断章の中で繰り返しキーワード的に出てくる言葉がある。ーーー倦怠。
なんなんだろう、どうしてこんなに疲れるのだろう。いつも不快だった。その正体を彼は
夢と現実との差、だという。
流れ行き変わりゆく自分を書き留める作業を続けている彼、この不確定な世界が夢の世界であり、現実としての彼は簿記補佐の会社員だ。
この不一致が倦怠であり重さであるという
また、倦怠を生きてきてしまったことの重み ともいう。
夢の世界はいとも軽く流れゆく霞のような、不穏ではあるけれども自由な世界だけれど
現実世界で実際に起きたこと、積み重ねた仕事、コートを着て出かける身体には重みが積み重なります
現実的に在ったということを 感受性のたかい軽やかな意識が負う時の重みを倦怠なのだという
きっとすべてのそういった、夢の意識をもつ会社員の側に寄り添ってくれる言葉たちでした
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新編 不穏の書、断章 (平凡社ライブラリー) 単行本 – 2013/1/12
フェルナンド・ペソア
(著),
澤田 直
(翻訳)
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20世紀が秘匿した最後の巨匠とされるポルトガルの作家の書。異なる人格となって書かれた作品群のひとつ「不穏の書」と諸人格による「断章」をおさめる。旧版を大幅に増補改訂。 解説=池澤夏樹
- 本の長さ374ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2013/1/12
- 寸法10.8 x 1.7 x 15.2 cm
- ISBN-10458276780X
- ISBN-13978-4582767803
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2013/1/12)
- 発売日 : 2013/1/12
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 374ページ
- ISBN-10 : 458276780X
- ISBN-13 : 978-4582767803
- 寸法 : 10.8 x 1.7 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 141,993位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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イメージ付きのレビュー
4 星
感想はニーチェのような短い文章の羅列を集めた本だな。ポルトガル語由来のファドやサウダーテの言葉に想いを馳せた。
フェルナンド・ペソア 不穏の書断章 購入して朗読。感想はニーチェのような短い文章の羅列#ファド(絶対なるものに捨てられた気持ち)主君や家族に捨てられる気持ち#サウダーテ(戻らない子供時代のものがなしさ)は シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見終わってしまった後の強い喪失感か
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2022年11月24日に日本でレビュー済み
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2024年2月13日に日本でレビュー済み
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読んでいて、この厨二病野郎がっって思ってイライラするのと、こんなことぺソアにわざわざ言われなくても自分でこれまで何回も言ってきた(だからわざわざ読む必要ある?)というのと、それにもかかわらずタブッキやら多くの人に多大な影響を与えているということへの嫉妬が渦巻く。だから、そう思ったら自分でもアウトプットすりゃいいよね、って後押しされる、結果的に。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
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"私は人生のうちで別人だった。借りてきた幸福の感覚をしばしば感じた。私は存在せず、別人で、考えずに生きたのだ"ポルトガル語で人格を意味する名を持った著者による、現実には存在しなくても独立した人格を持った【異名】達によって書かれた本書は反芻したくなる言葉の数々に引き込まれる。
個人的には"そんな馬鹿な!"とか、死後に他者によって集められ発表された本書が"そもそも本と言えるのだろうか?"とか様々な感情も同時に浮かぶものの、それをさしおいても、どのページをめくっても詩、散文、様々な形の言葉の強さに圧倒されて、現在は人気キャラクター的に親しまれているらしい著者の母国を訪れたくなりました。
魅力的な言葉に出会いたい誰か。あるいはポルトガルの空気を感じたい人、もしくは平野啓一郎の分人主義に納得している誰かにもオススメ。
個人的には"そんな馬鹿な!"とか、死後に他者によって集められ発表された本書が"そもそも本と言えるのだろうか?"とか様々な感情も同時に浮かぶものの、それをさしおいても、どのページをめくっても詩、散文、様々な形の言葉の強さに圧倒されて、現在は人気キャラクター的に親しまれているらしい著者の母国を訪れたくなりました。
魅力的な言葉に出会いたい誰か。あるいはポルトガルの空気を感じたい人、もしくは平野啓一郎の分人主義に納得している誰かにもオススメ。
2018年12月1日に日本でレビュー済み
