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南極探検とペンギン 忘れられた英雄とペンギンたちの知られざる生態 Kindle版
100年前に南極に到達したスコット探検隊のメンバー、ジョージ・マレー・レビックは氷に阻まれ一冬を南極で過ごすこととなった。海軍の医師であったレビックは周囲のペンギンたちを観察するうちに、彼らの奔放な性生活に気づきノートに書き留めていったが、生涯それを公にすることはなかった。気鋭のペンギン学者がレビックの足跡を追い、過酷な南極探検の実態とペンギンたちの驚くべき生態を明らかにする。
- 言語日本語
- 出版社青土社
- 発売日2021/4/26
- ファイルサイズ15812 KB
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- 販売: Amazon Services International LLC
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登録情報
- ASIN : B092PRNPWG
- 出版社 : 青土社 (2021/4/26)
- 発売日 : 2021/4/26
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 15812 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 518ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 487,601位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 477,813位Kindle本
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月12日に日本でレビュー済み
Lloyd Spencer Davisの『A Polar Affair: Antarctica's Forgotten Here and the Secret Love Lives of Penguins』(2019年)の翻訳。
著者は、ニュージーランド出身のペンギン研究者。ペンギンに同性愛、売春、屍姦といった行動を発見したことで有名。
本書は、スコットの南極探検隊の一員だったレビックが世界初のペンギン研究を行ったのをとっかかりに、スコット探検隊の悲劇的な末路、著者自身の研究と知見などを記したものだ。南極探検とペンギンの話がないまぜになって進んでいき、冒険・探検ものが好きなひとにもペンギン好きのひとにも、満足できる構成となっている。
それにしても、南極探検はつらく厳しい。レビックはかろうじて生還したものの、私だったら絶対に南極探検には参加したくない。
ペンギンの性生活について、レビックの知見と著者自身の研究とが重ねられながら解説されており、きわめて興味深い。
著者は、ニュージーランド出身のペンギン研究者。ペンギンに同性愛、売春、屍姦といった行動を発見したことで有名。
本書は、スコットの南極探検隊の一員だったレビックが世界初のペンギン研究を行ったのをとっかかりに、スコット探検隊の悲劇的な末路、著者自身の研究と知見などを記したものだ。南極探検とペンギンの話がないまぜになって進んでいき、冒険・探検ものが好きなひとにもペンギン好きのひとにも、満足できる構成となっている。
それにしても、南極探検はつらく厳しい。レビックはかろうじて生還したものの、私だったら絶対に南極探検には参加したくない。
ペンギンの性生活について、レビックの知見と著者自身の研究とが重ねられながら解説されており、きわめて興味深い。
2021年7月8日に日本でレビュー済み
百年前に、あの南極探検で遭難したスコット隊と共に南極へ行き、極点行きには同行せずにひと冬をキャンプ(小屋)で過ごしたマレー・レビックは、その間周囲に無数にいるアデリーペンギンを観察し、ノートを残した。これは世界初のアデリーペンギン観察記になった。
著者のロイド・スペンサー・デイヴィスは現在、やはり南極へ出かけてアデリーペンギンを目にし、マレー・レビックのノートを読む。
いわゆる「伝記モノ」というのではなく、現在の著者の視点、そしてスコット隊周辺の「世界初の南極極点到達」を目指す冒険、そしてマレー・レビックの残したノートとアデリーペンギンの話とがこの一冊に詰め込まれている。タイトル通り、「南極探検」と「ペンギンの生態研究」と、一冊で二度おいしい本だろうか(しょっちゅうはさみ込まれる現在の著者の視点が邪魔くさいこともあるが)。
さて、まずは「南極大陸」の地図が欲しい本だ。いったいスコット隊とライヴァルのアムンゼン隊はどんなコースを取ったのか、マレー・レビックはどのあたりで冬を越したのか(つまり、アデリーペンギンはどこにいたのか)などということを地図で知りたいところだった。1ページでも地図を挿入してほしかった。
それで、自分でそういうことを調べることにして、この探検のポイントとされている「アダレ岬」というのを検索してみた。ところが、これがまるでヒットしない。「なぜなんだろう」と考えてもわからない。南極の地図も検索してみたのだが、その英語の地図で「Cape Adare」という場所を見つけた。コレか? コレなのか? これは「アダレ」などとは発音しないことは、ちょっと英語に親しんだ人ならばわかることだろう。「アデア」である。ちなみに「アデア岬」で検索すれば、いくらでもヒットしてくる。わたしはあきれてしまった。
こんなこと、ちょっと地図を見るとか他の本を読めばわかることではないのか。それを無視して「アダレ岬」などと、まったく流通しない地名を押し通した罪は小さくはない。こんな本を「南極探検」本として出版するのは自らこの本の価値を貶めるものだろう。今でもこんな翻訳が流通していることにも驚いたが。
著者のロイド・スペンサー・デイヴィスは現在、やはり南極へ出かけてアデリーペンギンを目にし、マレー・レビックのノートを読む。
いわゆる「伝記モノ」というのではなく、現在の著者の視点、そしてスコット隊周辺の「世界初の南極極点到達」を目指す冒険、そしてマレー・レビックの残したノートとアデリーペンギンの話とがこの一冊に詰め込まれている。タイトル通り、「南極探検」と「ペンギンの生態研究」と、一冊で二度おいしい本だろうか(しょっちゅうはさみ込まれる現在の著者の視点が邪魔くさいこともあるが)。
さて、まずは「南極大陸」の地図が欲しい本だ。いったいスコット隊とライヴァルのアムンゼン隊はどんなコースを取ったのか、マレー・レビックはどのあたりで冬を越したのか(つまり、アデリーペンギンはどこにいたのか)などということを地図で知りたいところだった。1ページでも地図を挿入してほしかった。
それで、自分でそういうことを調べることにして、この探検のポイントとされている「アダレ岬」というのを検索してみた。ところが、これがまるでヒットしない。「なぜなんだろう」と考えてもわからない。南極の地図も検索してみたのだが、その英語の地図で「Cape Adare」という場所を見つけた。コレか? コレなのか? これは「アダレ」などとは発音しないことは、ちょっと英語に親しんだ人ならばわかることだろう。「アデア」である。ちなみに「アデア岬」で検索すれば、いくらでもヒットしてくる。わたしはあきれてしまった。
こんなこと、ちょっと地図を見るとか他の本を読めばわかることではないのか。それを無視して「アダレ岬」などと、まったく流通しない地名を押し通した罪は小さくはない。こんな本を「南極探検」本として出版するのは自らこの本の価値を貶めるものだろう。今でもこんな翻訳が流通していることにも驚いたが。
2021年9月14日に日本でレビュー済み
内容的には非常に面白い。南極探検記としてもペンギン研究史としても、すばらしいと思う。ただし読むにはストレスが多すぎて、私は結局途中で投げ出してしまった。
たぶん著者(原文)の問題だと思うが、現代の著者の活動や考えたことと、昔の探検家・研究者の話とが交替で出てくる。昔の話の途中に、さらにそれにまつわるもっと昔の話がでてくる。それに対して、著者の感想がはさまる。優秀な著者の頭の中を、順不同で見せられている感じである。著者にはよくわかることであっても、読者がそれついていくのは大変である。
またこれは、たぶん訳者(および点検する編集者)の問題だろうが、日本語として理解できない箇所がある。その一例。
「一一二三年に、ヘンリー一世、つまりウイリアム一世の息子、ロベール二世の弟の廷臣の一人によって設立されている。」(128頁)。
私はここで読み続けることをあきらめた。
ヘンリー一世は、ウイリアム一世なのか。ウイリアム一世の息子なのか。ロベール二世なのか。ロベール二世の弟なのか。廷臣の一人でないことは想像できるが(日本語としてはこれもありうるが)。
くりかえすと、南極探検記としてもペンギン研究史としても、面白い本だと思う。忍耐強い、英国史にも堪能な読者なら楽しめると想像する。しかし私のような平凡な読者には、読み通すことは無理だった。
たぶん著者(原文)の問題だと思うが、現代の著者の活動や考えたことと、昔の探検家・研究者の話とが交替で出てくる。昔の話の途中に、さらにそれにまつわるもっと昔の話がでてくる。それに対して、著者の感想がはさまる。優秀な著者の頭の中を、順不同で見せられている感じである。著者にはよくわかることであっても、読者がそれついていくのは大変である。
またこれは、たぶん訳者(および点検する編集者)の問題だろうが、日本語として理解できない箇所がある。その一例。
「一一二三年に、ヘンリー一世、つまりウイリアム一世の息子、ロベール二世の弟の廷臣の一人によって設立されている。」(128頁)。
私はここで読み続けることをあきらめた。
ヘンリー一世は、ウイリアム一世なのか。ウイリアム一世の息子なのか。ロベール二世なのか。ロベール二世の弟なのか。廷臣の一人でないことは想像できるが(日本語としてはこれもありうるが)。
くりかえすと、南極探検記としてもペンギン研究史としても、面白い本だと思う。忍耐強い、英国史にも堪能な読者なら楽しめると想像する。しかし私のような平凡な読者には、読み通すことは無理だった。