
因果律が逆になっていると言うならば、何もしなくても結果は付いて来てしまいます。
結果が決まっているならば、サボっていても結果に辿り着いてしまいます。
映画館で初めて見たときは「全然わからんけど面白い!」でした。
考察動画を沢山見て再び劇場へ行き、理解を深めて更に面白くなり、また新たな考察動画を見て・・・
とループしていましたが、自宅で鑑賞出来るようになりやっと完ぺきにスッキリすることが出来ました。
日本語吹き替えは字幕よりも情報量が増え、分かりやすい翻訳に変更されているのでかなり親切です。
声優さんの違和感は10分見たら慣れました。特にキャットはイメージ通り。
(ただセイターの怖さだけは生の声じゃないと伝わらない気がしました)
まだ観てない人にはもちろんですが、映画館で観た人にもオススメしたいです。
作品のテイストは「インセプション」が近い。これ迄のタイムスリップとは異なり、“時間を逆走させる”と言う発想が斬新だ。
時間を逆走させる技術を開発した未来の人類が、地球の自然を破壊し尽くした21世紀の現代人を憎み恨んでいるという設定が兎に角も秀逸だ。新たなタイムパラドックスの概念に挑戦した試みといい、逆回転映像を映画として表現する難しさへの拘りといい、常に進化を追求するクリストファー・ノーラン監督のチャレンジングな姿勢には脱帽だ。
本作を一回で理解しようとする必要はない。普通の映画では考えられない程、極めて難解な時間プロットや数多の伏線とその回収の緻密な構成は二度三度観ないと理解できないだろう。解消されないまま、どんどん増えていく“ちょっと気になる伏線”は、観客が想像するシナリオの読みを間違いなく混乱させる。
時間の順逆を自在に操るケネス・ブレナー演じる敵役セイターが未来の人類から受け取った真意とは何か。ヒロインのキャサリン親子を主人公の“名も無き男”が何故に命を懸けて守ろうとするのか、主人公の相棒を務めるニールは敵か味方か等、様々な謎を終盤まで引っ張って見事に落とすシナリオの完成度は、流石ノーランと言うべきだろう。
簡潔でエッジの効いた独特の台詞回しは健在で、観客の好奇心をを試すかの様なクールなやり取りは、抜群のテンポと謎解きへの深読みを巧く観客に増長させている。
主役のジョン・デヴィット・ワシントンは、名優デンゼル・ワシントンの息子だが、体格小柄で表現力も地味なので一見するとハリウッドスターらしい華はない。それでも秀逸な脚本も手伝って後半はかなり馴染んでくる。
主人公の相棒役ロバート・パティンソン、ヒロイン役のエリザベス・デビッキも切れの良い演技で本作のミステリー性に貢献している。
1965年当時流行った懐かしいエントロピー減衰理論や時間経過による人為的な時間の順序逆転、その為の混乱や奇跡は、これ迄のノーラン監督が描く人間の既成概念の破壊と同じく、現代科学を超えた一つの真実にたどり着いた結晶かも知れない。
なかなか歯応えのある秀作です。