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未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう――震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦 単行本(ソフトカバー) – 2015/6/2
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答えはいつも自分たちの中にある。
2011年の東日本大震災。混乱のさなかに日本を訪れ、人々とともに未来のための「対話」を始めた著者。いま何が必要なのか。何ができるのか。自分たちが本当に望むことは何なのか。問いと対話のプロセスを通して、ごく普通の人たちが、立ち上がり、ともに行動し始める。それは、それぞれの「幸せ」を問い直すことでもあった――。草の根の変革を支援してきたファシリテーターが、日本での物語と対話の手法を情熱をこめて綴る。望む未来を自分たちで創るための道標となる一冊。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2015/6/2
- 寸法18.8 x 12.8 x 2 cm
- ISBN-104862761860
- ISBN-13978-4862761866
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商品の説明
著者について
著者:ボブ・スティルガー Bob Stilger
ニュー・ストーリーズ共同代表、社会変革ファシリテーター。1970年に早稲田大学に留学。アメリカで地域開発の仕事に従事した後、CIIS大学院にて博士号取得。2005~2009年ベルカナ研究所共同代表。地域や組織にイノベーションをもたらす対話の場づくりのプロとして、北米、南アフリカ、ジンバブエ、ブラジル、インドなどで活動。2011年の東日本大震災の発災後はたびたび来日し復興のための対話の場づくりに取り組んできた。www.newstories.org
監訳者:野村 恭彦 Takahiko Nomura
株式会社フューチャーセッションズ代表取締役社長、金沢工業大学(K.I.T.)虎ノ門大学院教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員。博士(工学)。富士ゼロックス株式会社にて事業変革ビジョンづくり、新規ナレッジサービス事業KDI立ち上げなどに従事。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションを牽引するため、株式会社フューチャーセッションズを立ち上げる。著書に『フューチャーセンターをつくろう』、『イノベーション・ファシリテーター』(いずれもプレジデント社)、監訳書に『シナリオ・プランニング』、『発想を事業化するイノベーション・ツールキット』(いずれも英治出版)などがある。
訳者:豊島 瑞穂 Mizuho Toyoshima
東京都出身、2001年より京都在住。外資系投資銀行,英字総合誌記者,心理学研究所を経てフリーのエディター&インタビュアー。『KYOTO JOURNAL』(www.kyotojournal.org)のコンサルティング・エディター、その他、カウンセリング分野の活動にも携わっている。
登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2015/6/2)
- 発売日 : 2015/6/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 4862761860
- ISBN-13 : 978-4862761866
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 505,668位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,036位福祉の社会保障
- - 3,169位コミュニティ (本)
- - 77,899位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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こんなに真摯に書かれた本を読むのは、久しぶりだなと感じました。
