１Ｑ８４―ＢＯＯＫ１〈４月－６月〉前編
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１Ｑ８４―ＢＯＯＫ１〈４月－６月〉前編 Audible版 – 完全版

村上 春樹 (著), 杏 (ナレーション), 柄本 時生 (ナレーション),
4.3 5つ星のうち4.3 355個の評価
すべての形式と版を表示
ひょっとしたら、と彼女は思う、世界は本当に終わりかけているのかもしれない。 夜空に不思議な月が浮かび、「リトル・ピープル」が棲む1Q84年の世界……深い謎をはらみながら、主人公・青豆と天吾の壮大な物語(ストーリー)が始まる。 1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれ、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
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  1. 再生時間
    10 時間 41 分
  2. 著者
    村上 春樹
  3. ナレーター
    杏すべてを表示
  4. 配信日(Audible)
    2023/1/31
  5. 言語
    日本語
  6. 制作
    Audible Studios
  7. ASIN
    B0BPXQZX8K
  8. バージョン
    完全版
  9. フォマット
    オーディオブック
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登録情報

再生時間 10 時間 41 分
著者 村上 春樹
ナレーター 杏, 柄本 時生
配信日(Audible.co.jp) 2023/1/31
制作 Audible Studios
フォマット オーディオブック
バージョン 完全版
言語 日本語
ASIN B0BPXQZX8K
ナレーションのアクセント Standard Japanese
Amazon 売れ筋ランキング - 5,290位Audibleオーディオブック (Audibleオーディオブックの売れ筋ランキングを見る)
- 399位文学・フィクション: 現代文学
- 2,505位全集・選書 (本)
- 68,541位文芸作品

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5つのうち4.3つ
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上位レビュー、対象国： 日本

ぴゃぴゃぴゃ
5つ星のうち5.0 文庫本6巻もの長編だけど、最初から最後までずっと面白かった。
2023年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公2人や登場人物が複雑に混じり合っていく。話の展開が全然読めないのが面白いところ。また最後は、ほどよく謎が残って余韻を楽しめる感じ。
それにしても、NHKの集金のノックはマジで怖い。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ちのひろう
5つ星のうち4.0 久しぶりの村上ワールド
2023年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い頃読んだきりで久しく著者の作品に触れていなかったが、先日テレビの村上春樹特集を見て、読んでない作品の中から手に取った一作。村上ワールド全開で、ストーリーもミステリーとは違った謎めいた展開で全く先が読めず。続きが楽しみです。。。
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川崎友彰
5つ星のうち5.0 村上春樹作品を久しぶりに読みました。
2022年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
村上春樹作品を久しぶりに読みました。10年ぶりくらいでしょうか。

自分が歳をとったので、もう肌に合わないかと思っていたのですが、面白かった。

続きも買って最後まで読みたいです。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Ｆｕｓａ．Ｍａｒｕ
5つ星のうち5.0 ユニークな登場人物が盛り沢山で楽しい
2021年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて、とてもユニークで濃いキャラクターの存在でとても楽しく止まらなくなります。ただ私は男性です。描かれている男性が持つ性的な深く強い暴力性が伝わって来て、目にしたくない物を眼前にした時のように気が滅入って来ました。ひたひたと知らぬうちに。これはどんな男も多かれ少なかれ内に持つものであると思います。それからは逃げることは、目を逸らすことは出来ない。これからストーリーがどんな展開になっていくのかワクワクします。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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k2
5つ星のうち3.0 助かりました
2017年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて作者の作品を読みましたが、読みやすい。それに安く買えて助かりました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Flora1223
5つ星のうち5.0 okkk
2020年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
之前先买了2 这次补上1
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Mdy
5つ星のうち4.0 図鑑を見ればすぐに分かるだろ
2023年12月7日に日本でレビュー済み
無粋な話なのですが、二つの月のことはその辺の本屋に駆け込んで図鑑を見ればすぐに分かるだろとイライラしながら読んでいました。作者もあえて触れないように注意深く書いていましたが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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himajin77
5つ星のうち5.0 1Q84でつくられる異次元世界と象徴的な二つの月が村上ワールドへと誘います。
2015年8月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何をいまさらの村上春樹なのですが、発売当初(2009年5月)に購読のチャンスがなくて現在に至っていました。本屋で何となく本をチェックしているうちに1Q84の文庫本を見て、読みたくなり全6巻をまとめて購入。
「タクシーのラジオは、FM放送のクラシック音楽を流していた。曲はヤナーチェクの『シンフォニエッタ』。渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ。運転手も特に熱心にその音楽に耳を澄ませているようには見えなかった。」
冒頭の文章で始まるこのくだりは、印象的で特に記憶に残っています。この本を読んだ方はよくお分かりのことと思います。読んでない方には、この長編小説のストーリーをお話するにはボリュームがありすぎてうまくダイジェストできませんので詳しくはwebで閲覧ください。

同級生だった小学校のころに別れることになった主人公の二人、スポーツ･ジムの女性インストラクターで時に闇の仕掛人である「青豆雅美」と予備校の数学講師、「川奈天吾」が29歳になって異次元世界･パラレルワールドである1Q84年に迷い込んで、強大な宗教カルト集団「さきがけ」との間でストリーは展開していきます。様々な登場人物を介して繰り広げる壮大な恋愛スペクタクルとでもいえるのでしょうか。

村上春樹氏の音楽的感性の高さについては語るまでもなく、すごい人だと思います。彼の作品でイラストレイターの和田誠氏との共作になる「ポートレイト･イン･ジャズ」は私の愛読本で、本が傷まないように皮のハード･カバーを付けてよく持ち歩いています。それによると、彼は20代のころに水道橋のジャズ喫茶でアルバイトをしていたそうでジャズの知識は相当なものなのですが、クラシックについても作品に出てくる楽曲の数々や小澤征爾氏との対談本も内容が深く、その博識が作品に彩を与えています。

　私はこの作品を読むまで、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』を知りませんでした。さっそくYoutubeで探して聴いてみたのですが、冒頭の打楽器音がとても印象的な楽曲です。1曲が30分弱ほどの演奏時間で、この曲をBGMにして「青豆」は自己の筋肉ストレッチングをワン･セット終えるということでその姿を何となくイメージしていました。

　これ以外にも、作品に登場する文化･風俗は枚挙にいとまがなく私自身にもいろいろな教養素材を注入していただけます。

　ロシアの小説家、アントン･チェーホフの長編紀行文「サハリン島」、リヒャルト･ワーグナー「神々の黄昏」(ニーベルングの指輪)、バッハ「平均律クラヴィーア曲集」、「マタイ受難曲」、ルイ･アームストロング、ソニー＆シェール、ローリング･ストーンズ、坂本九等々、CDやLPを棚からひっぱり出してきて、登場曲を実際に鑑賞しながらまた本を読むということをやっていました。

　「1Q84」についてはいろんな書評があって、登場人物に現実感がないとか、技巧に走りすぎるとかあまり芳しくないものもありますが、人物の行動の必然性や背景をしっかり理解しているのか疑わしい評価もあって、人気作家であるが故の有名税なのかと思います。前述のヤナーチェクの『シンフォニエッタ』を「1Q84」を読んではじめて聴いたという人が世界中に数多くいるのも事実です。世界に広がる「ハルキスト」だけでなく、村上ワールドに接した人たちに有形無形の文化を構築しているのもまた事実だと思います。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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