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マニ教 (講談社選書メチエ) Kindle版

4.5 5つ星のうち4.5 46個の評価

キリスト教がもっとも恐れた謎の世界宗教の全貌。世界初の包括的入門書。ゾロアスター・イエス・仏陀の思想を綜合し、古代ローマ帝国から明代中国まで東西両世界に流布しながら今や完全に消失した「第4の世界宗教」。「この世」を悪の創造とし全否定する厭世的かつ魅力的なその思想の全貌を、イラク・イラン、中央アジア、北アフリカ、ヨーロッパ、中国に亘りあまねく紹介する世界初の試み。(講談社選書メチエ)
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B011QIHZHK
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/11/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/11/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 17727 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 296ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 46個の評価

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青木 健
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マニ教って、高校の世界史の教科書でその名を見たのが最後のような気がする。とりあえず買っていた積dleの一つ。

 衝撃だった。マニ教は第四の世界宗教にならなかった失われた宗教なのだ。なんの基礎知識もない私にしてみると、ドラクエとかFFに出てくるいわゆる僧侶が属する架空の宗教の成り立ちを説明されているかのような気持ちになる。自分の驚きポイントを列挙しておく。

・教祖の父親が適当すぎる
 結構ニッチな宗教集団に没頭して、マーニーを妊娠している妻を捨てて教団の元へ。そのあと4歳になったマーニーを教団に連れて行くという現代でいったらただの連れ去り案件。その後、教団になじめないから出て行く息子を戻るよう説得にいったら「じゃあ俺も一緒に行く」ってフットワークが軽いというか、どう言ったらいいのか…。布教するところも自分の好き勝手に移動していたようだし、残された文献の読み方によっては、息子より長生きした可能性がある…。

・確固たる聖典があったのに、主要言語がなくなって全貌が分からない
 マニ教が宗教として成功した一つに聖典が初期からはっきりとあったということがある。が、どうも運というかたまたまマイナスの方向に行っているというか、だから第四の宗教になれなかったんだというか、肝心の聖典が残ってない。それを記したと思われ宇言語ごと消滅しているというのもあるようだ。中国やエジプトの方までマニ教は広がっているのに、これが原典だ!というものがない。あくまでもつぎはぎでその教義を推測することしか出来ないという…。

・教祖のマーニーが拗らせ男子
 これは著者の見解なのかもしれないが、どうみてもちょっと神経質な感じではある。父親に連れて行かれた教団のTOPに言い寄られた説、時の権力者を改宗させるけど庶民にはあんまり布教しないとか…。

・敗者である宗教への研究者たちの冷たい視線
 なんとなくだけど、海外の研究者の言及も、「ここがだめだったところ」「だから残らなかった」みたいな視点を感じる。これが今も信仰を持っている人がいる宗教だったら(たとえば新興宗教であれ)、こんな表現されないんだろうな。「だめだった宗教」という烙印が押されている感が半端ない。
 
 それにしてもキリスト教、仏教へのなじみ方、なじんだ故に淘汰されていく様、たまたま政治情勢に乗り切れなかったところなど、一つの宗教の歴史のはずなのに、なぜか物語として読んでしまう自分がいた。人が信仰するということの歴史のひとつの見方として面白いと思う。
 ああ、結局自分も「これはだめだった宗教」だけど、仏教は「残っているから本当の宗教」とか思っちゃう面あるんだよなあ。と自らの心の内を省みる。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年9月11日に日本でレビュー済み
ゾロアスター教は最初は善悪2元論のマズダ教で発足した。 紀元3世紀ごろに至高神ズルワーンを発明して一信教となったズルワーン派が勃興した。 マニ教は当時のズルワーン派のゾロアスター教の影響を受けて宇宙論、終末論を書き換えた。 ゾロアスター教では人間は善の神が作り悪魔と死ぬことで悪を滅却する。 その後平和な宇宙が復活する。 マニ教では人間は悪魔が創造した。 ズルワーンは人間の光の要素の大部分は回収するが残りの人類は滅亡して宇宙は大崩壊する。 4世紀にゾロアスター教神官団はマニ教を邪教としてマ二を逮捕して獄死させた。 東方ではミトラ神やグノーシス主義と結びついてまた仏教の輪廻転生を取り入れて生き残る。 中国では明教という秘密結社になり政権交代の主力を担った。 キリスト教がローマの国教にならなければ第4の世界宗教になっていたという。 宗教における正統か異端かは相対的なものでキリスト教が世界宗教になったのはローマ帝国とローマ法の支持による。 
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マニアックで専門的です。他に比較のものがないので、レベルや内容の善し悪しは分かりません。退屈でもなく、飽きることなく読みました。教養ということでしょうか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月30日に日本でレビュー済み
まずテーマがすごいです。「マニ教」と「ゾロアスター教」と「アーリア人」の3冊の著者というだけでもすごい。他の2冊は、古いアーリア人の宗教というのがテーマ。イラン、ペルシアのアーリア人(後にゾロアスター教を生み出す)、インド亜大陸に移住したアーリア人(後のバラモン教、ヒンドゥー教を生み出す)、ヨーロッパに移住したゲルマン民族(北欧神話の伝承者)が元々同じ起源なんて知らなかった。しかもクルド人、アルメニア人までもがとは....。
そして本冊のマニ教ですが、これは本当に複雑な宗教的混合から生まれたマーニーによる創成宗教で、ゾロアスター教などより時代はずっと新しい。ちょうどキリスト教成立の後で、イスラム教成立の前という微妙な時期です。
マニ教で重要なのは、典礼とか供物よりも心とか内面の問題を重視するところなんだと思います。
私はマニ教=光の宗教って初めて知った。厭世的な教祖マーニー•ハイイエーと、山師的な資質を持ったマーニーの父親パティークの取り合わせに興味津々です。現代の日本人にはわかりにくいけれど、宗教だけで生活してるこういう人たちもいたのか....。
パティークは、宗教団体というワクの中でしか生きられない、一種のダメ親父なんだけど、ダメな人間なりに宗教に真面目に取り組んでいるようにも見えるし、息子で教祖のマーニーを利用しようという図々しい面もあって、まことに興味深い人間像。しかし、最後マーニーが宗教弾圧を受けて壮絶に死ぬところまで読むと、なんとも言えない寂寥感がこみ上げます。
マニ教か。良いもん教えてもらった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月3日に日本でレビュー済み
 メチエの常連になった感のある著者の最新作。その宇宙図とやらが新聞種になった「第4の世界宗教」の入門書です。研究史、教祖伝、教義・儀礼・芸術、教会史が、お得意の図表を多用しつつバランス良く紹介されています。軽妙な筆致も健在ですが、自らを「青木とかいう研究者」と書いたりするのは少々やりすぎかも。
 ついでのことにマンダ教なども書いてほしいものです。著者のいっそうの研鑽を祈りますが、ニーベルク(正:ニーベリ)とかバイル(正:ベール)といった表記はいけません。それに、ローマ帝国でキリスト教と覇を競ったのはマニ教と断言していますが、ミトラス教ではないのですか。根拠を訊きたいものです。なお、書中のイラン学者アンドレアスはあの女傑ルー・ザロメの亭主だった人。面白いつながりです。
 