ちょっとメタボで、どんな人をも惹きつけるボブさんの笑顔を思い起こしながら、この本を読みすすめていきました。
この本に書かれていることは、対話のもつ力です。
対話が、人と人とをつなぎあわせ、未来(new normal~新しい平常)をつくっていきます。
そして、その根底にあるのは、一人ひとりへのまなざし。
印象に残った文章を、抜き書きしておきます。
「我々が学んでいる事は、誰もが人とし持つ再生力(レジリエンス)についてであり、それがコミュニティと命をつなぐのだ。我々が学んでいるのは、いま、ここにあるものを使って、よりよい未来をともに創る道である」
「未来は相互に耳を傾けることで創られていく。未来は対話から始まるのだ」
「僕が信じるのは「ともに築かれていく」というものだ。人々は前を見て築いていくのだが、それが何だったのかは後でふりかえって初めて気づく。多くの普通の人々がささやかな努力を重ねて行くことで、新しい社会は徐々に生まれてくる」
「若い人たちの持つ問い、ビジョン、コミットメント、エネルギーは、もっとも重要な資源のひとつである。彼ら単独ではできない。我々はともに立ちあがる必要がある。そこに未来がある」
「レジリエンスという言葉を多くの人が口にする。それは何を意味するのか?レジリエンスとは、自分のなすべきことをすること、先代の知恵と現在の状況に導かれながら、いま行動することだ」
「変化とはどこからやってくるのだろうか?それは、コミュニケーションしようとする人々のいるところ、どこからでも始まるのだ」
「変化を創るには、自分は利口ではないとか、重要ではないとか、十分ではないといった怖れを脇に置こう。多くの人が不必要に自分を委縮させている。今の瞬間に生きる力をつけよう。多くの人は一人では変化を起こせない。それとも一人で変化を起こしたいだろうか?我々には互いが必要だ。コミュニティの中で生きているのである」
「我々は互いに命の輝きを持っている。我々はその命の輝きを、ときに自分自身の怖れや心配で完全に曇らせてしまう。命、それ自身は、好奇心にあふれ、敬意を抱き、寛容なものだ。自分自身の平静さと中心から他者とかかわることができているとき、我々は命の流れの中で世界を見出す人になっている」
「日本がユニークだと思うのは、それぞれが立ち上がり、そして、皆と一緒に立っている、ということだ」
「ともに学びあうために集まるとき、互いに考えるために集まるとき、一緒に未来を創るために集まるとき、問いが、その場に入る道を拓く。良い探求はたいてい適切な質問から始まる」
「我々は、真剣で、大切な仕事得のしている。それを楽しむことが、とても大切だ」
「一人でやり遂げることは難しい。だからこそコミュニティがある。この本が、そういうコミュニティをどのように求め、見つけ、形づくって、なすべきことをともにやっていくのかについて、何らかの鍵を提供することを願っている」
本の中で引用されていた、R.リルケの詩が印象的です。
「あなたが思い描くものに命を与えなさい
それは生まれることを待っている未来
道の感覚を恐れてはならない
はるか以前から未来はあなたの中にある
ただそれが生まれるのを待ちなさい
新たな明かりに満ちた時のために」
ぜひ、ご一読を。
そして、感じたことをみんなでわかちあう場をつくれたらと思います。
この本は、震災を経験した日本人がどのように傷つき、混乱し、そしてどのように起き上がって創造していくかの記録であり、その中で筆者が用いた、有効な考え方、アプローチ、希望を持つという事の実践的な紹介です。
かなり長い本なので、ボブのワークショップや手法を体験したことのない人には、最初は雰囲気をつかむのにちょっと時間がかかるかもしれません。ただ、これほどまでに時間をかけ、丁寧に深く、震災後の日本のコミュニティ再生に内側から取り組んでいったファシリテーターは他にいないでしょう。
記録としても、実践の手引きとしても、大変貴重な一冊です。一読をお勧めします。
「わたしたちと共にいてくれて、ありがとう・・・」
著者のボブ・スティルガーさんは、震災直後から二十数回も来日し、
各地で人々の声に耳をかたむけ、「対話の場」を創ってきた人です。
わたしも、彼のフューチャーセッションやアクティブ・ホープ・ワークに何度か参加し、
寛やかで温かい彼の「在り方」に多くの学びを得てきました。
本書には、ボブさんの体験と思索、被災者とボランティアの物語(ストーリー)、
変化を起こす「場」の持ち方などが、ぎっしり詰まっています。
*以前のわたしたちは政府の指示を待つだけでした。
今は自分たちがやらないといけないと知っています。(福島県南相馬市の女性)
