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緒方竹虎と日本のインテリジェンス (PHP新書) 新書 – 2021/7/16
江崎 道朗
(著)
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占領後のわが国で、「日本版CIA」をつくろうとした政治家がいた。その名は緒方竹虎。保守自由主義の立場から、戦前・戦時中に朝日新聞社の幹部、情報局総裁を務め、戦後は吉田茂内閣のもとでアメリカと連携しつつ日本のインテリジェンス(情報・諜報)機関の確立に奮闘。さらに戦後、保守合同・自民党の結党を成し遂げた希代の人物だ。国家にとって情報が「命」であることを、緒方の苦闘を通じて伝える著者渾身の一冊。
●適塾と玄洋社――国際派の自由民権運動の系譜
●共産主義とファシズムという「悪病の流行」
●満洲事変が転機だった――朝日新聞と軍部
●東亜問題調査会と同盟通信社――民間シンクタンク創設へ
●二・二六事件と大政翼賛会
●我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ
●情報なき政府と最高戦争指導会議
●和平・終戦を模索――繆斌(みょうひん)工作
●東久邇宮内閣での情報開示、言論の自由政策
●日本版CIAの新設ならず
●適塾と玄洋社――国際派の自由民権運動の系譜
●共産主義とファシズムという「悪病の流行」
●満洲事変が転機だった――朝日新聞と軍部
●東亜問題調査会と同盟通信社――民間シンクタンク創設へ
●二・二六事件と大政翼賛会
●我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ
●情報なき政府と最高戦争指導会議
●和平・終戦を模索――繆斌(みょうひん)工作
●東久邇宮内閣での情報開示、言論の自由政策
●日本版CIAの新設ならず
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2021/7/16
- 寸法10.6 x 1.9 x 17.2 cm
- ISBN-10456984992X
- ISBN-13978-4569849928
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朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 | コミンテルンの謀略と日本の敗戦 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.5
239
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5つ星のうち4.4
635
|
価格 | ¥1,210¥1,210 | ¥1,320¥1,320 |
発売日 | 2019年08月09日 | 2017年08月10日 |
内容紹介 | 朝鮮戦争の裏の狙いは日本の共産化だった! 韓国侵攻と時を同じくして起こる日本国内の暴動。保守は赤化の危機をどう乗り越えたのか? | レーニンがつくった世界革命組織・コミンテルン。日本はなぜ彼らの策動に乗り、自滅してしまったか。隠された歴史の真実を抉り出す刮目の書。 |
商品の説明
出版社からのコメント
第1章 適塾と玄洋社――国際派の自由民権運動の系譜
第2章 共産主義とファシズムという「悪病の流行」
第3章 満洲事変が転機だった――朝日新聞と軍部
第4章 東亜問題調査会と同盟通信社――民間シンクタンク創設へ
第5章 二・二六事件と大政翼賛会
第6章 我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ
第7章 情報なき政府と最高戦争指導会議
第8章 和平・終戦を模索――繆斌(みょうひん)工作
第9章 東久邇宮内閣での情報開示、言論の自由政策
第10章 日本版CIAの新設ならず
第2章 共産主義とファシズムという「悪病の流行」
第3章 満洲事変が転機だった――朝日新聞と軍部
第4章 東亜問題調査会と同盟通信社――民間シンクタンク創設へ
第5章 二・二六事件と大政翼賛会
第6章 我に自由を与えよ、然らずんば死を与えよ
第7章 情報なき政府と最高戦争指導会議
第8章 和平・終戦を模索――繆斌(みょうひん)工作
第9章 東久邇宮内閣での情報開示、言論の自由政策
第10章 日本版CIAの新設ならず
著者について
江崎道朗
評論家。1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。2016年夏から本格的に評論活動を開始。19年、正論新風賞受賞。
