蔵本モデルの蔵本先生による新書の2冊目です。
振り子の同期から話が始まり、
生命現象の細胞レベルでの化学物質のリズムにまで話が及びます。
話が広範に広がりすぎてしまったのが、私にとっては難点でしたが、
自立分散制御で話が締めくくられており、満足できるものでした。
「おわりに」では還元論の限界と創発への期待を示唆するものと思います。
次作が望まれます。
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非線形科学 同期する世界 (集英社新書) 新書 – 2014/5/16
蔵本 由紀
(著)
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なぜ何万匹ものホタルの明滅が完全に揃うのか…etc
脅威の現象「同期」の謎を解く。
世界的権威、待望の新刊!
何万匹ものホタルが同時に明滅する、吊り橋上を歩く集団の歩調が自然に揃って橋が大きくたわむ……これら驚くべき現象はすべて「同期(シンクロ)現象」によるものだ。
同期現象は単に奇妙な現象というだけではない。心拍や体内時計といった生命維持活動にも関与し、最新のロボット制御システムの鍵を握るなど、実は我々の生命や社会を形作る上で欠かせない物理現象なのだ。しかし従来の科学手法では解くことができず、「非線形科学」の最新研究によって明らかになったのだ。
著者は同期現象を記述する「蔵本モデル」を編み出したこの分野の第一人者。本書は我々の身近に起こる同期現象を数式を使わずに解説しつつ、世界を支配する知られざる法則を解き明かす。
[著者情報]
蔵本由紀(くらもと よしき)
一九四〇年生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学大学院理学研究科修士、博士課程修了。九州大学理学部助手を経て、一九七六年に京都大学理学部助教授。一九八一年より同大基礎物理学研究所教授、理学部教授、大学院理学研究科教授を歴任し、二〇〇四年に定年退官後は京都大学名誉教授。二〇一三年より国際高等研究所副所長。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『非線形科学』(集英社新書)など。
脅威の現象「同期」の謎を解く。
世界的権威、待望の新刊!
何万匹ものホタルが同時に明滅する、吊り橋上を歩く集団の歩調が自然に揃って橋が大きくたわむ……これら驚くべき現象はすべて「同期(シンクロ)現象」によるものだ。
同期現象は単に奇妙な現象というだけではない。心拍や体内時計といった生命維持活動にも関与し、最新のロボット制御システムの鍵を握るなど、実は我々の生命や社会を形作る上で欠かせない物理現象なのだ。しかし従来の科学手法では解くことができず、「非線形科学」の最新研究によって明らかになったのだ。
著者は同期現象を記述する「蔵本モデル」を編み出したこの分野の第一人者。本書は我々の身近に起こる同期現象を数式を使わずに解説しつつ、世界を支配する知られざる法則を解き明かす。
[著者情報]
蔵本由紀(くらもと よしき)
一九四〇年生まれ。京都大学理学部卒業後、同大学大学院理学研究科修士、博士課程修了。九州大学理学部助手を経て、一九七六年に京都大学理学部助教授。一九八一年より同大基礎物理学研究所教授、理学部教授、大学院理学研究科教授を歴任し、二〇〇四年に定年退官後は京都大学名誉教授。二〇一三年より国際高等研究所副所長。「同期現象などをめぐる非線形科学の先駆的研究」により二〇〇五年度朝日賞受賞。著書に『非線形科学』(集英社新書)など。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2014/5/16
- 寸法10.7 x 1.4 x 17.4 cm
- ISBN-104087207374
- ISBN-13978-4087207378
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登録情報
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- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4087207374
- ISBN-13 : 978-4087207378
- 寸法 : 10.7 x 1.4 x 17.4 cm
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2021年9月12日に日本でレビュー済み
