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ギター・マガジン2021年2月号 (特集:ジミー・ペイジ) 雑誌 – 2021/1/13
ジミー・ペイジ、かく語りき
50年の時を遡った1971年、ロック史上最大級の傑作がこの世に誕生した。
レッド・ツェッペリンが無題として発表した4枚目のアルバム、通称『Led Zeppelin IV』である。
最も偉大なギタリストのひとり、ジミー・ペイジ---。
この男がツェッペリンとともに成し遂げた偉業は世界中で語り継がれてきた。
しかしそれに対して、ペイジ自らが語った言葉は意外なほど少ない。
当時の音楽メディアの批判的な姿勢もあり、彼は大のマスコミ嫌いとして知られ、特にツェッペリン全盛期はほとんどのインタビューを受け付けていなかったのだ。
そこで今回、本誌では年代が異なる3本のインタビュー、約45,000字を取り揃えた。
最新の2020年、ファームとして活動した1986年、そして貴重なツェッペリン現役時代の1977年だ。
どんな考察よりも重みを持って真実を伝える本人の言葉に耳を傾け、ジミー・ペイジとレッド・ツェッペリンの揺るぎない魅力に迫っていこうではないか。
■ジミー・ペイジ、かく写りき THE PORTRAITS OF JIMMY PAGE
特集のスタートは写真集から。題して“ジミー・ペイジ、かく写りき"。情熱的かつ妖艶。ペイジの筆舌に尽くしがたい魅力を、これを機にジックリと味わってもらいたい。ギターはもちろん、彼がこだわり抜いた衣装にも注目だ。また、掲載写真の機材は、世界的なジミー・ペイジ求道者、ジミー桜井が徹底解説。そちらも合わせてご覧あれ。
■世界で一番ペイジになろうとした男、ジミー桜井の写真案内。
前頁までの写真集『ジミー・ペイジ、かく写りき』、いかがだっただろうか? 実のところ当初、世界屈指のジミー・ペイジ道の追求者、ジミー桜井に機材解説の協力を仰いだのだが、話が大いに盛り上がり……なんと取材は4時間越えに! これはもうひとつ記事を作ってしまおう、という流れになった次第。と言うことで、解説を再スタート! 美術館の音声ガイド的な感覚で読んでみてはいかが?
■INTERVIEW 1: 2020年のロンドンから、胸いっぱいのギター愛を。
“ジミー・ペイジ、かく語りき"の第1弾は2020年、ロンドンの自宅で行なわれた最新のインタビューからお届けする。現在進行形の世界的パンデミックを始めとする数多の荒波を乗り越え、レッド・ツェッペリンの結成から50年以上の月日が流れた現在においてもまったく揺るぎないツェッペリンの栄光とペイジのギター愛。その源流はどこにあるのか、ペイジの言葉から探っていこう。
■INTERVIEW 2:ファーム期の言葉に垣間見るペイジのギター観。
続いて1986年、ポール・ロジャースとのバンドであるファームの活動期に行なわれたインタビューへ移ろう。ジェフ・ベック、エリック・クラプトンと共演した伝説的なARMSコンサート、そしてツェッペリンの3人が再び集ったライヴ・エイドといった自身の活動はもちろん、当時ギター界に旋風を巻き起こしていたエディ・ヴァン・ヘイレンや、最先端のテクノロジーとして注目されたギター・シンセサイザーまで、80年代ならではのトピックについてたっぷりと語られた内容だ。
■INTERVIEW 3:ヤードバーズ時代から『プレゼンス』までを語る。
インタビュー大特集“ジミー・ペイジ、かく語りき"の最後は、本誌1994年1月号と2007年12月号&08年1月号にも掲載した、77年のインタビューで締めよう。時は『プレゼンス』リリース後。なのだが、腕を磨き続けたセッションマン時代、ジェフ・ベックと火花散る攻防をくり広げたヤードバーズ期から詳細に語る充実の内容。そして話は続き、1stアルバムから『プレゼンス』までの各作品における、壮大なサウンド実験に話はおよぶのだ。当時、彼がいかに先進的な音楽を作ろうとしていたのか? バンド壮年期におけるジミー・ペイジの哲学が、再びここに蘇る!
■ジミー・ペイジのアコースティック・サイド
ペイジとは稀代のリフ・メイカーであり、エレキ・ギターを弾かせれば敵なしのスーパー・ロック・ギタリストであるのは周知のとおり。だが、それだけでこの偉大な男を語るのはちょっと浅はかだ。なぜなら、彼はアコースティック・ギターの名手でもあるから。レッド・ツェッペリンの作品を聴けば、あるいはライブ・ステージのアコースティック・セットを観ればおわかりのように、彼はアコースティックな表現にも深い情熱を傾けていた。複数のチューニングを駆使し、実に多彩な景色を見せる独特のセンスは、エレキ・サイドと同等に語られるべきだと思う。そこでここからは、アコースティック・ギター名手としてペイジを見つめていきたい。
■THE INSTRUMENTS
10万円以下/20万円以下で選ぶ!
エレキ弾きも今欲しい、このアコギ15本!
自宅での時間が増え、“おうち時間"や“ステイ・ホーム"なんて言葉が流行した2020年。読者のみなさんも、家でギターを弾くことが多くなったことでしょう。でも、家でアンプを爆音で鳴らすのは難しいし、生音でエレキを弾いてもなんだかなぁ……なんて思う人も少なくないはず。そんな人は、ぜひアコースティック・ギターを1本買ってみてはいかがですか? 実際にアコギ需要は増えているようで、楽器店ではいつもよりはるかに売れているんだとか。そこで、今回本誌では“1~2本目にアコギを買うエレキ・ギタリスト"をターゲットに、5~20万円の価格帯でオススメのモデル15本をチョイス。エレキ/アコギ両刀使いの名手であるNAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)とReiの両人を招き、各モデルの印象を語ってもらいました。バイヤーズ・ガイドの一助となれば幸いです!
■GM SELECTION(※電子版には収録されておりません)
・「風をあつめて」はっぴいえんど
・「嫌んなった」憂歌団
■INTERVIEW
・コリー・ウォン
・SUGIZO
■INTERVIEW & GEAR
加藤綾太×山本幹宗
■PICKUP
・俺のボス/山本幹宗
・下北発のエフェクター・ブランド、Kitazawa Effector
・“究極のマルチ・エフェクター"ZOOM G11見参!
・チェイス・ブリス・オーディオ
■連載
・トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
・40枚の偉大な◯◯◯名盤 第2回:昭和歌謡
・Opening Act/塩塚モエカ(羊文学)
・ジャキーン! ~『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編
・横山健の続・Sweet Little Blues
・9mm滝のまたやっちゃいました~世界の滝工房から
■NEW PRODUCTS REVIEW
FENDER/TASH SULTANA STRATOCASTER
GRETSCH/G6136T-BSP FSR PLAYERS EDITION FALCON
VOX/BOBCAT S66 WITH BIGSBY
RUOKANGAS GUITAR/AEON DELUXE
CALJA/CJT-50
LANEY/MINISTACK-B-IRON
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出版社より
【特集】ジミー・ペイジ、かく語りき