評論家。1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。2016年夏から本格的に評論活動を開始。19年、正論新風賞受賞。
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2021/7/16)
- 発売日 : 2021/7/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 416ページ
- ISBN-10 : 456984992X
- ISBN-13 : 978-4569849928
- 寸法 : 10.6 x 1.9 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 239,344位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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江崎道朗(えざき みちお)
1962年、東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。現在、評論家。
2014年5月号から『正論』に「SEIRON時評」を連載中。
著書に『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)、『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)ほか多数。
公式サイト ezakimichio.info
チャンネルくらら で動画を配信中
https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2022年1月29日に日本でレビュー済み
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著者の江崎道郎氏の視野の広さに感心します。
2021年8月7日に日本でレビュー済み
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これまでの緒方竹虎の印象は、戦前は親軍の朝日新聞主筆であり、戦後は首相まであと少しだった政治家というもので、正直良くなかった。しかし、本書によってすっかり変わった。
日本が国家総動員体制に移行するとき、松永安左エ門のように事業から引退する経営者も居たが、緒方竹虎は政府の意向に真っ向から逆らわない範囲で、言論の自由を少しでも守るために戦った経営幹部の一人だった。著者の丁寧な説明に依って一層理解が深まった。
また、緒方が日本版CIAを作ろうと努力したのは、情報は様々なところから収集したものを分析しない限り何の価値もないことを情報局総裁の頃に経験したことが大きいのだろう。本書でも紹介されていた台湾沖航空戦の幻の大戦果については、当時から疑問を持っている者もいた。堀栄三という陸軍の情報将校は、開戦以来の戦闘分析や、帰投直後の海軍パイロットたちへの聞き取りによって、「戦果信用できず、せいぜい数隻の撃沈」と大本営情報部に打電したが上層部まで届かなかった(瀬島龍三握り潰し説あり)。全般的な情報解析の面で言えば、外務省の暗号や、ミッドウェーで海軍暗号が解読されていたのは有名だが、陸軍の暗号は解読がかなり困難だったと聞いている。また、戦前の外務省のインテリジェンス能力は非常に優れており、著者の近著で紹介されてるように、アメリカ共産党の動向を的確にモニターしていた。
しかしながら情報の分野では、いかに個々の現場力が強くても、情報が統合された上でクロスチェックされなければ意味がないのである。それを実感していた緒方が、戦時中の東條内閣の折に国内の言論の自由を封殺した情報局の総裁に小磯内閣の時に就任した過去によって、日本版CIA設立の望みを断たれたのは歴史の皮肉としか言いようがない。
ついでに言えば、緒方の親友である中野正剛についても随分と印象が変わった。どうしても「親ナチス、ファシストの東方会を主宰し、大政翼賛会設立への協力」というイメージが拭えなかったが、戦中の日比谷の講演会で2万人もの聴衆を集め、その後の早稲田大での「天下一人を以て興る」という反東條演説のごく一部を知ったことで非常に興味を覚えた。緒方竹虎による評伝があるので、まずはそれから読んでみたい。
本書によって、緒方竹虎の人となりと業績が広く読まれることで、再び生き永らえることになるのではなかろうか? それこそが、著者が希望する「先人たちの志が受け継がれていくこと」に繋がると思う。
私は若くないので、志に基づき直接行動することは叶わないが、若い方々に少しでも本書を紹介したい
