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エクソフォニー――母語の外へ出る旅 (岩波現代文庫) 文庫 – 2012/10/17

4.3 5つ星のうち4.3 71個の評価

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エクソフォニーとは、ドイツ語で母語の外に出た状態一般を指す。自分を包んでいる母語の響きからちょっと外に出てみると、どんな文学世界が展けるのか。ドイツ語と日本語で創作活動を行う著者にとって、言語の越境は文学の本質的主題。その岩盤を穿つ、鋭敏で情趣に富むエッセーはことばの世界の深遠さを照らしだす。(解説=リービ英雄)

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2012/10/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4006022115
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4006022112
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.1 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 71個の評価

著者について

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多和田 葉子
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【著者紹介】

多和田葉子(たわだ・ようこ)

小説家、詩人。1960年3月23日東京都中野区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。

1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞を受賞。2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数。2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞。2018年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門受賞。

著書に『ゴットハルト鉄道』『飛魂』『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』『旅をする裸の眼』『ボルドーの義兄』『百年の散歩』『地球にちりばめられて』などがある。

ヨーロッパ、アメリカ、アジアでこれまで700回以上の朗読会を開いている。アメリカではスタンフォード大学、コーネル大学、マサチューセッツ工科大学など1999年以降多数の大学に招かれ、数日から数ヶ月滞在。著作は日本語でもドイツ語でも20冊以上出版されており、フランス語訳、英訳の他にも、イタリア語、中国語、ポーランド語、韓国語、ロシア語、オランダ語、スェーデン語、ノルウェー語などの翻訳が出ている。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
71グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
母語以外の言葉で創作を行うというと、バイリンガルだの、世界をまたにかけた国際XX者、なる陳腐な形容詞が連想されるが、ここでいうエクソフォニーとはそれとはまったく次元の違う、むしろインターナショナルとは対極にあるローカリズムを(母語以外の)それぞれが選んだ居場所で極めようとしている創作者たちを主にさしているように思われた。

第一部は世界各地で著者が邂逅したエクソフォニー( exophony、 カタカナにすると字面が悪いのは残念だが)たちの多種多様な背景やそこから派生する著者の思いが、まるで博物辞典や紀行文を読むように面白い。そのなかでも日、独のいずれの言語でも優れた創作活動を行うご本人は稀有な存在であることに気付かされる。エキフォニー equiphony(これは英語的にまずいが)とでもよべばいいのだろうか。

第二部は彼女が自ら飛び込んだドイツ語空間での言語との向き合い方(「外国語に浸っていると新しい言語体系を受け入れるために、母語の基盤となっている理論が崩れ新しい自分が生まれてくる、そして外国語で書かずにはいられなくなる」)が具体的に描かれている。創作活動とはいかないまでも日常レベルで母語以外で自己表現をせざるを得ない経験を持った読者には首肯する点も多いのではないだろうか。また彼女のドイツ語、日本語を問わず言葉への偏愛といっては失礼かもしれないが、探求心がよく理解できる。
 
特に興味を持ったのは、母語者にとって母語は馴染みのレストランで出てきた料理やお惣菜のように何の疑問も持たずあたりまえのように片付けてしまうが、外からやって来たものにとっては個々の材料は何だろうか、違う組み合わせ、味付けでで料理したらどんな味になるだろうか、といろいろ発想できるという点。翻って母国語空間を長い間離れると母語に対してもすんなりと受け入れることができず外国語に対すると同様にあたかも解剖学的な目で立ち向かいがちであるが、それは異常なことではなく寧ろ文学者としてのエクソフォニーの責務であるという主張。

そしてエクソフォニーから見た翻訳、そしてその限界についての複雑な考え方(この世の中に全く正しい翻訳というものはあり得ない。但し誤訳という存在にも様々な種類、意味があり文学に幅を与えてくれるという趣旨、と理解した。)。

