「三体」シリーズで中華SFの面白さに目覚めたので本書を手に取ったが、異なる作家による17作品という大量の短編が収録されている。
収録された作品は、劉慈欣と並ぶ「中国SF四天王」と称される3人を始め、中堅から若手まで幅広い作家の作品が対象になっている。内容もSFのジャンルも様々でバラエティに富んでいるので飽きが来ず、傑作選にふさわしい佳作が多数収録されているので、SF好きなら読んで後悔はしないと思う。
個人的にはまず冒頭の「太陽に別れを告げる日」が美しい作品で結構気に入り、次の「異域」が発想が素晴らしく一気に引き込まれた。その後もよい作品が続くが、特に気に入ったのは「七重のSHELL」「プラチナの結婚指輪」「地下鉄の驚くべき変容」といったところだ。中国SF四天王の作品はやはり面白く、他の作品も読んでみたいと思った。
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時のきざはし 現代中華SF傑作選 大型本 – 2020/6/26
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本邦における中華SF紹介の第一人者たる立原透耶氏が、数多ある短編作品から十七篇の傑作を厳選。
劉慈欣と並び「中国SF四天王」と称される王晋康、韓松、何夕の三大家をはじめ、台湾SF界の長老・黄海から、ハードSFの江波、詩情に満ちた作風の潘海天、清朝スチームパンクの梁清散ら中堅・ベテラン作家、日本でもおなじみの陸秋槎、さらには糖匪、昼温ら、若手・女性作家の作品までを収録。
全編本邦初訳。表題作「時のきざはし」は、ここ数年次々と大きな賞を獲得している期待の新鋭、滕野の代表作のひとつ。
個性豊かな物語の紡ぎ手十七名による、多彩な現代中華SFを、存分にお楽しみください。
【収録作品】
「太陽に別れを告げる日」 江波大久保洋子 訳
「異域」 何夕及川茜 訳
「鯨座を見た人」 糖匪根岸美聡 訳
「沈黙の音節」 昼温浅田雅美 訳
「ハインリヒ・バナールの文学的肖像」 陸秋槎大久保洋子 訳
「勝利のV」 陳楸帆根岸美聡 訳
「七重のSHELL」 王晋康上原徳子 訳
「宇宙八景瘋者戯」 黄海林久之 訳
「済南の大凧」 梁清散大恵和実 訳
「プラチナの結婚指輪」 凌晨立原透耶 訳
「超過出産ゲリラ」 双翅目浅田雅美 訳
「地下鉄の驚くべき変容」 韓松上原かおり 訳
「人骨笛」 吴霜大恵和実 訳
「餓塔」 潘海天梁淑珉 訳
「ものがたるロボット」 飛氘立原透耶 訳
「落言」 靚霊阿井幸作 訳
「時のきざはし」 滕野林久之 訳
劉慈欣と並び「中国SF四天王」と称される王晋康、韓松、何夕の三大家をはじめ、台湾SF界の長老・黄海から、ハードSFの江波、詩情に満ちた作風の潘海天、清朝スチームパンクの梁清散ら中堅・ベテラン作家、日本でもおなじみの陸秋槎、さらには糖匪、昼温ら、若手・女性作家の作品までを収録。
全編本邦初訳。表題作「時のきざはし」は、ここ数年次々と大きな賞を獲得している期待の新鋭、滕野の代表作のひとつ。
個性豊かな物語の紡ぎ手十七名による、多彩な現代中華SFを、存分にお楽しみください。
【収録作品】
「太陽に別れを告げる日」 江波大久保洋子 訳
「異域」 何夕及川茜 訳
「鯨座を見た人」 糖匪根岸美聡 訳
「沈黙の音節」 昼温浅田雅美 訳
「ハインリヒ・バナールの文学的肖像」 陸秋槎大久保洋子 訳
「勝利のV」 陳楸帆根岸美聡 訳
「七重のSHELL」 王晋康上原徳子 訳
「宇宙八景瘋者戯」 黄海林久之 訳
「済南の大凧」 梁清散大恵和実 訳
「プラチナの結婚指輪」 凌晨立原透耶 訳
「超過出産ゲリラ」 双翅目浅田雅美 訳
「地下鉄の驚くべき変容」 韓松上原かおり 訳
「人骨笛」 吴霜大恵和実 訳
「餓塔」 潘海天梁淑珉 訳
「ものがたるロボット」 飛氘立原透耶 訳
「落言」 靚霊阿井幸作 訳
「時のきざはし」 滕野林久之 訳
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社新紀元社
- 発売日2020/6/26
- 寸法12.2 x 3.5 x 18.8 cm
- ISBN-104775318284
- ISBN-13978-4775318287
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商品の説明
著者について
立原透耶(たちはらとうや)
大阪生まれ、奈良育ち。小説「夢売りのたまご」で1991年下期コバルト読者大賞を受賞、翌年文庫デビュー。中華圏の文化をこよなく愛し、中国や台湾、香港に通う日々。SFからファンタジー、ホラーまでさまざまな作品を手掛け、代表作は『立原透耶著作集』全五巻(彩流社)にまとめられている。中華圏SFの紹介をライフワークとし、主な仕事に『三体』(早川書房)監修のほか、翻訳が多数ある。日本SF作家クラブ、中国SF研究会会員。