日本が国家総動員体制に移行するとき、松永安左エ門のように事業から引退する経営者も居たが、緒方竹虎は政府の意向に真っ向から逆らわない範囲で、言論の自由を少しでも守るために戦った経営幹部の一人だった。著者の丁寧な説明に依って一層理解が深まった。
また、緒方が日本版CIAを作ろうと努力したのは、情報は様々なところから収集したものを分析しない限り何の価値もないことを情報局総裁の頃に経験したことが大きいのだろう。本書でも紹介されていた台湾沖航空戦の幻の大戦果については、当時から疑問を持っている者もいた。堀栄三という陸軍の情報将校は、開戦以来の戦闘分析や、帰投直後の海軍パイロットたちへの聞き取りによって、「戦果信用できず、せいぜい数隻の撃沈」と大本営情報部に打電したが上層部まで届かなかった(瀬島龍三握り潰し説あり)。全般的な情報解析の面で言えば、外務省の暗号や、ミッドウェーで海軍暗号が解読されていたのは有名だが、陸軍の暗号は解読がかなり困難だったと聞いている。また、戦前の外務省のインテリジェンス能力は非常に優れており、著者の近著で紹介されてるように、アメリカ共産党の動向を的確にモニターしていた。
しかしながら情報の分野では、いかに個々の現場力が強くても、情報が統合された上でクロスチェックされなければ意味がないのである。それを実感していた緒方が、戦時中の東條内閣の折に国内の言論の自由を封殺した情報局の総裁に小磯内閣の時に就任した過去によって、日本版CIA設立の望みを断たれたのは歴史の皮肉としか言いようがない。
ついでに言えば、緒方の親友である中野正剛についても随分と印象が変わった。どうしても「親ナチス、ファシストの東方会を主宰し、大政翼賛会設立への協力」というイメージが拭えなかったが、戦中の日比谷の講演会で2万人もの聴衆を集め、その後の早稲田大での「天下一人を以て興る」という反東條演説のごく一部を知ったことで非常に興味を覚えた。緒方竹虎による評伝があるので、まずはそれから読んでみたい。
本書によって、緒方竹虎の人となりと業績が広く読まれることで、再び生き永らえることになるのではなかろうか? それこそが、著者が希望する「先人たちの志が受け継がれていくこと」に繋がると思う。
私は若くないので、志に基づき直接行動することは叶わないが、若い方々に少しでも本書を紹介したい
2022年10月18日に日本でレビュー済み
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多分安倍政権になってからであろうか。日本できちっとしたインテリジェンスの政府組織の必要性を
政治家が声高に言い出したのは。事実第二次安倍政権で初めてそのようなインテリジェンス機関が
内閣直轄で設立されたが、世界の動きに比べて極めて遅い動きであった。その中で戦中、戦後を
通じて「日本のCIA」設立を目的に奔走した男、緒方竹虎の半生を描いた作品である。彼の経歴は
ちょっと変わっている。朝日新聞主筆を経験した後、政界へ入り、情報局総裁に赴任した後、
戦後吉田内閣では副総理まで上り詰めている。彼は、世論が戦中の経験からこういったインテリジェンス
機関が検閲や情報管理をしてくるものと思い、なかなか理解を得られない中、日本版CIAを作るべく、
米国のいろいろな人間や組織と接触する。彼自身、70歳を前にして病死するが、実際彼の意図
したような組織が出来るまで、この後70年弱かかっていることからもいかに日本がこのような
情報組織に強いアレルギーがあるかが分かる。歴史上あまり表舞台で活躍した人間ではないが、
著者は丁寧に彼の思想や行動を追っていくことで、日本が今後も国際社会で生き残っていくには
このようなインテリジェンス機関が必要であることを強調している。
政治家が声高に言い出したのは。事実第二次安倍政権で初めてそのようなインテリジェンス機関が
内閣直轄で設立されたが、世界の動きに比べて極めて遅い動きであった。その中で戦中、戦後を
通じて「日本のCIA」設立を目的に奔走した男、緒方竹虎の半生を描いた作品である。彼の経歴は
ちょっと変わっている。朝日新聞主筆を経験した後、政界へ入り、情報局総裁に赴任した後、
戦後吉田内閣では副総理まで上り詰めている。彼は、世論が戦中の経験からこういったインテリジェンス
機関が検閲や情報管理をしてくるものと思い、なかなか理解を得られない中、日本版CIAを作るべく、
米国のいろいろな人間や組織と接触する。彼自身、70歳を前にして病死するが、実際彼の意図
したような組織が出来るまで、この後70年弱かかっていることからもいかに日本がこのような
情報組織に強いアレルギーがあるかが分かる。歴史上あまり表舞台で活躍した人間ではないが、
著者は丁寧に彼の思想や行動を追っていくことで、日本が今後も国際社会で生き残っていくには
このようなインテリジェンス機関が必要であることを強調している。