50年の時を遡った1971年、ロック史上最大級の傑作がこの世に誕生した。レッド・ツェッペリンが無題として発表した4枚目のアルバム、通称『Led Zeppelin Ⅳ』である。
最も偉大なギタリストのひとり、ジミー・ペイジ---。
この男がツェッペリンとともに成し遂げた偉業は世界中で語り継がれてきた。しかしそれに対して、ペイジ自らが語った言葉は意外なほど少ない。当時の音楽メディアの批判的な姿勢もあり、彼は大のマスコミ嫌いとして知られ、特にツェッペリン全盛期はほとんどのインタビューを受け付けていなかったのだ。そこで今回、本誌では年代が異なる3本のインタビュー、約45,000字を取り揃えた。最新の2020年、ファームとして活動した1986年、そして貴重なツェッペリン現役時代の1977年だ。どんな考察よりも重みを持って真実を伝える本人の言葉に耳を傾け、ジミー・ペイジとレッド・ツェッペリンの揺るぎない魅力に迫っていこうではないか。
■ジミー・ペイジ、かく写りき THE PORTRAITS OF JIMMY PAGE
特集のスタートは写真集から。題して"ジミー・ペイジ、かく写りき"。情熱的かつ妖艶。ペイジの筆舌に尽くしがたい魅力を、これを機にジックリと味わってもらいたい。ギターはもちろん、彼がこだわり抜いた衣装にも注目だ。また、掲載写真の機材は、世界的なジミー・ペイジ求道者、ジミー桜井が徹底解説。そちらも合わせてご覧あれ。
■世界で一番ペイジになろうとした男、ジミー桜井の写真案内。
前頁までの写真集『ジミー・ペイジ、かく写りき』、いかがだっただろうか? 実のところ当初、世界屈指のジミー・ペイジ道の追求者、ジミー桜井に機材解説の協力を仰いだのだが、話が大いに盛り上がり......なんと取材は4時間越えに! これはもうひとつ記事を作ってしまおう、という流れになった次第。と言うことで、解説を再スタート! 美術館の音声ガイド的な感覚で読んでみてはいかが?
■INTERVIEW 1:2020年のロンドンから、胸いっぱいのギター愛を。