大阪生まれ、奈良育ち。小説「夢売りのたまご」で1991年下期コバルト読者大賞を受賞、翌年文庫デビュー。中華圏の文化をこよなく愛し、中国や台湾、香港に通う日々。SFからファンタジー、ホラーまでさまざまな作品を手掛け、代表作は『立原透耶著作集』全五巻(彩流社)にまとめられている。中華圏SFの紹介をライフワークとし、主な仕事に『三体』(早川書房)監修のほか、翻訳が多数ある。日本SF作家クラブ、中国SF研究会会員。
登録情報
- 出版社 : 新紀元社 (2020/6/26)
- 発売日 : 2020/6/26
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 480ページ
- ISBN-10 : 4775318284
- ISBN-13 : 978-4775318287
- 寸法 : 12.2 x 3.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 410,027位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 313位中国文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2020年7月11日に日本でレビュー済み
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新聞書評欄での紹介記事を見て注文しました。読んで吃驚、現代中華SFのあまりのレベルの高さを伝える最高のアンソロジーと思いました。SF小説、特に短編集を読むのは何十年ぶりかのことかと思いますが、遠い昔にSFに熱中したころを思い返してしまいました。社会や文明的なものが大きく発展する時期にはSFは栄えるのでしょうか、、。彼ら(中華のSF作家、読者)は勝利者だなと感じました。
2020年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三体で中華SFってすごい!→折りたたみ北京、月の光と二つの中華SFアンソロジー→この本を見つけたところ。
まだすべて読んだわけではなく、その日気に入った作品を拾い読みしてますが、おもしろいです。
自分がSFにはまっていたのは昭和~平成初期ですが、そのころ日本のSFにあった時代の熱と猥雑さが感じられて楽しいです。
中華SF四天王の韓松氏の「地下鉄の驚くべき変容」がいまのところ頭一つ抜けて印象的です。筒井康隆のいくつかの作品を思い出します。四天王と言われるのも納得な。
「沈黙の音節」はSFミステリーというか。中国語という音色豊かな言語の話者らしい視点のようにも思われます。
「落言」も星や落言星の宇宙人の造形、宇宙人と地球人、地球人親子の交情にじんわりきます。
ケン・リュウ氏チョイスの短編集とはまた違うセンスで選ばれているので、その差をまた楽しめるのではないでしょうか。
まだすべて読んだわけではなく、その日気に入った作品を拾い読みしてますが、おもしろいです。
自分がSFにはまっていたのは昭和~平成初期ですが、そのころ日本のSFにあった時代の熱と猥雑さが感じられて楽しいです。
中華SF四天王の韓松氏の「地下鉄の驚くべき変容」がいまのところ頭一つ抜けて印象的です。筒井康隆のいくつかの作品を思い出します。四天王と言われるのも納得な。
「沈黙の音節」はSFミステリーというか。中国語という音色豊かな言語の話者らしい視点のようにも思われます。
「落言」も星や落言星の宇宙人の造形、宇宙人と地球人、地球人親子の交情にじんわりきます。
ケン・リュウ氏チョイスの短編集とはまた違うセンスで選ばれているので、その差をまた楽しめるのではないでしょうか。
2023年6月19日に日本でレビュー済み
中国SF、文字通り中国SFという感想。中国SF四天王と呼ばれるかたとそれ以外のかたのレベルの差が激しいと感じました。人数はいるけど格差がねっていう正に現代中国。
三体を読んで、欧米や日本のSFとは少し違う、味変的なジャンルを見つけた事が嬉しかったのですが、本書は味変たり得ませんでした。
さらには、フォントが小さく、中国っぽさを出すためか線の細い字体を採用しているため非常に読みにくかったです。
結論、わざわざ喜び勇んで中国SFの世界に飛び込まなくとも、中国SF四天王プラス、ケン・リュウ、テッド・チャンを抑えておけばモウマンタイ!
三体を読んで、欧米や日本のSFとは少し違う、味変的なジャンルを見つけた事が嬉しかったのですが、本書は味変たり得ませんでした。
さらには、フォントが小さく、中国っぽさを出すためか線の細い字体を採用しているため非常に読みにくかったです。
結論、わざわざ喜び勇んで中国SFの世界に飛び込まなくとも、中国SF四天王プラス、ケン・リュウ、テッド・チャンを抑えておけばモウマンタイ!