2021年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安倍晋三氏や高市早苗氏のような保守政治家がいかに少ないかが、国会議員の問題だね。
人気取りに走り回る議員が多すぎる。
人気取りに走り回る議員が多すぎる。
2021年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年前までの私は学校教育で学んだ歴史科目と報道機関が報じる歴史観を鵜呑みにしていた。その価値観を一変させたのは、約15年前に読んだ前野徹著「新・歴史の真実」である。今回、江崎道朗先生の著による「緒方竹虎と日本のインテリジェンス」を読んでまた新たな発見があった。「新・歴史の真実」では第二次大戦後の東京裁判史観、自虐史観の誤りを正して日本の正義を主張し、これまで常識と思っていた旧日本軍の極悪非道を正面から覆すもので、価値観の転換をもたらした。「緒方竹虎と日本のインテリジェンス」では、旧日本軍の軍人各々は愛国心という点では同じであったが、陸軍、海軍を束ねて「オール日本」で戦いに臨むという観点では著しく欠如して全体としてまとまらず、それが敗戦を招く原因であった事を鋭く指摘されている。軍をまとめて統帥権を握り、国内外で起こっている情報を一箇所に集めて日本への影響度、それに対して日本が取るべき行動を判断して意思決定する機関を中央政府に置くのが本来あるべき姿である。ところが明治憲法は軍の統帥権は天皇が掌ると規定されているため、総理大臣であってもこれを冒す事は出来ないという欠陥があった。明治維新の元勲が健在であった頃はその欠点を元勲の強い政治力で補い問題化しなかった。日露戦争での外交は強かで、日英同盟で英国を味方につけ、当時世界の報道を牛耳っていたロイターから提供される情報を入手できる環境に恵まれ、講和交渉では米国を味方につけて南樺太を領有し、満州からロシア軍を追い出した。明治の元勲による内閣は桂太郎首相までで、昭和に入ると統帥権干犯問題が顕在化する。緒方竹虎は明治21年生まれで、明治27年から28年の日清戦争、同37年から38年の日露戦争、昭和6年の満州事変、同12年からの日中戦争、同16年から20年の太平洋戦争、戦後の連合国による占領期間を経て昭和27年に独立を回復し高度経済成長が始まる昭和31年に生涯を閉じる。明治の元勲が健在であった頃の強かな外交から、昭和初期の統帥権干犯問題に代表される政府の凋落、戦後のGHQによる洗脳政策を経験しながら報道界、政界に身を置いて情報戦(インテリジェンス)に強い日本たらしめんと奮闘した事がこの本では克明に描かれている。戦前の報道機関は英独仏の国際報道寡占体制に伍して、日本の同盟通信社が世界中の情報の取材と発信を可能とする報道の独立を確立していた。しかし昭和に入ると折角確立した報道の独立の利点を活かせず、陸軍、海軍、中央政府がまとまらず、みすみす敗戦を招いた。緒方の力を以てしても政府の凋落に歯止めをかける事ができなかった。日清戦争、日露戦争、大東亜戦争は対外的には大義があったが、殊大東亜戦争に至っては敗戦の原因がインテリジェンスの運用の拙さにあった事は否めない。現在の自衛隊は世界屈指の実力を誇っているが、国家安全保障会議(NSC)が第二次安倍内閣で設立されるまで統一されたインテリジェンス機関が無かった事には背筋が寒くなる思いがする。
第二次世界大戦敗戦後の報道機関は、GHQの占領政策により連合国(米、英、支、ソ)にとって都合の悪い情報を国民に知らせず、逆に旧日本軍の極悪非道ぶりが誇張される所謂「東京裁判史観」、「自虐史観」に根差した報道を続けている。この報道姿勢は昭和20年の敗戦から75年以上経た現在に至っても続いている。その残滓により、自分の頭で自由にものを考える機会を奪われて言語空間は封鎖され、外国からの侵略の脅威に対して自ら戦って平和を勝ち取る強い日本は完全に去勢されてしまった。敗戦当初はGHQによる検閲で報道が統制されていたが、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)による洗脳工作が功を奏して、昭和27年に占領期間が終了後も報道機関による「自己検閲」で連合国(主にアメリカ)による間接統治が続き今日に至る。「旧日本軍は極悪非道であった」、「先の大戦で日本はアジアの植民地支配により多大な迷惑を掛けた」、「南京大虐殺で30万人が犠牲になった」という情報が繰り返し流され、連合国による侵略行為は目隠しにされて「悪いのは全て日本」という報道姿勢である。この様な報道や教育が戦後75年以上続けられているのである。これでは自分の国に誇りが持てないどころか、自ら国を亡ぼす道を辿る一方である。戦前=悪、戦後=善という価値観で、あの戦争を境にして歴史が分断されてしまっている。大東亜戦争で日本が戦った大義は、500年に亘る欧米・ロシアの白人による植民地支配に立ち向かい、アジアの独立を回復する事よって日本の国益を増進する事にあった筈だ。
