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世界の歴史 (5) (河出文庫 794A) 文庫 – 1989/8/1

4.1 5つ星のうち4.1 32個の評価

ローマ帝国とキリスト教
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (1989/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1989/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 443ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309471641
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309471648
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 32個の評価

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弓削 達
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正にローマは1日にして成らず!
ローマ建国から、キリスト教の発展、ユダヤ人の悲劇、すべての道はローマ等、文章が簡易で分かり易い初心者向けにはベストな
ローマ及びユダヤ、キリスト教史だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I like this book comparatively.
I want to recommend this book to other people.
2017年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローマ帝国とキリスト教の攻防。簡潔でわかりやすく書いています。キリスト教の奇跡は眉唾ものですが、いかにしてローマ帝国を駆逐していったかとてもわかりやすい内容でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本シリーズのヨーロッパ史に関する巻をいくつか読んでいます。どの巻も内容そのものは良いのですが、誤植が目立ちます。おそらくは、文庫本をOCRしたものを使っているのでしょうが、同じページでも「スキピオ」が「スキビオ」になっていたり(これは他の巻でも目立ちました)、「一0マイル」が「一Cマイル」に、「弟」が「第」になっていたりと、要は、きちんと校正したのかが疑われるレベルです。古い表現が多々見られるもののよくまとまっていますが、かえすがえす誤植が残念です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ローマ帝国の歴史とキリスト教の誕生を書いた本です。

個人的にはキリスト教誕生の部分を書いた「ユダヤ民族の試練」、「ナザレのイエス」、「原始キリスト教」の章がとても勉強になりました、またその後徐々にキリスト教がローマ帝国内に受け入れられていく過程も分かりやすく、この著者はとても分かりやすい文章を書く人だなと感心しました。

