寄生獣が好きなら絶対おすすめ
↑逆パターンもあり
謎めいた物語で面白い。ミステリアスで先が読めない
真相に迫るとワクワクする
主人公のトボけた顔が気になる
普通じゃないけど、普通の人っ感じ
久しぶりに読み返したくて購入しました
持っていた漫画は実家に置きっぱなしで強制処分
気づいたらありませんでした
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七夕の国(1) (ビッグコミックス) Kindle版
ちょっとした超能力が使えるのが取り柄の南丸こと、ナン丸はある日、知り合いでもない民俗学の教授・丸神から呼び出しを受けた。だが丸神は調査のため「丸神の里」へ行ったきりで戻っておらず、残された研究生からは「教授とナン丸は、同じルーツを持つらしい」と告げられ、心当たりを尋ねられた。だが何も知らない――。いっぽう「丸神の里」東北の丸川町では、殺害方法のわからない猟奇事件が起きた。失踪した丸神教授の研究内容と足取りを追って、丸神ゼミとナン丸は「丸神の里へ」おもむくが…。
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販売:
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商品の説明
出版社からのコメント
不思議な力をもつ南丸洋二は、その能力によって自らのルーツ「丸神の里」へ導かれる。七夕に特別の祭りを行なうというその地で洋二を待ち受けているのは!?
登録情報
- ASIN : B00U5DBVKA
- 出版社 : 小学館 (1997/6/30)
- 発売日 : 1997/6/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 60287 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効になっていません。
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 208ページ
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の知る限り、およそ名作とは世界にそれほど多くは存在しない。
稀代ともなれば尚更である。
本作品はただの傑作ではなく、名作。それも稀代の名作である。
私が批評するのは僭越ではあるが、カフカの言う所の「絶望の表現」を持って返させて欲しい。
「七夕の国」という作品は、初夏のとある村で起こる話である。
前半には様々な伏線が張り巡らされており、後半にはそのほとんどが回収される。
「ほとんど」というのは、この話の中の一番重要な「窓の外」の具体的な内容だけが言及が無い。
ただ、その「窓の外」の説明は無くとも作品としては違和感が無い上に、むしろその方が作品の完成度の高さには何も影響が無い。
岩明均氏の作品には一貫したテーマを感じ取られる。
それは、強固なプロットとリアリティと心情描写である。
民俗学、SF、ミステリーと多種多彩なエッセンスが散りばめられた、とてもしっかりしたプロットの上に話が成り立っている。
突飛もない設定にも関わらず、その因果関係をしっかりと練っており、リアリティを高めている。
各々のキャラクターの背景を作り込んでおり、心情描写が細かく現れている。
本作品の内容の詳しい言及は避けたい。
ネタバレを防ぎたい訳では無く、作品への冒涜を避けたいだけだ。
それほどにこの作品は素晴らしい。
民俗学、SF、ミステリー、岩明作品のどれか一つ好きなだけでもこの作品を読む動機としては十分である。
稀代ともなれば尚更である。
本作品はただの傑作ではなく、名作。それも稀代の名作である。
私が批評するのは僭越ではあるが、カフカの言う所の「絶望の表現」を持って返させて欲しい。
「七夕の国」という作品は、初夏のとある村で起こる話である。
前半には様々な伏線が張り巡らされており、後半にはそのほとんどが回収される。
「ほとんど」というのは、この話の中の一番重要な「窓の外」の具体的な内容だけが言及が無い。
ただ、その「窓の外」の説明は無くとも作品としては違和感が無い上に、むしろその方が作品の完成度の高さには何も影響が無い。
岩明均氏の作品には一貫したテーマを感じ取られる。
それは、強固なプロットとリアリティと心情描写である。
民俗学、SF、ミステリーと多種多彩なエッセンスが散りばめられた、とてもしっかりしたプロットの上に話が成り立っている。
突飛もない設定にも関わらず、その因果関係をしっかりと練っており、リアリティを高めている。
各々のキャラクターの背景を作り込んでおり、心情描写が細かく現れている。
本作品の内容の詳しい言及は避けたい。
ネタバレを防ぎたい訳では無く、作品への冒涜を避けたいだけだ。
それほどにこの作品は素晴らしい。
民俗学、SF、ミステリー、岩明作品のどれか一つ好きなだけでもこの作品を読む動機としては十分である。
2021年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩明氏の代表作「寄生獣」と比べると知名度は低いものの、完成度は劣らない名作だと思います。
「寄生獣」がバトル寄り、本作がミステリー寄りというのが大雑把な分類かもしれませんが、
謎が解消されるカタルシスは本作の方が強いと思うので、緻密な構成の作品が好きな方には特におススメです。
「寄生獣」がバトル寄り、本作がミステリー寄りというのが大雑把な分類かもしれませんが、
謎が解消されるカタルシスは本作の方が強いと思うので、緻密な構成の作品が好きな方には特におススメです。
2021年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この漫画全体に漂う空気感は他の漫画家さんには絶対に真似出来ませんね。心地よく時に不安な気持ちにもさせてくれる「空気」。稀有な作家だと思います。
2023年9月29日に日本でレビュー済み
連載当時に読んだ時は、寄生獣より面白くないなと思っていた。久しぶりに読み返したら面白い!なんで面白くないと思ったんだろう。全巻、電子で買って一気に読みました。
2020年9月4日に日本でレビュー済み
🕊
●
👋
めちゃくちゃ面白い。
なぜだろう。スラムダンク ばりに
何回も読み返し、その度に面白い。
人間世界と「あちら」側の間にある
モヤモヤを上手く表現してあるのか
知らないけれど、
この漫画のバックにたたずむ雰囲気と
そこにある人々、
そして、本当にこんな村、
こんな国があるかのような
感じさえ漂う。
村に伝えてある
カササギの旗の物語
最後まで、毎回面白い。
上手く言えないけど、
漫画は、めったに読み返さないけど
この漫画は、
何回も読みたくなる
不思議な魅力がある
あなたも、
この不思議な魅力に
触れてみてはどうだろうか?
