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胎児の世界 人類の生命記憶 (中公新書) Kindle版

4.0 5つ星のうち4.0 108個の評価

赤ん坊が、突然、何かに怯えて泣き出したり、何かを思い出したようににっこり笑ったりする。母の胎内で見残した夢の名残りを見ているのだという。私たちは、かつて胎児であった「十{と}月{つき}十{とお}日{か}」のあいだ羊水にどっぷり漬かり、子宮壁に響く母の血潮のざわめき、心臓の鼓動のなかで、劇的な変身をとげたが、この変身劇は、太古の海に誕生した生命の進化の悠久の流れを再演する。それは劫初いらいの生命記憶の再現といえるものであろう。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00G44VKSM
  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1983/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1983/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 6964 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 249ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 108個の評価

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三木 成夫
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星5つ中4つ
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胎児の顔が教えてくれる、進化の軌跡
5 星
胎児の顔が教えてくれる、進化の軌跡
解剖学者三木成夫氏が1983年に著したこの本は、科学書においては最新のものが有用、としたらかなり古いものです。ですが、この本が30刷を重ねていることからも、いかに必要とされているか伺い知ることができるでしょう。私は、胸が高なり、生命に対し自然に対し、深い尊厳を覚えました。自分が今ここに在る偶然が、こんなにも尊いものだったとは!ヘッケルの導いた「個体発生は系統発生を繰り返す」、つまりある動物の発生は、その動物の進化の過程を繰り返す形で行われるということを、解剖で実証した著者。本著は、その研究の軌跡をたどるとともに、生命(植物も含め)地球、宇宙を、発生進化という視点で捉えたものと言えるでしょう。『内臓とこころ』『生命とリズム』の表紙ともなっている、胎児の顔の変化を表したスケッチが、どのようにして得られたものか、私はずっと疑問に思ってましたが、その経緯が第二章で描かれます。講義をわかりやすくするために、苦悶の末に、胸に顔を埋めていたホルマリン漬けの胎児標本にメスを入れ・・・。そこでエラをもった魚から、両生類、爬虫類・・・と変化していく顔に出会うのでした。30億年以上前の海の中に、最初の生命が誕生したそうです。私たち人間は、十月十日羊水(古代海水の組成と酷似するという)の中で、その進化の歴史をたどりながら成長していくのです。とりわけ魚類から爬虫類になる(つまり上陸する)過程が、ヤマのようです。ニワトリの卵なら4日め。そこで卵は“弱り”実験が難航します。5日めになると見違えるように元気になり、脾臓組織が分離。ヒトの場合は、上陸後に“つわり”が始まる(『内臓とこころ』に書かれてました)そうですから、上陸とはかくも大変なプロセスなのですね。たしかに妊娠中も初期は、特に大事にするように!と再三言われましたっけ。生物の二大本能とは、「個体維持」と「種族保存」。生物は、その二つの相を寿命の前半と後半とで遂行することから、生命のもつリズム、渦巻き、果ては伊勢神宮の遷宮へ。哲学的な趣を帯びてきます。食材で季節感を味わう機会も減った今、月経はそういえば月の28日周期で、出産が多いのも満月のとき、などという知識は単なる符号としてしか感じられません。ですが、まぎれもなく私たちヒトは、海から生まれ、「太陽を心臓として、天空と大地を結ぶ循環路の、ちょうど毛細管の部分に相当する」植物が産する酸素からエネルギーを得て、生命を循環させる宇宙の一部なのです。時間軸でも空間中でも、より広~い視野で自分自身を捉え直すとともに、生命の偉大さ尊厳を、胎児の成長過程から、改めて思い知る素晴らしい著作です。
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年6月26日に日本でレビュー済み
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津田真人先生のポリヴェーガル理論からトレースして読了。
たしか,異端の生物学者だったか遺伝研究者だったか,そんな風に紹介されていたと思う。

ポリヴェーガル理論を先に読んでいなかったら,ちょっとイカれた文章に感じられたかもしれません。
少なくとも時代を先取りする思索である事は間違いないように思えます。
それが正しいかどうかは別だし,やはりどこかにスピリチャル幻想と確証バイアスの臭みが鼻を衝くのですが,
一笑に付せない直感的悟性の閃きも感じます。知られざる人物ですね。

