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子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気
Audible版
– 完全版
親子関係に効くアドラー哲学 アドラー心理学研究の第一人者にして大ベストセラー『嫌われる勇気』著者・岸見一郎氏による、 子どもとよりよい関係を築くためのアドラー哲学が凝縮された一冊。
もくじ
第1章 叱らない、
ほめない子育て られてばかりのスケールの小さい子
誰もがやさしい言葉をかけてくれるとは限らない
親とて子どもの人生を決められない
ありのままの子どもを見よう
子どもが失敗した時は子どもが責任を取る
いつか親のもとを離れていく子どもたちへ
見ている人がいるからゴミを拾うのか?
無視されるよりられた方がまし
子どものことは親が一番よく知っているという思い込み
「悪い親」がいるのではない、「下手な親」がいるのだ
体罰に正義など何もない
第2章 勉強ができる子、できない子
知らないことを知る喜び
勉強がつらいとやめてしまう子、続けられる子
たしかに入試は競争だが、仲間もつくれる
医学部の勉強は入学してからが本当に大変
明日からダイエット! そんなセリフは聞き飽きた?
勉強は家事の手伝いより大切か?
受験生だからといって家族の中で特別視しない
子どもを上から目線で見ない
もしもゲームをしなければもっといい成績が取れたのに!?
子どもにイライラしたら見ないようにする
教科を教えるのではなく、教科で教える
第3章 一生強く生きられる勇気づけ
自分にはできないと思い込まない
援助は受けるだけでなく与えてこそ喜びとなる
メダルを取れなかったら、謝るのか
神に呼ばれたシュバイツァー
子どもの長所に光を当てよう
自分には価値がある、と思えるか
尊敬される十一歳の偉大な指揮者
劣等感は今の自分より前に進む原動力
地道な努力をしない成功は、すぐ失われる
子どもが自分自身の判断で、子どもの人生を決める
- 再生時間2 時間 24 分
- 配信日(Audible)2018/8/26
- 言語日本語
- ASINB07GJT73X5
- バージョン完全版
- フォマットオーディオブック
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登録情報
再生時間 | 2 時間 24 分 |
---|---|
著者 | 岸見 一郎 |
ナレーター | 植山 顕照 |
配信日(Audible.co.jp) | 2018/8/26 |
制作 | Audible Studios/幻冬舎 |
フォマット | オーディオブック |
バージョン | 完全版 |
言語 | 日本語 |
ASIN | B07GJT73X5 |
ナレーションのアクセント | Standard Japanese |
Amazon 売れ筋ランキング | - 819位Audibleオーディオブック (Audibleオーディオブックの売れ筋ランキングを見る) - 5位教育 - 11位子育て (Audibleオーディオブック) - 21位人間関係 |
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大人が嫌なことは子どもも嫌。
上からものを言わずにお願いしよう、は大変参考になりました。
理解は少し深まったと思います。
岸見さんも子育てをしながらアドラーを理解したとありましたが、勉強のことだけではなく、もっと、母親が困る場面や母親目線のこんな時、どう声掛けしたら…みたいな例え話ももっと欲しかったなと思いました。
現在4歳児の育児中、第二子妊娠中なこともあり、自分の感情で子どもをコントロールしようとしているのではないかと、自分の育児の仕方に疑問が湧いたからです。
アドラーの心理学は初めて触れました。
褒めない、叱らないを徹底することは非常に難しいと感じています。子どもが一生懸命描いた絵を見せてくれたら、やっぱり私は褒めると思います。色使いや今までとは違う細かい書き込みに子どもの成長を感じるからです。
感情に任せて怒ることはできるだけしないように意識していますが、仕事に疲れたときはイライラしながら怒ってしまいます。
なので、できて当たり前のことは子どもの成長と受け止めつつ褒める(なんでもかんでも褒めるわけではないです)。
注意するときは理由を説明しながら注意する、選択権を子どもに与える。などできる範囲で行動していこうと思います。
本書の中で「悪い親がいるわけではなく下手な親がいるだけ」という言葉に勇気付けられる人もいるかと思いますが、やはり「悪い親」はいると思います。虐待するのは下手な親か…と考えると、社会的弱者(経済的な援助などが必要という意味で)である子どもを暴力を用いて抑圧することは「下手」という言葉だけでは済まされないからです。これは極端な例だと思いますが…。
子育ては全員、1年生から始まりますし、正解のないことだと思うので育児の参考にしながら読む分にはとても良い本だと思います。
中学生の頃、親に勧められ、塾に体験入学したことがありました。その後、塾の先生が家に来て、いろいろな授業を勧めてくれました。塾の先生と両親に囲まれ、そのまま「塾に入る」ということが決まってしまったのです。
「この前、塾に入るって言ったよね。入学金をもう払ったよ」と両親は言いました。
自分は泣きました。「あの状況で『塾に入る』と言う選択肢以外なかったじゃないか」と私は言いました。結局、その塾には入らなくてすみました。
しかし、その事件があってから、自分のことは自分で決めることができる、と実感することができました。もし、あのとき無理やりその名門塾に通わされていたら、今とはまったく違った人生を歩んでいただろうと私は思います。
それから一年後、自分から両親に「塾に入りたい」と私は言いました。理由は単純でした。「一緒に塾で勉強しよう」と親友が言ったからです。
自分のことは自分で決める、という経験は、本書の以下の部分と重なりました。
「『あなたのためにいっている』というようなことを親はいったりしますが、多くの場合、愛情という名に隠された支配でしかありません。
受験について言えば、自分で進路を選び、その上で失敗したとしても、その失敗を通じて学べることは必ずあるはずです。(中略)