"ジミー・ペイジ、かく語りき"の第1弾は2020年、ロンドンの自宅で行なわれた最新のインタビューからお届けする。現在進行形の世界的パンデミックを始めとする数多の荒波を乗り越え、レッド・ツェッペリンの結成から50年以上の月日が流れた現在においてもまったく揺るぎないツェッペリンの栄光とペイジのギター愛。その源流はどこにあるのか、ペイジの言葉から探っていこう。
■INTERVIEW 2:ファーム期の言葉に垣間見るペイジのギター観。
続いて1986年、ポール・ロジャースとのバンドであるファームの活動期に行なわれたインタビューへ移ろう。ジェフ・ベック、エリック・クラプトンと共演した伝説的なARMSコンサート、そしてツェッペリンの3人が再び集ったライヴ・エイドといった自身の活動はもちろん、当時ギター界に旋風を巻き起こしていたエディ・ヴァン・ヘイレンや、最先端のテクノロジーとして注目されたギター・シンセサイザーまで、80年代ならではのトピックについてたっぷりと語られた内容だ。
■INTERVIEW 3:ヤードバーズ時代から『プレゼンス』までを語る。

インタビュー大特集"ジミー・ペイジ、かく語りき"の最後は、本誌1994年1月号と2007年12月号&08年1月号にも掲載した、77年のインタビューで締めよう。時は『プレゼンス』リリース後。なのだが、腕を磨き続けたセッションマン時代、ジェフ・ベックと火花散る攻防をくり広げたヤードバーズ期から詳細に語る充実の内容。そして話は続き、1stアルバムから『プレゼンス』までの各作品における、壮大なサウンド実験に話はおよぶのだ。当時、彼がいかに先進的な音楽を作ろうとしていたのか? バンド壮年期におけるジミー・ペイジの哲学が、再びここに蘇る!
■ジミー・ペイジのアコースティック・サイド

ペイジとは稀代のリフ・メイカーであり、エレキ・ギターを弾かせれば敵なしのスーパー・ロック・ギタリストであるのは周知のとおり。だが、それだけでこの偉大な男を語るのはちょっと浅はかだ。なぜなら、彼はアコースティック・ギターの名手でもあるから。レッド・ツェッペリンの作品を聴けば、あるいはライブ・ステージのアコースティック・セットを観ればおわかりのように、彼はアコースティックな表現にも深い情熱を傾けていた。複数のチューニングを駆使し、実に多彩な景色を見せる独特のセンスは、エレキ・サイドと同等に語られるべきだと思う。そこでここからは、アコースティック・ギター名手としてペイジを見つめていきたい。
■THE INSTRUMENTS エレキ弾きも今欲しい、このアコギ15本!

自宅での時間が増え、"おうち時間"や"ステイ・ホーム"なんて言葉が流行した2020年。読者のみなさんも、家でギターを弾くことが多くなったことでしょう。でも、家でアンプを爆音で鳴らすのは難しいし、生音でエレキを弾いてもなんだかなぁ......なんて思う人も少なくないはず。そんな人は、ぜひアコースティック・ギターを1本買ってみてはいかがですか? 実際にアコギ需要は増えているようで、楽器店ではいつもよりはるかに売れているんだとか。そこで、今回本誌では"1~2本目にアコギを買うエレキ・ギタリスト"をターゲットに、オススメのモデル15本をチョイス。エレキ/アコギ両刀使いの名手であるNAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)とReiの両人を招き、各モデルの印象を語ってもらいました。バイヤーズ・ガイドの一助となれば幸いです!
■GM SELECTION(※電子版には収録されておりません)
・「風をあつめて」はっぴいえんど
・「嫌んなった」憂歌団
...and more!!
登録情報
- ASIN : B08R13LLZ3
- 出版社 : リットーミュージック (2021/1/13)
- 発売日 : 2021/1/13
- 言語 : 日本語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 170位音楽の教則雑誌
- - 176位ロック・エレクトロニックギターのメソッド
- - 306位洋楽雑誌
- カスタマーレビュー:
著者について

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イメージ付きのレビュー

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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今までのインタビューの再掲載ですが3つの時代のジミー・ペイジのコメントを読み比べてみるのもおもしろいですね。2020年のインタビューではあらためて機材についても話しています。アコースティック曲に関する特集ではアルバムごとの代表的なアコースティック曲をチューニング方法と奏法解説的にまとめられていて改めてLed Zeppelinのアコースティック曲を聴き直しています。
もしかしたら機材に関しては分厚いジミー・ペイ アンソロジーの日本語訳に真相が書かれているかもしれませんが雑誌として気軽に読んでもかなりの情報量ですね!
買ってみて良かったです!

