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ユニクロ潜入一年 (文春文庫) Kindle版
柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。
Amazon、ヤマト、佐川急便……数々の過酷な潜入取材をしてきた著者が次に選んだのは、
自分の本を名誉毀損で訴えたユニクロだった。
「(批判する人には)うちの会社で働いてもらってどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」
柳井社長の言葉は自分への挑戦状だ。
合法的に名前を変え、潜入した現場で見たものは。
解説・鎌田慧
※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日2020/8/5
- ファイルサイズ9677 KB
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商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1965年、福岡県生まれ。アイオワ大学ジャーナリズムスクールで修士号。93年に帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、99年よりフリーランスに。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
メディア掲載レビューほか
「ユニクロで働く」とはこういうことなのか
「アルバイト就業規則に抵触している」「解雇通知をさせていただきたい」
ユニクロ新宿ビックロ店にいつも通りに出社した著者は店長室に案内され、そう宣告される。バイト店員として働きながら書いた最初の記事が週刊誌に掲載された二日後のことだった。
本書はこの解雇に至る一年間の潜伏取材の成果をまとめた。潜伏ルポには鎌田慧『自動車絶望工場』、堀江邦夫『原発ジプシー』などの先例があるが、それらとの違いを感じるのが著者の周到さだ。たとえば著者は一度離婚して、すぐ再婚、その際に配偶者の姓に改名して潜伏取材を始めている。
それは著者の前作『ユニクロ帝国の光と影』が名誉毀損で訴えられたことと無関係ではない。この裁判は最高裁で出版社側勝訴が確定。間違いがなく、公益に資する記事は、内容が批判的であっても名誉毀損の罪に問われない、そんな法理に従って司法は同作に論評としての正当性を認めた。
こうして“お墨付き"を得ていたにもかかわらず著者はユニクロを展開するファーストリテイリング社が二〇一五年四月に開いた中間決算会見への参加を名指しで拒否される。その扱いにジャーナリスト魂が再点火した。著者は柳井正・同社会長兼社長が経済誌の取材を受けて「悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど」「社員やアルバイトとしてうちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたいですね」と述べているのを読み、その「招待」に応える決心をする。
しかし実名ではまた門前払いされかねないので改名した。加えて企業が巨額の損害賠償を求めてジャーナリズム側を萎縮させる、いわゆるSLAPP(言論封殺)裁判が最近増えている。「合法」的改名はもしも裁判になった時に履歴書の虚偽記載が争点にならないようにするためだ。本書は企業ルポ受難の時代の作品なのである。
バイト勤務中に最初の記事を公開したのはユニクロがどう対応するか内側から見たかったからだという。評者はファストファッション業界に必ずしも通じていないが、正当な批評であれば真摯に傾聴し、改善の機会や更なる成長の糧にできる企業が厳しい競争の中で一頭地抜きん出られるのは一般論として確かだろう。批評的ジャーナリズムにどう向き合うかで企業の胆力が推し量れる。
「招待」に応えた最初の「返礼」への対応は冒頭の「解雇通知」だった。では、バイト経験を核にして更に多角的な論点を提示した本書に対してユニクロはどう反応するのだろうか。
評者:武田 徹
(週刊文春 2017.11.16号掲載)ユニクロ潜入一年
「記事に事実誤認はありましたか」。もめた際、必ず相手に問い返してきたという著者は今回、新宿のビックロなどユニクロの3店舗で勤務し、ルポを書き上げた。
前著『ユニクロ帝国の光と影』が名誉毀損で訴えられたものの、最高裁でユニクロ側の上告棄却判決を受けた後の決算会見を締め出されたうえ、ブラック企業との指摘に対して柳井正社長が、ユニクロを理解するためには現場で働いてもらいたいと語った雑誌記事が奮起となる。
各店舗での採用面接をはじめ、「週刊文春」に記事が出て解雇通告を受ける際のやりとりには、独特の緊張感とユーモアがある。「ない」はずのサービス残業の実態、人件費抑制の過酷シフトなどに唖然とする。真骨頂は、働いたがゆえの現場視点での「改善点」を挙げていることだ。
評者:朝山実
(週刊朝日 掲載) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。登録情報
- ASIN : B08F51HPNM
- 出版社 : 文藝春秋 (2020/8/5)
- 発売日 : 2020/8/5
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 9677 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 343ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 159,310位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,189位文春文庫
- - 3,624位ノンフィクション (Kindleストア)
- - 39,136位ノンフィクション (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ユニクロ利用者は是非読んで欲しい
ユニクロを否定している本ではないです。
現実をありのまま
柳井君へ
君が広島袋町に1号店を開店させた時を覚えているか?