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マニ教という宗教をご存じだろうか。
他の宗教に寄生する形で急速に広まり、異端として糾弾され、滅んでしまった宗教を。
3世紀に生まれた教祖マーニーは、イラン系の王族の血を引き、バビロニアで生を受け、ユダヤキリスト教系の教団で育った。
若くしてグノーシス主義思想に出会い、「人は悪魔が生み出した魂の牢獄」とする神話を創造した。
24歳にして教団と決別してインドで学んだ後、マーニーはペルシアの宮廷医師に収まることになる。
その後彼は7つもの聖典を自ら書き上げ、美しい絵画を布教用の武器に持たせた弟子たちをシリア、エジプト、インド、中央アジアに派遣した。
彼のペシミスティックな思想は、衰退期に入った古代ローマの知識人を魅了し、スペインなど西方にまで急速に広まった。
カトリックの教父アウグスティヌスも若き日にはマニ教の信者だった。
しかし、ユダヤ・キリスト教やゾロアスター教の神々を借りて独自の神話を紡ぎだす彼のアプローチは、既存宗教の憎悪の対象となり、
結局ゾロアスター教神官団の手で死に追いやられることになる。
キリスト教や後のイスラム教に葬られた西のマニ教団だが、ラマダンや修道院の原型はマニ教にあるという。
そしてキリスト教は、その異端派の教えにかつてのライバルであるマニ教の姿を見続けることになった。
そしてこの宗教は、中央アジアの商人の手で唐に伝わり、当時唐国内の一大軍事勢力だったウイグル族の国教となった。
彼らが滅んだ後も一派が江南に移り住み、教えを守ったという。
世界宗教になり損ねた宗教。教祖マーニーは、自分の望んだ最後の預言者の座をムハンマドに奪われ、
終末の日が未だ訪れないことを知ったら、どう思うだろうか。
そんな想像に遊ぶ日があってもいい気がする。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 マーニー教(表記は著者に敬意を表し、マーニーとします)の概説書で先行するものにタルデュー『 マニ教 』(文庫クセジュ)がありますが、本書でも著者が書いているようにややキリスト教世界でのマーニー教の記述に傾いています。
 本書の著者はこれまで同じシリーズで『
ゾロアスター教 』や『 アーリア人 』を著しているように、東方世界に詳しい研究者。両書を併せて読むと「第四の世界宗教」のそれこそ全世界(といっても旧大陸だけですが)的な展開に触れることができるでしょう。……私はタルデューの著書は途中で挫折しましたが。
 本書では八章のうちかなり分量の多い二章をさいて、マーニーその人の生涯と思想に触れています。また、イラン高原から中国に至る東方世界でのマーニー教の発展と滅亡をおいます。
 著者によるとマーニー教の特徴は三点。「人工の宗教」「書物中心の宗教」「神話的表象の宗教」であるといいます。また、宗祖の個性がダイレクトに反映された思想であり、当時最高クラスの哲学、神話的な知の総合的な体系であったようです。
 さて、本書のあとがきの冒頭(全文丸ごと転載したいくらい!)において、著者は本文の内容をきわめて簡潔、簡明にして過不足なくまとめ上げています。まったく最高のレビューです。著者はこれまでも優れた概説書を著していますが、研究史をまとめ上げる力量に優れていることがこんなことにもあらわれていますね。
 ところで、著者が取り上げなかった関連書籍に、ニール『
異端カタリ派 』(文庫クセジュ)があります。こちらは、本書とは真っ向逆にカタリ派(または「アルビジョワ派」)はマーニー教そのものであったと熱弁をふるう本。併せて目を通すのも一興です。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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