今までのインタビューの再掲載ですが3つの時代のジミー・ペイジのコメントを読み比べてみるのもおもしろいですね。2020年のインタビューではあらためて機材についても話しています。アコースティック曲に関する特集ではアルバムごとの代表的なアコースティック曲をチューニング方法と奏法解説的にまとめられていて改めてLed Zeppelinのアコースティック曲を聴き直しています。
もしかしたら機材に関しては分厚いジミー・ペイ アンソロジーの日本語訳に真相が書かれているかもしれませんが雑誌として気軽に読んでもかなりの情報量ですね!
買ってみて良かったです!







また、写真がいずれも素晴らしい(前号、エディ・ヴァン・ヘイレンの表紙写真は正直に言ってひどかったと思う)。収録の譜例も良心的だと感じた。
ペイジ本人ではないのだが、特筆しておきたいことがある。写真をもとにペイジの機材について語るジミー桜井氏へのインタビュが秀逸だと感じた。好きこそものの上手なれ、とか、求道精神、といった言葉を想起した。桜井氏のペイジに対する愛の深さが窺える。感服した。
スコアは「風をあつめて」(はっぴぃえんど)「嫌んなった」(憂歌団)の2曲。まったく脈絡が見えない。
「エレキ弾きも今欲しい、このアコギ15本!」という記事は、販売促進だと思うが、Reiが登場しているのは嬉しい、という人があるかもしれない。
昭和時代は、500円以上だったかなぁ?ジミー桜井さんの、コメントも良かったです。いつも、ペイジサウンドを探究し、機材からピックアップや、ギターレスポールにしても、拘りが有り、ジミー・ペイジが日本に来日された際、ジミー桜井さんのライブに行かれたそうです。ペイジ公認のギタリストです。
プラント、ペイジ、ジョーンズ、ジェイソンと又、令和時代に、再結成して頂きたいですね。
ジミー桜井氏の写真案内が楽しく素晴らしい。(もちろん写真自体も良いが)
4時間以上に及んだそうだが、編集部のインタビュアーが絶句するようなネタがいくつも出てくる。編集者、お前それにつっこんで話を広げるのが仕事だろってくらい氏の解説は面白い。
特に2020年のインタヴューがよくまとまっている。ジミー・ペイジは自身の戦略を述べている。当然ながらレッド・ゼペリンの伝記(「レッド・ツェッペリン物語」(スティーヴン・ディヴィス著))などに書かれてあることもあるが、以下の点などである。(1)最初の契約の時にシングルを出さないことにしていた。(ちなみに1968年の当時、ジミー(1944年生まれ)はわずか24歳で、その交渉力は素晴らしい) (2)アルバムは1作ごとに違うものにしたいと思っていた。(3)アンプは主にマーシャルを使った。もしツアー中に故障しても取り扱っている店を見つけられるため。音楽的な面では、ザ・バーズの“Untitled”と“Sweetheart Of The Rodeo”(とアルバート・リーの説明)でストリング・ベンダー(エレクトリックギターでスティールギターのような効果を出す装置で、ジーン・パーソンズとクラレンス・ホワイトが開発した)を知ったと述べている。
1977年のインタヴューでは誰に影響を受けたかについて述べている。スコッティ・ムーア、クリス・ギャラップ、エルモア・ジェイムス、B.B.キング、マディ・ウォーターズらを挙げている。
他にはジミーの看板チューニングの“ DADGAD”の説明、アクースティック・ギター(バート・ヤンシュの影響)の面、ジミー桜井氏の詳細な解説など。
ジミー本人及びギターの写真は美しい。全体的に充実しており、満足した。
3本のインタビューは77年、86年のものは内容があっておもしろいのだが、2020年のものはまったく内容がないに近い。この人痴呆なのじゃないのかと個人的には疑っている。とにかく今世紀の彼は夜空の暗い星のようだ。