どんな人生を生きるかは子どもが自分で決めるしかありません。(P33)」
本書は、アドラー心理学の第一人者、岸見一郎氏に寄せられた子育ての悩みにこたえた本です。
これまでの岸見氏の本と違うのは、子どもの勉強に焦点を絞っていることです。これまでの岸見氏の本と視点にブレがないので、アドラー心理学のエッセンスを確認しながら読むことができます。
本書の中で、私が一番心に残ったのは以下の部分です。
「『劣等感』、つまり自分が劣っているという感じは、実際に自分が劣っていることではなくて主観的なものです。だから自分がだめだと思ったらだめなのです。
アドラーは、劣等感は誰にでもあり、『健康で正常な努力と成長への刺激』である、といっています。劣等感があるからこそ、努力して上を目指そうとい思うのです。ただし、それは、他者と比較することから生まれる劣等感ではありません。(中略)今の自分よりも前に進むためにいっそう努力すればいいのです。(P168)」
正しい劣等感は、成長のエネルギーとなることがためになりました。他人と自分を比べ、劣っているからダメだ、と思うのではなく、理想と今の自分を比べ、劣っているところがわかってイイ、と思うようにしたいです。
他にもためになる考え方や視点がたくさん紹介されていました。
叱っても子どもが勉強しなくて困っている、ほめて子どものやる気を引き出している、子どもの宿題や勉強を手伝っている、子どもの欠点がいくつか思い浮かぶ、という方がチェックしたい内容です。ぜひ読んでみてください。
以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。
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P61
「親が勝手に動いてはならないのは、一つには、子どもの課題は基本的に子どもにしか解決できないからですが、もう一つは、親といえども、実は子どものことを本当に知っているとは限らないからです。(中略)そういう親も、自分が子どもだったとき、親から同じことを言われて反発を覚えたのではないでしょうか。」
P70-71
「親は子どもの要求内容が嫌なのではなく、要求の仕方が嫌なのです。子どもがおもちゃやお菓子がほしいと言い出した時には、その瞬間に断れないとわかることがあります。
ところが、多くの親は子どもの要求にすぐに聞いてはいけないと思って抵抗します。(中略)泣いたり怒ったりしているのであれば、買ってはいけません。言葉でお願いした時にだけ買うということに決めておけばいいのです。」
P73
「たとえ手を挙げなくでも、叱ることは体罰と同じです。躾のためというのは自分の怒りを正当化させるために持ち出される理由でしかありません。
即効性を求めて大人は怒りの感情を使うのですが、たとえ時間がかかっても言葉を尽くして問題を解決してくことを子どもには学んでほしいのです。」
P87
「子どもの一番の基本的欲求は、家庭や学校に居場所があると感じられることです。しかし、そう感じられるためにどうしていいのかわからない子どもは多くいます。(中略)せめて叱られることで注目されようと思っている子どもを親が叱るといよいよ親を困らせることになります。」
P103
「ほめることは、いわば能力がある人がない人に、上から下へ評価することだからです。上下関係を前提として、初めてほめることができます。
しかし、大人と同様、子どもも、対人関係の下に置かれることを嫌がります。叱ることについては、このことははっきりしているでしょう。」
P152
「子どものことでカウンセリングにみえる親は、大抵、子どもの短所、欠点、問題行動、さらには異常行動を話し出します。(中略)
『ところで、子どもさんの長所は何ですか?』
この問いは親には思いもよらないものであり、それまで口角泡を飛ばす勢いで話していたのに、ピタリと言葉が止まります。」
P178
「はたして親は、目の前にいる『この』子どもを見ているでしょうか。
実際に親は、往々にして『理想の子ども』を見ています。子どもが理想的に従順であり、親の言うことに一切反発することなく、その上、成績がよければ、親はすこぶる満足でしょうが、現実はそうでないことの方が多いのです。」
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◆目次◆
まえがき
第一章 叱らない、ほめない子育て
第二章 勉強ができる子、できない子
第三章 一生強く生きられる勇気づけ
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さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
全て飲み込むことはできませんが、子育ての刺激になりそうです。
アドラー心理学の深い話には入り込まず、アドラー心理学ではこのような考えをしますよ。こういう考え方をしてみたらいかがですか?というような軽めのアドバイス本という印象です。
アドラー心理学に興味がない方でもサラッと読めるかと思います。
私は、「嫌われる勇気」を読んでからこの本を読みましたので、その復習本というように感じました。
嫌われる勇気を読んだことがある方には特に目新しい内容はないと思います。
私はこの本に、子育てに対する具体的な対処法を期待して読んだため、正直期待はずれでした。
ですがこの本を読み終わって思ったのは、具体的対処法は自分で考えるべきなのかなということです。アドラー心理学の基本理念を心に留めて行動していけば、自ずと対処法が明らかになるのではないかと思いました。
子育てでいえば、子供とは人間として対等に接し、手助けはすれど子供の課題に土足では踏み込まない。この考えが全てだなと感じました。
その前提の上で、十人十色の子供や親子関係やその時の状況に合わせて具体的な対処法というものは異なるでしょうし。まあ具体的な対処法というよりも、実践すれば結果が自ずとついてくる…という気がします。
アドラー心理学にある程度詳しい方や、「嫌われる勇気」を読んだことがある方は、それで十分かと思います。
子育てに関することだけピックアップして知りたいというような方は、ライトですし読んでみてもよいかなと思いますが