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センスメイキング 単行本 – 2018/11/14

3.8 5つ星のうち3.8 152個の評価

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本書のテーマは「人」である。
もっと具体的に言えば、文化に光を当てたものであり、
我々の時代の揺り戻しを描いた書籍である。
今や人々は、STEM(科学・技術・工学・数学)や
「ビッグデータ」からの抽象化など理系の
知識一辺倒になっているため、
現実を説明するほかの枠組みが絶滅寸前といっても
おかしくない状況にある。
世の中を数字やモデルだけで捉えるのをやめて、
真実の姿、真実の姿として捉えるべきだ。
いや、そもそも真実は1つしかないのだ。
偽物の抽象化の世界を追いかけていると、
人間の世界を感じ取る力を完全に失う重大な
危険をはらんでいる。
アルゴリズム全盛の今、我々の感性は麻痺しがちだ。
だが、目の前の課題を本気で読み解きたいのであれば、
こんな時代だからこそ、昔からある時代遅れと
思えるようなやり方に回帰すべきなのである。
それは、あらゆる組織で、あらゆる日々のやり取りの中で
甚だしく失われてしまったもの、
つまりクリティカル・シンキング(批判的思考)である。
だが、そのやり方自体は、決して革命的でも最先端でもないのだ。
この本には、「何のために生きるべきか」が書かれている。
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商品の説明

出版社からのコメント

こんな人にお勧めです。
何のために生きているのかを考えたい人
テクノロジー至上主義に疲れた人
文系(人文科学、社会科学)の人
理系で人文科学の重要性を学びたい人
GAFAの次に何が来るかを知りたい人
知的好奇心に満ちた人 etc
読むだけで勇気が出てくる内容が満載です。
センスメイキングの五原則
1「個人」ではなく「文化」を
2単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を
3「動物園」ではなく「サバンナ」を
4「生産」ではなく「創造性」を
5「GPS」ではなく「北極星」を
今こそ重要な「人は何のために存在するのか」の問い

著者について

[著者]
クリスチャン・マスビアウ
Christian Madsbjerg
ReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨーク支社
ディレクター。ReDは人間科学を基盤とした戦略コンサルティング会社として、
文化人類学、社会学、歴史学、哲学の専門家を揃えている。
マスビアウはコペンハーゲンとロンドンで哲学、政治学を専攻。
ロンドン大学で修士号取得。現在、ニューヨークシティ在住。
[翻訳者]
斎藤栄一郎
さいとう・えいいちろう
翻訳家・ライター。山梨県生まれ。早稲田大学卒。
主な訳書に『1日1つ、なしとげる』、『イーロン・マスク 未来を創る男』、
『SMARTCUTS』、『ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える』(以上講談社)、
『小売再生 ―リアル店舗はメディアになる』、『TIME TALENT ENERGY』(以上プレジデント社)、
『フランク・ロイド・ライト最新建築ガイド』、
『テレンス・コンラン MY LIFE INDESIGN』(以上エクスナレッジ『マスタースイッチ』(飛鳥新社)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ プレジデント社 (2018/11/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/11/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4833423065
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4833423069
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 152個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
データ主義、アルゴリズム、STEM教育など、理系に傾倒する現代に、複雑性や混沌の理解には何よりも蓄積された体験や、哲学的思索が重要と語る、ビジネス戦略コンサルタントで、ニューヨーカーの筆者が観点の本質を暴く、現代人にはとても重要な一冊です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一読しましたが、この本を読むためにまず筆者の想定する課題に対する前提知識やその分野を理解するためのリテラシーが必要です。

なので、哲学者の思想を読み解く力の有無や巷で言われるマネーボールという映画で賛美されているようなデータ至上主義、IDEOというデザインファームが提唱するデザイン思考という方法論に対する理解が読者側にないと、そもそも筆者の主張を読み解くのが難しそうだなと思いました。

他の方のレビューで言及されている「デザイン思考批判」を例にとると、前提知識としてIDEO的なデザイン思考で行うユーザーインタビューやエスノグラフィ調査は数日から長くて1ヶ月程度しか行われません。

それを筆者は”表面をなぞっただけの駆け足人類学”、”せいぜいある日の午後に顔合わせをしただけ”と表現しています。

なぜなら、本来の人類学者が行う調査は短くて数年、なんなら生涯をかけて行うため「単純にそんな短期間でやったって薄いデータしか取れないでしょ?」と筆者は考えるからです。
(感覚としては、30年続く老舗寿司職人の気持ちや思考、感覚をせいぜい一週間の寿司作り体験で完全に理解できると思うなよ、みたいな話。)

前提知識のないまま読むと、単にアンチIDEOの人が悪口言っているように見えるんですが、前提知識があれば単に方法論の限界を指摘しているに過ぎません。よくある議論です。

