NHKが看板番組で、色眼鏡で見られがちなプロレスを取り上げたことは驚きであり、賞賛します。
次世代のスター候補と期待されながら大怪我で長期離脱。その間に下の世代が台頭し、焦って自己を見失い、地位も定まらない。海外経験が契機となってヒールに転身し、周りの評価にぶれず頂点に這い上がっていく軌跡を描いています。
私自身、熱狂的なプロレスファンではなく、偶然放映を観て釘付けになりました。内藤さんの不屈の闘志や探究心、日々謙虚に努力する生きざまに心を揺さぶられました。
熱い心を抱えながら現実に打ちのめされ、くすぶっている人たちへ、周りの雑音を気にせず、自分に正直に努力し続ければ道は開けると背中をどんと押し、奮い立たせてくれます。
顧客であるファンの目線を大切にする姿勢は、ビジネスの世界に通じると思います。プロレスへの興味や関心とは無関係に、共鳴できる作品です。