ローマ帝国の通史としてはさすがに駆け足で書かれていますが、こちらも文章がうまいのでローマ帝国に関する他の本を読んで勉強したいと刺激を与えてくれました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年3月19日に日本でレビュー済み
 タイトルの通り、ほぼ全編がローマ帝国史。著者は、古代ローマ史及び経済史が専門。著者は、結構、左系の人なので、その知識をもって読むとまた味わい深い。
 曰く・・・
 ローマ人は、もともとはイタリア半島に住み着いたインド・ヨーロッパ語族の一派である。エトルリア人の王がいたこともあるが、王は貴族により追放され、共和政となった。王の代わりに任期1年の執政官二名を置く体制となる。貴族の元老院と市民の民会という二つの組織があるが、基本的に元老院の方が強い。ただ、平民も力をつけ、平民会により護民官が選ばれるようになる。護民官は、執政官や元老院に拒否権を発動するガーディアン。
 ローマは市民共同体意識(愛国心)があり、これがローマの強さとなった。紀元前275年にイタリア半島を制覇。ローマが中心となる都市国家群という形態だったが、ポエニ戦争(対カルタゴ)で、シシリー島を属領にしたことで「属州(プロウインキア)」がはじまる。
 第2次ポエニ戦争では、ローマはカルタゴのハンニバルに侵攻されるが、ローマの同盟市はほとんど寝返らなかった。ハンニバルは敗れる。カルタゴは、ローマの許可なしに戦争できない、とされる。しかし、その後、カルタゴはこの専守防衛以上にきつい縛りのため、となりのヌミディアから蚕食され、ついに反撃したところでローマが介入。カルタゴは滅ぼされる。
 グラックス兄弟の改革(国防の主力である農民の救済)は失敗。マリウスは、農民没落による軍事力低下問題に対処するため、将軍たちによる私兵化を容認する。
 ローマが拡大すると、市民が民会に集まるのは不可能になる。民会は衰え、買収も多くなる。
 ローマは、都市国家の集合体(市民共同体)という建前を維持するが、さまざまな政治勢力が民会を悪用して権力合法化するリスクがあり、次第に一人支配を必要とするようになる。
 力を伸ばしていたポンペイウスと大金持ちのクラッススをとりなすかたちでカエサルも台頭する。カエサルは娘をポンペイウスに娶せると、ポンペイウスはすっかり骨抜きになる。クラッススは、自ら求めた自爆的な戦争で戦死。ローマは政情不安になる。ガリア遠征していたカエサルが帰ってくると、ポンペイウスは敗れ、エジプトのプトレマイオス王朝に逃げるが、王朝にあっさりと殺されている。
 市民共同体を本質とする都市国家ローマが各地のさまざまな共同体を個別的に支配するのがローマの統治方式。政治家達は、民会で自己の権力が最高権力として合法化されることを目指して政争を重ねる。これらの諸勢力を破壊せず従属させることにより、カエサルは頂点に立つことに成功する。
 カエサルが暗殺されると、オクタヴィアヌス(カエサルの甥っ子)とアントニウス、レピドゥスの三頭政治へ。そのあと、アントニウスは、クレオパトラの色香に落とされる。結局、クレオパトラの進言どおり不利な海戦をしてしまい、しかも、クレオパトラの船はまっさきに逃げ出す始末。
 オクタヴィアヌスとその妻リウィアは、ながく連れ添ったが子どもができず。リウィアは自身は浮気せず、アウグストゥス(オクタヴィアヌス)の浮気をしらんふりできるほど賢かったとのこと(当時の常識からするとめずらしい)。
 ローマでは、厳格な一夫一婦制だったが、男の姦淫はOKで妻の姦淫はNG。が、そうなると人妻も隠れて姦淫するようになる。すると男は結婚を忌避するようになり少年愛が流行する。アウグストゥスは、人口確保のためという国家的見地から結婚奨励、姦淫処罰の法律を通した(評判は悪かったらしい)。
 アウグストゥスと前妻の子のユリアは、かなり淫蕩な性格。アウグストゥスの頭痛の種。ユリアは、3回めの結婚で、ティベリウスと結婚。ティベリウスは、リウィアとその前夫の子。ユリアは、その乱行のせいで、最終的にアウグストゥスにより追放される。アウグストゥスの死後は、リウィアとティベリウスが遺産相続する。ティベリウスは、一時は、いやになって引退したが、あとをまかせた親衛隊長セヤーヌスが専横したため、これを誅殺。ふたたび権力を握る。
 一方、バビロン捕囚以来、ユダヤ人はハスモン朝(祭祀王朝)を建てる。が、堕落。ハスモン家はローマ帝国の庇護に入る。ローマ軍出動と反ローマ運動がつづく。ユダヤの実力者アンティパテルはうまくたちまわり、その子のヘロデが台頭。ヘロデは、ハスモン家につらなる嫁をむかえ、権力を握ると強権政治開始。オクタヴィアヌスはヘロデを好んだわけでもないが、統治能力を認めて、ユダヤ王として承認する。ヘロデは、クレオパトラの色仕掛けをふりきった過去があり、そのせいで、あとでクレオパトラにいろいろ意地悪され、クレオパトラがうごかしたアントニウスによっていろいろと屈辱を味あわされている(たとえば、クレオパトラはヘロデに戦争させ、しかも、その敵を援助したりするというねちっこさ)。ともあれ、ヘロデは切り抜け、統治をつらぬく。しかし、ヘロデが死ぬとまた騒然とし、結局、ローマの直轄領(属州)となる。イエスは、ローマ属領時代に生きる。イエスの活動が政治的メシア運動となってくると、ユダヤはローマから反乱の疑いをかけられるのが怖いので、当局にイエスは逮捕されそうになる。
 ネロのころ、ユダヤ人が大反乱。さまざまな皇帝が擁立され、ネロは自殺。ユダヤ反乱は鎮圧され、イェルサレムは荒廃する。この第一ユダヤ戦争の結果、原始キリスト教団は異邦に退去。こうして、キリスト教は「ユダヤ的律法」から逃れることになり、世界宗教となっていく。
 ネロのあと、しばらく混乱するが五賢帝時代へ。
 帝政期に入り、征服戦争が減ってくると奴隷を補給できなくなる。奴隷による農場経営が困難になる。また、ぶどう酒やオリーブ油をスペインやアフリカでも作るようになり、商品過剰となる。属州が経済的に自立していく。ササン朝ペルシアやゲルマン人などの圧迫も加わる。皇帝周辺はごたごたし、26人もの皇帝が競い立つ軍人皇帝時代へ(内乱状態)。アウレリアヌス帝のころしぶとくもちなおすが広大な版図を経営するのをあきらめ、帝国を4分割(カンパニー制?)。正帝と副帝それぞれ2名の4人で統治する。その後、コンスタンティヌス帝のとき再び単独皇帝となる。
 まだまだ神の恩寵という意識が強い時代(戦争も、運の要素が大きいので神の恩寵はなるべく確保しておきたい)。帝国に対する神の怒りを招かないためには、国民が一致して神を信仰せねばならない、と理由から、コンスタンティヌス帝は宗教会議をひらいて正統と異端を定義。何を信じるかはどうでもよくて、一致して信じることが大事。
 ゲルマン民族がフン族に追われてやってくるとテオドシウスは、彼らを撃退せずに受け入れて定住させた。ただ、これは帝国内にいくつも王国ができるようなもので、ローマ帝国は弱っていく。テオドシウスの子ども代で東西両帝国に分裂。
 などなど。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 第五巻、タイトルにあるローマ帝国とキリスト教について、二つを別個の歴史として書くのではなく、いずれか一方を図にして他方を地にするのでもなく、ローマ帝国の概説を一通りおさらいした後で、ローマ帝国・キリスト教相互の関わり合いに注目して叙述した著作。ナザレのイエスの足跡をローマ帝国の統治の観点から捉えてみることがこんなに刺激的な読みになるのかと、読んでいて面白かった。前半でローマ帝国がその創建の頃から保っていた国家宗教の変遷の様子を丹念に取り上げたあと、両者の複雑な因果の流れを示している。。供犠と恩恵の等価性という点から見ると旧来の部族宗教の延長上にあるローマの信仰に世界宗教として効き目のあるキリスト教が取って代わったことの重大性は、この後のヨーロッパの歴史に良かれ悪しかれ現れることになる。

 またも独特な視点の巻。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月12日に日本でレビュー済み
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題名が「ローマ帝国とキリスト教」となっているのであれば、両者の混じり合いを中心に書くべきでしょう。
しかし、実際には両者が単に列挙しているだけで(しかも、ほとんどはローマ帝国の記述)、キリスト教に関してはかなりお座なりで、読むべき価値はあまりないように思えました(少なくともイエスが行った治癒の奇跡等をそのまま史実のように扱うのはいかがでしょうか?)。
キリスト教とは関係ないローマ帝国の誕生(共和制からアウグストゥスあたりまで)が全体の半分を占めているのも「?」でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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