気になっていたドグラマグラも読むことになりそうです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年2月11日に日本でレビュー済み
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澁澤龍彦が雷の光跡と木の根はよく似ていると述べていたが、新プラトン主義の発想はいつの時代もそれなりの説得力を持つように思う。似ている、その理由を考えるというのはおとぎ話レベルでも繰り返される、それこそ根元的な人間の心理なのかもしれないと、いまいち乗れない著者の主張を読みながら考えた。松岡正剛の書評で読んだがそんなに面白くなかった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年8月13日に日本でレビュー済み
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すごいね 生命
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年8月7日に日本でレビュー済み
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とてもおもしろく、興味深く読めました。私は東洋医学を勉強しているのですが、著者は西洋医学者なのに東洋医学にも通じる考え方がたくさん見られて、生命の不思議さ、自然の神秘を改めて感じました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年5月2日に日本でレビュー済み
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解剖学者三木成夫氏が1983年に著したこの本は、科学書においては最新のものが有用、としたらかなり古いものです。ですが、この本が30刷を重ねていることからも、いかに必要とされているか伺い知ることができるでしょう。

私は、胸が高なり、生命に対し自然に対し、深い尊厳を覚えました。自分が今ここに在る偶然が、こんなにも尊いものだったとは!

ヘッケルの導いた「個体発生は系統発生を繰り返す」、つまりある動物の発生は、その動物の進化の過程を繰り返す形で行われるということを、解剖で実証した著者。本著は、その研究の軌跡をたどるとともに、生命(植物も含め)地球、宇宙を、発生進化という視点で捉えたものと言えるでしょう。

『内臓とこころ』『生命とリズム』の表紙ともなっている、胎児の顔の変化を表したスケッチが、どのようにして得られたものか、私はずっと疑問に思ってましたが、その経緯が第二章で描かれます。講義をわかりやすくするために、苦悶の末に、胸に顔を埋めていたホルマリン漬けの胎児標本にメスを入れ・・・。そこでエラをもった魚から、両生類、爬虫類・・・と変化していく顔に出会うのでした。

30億年以上前の海の中に、最初の生命が誕生したそうです。私たち人間は、十月十日羊水(古代海水の組成と酷似するという)の中で、その進化の歴史をたどりながら成長していくのです。とりわけ魚類から爬虫類になる(つまり上陸する)過程が、ヤマのようです。ニワトリの卵なら4日め。そこで卵は“弱り”実験が難航します。5日めになると見違えるように元気になり、脾臓組織が分離。ヒトの場合は、上陸後に“つわり”が始まる(『内臓とこころ』に書かれてました)そうですから、上陸とはかくも大変なプロセスなのですね。たしかに妊娠中も初期は、特に大事にするように!と再三言われましたっけ。

生物の二大本能とは、「個体維持」と「種族保存」。生物は、その二つの相を寿命の前半と後半とで遂行することから、生命のもつリズム、渦巻き、果ては伊勢神宮の遷宮へ。哲学的な趣を帯びてきます。

食材で季節感を味わう機会も減った今、月経はそういえば月の28日周期で、出産が多いのも満月のとき、などという知識は単なる符号としてしか感じられません。

ですが、まぎれもなく私たちヒトは、海から生まれ、「太陽を心臓として、天空と大地を結ぶ循環路の、ちょうど毛細管の部分に相当する」植物が産する酸素からエネルギーを得て、生命を循環させる宇宙の一部なのです。

時間軸でも空間中でも、より広~い視野で自分自身を捉え直すとともに、生命の偉大さ尊厳を、胎児の成長過程から、改めて思い知る素晴らしい著作です。
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5つ星のうち5.0 胎児の顔が教えてくれる、進化の軌跡
2016年5月2日に日本でレビュー済み
解剖学者三木成夫氏が1983年に著したこの本は、科学書においては最新のものが有用、としたらかなり古いものです。ですが、この本が30刷を重ねていることからも、いかに必要とされているか伺い知ることができるでしょう。

私は、胸が高なり、生命に対し自然に対し、深い尊厳を覚えました。自分が今ここに在る偶然が、こんなにも尊いものだったとは!