日本にはユーラシア大陸のロシアや中国の軍事的脅威、太平洋方面からはアメリカの軍事的脅威に晒される歴史がある。特に大陸からの軍事的脅威は現在も続いている。明治維新から第二次大戦にかけて、この脅威から日本の独立を保つために朝鮮半島から満州をロシアや中国に占領されることは何としても避ける必要があった。ところが、朝鮮は事大主義で強い国になびく政策を取っていたため頼りにならず、日本が戦うしかなかった。それが日清、日露戦争である。日露戦争で日本は勝利したが、欧米人から見ると「白人である人間が、アジアの猿である日本に負けた」と映った。それが後のA(アメリカ)B(イギリス)C(中国)D(オランダ)包囲網につながり、アメリカからの輸入に頼っていた石油の禁輸、排日移民法、原材料である鉄や錫の禁輸で日本の産業は窒息状態に置かれた。この事態を打開するため、昭和16年12月8日の真珠湾攻撃を皮切りに太平洋戦争(大東亜戦争)へ突入。昭和20年8月15日、天皇陛下の玉音放送で終戦を宣言。先の大戦は日本の独立を守り、アジアを欧米の植民地支配から解放する自存自衛が目的の戦争であった。昭和26年5月3日の米上院軍事外交合同委員会の公聴会で、マッカーサーは「先の大戦は日本の自存自衛が目的であった」と証言している。
東京裁判は勝者が敗者を裁く茶番であったと言える。インドのパール判事は侵略の定義を「敗者が行った他国での戦闘行為である」と言明している。勝者が行った他国での戦闘行為は侵略であると主張しても、勝者が敗者を裁く裁判では取り上げられず証拠なしとして一蹴されるというのだ。日本風に言えば、「勝てば官軍、負ければ賊軍」である。力の強い者の言う事が正義と言う訳だ。戦勝国は東京大空襲や広島、長崎への原爆投下で何十万人もの非戦闘員を殺傷した。これは「人道に対する罪」で事後法でも何でもなく、裁判で正当に裁かれるべき罪である。また、ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄し昭和20年8月8日に対日参戦。南樺太、北方四島を奪い、日本人をシベリアの極寒地へ抑留して強制労働に従事させて約34万人の日本人を死亡させた(死者数はアメリカの研究者による)。連合国側のこれらの罪状は東京裁判で取り上げられず、現代のメディアの報道でも取り上げられない。メディアは終戦直後GHQの検閲により連合国にとって都合が悪い報道を規制されていたが、今は自ら検閲する「自己検閲」で報道内容を自粛し国民が自分の頭で物を考える機会を奪っている。戦後75年以上も経過するのに、明らかに異常である。
満州事変は確かに軍の暴走であった。それは当時の幣原外交が事なかれ主義の軟弱外交で、当時の排日運動により日本の正当な権益をみすみす失う事になる事態に軍が堪忍袋の緒を切らして起こしたものである。一方で、朝鮮半島に日本の内地よりも優先して大学を建てたり、台湾の衛生環境を劇的に改善したり、良いことも沢山して来たのも事実である。したがって、戦前の良いところと反省すべきところを冷静に振り返って、これからの政治、外交に活かしていく事が何よりも重要と考える。日本の良い伝統を受け継いで後世に残す事は、現世代を生きる我々の使命である。
第二次世界大戦敗戦後の報道機関は、GHQの占領政策により連合国(米、英、支、ソ)にとって都合の悪い情報を国民に知らせず、逆に旧日本軍の極悪非道ぶりが誇張される所謂「東京裁判史観」、「自虐史観」に根差した報道を続けている。この報道姿勢は昭和20年の敗戦から75年以上経た現在に至っても続いている。その残滓により、自分の頭で自由にものを考える機会を奪われて言語空間は封鎖され、外国からの侵略の脅威に対して自ら戦って平和を勝ち取る強い日本は完全に去勢されてしまった。敗戦当初はGHQによる検閲で報道が統制されていたが、WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)による洗脳工作が功を奏して、昭和27年に占領期間が終了後も報道機関による「自己検閲」で連合国(主にアメリカ)による間接統治が続き今日に至る。「旧日本軍は極悪非道であった」、「先の大戦で日本はアジアの植民地支配により多大な迷惑を掛けた」、「南京大虐殺で30万人が犠牲になった」という情報が繰り返し流され、連合国による侵略行為は目隠しにされて「悪いのは全て日本」という報道姿勢である。この様な報道や教育が戦後75年以上続けられているのである。これでは自分の国に誇りが持てないどころか、自ら国を亡ぼす道を辿る一方である。戦前=悪、戦後=善という価値観で、あの戦争を境にして歴史が分断されてしまっている。大東亜戦争で日本が戦った大義は、500年に亘る欧米・ロシアの白人による植民地支配に立ち向かい、アジアの独立を回復する事よって日本の国益を増進する事にあった筈だ。