またSTEM教育についても、筆者は人文科学とSTEM教育に優劣をつけたいと言っているわけではなく、「STEM一辺倒で客観的事実に即したデータだけに基づく意思決定をしていると、人間が人間たる理由(意味を生み出す、興味を持つ)を失っちゃうし、そもそもデータを解釈するためには数字や記号が現実社会のどんなコンテクストから来たものなのか理解するための人文科学の知見が必要なわけだから、人文科学は大事だよ」と言っているに過ぎません。

これは、実際導入部分の説明やマネーボールの映画の内容でも示されているように人間を不完全で間違いを犯す要素として排除しようとする流れに筆者なりに警鐘を鳴らしているからでしょう。

なので、「理系より文系の方が優れている」とか「理系に嫉妬する文系の恨み辛い」的な内容ではないのかなと思います。

こんな感じで、筆者が持論を述べるコンテクストを理解できる程度に読者側のリテラシーが追いついてない場合に、筆者が何が言いたいのかわからない、あるいは、そもそも筆者の主張を勘違いして解釈するということが起きるので、評価としてはメッセージとしての意味は認めつつ若干読みにくいという意味で星4つです。

センスメイキングを理解するためにセンスメイキングの能力が求められる、という意味で、センスメイキングの勉強にはなると思います。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読む前に、レビューを参照することをあまりしないのだが、この本の場合は読む前に一覧してみた。何故に最低の評価のレビューにこれ程の支持者が集まるのかは、この本を読んでみて分かった。ほとんどの人が、哲学者の人達の著書をそれ程読んでおらず、鍛えられてない思考力でもって、<無意識>に「哲学的思考」を、カッコに入れて排除しているからだ。エトムント・フッサールは現象学を提唱したが、判断を<意識>して保留して臆見を冷静に見つめる方法にすぎない。意識しているか無意識にしているかで教養と思考力が試される。私も「センス」と、現象学の様にカッコに入れて意識的に述べていく。それは具体的に書こうとすれば、すぐにすり抜けてしまう存在だからだ。

低評価をしたレビューを書いた人達は、まるで考えもせずに「哲学」を排除しようと躍起になっている気がする。教養というのは「人間の行動というのは、本質的には古来からそれ程変わっていない」ことや、「社会の集団の<文脈>で大衆の意識や行動は制限、強制され、無意識的な習俗や文化として強化されていく」といったことを学ばせてくれる。

そのことを徹底的に書いたのが、ナシーム・ニコラス・タレブだ。この本に書かれたことと同じ様な批判は「
反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 」、「 反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方 」でも述べられている。彼は名うてのトレーダーだ。彼は徹底的に数学的な分析と、圧倒的な教養の両輪を兼ねた鬼才だ。彼は古来から読み継がれている、プラトンやアリストテレス、マルクスやアダム・スミスを批判的に読む方が、学ぶべきこと、思考力が鍛えられて実りが多いと述べている。

この本でも、同じ投資家のジョージ・ソロスが例に上っていたが、私の考えでは彼は「市場」に対して「復讐」の念が潜在的にあると思っている。ポンド危機を招く程の空売りを断行できる意思に、倫理観などこれっぽちも感じられない。後に引退して慈善事業を行ったのはその「罪滅ぼし」なのかどうかは知らない。でも私は正直投資家の類は好きではない。特にユダヤ系のトレーダーの多くに、こういうアンビバレントな「市場」に対しての「復讐」の念をひしひしと感じる。

教養力についてなら、文化人類学のこともそうだ。フィールド・ワークを取り入れた市場調査は、昨今「デザイン思考」で、有名なIDEOなどで取り入れられて有名になった。最近、その「真似事」、上澄みだけを取り入れて、「あなたたちより知っているぞ、どや」といった「感情」を持ったままコンサルタントするファシリテーターを、この本でやり玉に挙げて批判しているが、この辺はさすがに他のレビューと同様で、あまり読んでいて気分のいいものではない。確かにこういう人種はいる。ベテランのファシリテーターのアダム・カヘンは「
敵とのコラボレーション――賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と協働する方法 」で、対立する人との協働する難しさを述べている。寧ろこの場合、「共感」する力の方が圧倒的に大切なのだと思う。

教養力というのは、社会を「システム」的に分析できる力を養ってくれる。一方で中途半端な「教養」は毒にしかならない。高々数百冊読んだ位で居丈高になるなら「お里」知れるというものだ。真の「知の巨人」と呼ばれる人の足下にも及ばない。数千、数万冊を読み切ってこそ、「自分はまだまだだ」とさらに謙虚になれるのだろう。それも中年を過ぎてからだ。そうなれない人は、実際の「現場」に足を踏み入れたことすらない人に違いない。「事件は現場で起こっている」とはあるドラマの名台詞だ。感性や「センス」はどれだけ五感や直感を大切にできるかにかかっている。