ヘッケルの導いた「個体発生は系統発生を繰り返す」、つまりある動物の発生は、その動物の進化の過程を繰り返す形で行われるということを、解剖で実証した著者。本著は、その研究の軌跡をたどるとともに、生命(植物も含め)地球、宇宙を、発生進化という視点で捉えたものと言えるでしょう。

『内臓とこころ』『生命とリズム』の表紙ともなっている、胎児の顔の変化を表したスケッチが、どのようにして得られたものか、私はずっと疑問に思ってましたが、その経緯が第二章で描かれます。講義をわかりやすくするために、苦悶の末に、胸に顔を埋めていたホルマリン漬けの胎児標本にメスを入れ・・・。そこでエラをもった魚から、両生類、爬虫類・・・と変化していく顔に出会うのでした。

30億年以上前の海の中に、最初の生命が誕生したそうです。私たち人間は、十月十日羊水(古代海水の組成と酷似するという)の中で、その進化の歴史をたどりながら成長していくのです。とりわけ魚類から爬虫類になる(つまり上陸する)過程が、ヤマのようです。ニワトリの卵なら4日め。そこで卵は“弱り”実験が難航します。5日めになると見違えるように元気になり、脾臓組織が分離。ヒトの場合は、上陸後に“つわり”が始まる(『内臓とこころ』に書かれてました)そうですから、上陸とはかくも大変なプロセスなのですね。たしかに妊娠中も初期は、特に大事にするように!と再三言われましたっけ。

生物の二大本能とは、「個体維持」と「種族保存」。生物は、その二つの相を寿命の前半と後半とで遂行することから、生命のもつリズム、渦巻き、果ては伊勢神宮の遷宮へ。哲学的な趣を帯びてきます。

食材で季節感を味わう機会も減った今、月経はそういえば月の28日周期で、出産が多いのも満月のとき、などという知識は単なる符号としてしか感じられません。

ですが、まぎれもなく私たちヒトは、海から生まれ、「太陽を心臓として、天空と大地を結ぶ循環路の、ちょうど毛細管の部分に相当する」植物が産する酸素からエネルギーを得て、生命を循環させる宇宙の一部なのです。

時間軸でも空間中でも、より広~い視野で自分自身を捉え直すとともに、生命の偉大さ尊厳を、胎児の成長過程から、改めて思い知る素晴らしい著作です。
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6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年2月5日に日本でレビュー済み
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体に関わる職業の方に読んで欲しいと思った作品でした!
2006年6月21日に日本でレビュー済み
 正直言って、科学的な視点から言えば最低の本である。

 そもそも“科学的”と言われて絶賛されているこの本の論理展開のうち

で、本当に論理的なのはそのスタート地点にある解剖学の分野のみで、

そのほかの部分は著者の単なる勘および勘違いをそれにこじつけている

だけといっても過言ではない。この本の冒頭で、著者はゲーテの「五感

は誤らない。誤るのは判断である」という言葉を引用しているが、著者

はものの見事に判断の誤りを犯している。

 当然、それなりの知識を持った人が解釈を加えながら読んでいけば得

るところもそれなりにあるのだろうが、一般大衆向けの新書と言う形で

出版するには、あまりにも誤解を招く危険が大きすぎる。著者の東大医

学部出身という肩書きが、さらにこのオカルト的な内容の信憑性を高め

てしまっていて、いただけない。

 しかし一方、文学的な視点に立てば、この本は美しい表現と壮大な浪漫

主義に彩られた、まさに名著である。解剖学者であった著者が、なぜ東

京芸大の教授になりえたのかというところも、これを読めば納得できる

だけの内容になっている。

 しかしながら、この本が中公新書の「医療・医学」のジャンルから出版

されていること、哲学と自然科学との乖離の解消を私はこのような

方法では望まないこと、以上の二点から星1つを評価とさせてもらった。
66人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年1月9日に日本でレビュー済み
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およそ30年以上前、初めての子供が生まれるという頃、或る新書で胎児が生命起源の歴史をたどる事を読み感動した記憶がある。 還暦を過ぎ改めて、自然科学的な興味からそれらしき題名のこの本を購入。 最初の内は期待通りの本であったが、後半に入ると、その内容は精神世界ともいうような隘路に入ってしまった。 渦巻とか、分節など、本来であればもっと自然科学的にアプローチしてその必然の仮説を立てるくらいを期待した。 最後は、陰陽五行説の本を読んでいるかのような錯覚に陥りながら読み終えた。 

よって、内容の概要を把握してから読み始めることを勧める。
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