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ホタルや、吊り橋の歩行、拍手の同期など同期現象を解説。
前半はともかく、後半は素人にはきつい。著者は面白い研究をピックアップしたとのことですが、いまいち面白さを理解出来ず・・・。
一応理系だけど、他分野の込み入った科学の本は苦手かも。
前半はともかく、後半は素人にはきつい。著者は面白い研究をピックアップしたとのことですが、いまいち面白さを理解出来ず・・・。
一応理系だけど、他分野の込み入った科学の本は苦手かも。
2014年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなかおもしろい。これも物理ですね。
数学や化学ではない、躍動感を読ませてもらった気分。
数学や化学ではない、躍動感を読ませてもらった気分。
2014年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
複雑系科学では、非線型方程式の数学理論、実験による現象の数理モデル化、コンピューターによるシュミレーションにより力学系の動的ダイナミクスの研究がされてきました。
この本では、複雑系の同期現象の理解のために、個々の現象のパラメーターの変化を円運動で表現する位相モデルによって、自然界や社会の興味深い同期現象について考察しています。個の和が全体になるという考えではなく、複雑系は自律分散している個と個がゆるやかに結びついて創発されているソリトンであるという考え方です。(余談ですが、弦理論における弦と、その集まりでソリトンであるブレインの双対性も基本的要素とは何かということについて考えさせます)
蛍の集団、アマガエルの集団、ローソクの炎の集まり、パイプオルガンにおける同期現象、電力系統の同期現象と問題、心臓、膵臓、脳における同期現象、ウナギやミミズなどの運動における同期現象、粘菌の同期現象と最近の理論研究、粘菌型ロボットの開発、交通信号系統における集中型制御と自律分散型制御などについてわかりやすく、深い洞察をしながら説明しています。たのしく読める本です。
この本では、複雑系の同期現象の理解のために、個々の現象のパラメーターの変化を円運動で表現する位相モデルによって、自然界や社会の興味深い同期現象について考察しています。個の和が全体になるという考えではなく、複雑系は自律分散している個と個がゆるやかに結びついて創発されているソリトンであるという考え方です。(余談ですが、弦理論における弦と、その集まりでソリトンであるブレインの双対性も基本的要素とは何かということについて考えさせます)
蛍の集団、アマガエルの集団、ローソクの炎の集まり、パイプオルガンにおける同期現象、電力系統の同期現象と問題、心臓、膵臓、脳における同期現象、ウナギやミミズなどの運動における同期現象、粘菌の同期現象と最近の理論研究、粘菌型ロボットの開発、交通信号系統における集中型制御と自律分散型制御などについてわかりやすく、深い洞察をしながら説明しています。たのしく読める本です。
2015年5月12日に日本でレビュー済み
非線形。とっつきにくいかもしれませんが、要は線形でない事柄で、
例えば式変形に際して、境目が前後に解消してゆくような現象です。
線形科学(リニアー)は非線形でないことを前提に成り立っており、
多くのノーマルとされる現象はこちらに含まれますが、
隣接しあうブリッジが互いに同期して揺れ出すとか、
ナキウサギとオオカミの個体数変動周期(フラクタル)などは、
非線形でしょう。微分方程式で表すと、時間微分の2乗や√はその典型で、
通例の力学では出てこない形です。
(この形を解くのはかなり大変なようです。しかし逆に、高次方程式などは、
行列や適当な置換、または非線形を用いた方がうまく数値解が出ることもあり、
次元にもよるのかなあ、と思います)
前世紀の1990年代に兵庫県明石市内で花火大会で賑わった歩道橋上で、
突然人がドミノ倒しになる事故が発生、かなりの死傷者が出ましたが、
これなども複雑な人の流れの密度(流速密度)が橋の振動と同期し、
揺れが大きく広がったためと考えられる非線形現象です。一方、
パイプで繋いだ2つの心臓の一方拍動を下げると、
しばらくして他方の拍動も下がるなどは、心拍数を下げるホルモンが、
パイプ内を流れ移ったため起きた生化学的なものです。
本書は、いったい自然界で起きている現象やその定式化は、どちらを以て、
メインであるのか、といった問題意識に貫かれたもので、興味深く読み進むうちに、
自分でも似たような「問題意識」が芽生え、類書を漁りたくなるものです。
これなどはやはり、心的同期(もしくはシンクロ現象)なのではないでしょうか。
いろんなトピックスをもとに、その本質を非線形的に説明をしてあるので、