日本にはユーラシア大陸のロシアや中国の軍事的脅威、太平洋方面からはアメリカの軍事的脅威に晒される歴史がある。特に大陸からの軍事的脅威は現在も続いている。明治維新から第二次大戦にかけて、この脅威から日本の独立を保つために朝鮮半島から満州をロシアや中国に占領されることは何としても避ける必要があった。ところが、朝鮮は事大主義で強い国になびく政策を取っていたため頼りにならず、日本が戦うしかなかった。それが日清、日露戦争である。日露戦争で日本は勝利したが、欧米人から見ると「白人である人間が、アジアの猿である日本に負けた」と映った。それが後のA(アメリカ)B(イギリス)C(中国)D(オランダ)包囲網につながり、アメリカからの輸入に頼っていた石油の禁輸、排日移民法、原材料である鉄や錫の禁輸で日本の産業は窒息状態に置かれた。この事態を打開するため、昭和16年12月8日の真珠湾攻撃を皮切りに太平洋戦争(大東亜戦争)へ突入。昭和20年8月15日、天皇陛下の玉音放送で終戦を宣言。先の大戦は日本の独立を守り、アジアを欧米の植民地支配から解放する自存自衛が目的の戦争であった。昭和26年5月3日の米上院軍事外交合同委員会の公聴会で、マッカーサーは「先の大戦は日本の自存自衛が目的であった」と証言している。
東京裁判は勝者が敗者を裁く茶番であったと言える。インドのパール判事は侵略の定義を「敗者が行った他国での戦闘行為である」と言明している。勝者が行った他国での戦闘行為は侵略であると主張しても、勝者が敗者を裁く裁判では取り上げられず証拠なしとして一蹴されるというのだ。日本風に言えば、「勝てば官軍、負ければ賊軍」である。力の強い者の言う事が正義と言う訳だ。戦勝国は東京大空襲や広島、長崎への原爆投下で何十万人もの非戦闘員を殺傷した。これは「人道に対する罪」で事後法でも何でもなく、裁判で正当に裁かれるべき罪である。また、ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄し昭和20年8月8日に対日参戦。南樺太、北方四島を奪い、日本人をシベリアの極寒地へ抑留して強制労働に従事させて約34万人の日本人を死亡させた(死者数はアメリカの研究者による)。連合国側のこれらの罪状は東京裁判で取り上げられず、現代のメディアの報道でも取り上げられない。メディアは終戦直後GHQの検閲により連合国にとって都合が悪い報道を規制されていたが、今は自ら検閲する「自己検閲」で報道内容を自粛し国民が自分の頭で物を考える機会を奪っている。戦後75年以上も経過するのに、明らかに異常である。
満州事変は確かに軍の暴走であった。それは当時の幣原外交が事なかれ主義の軟弱外交で、当時の排日運動により日本の正当な権益をみすみす失う事になる事態に軍が堪忍袋の緒を切らして起こしたものである。一方で、朝鮮半島に日本の内地よりも優先して大学を建てたり、台湾の衛生環境を劇的に改善したり、良いことも沢山して来たのも事実である。したがって、戦前の良いところと反省すべきところを冷静に振り返って、これからの政治、外交に活かしていく事が何よりも重要と考える。日本の良い伝統を受け継いで後世に残す事は、現世代を生きる我々の使命である。
2022年1月4日に日本でレビュー済み
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朝日新聞主筆、小磯内閣の情報局総裁、戦後は公職追放解除後第4次吉田内閣の官房長官、自由党総裁などを歴任し、いずれ首相となることを確実視されながら急死した緒方竹虎の伝記。
漢文の素養のない人が戦前の歴史研究をすると読めない文献に出くわす。きちんと辞書を引けばいいだろうが相手の方が間違ったと誤解する。緒方からの引用の「辞った」に(ママ)のルビが振ってある。どの漢和辞典にも「ことわる」の訓は出ているが、著者は知らないのだろう。朝日新聞主筆で総理大臣確実候補だった人より自分の方が漢字の読み方知っていると思える自信って何なんだろうね?
漢文の素養のない人が戦前の歴史研究をすると読めない文献に出くわす。きちんと辞書を引けばいいだろうが相手の方が間違ったと誤解する。緒方からの引用の「辞った」に(ママ)のルビが振ってある。どの漢和辞典にも「ことわる」の訓は出ているが、著者は知らないのだろう。朝日新聞主筆で総理大臣確実候補だった人より自分の方が漢字の読み方知っていると思える自信って何なんだろうね?
2021年9月15日に日本でレビュー済み
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保守合同が間違いだった気がするのですが、当時の情勢では仕方なかったのでしょうか
保守は仲良くしようよ?!
保守は仲良くしようよ?!