私はたまたま、「献灯使」の英語版 Emissary,日本語オリジナル版、そして本書という著作順としては逆の読み方をしたのだが、同作中の主人公、無名少年によるある種しつこいほどの言葉遊び、作品に対する一部英語、日本語読者双方からの的はずれかともとれる辛辣なレビュー、英語翻訳版を読んだ後のモヤモヤした感覚への答えがここにあったのかという満足感を得た。

作者の比喩を借りれば、我々が世界文学として解ったつもりになっている外国作品は日本語の海には棲息しない海外産のブランド魚を輸入し翻訳家という調理師が日本人読者の口に合うよう料理、味付けしたものを食してあれこれ評価しているだけであり、その過程で原語読者のみが理解できる微妙なニュアンス、暗喩,文体、韻等がそぎ落とされてしまうため、現地で味わうものとは別物になってしまう。これは日本語作品を翻訳で読む外国の読者にも言えること。更に世界中には様々な深い海溝でわれわれの網には決してかからない興味深い魚がたくさん活動していることを再認識させてくれる。

言語に独特なこだわりを持つ彼女にとってドイツ語で表現した作品がドイツ人に評価され、日本語での作品が日本人読者に評価されるのは当然喜ばしいものだろうが、果たして世界文学としてその他の言葉に翻訳され評価されることについてはどう思っているのだろうかと疑問を持ってしまう。( 本著がドイツ語で出版されているのか、もしそうであれば読者の反応は、と興味があるが、残念ながらドイツ語の読めない私には知る術もない。)仮に将来、一部読者が期待しているようにノーベル賞を受賞しても、彼女自身は、翻訳版を読んだだけの読者には作品の本質はわかるものかと心のどこかで醒めた気持ちを感じるのではといらぬ想像までしてしまう。

リービ英雄氏の解説も非常に良いが、近年台湾出身で芥川賞を獲ったもうひとりのエクソフォニ-李琴峰氏の本作品への感想も聞きたいと思った。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良好な状態で着いた
2020年6月2日に日本でレビュー済み
多和田葉子(1960年~)氏は、早大文学部ロシア語学科卒業後、ドイツ・ハンブルクの書籍取次会社に入社し、ハンブルク大学大学院修士課程を修了。1982~2006年ハンブルク、2006年~ベルリン在住。1987年にドイツで2ヶ国語の詩集を出版してデビュー。チューリッヒ大学大学院博士課程(ドイツ文学)修了。ドイツ語でも20冊以上の著作を出版し、それらはフランス語、英語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、スウェーデン語、中国語、韓国語などにも翻訳されている、本格的なバイリンガル作家。1993年に芥川賞、2016年にはドイツの有力な文学賞クライスト賞を受賞。今や日本人で最もノーベル文学賞に近い作家との声もある。
私は、書物は好きだが、大半はノンフィクションで小説は殆ど読まないため、多和田葉子の名前は知ってはいたものの、著書を読むのは本書が初めてである。
本書を読んでまず感じたのは、「母語の外に出る」ことによって、こんなにも広く、深い視点・感覚があるという新鮮な驚きだった。人間が母語ではなく外国語で書くということは、当然ながら昔からあったが、それは通常、移民やクレオール、あるいは在日、ポストコロニアルのように、政治や経済、つまり「外的」な要因によって生じたものであった。しかし、多和田葉子がドイツ語で書き始めたのはそうした理由からではなく、外国語によって自己表現や他者表現をすることに対する「内的」な衝動に突き動かされたもので、そこから生まれ、広がる様々な発見、疑問、洞察が、本書にはこれでもかと綴られているのだ。
また、多和田氏は、本書のアプローチについて、当初は「移民文学」「越境」「クレオール」「マイノリティ」「翻訳」などの抽象的なキーワードを軸に書こうとしたが、上手く行かないので、自らが世界各国を旅する中で、そこで得られた様々な気付きを綴るというエッセイの形式をとったと言っているが、そのおかげで、読む側にとっても、必ずしも身近とは言えないテーマにも関わらず、読み易いものになっていると思われる。
私は、1990年代にヨーロッパで、ドイツ語、スイス・ドイツ語、英語の中で生活をした経験があり、第一部の「バーゼル」の篇で出てくる、ドイツとスイスにおけるドイツ語の違いや、4つの公用語(ドイツ語・フランス語・イタリア語・レトロ―マン語)を持つスイスの日常、また、第二部「ドイツ語の冒険」に出てくる様々なドイツ語の表現などは、肌感覚で理解でき、興味深く読むことができたが、全篇を通して語られていることは非常に深遠で(難解ということではないと思うのだが。。。)、著者の意図をどこまで汲み取れたかは正直心許ない。時を置いて、再読してみたいと思う。
「母語の外に出る旅」。。。学校教育で外国語を習ったり、ビジネスで使うために外国語を習得する限りでは、ほぼ意識することすらない視点での、新たな旅の扉を開いてくれる一冊と思う。
(2020年6月了)
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語を学び、外国文学を研究し、教師として半世紀、引退した今、この本を読んで、言葉とはなにか、外国語を修得するとはなにか、を改めて考えこまされている。みごとな視点、みごとな観察。多和田文学を読み、考えることがこれからの暮らしの大きな柱になる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
母語の外という発想が新鮮。あちらの世界では当たり前なのでしょうが。
一部と二部に分かれていたが、いずれかのみで良かったのでは?
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月6日に日本でレビュー済み
第一部 母語の外へ出る旅
1 ダカール エクソフォニーは常識
2 ベルリン 植民地の呪縛
3 ロサンジェルス 言語のあいだの詩的な峡谷
4 パリ 一つの言語は一つの言語ではない
5 ケープタウン 夢は何語で見る?
6 奥会津 言語移民の特権について
7 バーゼル 国境の越え方
8 ソウル 押し付けられたエクソフォニー
9 ウィーン 移民の言語を排斥する
10 ハンブルク 声をもとめて
11 ゲインズヴィル 世界文学,再考
12 ワイマール 小さな言語,大きな言語
13 ソフィア 言葉そのものの宿る場所
14 北京 移り住む文字たち
15 フライブルク 音楽と言葉
16 ボストン 英語は他の言語を変えたか
17 チュービンゲン 未知の言語からの翻訳
18 バルセロナ 舞台動物たち
19 モスクワ 売れなくても構わない
20 マルセイユ 言葉が解体する地平