店の周りにはユニーククロージングウエアーハウスの袋が散乱していた
君の店で買いもをすることは恥ずかしいことでした。
BASS事件もあった。
広島の50歳前後は君のやったことを覚えている人も多いよ
もう少しで君の商人人生は終わるところでした。
今や君は日本を代表する富豪であり経営者になった。
しかしながら、君の卑しいさをこの本は暴き出している。
このような人こそ君のそばに置いて戒めてもらうべきである。
彼を社外取締役にすればユニクロも君も繁栄する
彼を除外するようならば10年後にはユニクロは無くなる
広島袋町店を思い出せ
新聞、テレビであれだけコマーシャルをしてる広告主を批判するのは難しいのだろう。
そこで雑誌記者が潜入取材とは行動力が素晴らしい。ただこの作者さんはユニクロ批判というより柳井社長が嫌いなんだな…が文章から読み取れる。
確かにマンマン社長の言動は、よその経営者と見れば優秀だが上司だと困る。
この本はユニクロ潜入による柳井体制への批判が主題であるが、社長が憎いあまり何でもユニクロ批判に走る所もある。
83〜84ページ部分。
「ユニクロの商品を1年以上着続けた感想は、安価な値段相応の品質だ、ということに尽きる。一度洗濯しただけで、サイズが1つ大きくなったように伸びたTシャツもあれば、Gパンの生地が薄いので、仕事着としてはいていると1シーズンももたずに膝の部分が出てくる。裾を絞ったジョガーパンツを買ったときは、内側についている紐を一回引っ張っただけで生地が破れた。2年と続けて着られる商品はほとんどなかった」
ここらへんはペンを走らせ過ぎ。最近のユニクロ製品がここまでボロいことはない。
売らんが為の面白おかしく書いてやれがちょっと嫌らしい。
著者が指摘するような目線の違い(蟻か鳥か)もさる事ながら、時間軸の違いも大きいのだろう。極端だが現場は今日の給料を、経営者は10-20年先を考えてるという事だろう。20年後に今のアルバイトが社長になってるかもしれないと考えるとどうなのか?
日本の全体に言える事かも知れないが、悲しいかない長い時間軸で物が見にくい時代になっている。その時に見ようともしなくなると、更に切ない未来が待っていよう。考えさせられる良著。著者の行動力に敬意。
ユニクロの柳生さんが『うちで働いたことがない人こそブラック企業と言う』ならば『働いて見ようではないか』そこから始まるジャーナリズム本。
ジャーナリストとして本当に素晴らしい行動だと思う。
だかがしかし、この本一つではユニクロを倒すことはできにない。
本の内容としては、本当にユニクロがいかに過酷の労働環境であるか伝わります。アルバイトを上手に使う。否、上手ではない。主婦と大学生を使うことで賃金と勤務時間を下げる。けれでも正社員制度を使うことで甘い蜜も渡す。しかしながら、正社員になればいいのか。と問われる様な内容であった。格安システムには必ずカラクリがある。ユニクロの安さは過剰なほど削りにいく、人件費と製造費用。それは国内国外に自社で働く人に歪みがきている。
そして柳生社長のワンマン経営が暴かれる。言葉の矛盾。洗脳。圧倒的なボスマネージメントである。
ユーザーとして、ユニクロはあれだけの低価格で衣類を提要してくれるのは大変便利でありがたい企業だと思う。また、国単位で見てもあれだけの雇用を生み出していることは素晴らしいことだ思う。
その反面、自社で働くスタッフが全く幸せになれなていない・・・・。ユーザーファースト。利益に追求。それに特化し、社員の手当は二の次。賃金も少なく、労働も激しい。けれども、時間は思いっきり削られたり、伸ばされたり。
働くスタッフはここで何を見出すのか?
守るべきを追求はスタッフ。その先にユーザーではないのか。
あまり気分が良いものでは無いが。
光と闇ということ知れて損はない。
願わくば、ユニクロで働く人がもっともっと良い環境下に導かれます様に。