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最近は発達障害の話題など、長時間労働など外的要因以外にも内面からの「生きずらさ」が語られやすい時代にはなった。それでも、やはりまだ私の「生きずらさ」を代弁してくれる語り口にはなかなか出会えない。もっと哲学的に、自分の生きる意味を考えているのに、それを世間が、いや神すらも受け入れてくれない、とすら感じることがある。
そうして孤独に生きる人は、おそらくどんな時代にも少数存在するのだと思う。20世紀初頭のポルトガルを代表する詩人、フェルナンド・ペソアもそうした孤独の言葉を日常的に書き溜め、これは彼の死後に発見された詩集、散文集なのだと言う。つまり、本人もここに書き連ねられている言葉は世間の共感を得られるとは思っていなかったのだろう。
そもそも詩人は本職ではなく、リスボンの会社で簿記事務の仕事をしながら生計を立てていた。
国民的な詩人や画家が生前不遇だった例は世の中に数多ある。と言うか、芸術や文学と言うものが本質的にそういうものだ。その代わり、そういう才能は死んだ後も長く人々の記憶に刻まれる。生きている間の名声や富などに固執する生き方では分からない、奇妙だが美しい世界観。
そういうものに触れる喜びは、この歳になってもしっかり残っていた。逆に言えば、私は一生この生きずらさと向き合いながら生きて行くのだ。親しい間柄にも、家族とも共有しがたい世界観。この散文集は一気に読むと言うより、毎日の通勤カバンに入れ、ことあるごとに書かれている言葉に触れて気持ちを落ち着かせる、そういうセルフセラピーのための本、私にとってはね。
そうして孤独に生きる人は、おそらくどんな時代にも少数存在するのだと思う。20世紀初頭のポルトガルを代表する詩人、フェルナンド・ペソアもそうした孤独の言葉を日常的に書き溜め、これは彼の死後に発見された詩集、散文集なのだと言う。つまり、本人もここに書き連ねられている言葉は世間の共感を得られるとは思っていなかったのだろう。
そもそも詩人は本職ではなく、リスボンの会社で簿記事務の仕事をしながら生計を立てていた。
国民的な詩人や画家が生前不遇だった例は世の中に数多ある。と言うか、芸術や文学と言うものが本質的にそういうものだ。その代わり、そういう才能は死んだ後も長く人々の記憶に刻まれる。生きている間の名声や富などに固執する生き方では分からない、奇妙だが美しい世界観。
そういうものに触れる喜びは、この歳になってもしっかり残っていた。逆に言えば、私は一生この生きずらさと向き合いながら生きて行くのだ。親しい間柄にも、家族とも共有しがたい世界観。この散文集は一気に読むと言うより、毎日の通勤カバンに入れ、ことあるごとに書かれている言葉に触れて気持ちを落ち着かせる、そういうセルフセラピーのための本、私にとってはね。
2015年1月12日に日本でレビュー済み
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ラテン諸国の人々からの圧倒的な支持と、先行レビューがすばらしかったので購入。
期待以上の内容だった。
特に、「私は自分の書いたものを読み返す。まるでくだらないし、こんな物は書かれなかった方がよかったと思う」p234
ってのがよかった。
解説は池澤夏樹さん。
期待以上の内容だった。
特に、「私は自分の書いたものを読み返す。まるでくだらないし、こんな物は書かれなかった方がよかったと思う」p234
ってのがよかった。
解説は池澤夏樹さん。
2021年3月8日に日本でレビュー済み
#ファド(絶対なるものに捨てられた気持ち)主君や家族に捨てられる気持ち
#サウダーテ(戻らない子供時代のものがなしさ)は シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見終わってしまった後の強い喪失感か
フェルナンド・ペソア 不穏の書断章 購入して朗読。感想はニーチェのような短い文章の羅列
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#サウダーテ(戻らない子供時代のものがなしさ)は シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見終わってしまった後の強い喪失感か
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#サウダーテ(戻らない子供時代のものがなしさ)は シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見終わってしまった後の強い喪失感か
5つ星のうち4.0
感想はニーチェのような短い文章の羅列を集めた本だな。ポルトガル語由来のファドやサウダーテの言葉に想いを馳せた。
2021年3月8日に日本でレビュー済み
フェルナンド・ペソア 不穏の書断章 購入して朗読。感想はニーチェのような短い文章の羅列2021年3月8日に日本でレビュー済み
#ファド(絶対なるものに捨てられた気持ち)主君や家族に捨てられる気持ち
#サウダーテ(戻らない子供時代のものがなしさ)は シン・エヴァンゲリオン劇場版 を見終わってしまった後の強い喪失感か
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2015年10月31日に日本でレビュー済み
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訳語が、ぼくの耳にここちよかった。ペソアの詩も、はじめて接したが、おもしろかった。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
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自分の気持ちを表現するとき、最適な言葉にで出会う事は極まれでしかないが、この書籍には、「そうだ、この表現法こそ私が言いたい事、考えている事、伝えたい事を的確に表現する。」言葉の世界を広げてくれた秀作です。