●
👋
めちゃくちゃ面白い。
なぜだろう。スラムダンク ばりに
何回も読み返し、その度に面白い。
人間世界と「あちら」側の間にある
モヤモヤを上手く表現してあるのか
知らないけれど、
この漫画のバックにたたずむ雰囲気と
そこにある人々、
そして、本当にこんな村、
こんな国があるかのような
感じさえ漂う。
村に伝えてある
カササギの旗の物語
最後まで、毎回面白い。
上手く言えないけど、
漫画は、めったに読み返さないけど
この漫画は、
何回も読みたくなる
不思議な魅力がある
あなたも、
この不思議な魅力に
触れてみてはどうだろうか?
2020年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設定は非常に面白いが、ドラマが寄生獣に比べて起伏がないので、
標準点だと思います。
標準点だと思います。
2010年5月29日に日本でレビュー済み
予想外の人気によって話を引き伸ばした寄生獣と違い
このような中編での緻密なストーリーでこそ作者の本領が発揮されている。
作者は「なにもかもが入り組んで悲しい世の仕組み」の象徴として
「窓の外」という能力を登場させる。
一方で「悲しい世の仕組み」をすべて解決してしまうもの(革命やオウムのサリンもそのひとつの手段)の象徴として
「手の届く」能力を登場させる。
主人公は「就職」を通して、ある女性は「窓の外」の能力や古い街の因縁によって「悲しい世の仕組み」に直面している。
そしてある者は自分の弱さを認め、「手の届く」能力によってすべての問題を解決しようとした。
しかし主人公と女性はそれでもこの世に留まることを選択する。
その理由は明確に示されているわけではない。
もちろん主人公と女性の恋愛関係の故に留まると言うような安直な回答にはしていない。
作中で主人公は
「世界のことをわかったような気になってんじゃねーよ。掃除するだけでも大変なんだぞ」
ということを言っている。
生きてさえいれば生きるに値するものがあるのかもしれない。
土地への憎しみは愛の裏返しだったのかもしれない。
どんなに小さい仕事でも世界を構成していることに違いはない。
まずは生きてみなければならない。
そういう作者からのメッセージなのだろう。
寄生獣と同じように世界への愛に溢れている。
このしょうもない哀しい世界をそれでももう一度愛そうという強い決意を感じる。
(ということは作者はまだ愛しきれていないと言うことでもあるが)
しかもそれを実際に生きる上での意識とつなげられていると言う点で前作よりも優れている。
ただ今から見ると社会への視点が甘すぎるかもしれない。
主人公が生きていれば今頃35歳のワーキングプアである。秋葉原事件を見た後で作者が同じ筋をかけたとは思えない。
とはいえこの作品の発表が90年代と言うことを考えれば許容範囲だろう。
この作品は筋の複雑さから見て書き始める前にプロットが出来ていたと考えられるので、反映している社会は96年以前である。
バブルが弾けてまだ4年しか立っておらず当時の日本人は誰ひとりとして20年間不況が続くとは、
それが日本経済のピークであったのだとは考えていなかったのだから。
カルシューさんのレビューは優れていると感じました。
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一方で「悲しい世の仕組み」をすべて解決してしまうもの(革命やオウムのサリンもそのひとつの手段)の象徴として
「手の届く」能力を登場させる。
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そしてある者は自分の弱さを認め、「手の届く」能力によってすべての問題を解決しようとした。
しかし主人公と女性はそれでもこの世に留まることを選択する。
その理由は明確に示されているわけではない。
もちろん主人公と女性の恋愛関係の故に留まると言うような安直な回答にはしていない。
作中で主人公は
「世界のことをわかったような気になってんじゃねーよ。掃除するだけでも大変なんだぞ」
ということを言っている。
生きてさえいれば生きるに値するものがあるのかもしれない。
土地への憎しみは愛の裏返しだったのかもしれない。
どんなに小さい仕事でも世界を構成していることに違いはない。
まずは生きてみなければならない。
そういう作者からのメッセージなのだろう。
寄生獣と同じように世界への愛に溢れている。
このしょうもない哀しい世界をそれでももう一度愛そうという強い決意を感じる。
(ということは作者はまだ愛しきれていないと言うことでもあるが)
しかもそれを実際に生きる上での意識とつなげられていると言う点で前作よりも優れている。
ただ今から見ると社会への視点が甘すぎるかもしれない。
主人公が生きていれば今頃35歳のワーキングプアである。秋葉原事件を見た後で作者が同じ筋をかけたとは思えない。
とはいえこの作品の発表が90年代と言うことを考えれば許容範囲だろう。
この作品は筋の複雑さから見て書き始める前にプロットが出来ていたと考えられるので、反映している社会は96年以前である。
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