場合により、線形的な説明よりもすんなり入ってくるかもしれません。
本書で非線形に興味を持たれたら、それぞれ非線形と思しき現象を探し、
数理モデルを構築してみる、などというのも面白いかもしれません。
因みに、2020年代後半ごろには、待望のリニアーモーターカーなども開通の予定ですので、
電車ならぬ交流する磁力で走行するリニアーカーとも比較方々、
電磁力(光世界)と非線形について考えてみるのも一法かと、
付言しておきます。
例えば式変形に際して、境目が前後に解消してゆくような現象です。
線形科学(リニアー)は非線形でないことを前提に成り立っており、
多くのノーマルとされる現象はこちらに含まれますが、
隣接しあうブリッジが互いに同期して揺れ出すとか、
ナキウサギとオオカミの個体数変動周期(フラクタル)などは、
非線形でしょう。微分方程式で表すと、時間微分の2乗や√はその典型で、
通例の力学では出てこない形です。
(この形を解くのはかなり大変なようです。しかし逆に、高次方程式などは、
行列や適当な置換、または非線形を用いた方がうまく数値解が出ることもあり、
次元にもよるのかなあ、と思います)
前世紀の1990年代に兵庫県明石市内で花火大会で賑わった歩道橋上で、
突然人がドミノ倒しになる事故が発生、かなりの死傷者が出ましたが、
これなども複雑な人の流れの密度(流速密度)が橋の振動と同期し、
揺れが大きく広がったためと考えられる非線形現象です。一方、
パイプで繋いだ2つの心臓の一方拍動を下げると、
しばらくして他方の拍動も下がるなどは、心拍数を下げるホルモンが、
パイプ内を流れ移ったため起きた生化学的なものです。
本書は、いったい自然界で起きている現象やその定式化は、どちらを以て、
メインであるのか、といった問題意識に貫かれたもので、興味深く読み進むうちに、
自分でも似たような「問題意識」が芽生え、類書を漁りたくなるものです。
これなどはやはり、心的同期(もしくはシンクロ現象)なのではないでしょうか。
いろんなトピックスをもとに、その本質を非線形的に説明をしてあるので、
場合により、線形的な説明よりもすんなり入ってくるかもしれません。
本書で非線形に興味を持たれたら、それぞれ非線形と思しき現象を探し、
数理モデルを構築してみる、などというのも面白いかもしれません。
因みに、2020年代後半ごろには、待望のリニアーモーターカーなども開通の予定ですので、
電車ならぬ交流する磁力で走行するリニアーカーとも比較方々、
電磁力(光世界)と非線形について考えてみるのも一法かと、
付言しておきます。
2014年7月19日に日本でレビュー済み
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同期(シンクロナイズ)する世界は複雑系ネットワークのなかにもSNSの中にも多く見られます。著者は新しい自然学の提唱者で自然の見方を教えてくれています。人間は、集団は何故同期するのか?要素科学でない統合科学への道が求められるのでしょうか。自然(自ら然る)体系学とでもいいますか。
2014年6月29日に日本でレビュー済み
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数式を一切使わずに、非線形の同期現象を解説する困難さを読んでいて痛感しました。
されば、同現象のガイドブックになるかと言えば、参考資料・文献リストからも到底期待できませんし、どのターゲット層を目的に出版されたのかと不可解ですらあります。
例えば、薩摩順吉著「物理と数学の2重らせん」のような、ある種の広がりをもつ読者層を念頭に置きつつも、解説と記述方法にもっと工夫が必要です。
その記述テーマの選択においても、散漫で浅い感じは否めませんので、的を絞ったテーマについて深い記述と解説が強く望まれます。
他著作に「新しい自然学」がありますが、同じようなスタイルを踏襲されていて、寺田虎彦流の理系エッセイとなっていて、同様な不満感を抱いてしまいます。
されば、同現象のガイドブックになるかと言えば、参考資料・文献リストからも到底期待できませんし、どのターゲット層を目的に出版されたのかと不可解ですらあります。
例えば、薩摩順吉著「物理と数学の2重らせん」のような、ある種の広がりをもつ読者層を念頭に置きつつも、解説と記述方法にもっと工夫が必要です。
その記述テーマの選択においても、散漫で浅い感じは否めませんので、的を絞ったテーマについて深い記述と解説が強く望まれます。
他著作に「新しい自然学」がありますが、同じようなスタイルを踏襲されていて、寺田虎彦流の理系エッセイとなっていて、同様な不満感を抱いてしまいます。