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インドネシア ──世界最大のイスラームの国 (ちくま新書) Kindle版

4.1 5つ星のうち4.1 55個の評価

世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアは、独立後、シャリーア(イスラーム法)を国法としない共和国となった。しかし、教義に厳格なムスリムと、より柔軟に教義を解釈するムスリムの溝は埋まることはなかった。そのなかで人々は何を考え、どのような社会を創り上げたのか。インドネシアに計8年間暮らし、その文化と宗教を研究してきた社会人類学者が、綿密なフィールドワークで得た多様なムスリムの声とともに、教義と実践の狭間で揺れる大国の論理と実態を描きだす。
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。

商品の説明

著者について

加藤 久典(かとう・ひさのり) 1964年生まれ。中央大学総合政策学部教授。専門は宗教社会人類学、東南アジア地域研究、比較文明学。1990年から2009年までアメリカ、インドネシア、オーストラリア、フィリピンなどで暮らす。シドニー大学人文学部大学院にて修士号、博士号(Ph.D)を取得。著作に「Agama dan Peradaban」(『宗教と文明』、PT Dian Rakyat、2002年)、 Islam di Mata Orang Jepang(『日本人からみたイスラーム』、Buku Kompas、2014年)、The Clash of Ijtihad(共編著、ISPCK、2011年)、『文明の未来』(共著、東海大学出版部、2014年)、『アジア的融和共生思想の可能性』(共著)、中央大学出版部、2019年)などがある。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B09BJ64V8W
  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2021/8/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/8/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 12316 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 266ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 55個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
55グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インドネシアは多民族国家であり、多文化社会である。
イスラームは欧米となぜ摩擦が起こってしまうのか。グッと府に落ちるものがありました。
日本もインドネシアを見下す事はせず、学ぶ事がきっとあると思います。
素晴らしいと思いますよ。良書でした。
2021年11月4日に日本でレビュー済み
本書の副題が「世界最大のイスラームの国」となっている通り、ひたすらインドネシアでのイスラームのあり方、ひいては「イスラーム=危険な宗教、は誤解である」について書かれた本(逆に言えば、天然資源、産業構造といった内容はほとんどない)。

 インドネシアは、人口2億7千万人の約9割がイスラーム教徒。独立時の建国理念(パンチャシラ)も多文化主義であり、土着文明とイスラームが共存する世俗国家である。多様な民族を抱え、また、イスラーム商人などを通じた間接的な改宗経緯だったせいもあろう。

 本書では、スハルト政権期(1966~1998)を中心に取り上げる。独立後20年間大統領を務めた初代スカルノが次第に共産主義に接近する中、1965年のクーデター未遂事件を契機としてスハルトが第2代大統領に就任。独裁政権ではあったが、冷戦期の中、反共路線により西側諸国に接近して経済発展を目指した。華僑と協力し、基本的にはイスラーム勢力は政治経済的には抑え込まれていた。

 1997年のアジア通貨危機でスハルト政権が崩壊したため、イスラーム勢力が政治的に表に出られるようにはなった。インドネシア内でも、教条主義者(いわゆる原理主義者)と自由主義者との軋轢はあるものの、大勢は「多文化主義、少数派との共存」。著者は、第4代大統領にもなったアブドゥルラフマン・ワヒド(通称グス・ドゥル)を高く評価している。

 本書各所にコーランが引用されている。ただ、現代社会にはコーランを読んでも解決策が見つからない問題が多数ある。例えば原子力発電。そういった際に方向性を決めるのが、イスラーム法学者ウラマたちが発するファトワ。これまで国際紛争のニュースで見聞きしたファトワはゴリゴリのイメージがあったが、通常はそうでもなさそうだ(問題次第か)。
 ところで、イスラーム国(IS)はインドネシア国内ではどう受け止められているのか。コーランには「敵と戦え」とあるが、他方で「相手が止めたなら、こちらも止めろ(やり過ぎるな)」もある。したがって、「(殺戮を繰り返す)ISは非イスラーム的である」。ただし、欧米諸国もこれまでの歴史、自らのご都合主義に頬かむりするな、ということ。
 シャルリ・エブド襲撃事件にしても、「テロ行為は正当化できるものではないものの、イスラームを行動の規範として生活している人々がいることを真摯に理解する姿勢も必要」なのであろう。