第二部 実践編 ドイツ語の冒険
1 空間の世話をする人
2 ただのちっぽけな言葉
3 嘘つきの言葉
4 単語の中に隠された手足や内臓の話
5 月の誤訳
6 引く話
7 言葉を綴る
8 からだからだ
9 衣装
10 感じる意味

著作リスト

解説・リービ英雄
2018年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本のタイトルを見た時、音楽用語のポリフォニーを思い浮かべたが、読むと、どうもその類語ではないらしい。著者によれば、「母語の外に出た状態」を言う造語らしい。言葉はわるいがすこし胡散臭い気持ちで読み始めたことを白状しなければならない。しかし、ダカールから始まる、著者が旅した都市名を章立てとして書かれた短文のエッセーに一気に引き込まれてしまった。読んでいくうちに分かったことは、著者の興味が「母語の外に出てしまうこと」でもないらしい、ことだ。「母語」と「母語の外」との間の空間みたいな部分を楽しんでおられるらしい。著者の場合は、日本語とドイツ語、それぞれで小説をなしておられるが、2か国語で書くという行為以上にその間を行き来する状態の方(空間)に魅力があるらしい。なかなか自分に置き換えて感じることは難しいが、著者の発見した「母語から外に越境する」過程の不思議な状態は理解できる気がしてきた。読み終わると、固定観念から自分の感覚が少し研ぎだされた感じがした。ふと、難解といわれるステファヌ・マラルメのことを思った。彼は、母語(フランス語)から母語のまま母語の外に出ようとしたのではないかと。「エクソフォニ―」ということがしばらく尾を引きそうだ。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年3月7日に日本でレビュー済み
冷たさが出ている