*森がある。俺たちはやっていける。(壊滅した岩手県の漁師町の男性)
*リーダーは大勢いる。あるもので始める。自分がほしい世界を生きる。(コミュニティづくりの原則)
*普通の人々が行なうことこそが、とてつもない変化を創ると信じている。(ボブさん)
まちがいなく、「震災後」を生きるための必読の一冊です。
東日本大震災をきっかけに市民対話を企画して、被災地域の再生を応援し続けてきた著者の活動の軌跡。そして、そこから著者が感じ取った、世界各地にも拡がるであろう重要なメッセージ『世界が学ぶべき「新しい物語」を日本から』の強い想いが伝わってくる一冊であった。
「成功の定義が変わる」
「市民対話でコミュニティ再創造」
「グローバルリーダーの資質は、ファシリテーター型リーダーシップ」
様々なインスピレーションを与えられるフレーズが数多く出てきた中で、一番心に残ったフレーズは、
「ファシリテーターの仕事の本質は、一つひとつの社会問題を解決する行為ではなく、
社会の構成員が自分たち自身で社会問題を継続的に解決していけるリーダーシップを育成することである」
目からうろこである。
世界の流れを敏感に感じ取り、日本の震災がきっかけに世界中のコミュニティの在り方も変わると、視野が広く。
そのための根本的なファシリテーターの役割は、「リーダーシップの育成」と、深い洞察力に感銘を受けた。
「答えはいつも自分たちの中にある。」
社会変革ファシリテーターとしての「場」の創り方にも、理論的に、具体的に多くのページを割いて言及している。
場づくりのリアルなストーリーにも学びが多くあった。
著者ボブ・スティルガーさんの活発な活動の一つひとつが、強いメッセージとして、これからの社会の「あり方」を体現してくれている。
特に、我々日本人には、本質に響く一冊ではないか?そう感じました。
この本から得られた、「旧い平常」からの脱出。そして「新しい物語」を創造するコミュニティが世界に拡がることを応援したくなる一冊でした。
変化への渇望は、既に震災前からあり、それを表出させたものが震災であるという部分は正にその通り。考えてみれば、変化というものは、それが起きるはるか以前からのエネルギー蓄積が必要であり、震災はそのきっかけではなかったか。
Bobさんの文章の素晴らしいところは、そうした誰もが薄々と感じていた曖昧なものに言葉を与え、形あるものとして私たちに気づかせてくれるところにある。だからこそ、当時の感覚をリアルに呼び起こすのだと思う。
未来を語るという事は、対話を通じ、内面にある言葉にならないモヤっとした感情に輪郭を与える事にあるように思う。
その為には、自分や周りの人たちやその人たちを取り巻く環境、また、その関係性を冷静に観察する事。ただ、そうした冷静な視点も自分自身の安定があってこそ。
本書の中には、社会変革の実践者としての顔と、冷静に見つめるファシリテーターとしての自分との間で悩むBobさんの姿がありのままに描かれている。そうした自分自身の内面も正直に告白しているからこそ、読み手を引き付けるのだと思う。
変化は、起こすものでは無く、起きるもの。
結局は、その組織やコミュニティに属する人の認識以上の早さでは変わることはできない。
だからこそ、人との出会いや対話の中から、今、何が求められているのか? 何が変わろうとしているのか? 肌で感じる感性が必要となる。
改めて、そんな事を考えさせられた一冊でした。
新型コロナウイルスにより、人と人がリアルに集うことが難しい今だからこそ、改めて読む価値はあると思う。
裂け目を閉じようとするのではなく、そこに新たな光が差し込むことに目を向ける、元に戻ろうとするだけでなく、新たな未来を描こうとする意識はとても尊いものに感じた。
早朝2時に起き本を読み始めると、一気に吸い込まれました。本から多くの問いかけがありました。そして読み終えた今もその問いが頭から離れません。
序文に次のような紹介があります。
「ボブが繰り返し示してくれる明確な思想がある。それは、ないものに焦点をあてるのではなく、あるものに焦点を当てるということだ。解決策がない、リーダーシップがない、専門家がいない、資金がない、といった視点からは、社会変革は起きない。」
ではどうすれば社会変革が起きるのか?
そのヒントがこの本には物語を通して書かれています。
その一つに、前に進み出る“エンスピリテッド・リーダーシップ”が紹介されています。
震災後、「なぜそれが必要なのか?」から「どうやったらできるのか?」に問いが変わったとあります。
東北、日本をどのようにみんなで変えていけばいいのでしょうか