楠木建氏がある対談述べていたが、経営者にも「センス」の有る無しは、その「才能」の有る無しでもあるらしい。「それをいっちゃあおしめいよ」と渥美清演じる「寅さん」の名台詞がある。これは渥美清演じる「寅さん」だからこそ引き立つのであって、取り換えの利くものではない。自分にその才能があるかどうかは、確かに若い頃ならやってみないと分からない部分もあるが、努力してある程度芽が出なければ撤退する「覚悟」も必要だろう。因みに、私は経営者とかの「センス」がまるでない。一度経営者の真似事をしたことがあるが、まるで「才能」の鱗片すらないと痛感した。

はっきり言って、生まれながらに「センス」に恵まれている人は、「センスメイキング」とか、わざわざそんなことを書いてある、こういった本など読まなくてもいいのだ。けれど、何とかその「センス」を得たいという人の為に、こういった本は書かれているのだ。そんなことは「最初」から分かっているはずだ。だから低評価のレビューを書く人は、「無視」することが一番だとわかっていない。一度ベストセラー本になってしまえば、高評価でも低評価でも、その影響はほとんどないと言われている。つまり売れたら理屈は後からいくらでも付いてくるのだ。古来から読み継がれる本、つまりロングセラーの際たるものなら「聖書」、「コーラン」だろう。長期的な展望に立った「視点」を得たいなら、余程役に立つと私は思う。確かに科学的思考も必要だ。著者は文科系も必要と述べる為に強調しすぎていると思う。だから★を減らした。
65人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知見や技術、大切。
でも、それを使う人間のセンス、もっと大切。

 コロナ禍でも、みんな幸せに暮らすにはセンス。感染対策もワクチンも、まずは気遣いや思いやりというセンスなのかな。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の言いたいことは、帯の通り。
「STEM<人文科学」
要は人文科学は軽視されるべきではない。ということ。
それについては同意できるし、重要なのは理解できたが...

人文科学を用いた分析の成功例を挙げ、STEMの失敗例をことさらにアピールしているように見える。
また、センスメイキングについて批判的に書いているが、人文科学を軽視するなというなら、もう少し寛容さを持ってもいいのではと思わされる。

また、偉人の名言やエピソードの羅列が非常に多くて、少し飽きる。
色々な例を挙げて言いたいことが結局よく分からない。

あまりお勧めできる本ではないです。
2019年9月7日に日本でレビュー済み
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人文科学に疎い自分には少し難しかったですが、この本は人文学礼賛の内容ではないと思います。自然科学が捉えられる事象だけが全てではないから、人文科学的思考も必要だと言っています。なので帯で人文科学がSTEMより優れているといってるのは明らかな誤りだと思います。

読んでいて思ったのは、実際的な問題に取り組む意識を人文科学はもっと持たないと社会に対して存在意義を示せないのではないでしょうか。

デザイン思考への批判部分で、他の方も仰るように多少筆者の私怨がにじみ出ていますが、概ね理解はできます。私の理解はこうです。
・デザイン思考では、人間中心の視点での観察や、非専門家ならではの突飛なアイデアを重視します。
・ただ、筆者は人間だけでなく社会構造や集団の文化などもしっかり観察すべきで、そこに人文科学的素養が役立つと言っています。
・また「イノベーション=突飛なアイデア」と安直に考え、社会的文脈を無視したアイデアを出しがちな点を批判しているのです。
その辺りを改善すればデザイン思考はより有効になるんじゃないかと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
STEM絶対主義に対するリベラルアーツ(さらに絞ると現象学)からの反撃の一冊です。
ただ、別に、反撃していると言っても、STEM(科学、技術、工学、数学)を排撃しているのではなくて、「データ一辺倒じゃなくて人間の知性も働かせないとね」とバランスを取ることの大切さを説いています。
もちろん、STEM一辺倒への反撃なので教養の重要性について力点は置かれていますが、STEMがどうでもいいなどとはどこのどこにも書いてありません。
データを集めることは重要なのだ、と。しかし、それらを集約し総合し文脈を読みまとめ上げるのは人間の知性で、アルゴリズムには無理だろう、と言っているのです。
何事もバランスを取ることが大事と説いています。

そういう点で納得感のある本で、星5つを差し上げたいのですが、オビに「STEM<人文科学」と全く著者の意図とは異なると思われることが書いてあるので、星1つ減点。
残念です。
こういう変なオビを書くから、シリコンバレーへのコンプレックスだ何だという、変なレビューが出てくるんです。
オビも本の印象を左右する大事な一要素ですから、担当者の方にはきちんと内容を理解した上でつけてもらいたいものです。
担当者に猛省を促したい。

訳はこなれていて読みやすく、しかも「訳者あとがき」みたいな形でしゃしゃり出てくることもないので、なおのこと好印象です。
52人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート