題名を見ると、フェイスブックをやれば長生きできるのか？などとへりくつの一つも言いたくなるのですが…。そんな薄い内容ではありませんでした。
中身を読むと、その通りだなあ、と納得させられます。
ポジティブな思考、物事を達成する喜び、親しい人と触れある喜び、冗談を言って受けたときのうれしさ、知らない人から挨拶されたときの嬉しい気持ち、等々は、皆さん経験がおありと思います。
そして、こういった喜びが精神面で大いなる糧となっていることにも異存のない方が多いと思います。昨今は、この種の刺激が免疫力を上げ、健康に繋がるとも言われています。
ひとりで過ごしているとこういった刺激を受けることは難しいですが、友達が多ければ多いほどこの、健康的な刺激は増えていきます。つまり、多くの友人を持ち、人間的な触れあいが多いほど健康でいられる、ということになります。（まあ、単純に数さえ多ければ良い、というわけではないとは思いますが）
また、多くの人は職場という社会に属していますが、それ一辺倒になることなく、なるべく多くのコミュニティに所属することで、例えば仕事で大きなストレスを受けた場合でも、他のコミュニティで活躍することでリカバリーでき、精神的な落ち込み、そしてそれに起因する肉体的な不調を回避することができます。そして、当然ながらその基本となるコミュニティーは家族であり、家庭を大切にすることがとても大切です。
筆者は、日本人の男性はつながりの構築が苦手だと説きますが、確かにその通りだと思います。女性はライフステージの変化に伴って新たな人間関係を次々と構築していくのが得意なのに対して、私もそうなのですが、男性は、交友関係が学生時代、そして会社関係だけに限定されている人が多いと。
男性がそれを打破するには、町内会で役員になって積極的に活動するも良し、犬を連れて散歩して、「犬友達」を作るも良し、と色々なヒントがちりばめられています。
単に健康になる、というだけでなく、豊かな精神生活を送るために有益な内容だと思います。
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