 そもそも本書を手に取ったきっかけは、先月読んだ「経済は統計から学べ」(宮路秀作、2021、ダイヤモンド社)の中に、人口構成や資源等から、「今後の有望国はインドネシアと考えられる」旨の記述があったからである。投資とは直接の関係はなかったが、興味深い内容であった。★4
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仕事で新たにインドネシアと関わることになり、インドネシアについて学びたいと、関連書籍を探してましたが、
インドネシアの宗教、国民性、近代史を網羅した良いものがないと不満に思っていたところ、この本に巡り合え大変幸運でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予約販売に申し込み届くのを楽しみにしていましたが、予定より早く届き一気に読みました。今まで遠くにありあまり興味のなかったインドネシアをとても身近に感じることが出来ました。著者がしっかりインドネシアについて研究して情熱を持っていることが伝わってくるものでした。説明もとてもわかり易かったです。ただ、内容をきちんと理解していくにはある程度の知識は必要かと思いますので、これをきっかけにしてインドネシアについてもっと勉強してから何回もまた読み返して行こうと思います。著者も後書きで記載しているように日本人は私も含めてきちんとインドネシアについて理解していないことが多いのでまずはきちんと理解することから始めたいと思います。私自身もインドネシアについて誤解していた面も多くそれに気づかされた面も多いです。特に宗教についてですが、寛容性なども十分あるようでここも取り違えていました。コロナ禍の助け合いも宗教を超えているようで、日本と似ている面もあるのだと認識させられました。今まで遠くにあった国のことを身近に感じさせてくれてかつ豊富な知識を与えてくれたこの書物にとても感謝しています。これを機会にもっとインドネシアが日本にとって身近になると良いと思います。偏った面からではなくきちんと研究された中からわかりやすく書かれていますので、インドネシアに興味のある方にも興味もない方にも是非お薦めの書物だと思います。コロナ禍の中大変なことが多い昨今ですが、こうした良書を読むことで知識を増やしていくことでこうした辛い時期もプラスに変えることが出来るように思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月30日に日本でレビュー済み
さすがちくま新書の本、コンパクトな新書ながらも読み応えがある本だった。
本書はインドネシアの政治史、とりわけ宗教との関係について書かれた本、うん、読んでよかったね!
2021年11月14日に日本でレビュー済み
インドネシアは、世界最大のイスラム人口を擁する。
しかし、ある意味日本同様、他宗教にも寛容だ。
著者はそれを「地球の縮図」と書く。

イスラムは排他的でも暴力的でもないはずなのに、
なぜ欧米と摩擦が起こるのだろうか。
そして、なのになぜ他宗教に寛容なのだろうか……

本書は主にこの点にフォーカスした貴重な一冊。

「イスラム社会」「ムスリム社会」の違いも腑に落ちた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月11日に日本でレビュー済み
インドネシア社会とイスラームの関わりについて誰でもわかるように説明してくれています。
著者の現地調査に基づいた考察になっていることも他の書籍とは異なる点でした。
インドネシア駐在予定の方、将来旅行等で滞在してみたい方、インドネシア社会に興味がある方には是非この本を読んでいただいてから、現地へ赴いていただくことをおすすめします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年11月13日に日本でレビュー済み
今まで何度か仕事で行って感じたモヤモヤが一気に解消された素晴らしい本だ。私が行ったのは仕事でジャカルタ近辺のみだが、タイやベトナムと同様に気持ち良く過ごせるし、周りの人々が明るくて親切。不便なのは道路がメチャ混みなのとビールが買いにくいことぐらい。でも何かモヤモヤとしたものが心に残る。人の視線や時々見かける武装警官など。イスラムの国であることはもちろんわかっていたつもりだが、アラブのイスラムの国々と違い、飽くまで宗教の自由を掲げて、それを今日まで護り通している。そこにある多くの軋轢や諍いの中で、国民が論争し、選択してきた長い道のりがこの本に詳しく書かれている。一気に読了した。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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