著者が2008年にPHP新書から出した『カラー版「懐かしの昭和」を食べ歩く』が元になる書であり、同書に掲載されていたお店について10年を経て再取材を行い、その内容を再構成したものが主となる。
文中に「取材当時」や「故人」といった記述があることが目に付く。取り上げられるのは、いわゆる老舗とされる飲食店だが、10年の月日の流れはそれだけ大きいということだろう。あとがきには、「あらためて巡り直して、閉店となっている店もあった。老舗というのは新規開店の店よりはるかに強いものだが、後継者がいない、コロナ流行に勝てなかった店もある。経営が変ったり、あまりに手広くチェーン化したり、評判が落ちた店もあり、それは外した。その代わり、私の行きなれた、記憶に残る店を新しく紹介した。」とあり、前著からそれなりに対象となる店は入れ替わっているようである。
紹介されるお店にも歴史があり、それを読めるのが本書の特徴である。もちろん、お店で提供されている料理なども紹介されているので、読書中で一度食べてみたくなることが何度もあることだと思う。そういう要望も見越してか、いずれのお店についても住所が記載されており、実際に気になったら現地に赴くことも可能。著者はグルメガイドではないとしているが、十分にグルメガイドとしても使える一冊である。
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昭和・東京・食べある記 (朝日新書) 新書 – 2022/2/10
森まゆみ
(著)
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東京には昭和のなつかしさ漂う名飲食店があちこちに。「安くてうまい料理」と、その裏にある、作る人・食べる人が織りなす「おいしい物語」を作家で地域誌「谷根千」元編集者の著者が食べ、かつ聞き歩く。これぞ垂涎の食エッセー。
- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2022/2/10
- 寸法17.2 x 10.7 x 1.55 cm
- ISBN-104022951648
- ISBN-13978-4022951649
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出版社からのコメント
東京には昭和のなつかしさ漂う名飲食店があちこちに。「安くてうまい料理」と、その裏にある、作る人・食べる人が織りなす「おいしい物語」を作家で地域誌「谷根千」元編集者の著者が食べ、かつ聞き歩く。これぞ垂涎の食エッセー。
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2022/2/10)
- 発売日 : 2022/2/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4022951648
- ISBN-13 : 978-4022951649
- 寸法 : 17.2 x 10.7 x 1.55 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 440,611位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2022年2月14日に日本でレビュー済み
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2022年7月7日に日本でレビュー済み
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都内の長く続くおいしいお店を知りたくて購入。まず、とても残念なのが挿絵(写真)のお料理やお店の写真がモノクロな事。ご飯を楽しみに購入する本ではなくて、あくまで読み物として購入するものですね。私がまちがえておりました(汗)
2022年2月26日に日本でレビュー済み
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タイトルは食べある記 となっているが、それぞれの店の料理に関する記述は少ない。記載内容のほとんどが店の歴史の記述に割かれている。店主へのインタビューは丁寧で十分に読ませる。
ひとつ苦言を呈するとすれば、『味の記述』がないのであればこのタイトルは適正ではない。
また帯にも〜美味し夏か『昭和』を食べつくす〜とある。恣意的にグルメ本と誤認させていると批判が出ても反論できない。
タイトルだけが良心的でないのが残念。
ひとつ苦言を呈するとすれば、『味の記述』がないのであればこのタイトルは適正ではない。
また帯にも〜美味し夏か『昭和』を食べつくす〜とある。恣意的にグルメ本と誤認させていると批判が出ても反論できない。
タイトルだけが良心的でないのが残念。
2022年8月29日に日本でレビュー済み
老舗店のエピソードが満載で、読み物としては楽しめたが、都営大江戸線に新宿三丁目駅はないし、小田急線に初台駅はない。ロシア料理店スンガリーの店名の由来となっている川の名は鴨緑江ではなく、松花江だろう。何度も手を変え品を変えて刊行されているもののはずなのに、校閲がゆきとどいていないようなのが残念。
2022年6月23日に日本でレビュー済み
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下町の名店を巡る美味しい書き歩き。そこには料理の味の卓抜さだけではなく、お店の歴史が聴き込まれている。歴史ある老舗ばかりなので、どのお店も東京大空襲や関東大震災を乗り越えての今がある。その危機を乗り切るための家族親族の絆や地域や従業員の支えがあった。そして再開を求めるお客さんの声。ここに書かれているのは、メニューには載っていないお店の自分史だ。過日に著者とお会いする機会があった。谷根千を紹介するシンボルとも言える存在である。物腰柔らかく、深い教養に満たされた方であった。ご本人も本書について、料理の紹介というよりも、お店の歴史について書いたとおっしゃっていた。並みの食レポとはレベルが違う。そこにはやはり取材ありき、そして培ってきた社会的な文化の蓄積がある。尚、本書は2008年に刊行された書籍の2022年改訂版。13年の間に閉店したお店もあれば、代替わりしたお店もあるので、著者と編集者が改めて巡回した労作である。