アニメの方がとても良かったので、興味が湧き、こちらも購入しました。
普段使わない表現が多く、都度調べながら読みましたが、結果、勉強にはなりました。
アニメ版に比べて最後は急な感じはしましたが、作品自体はとても良かったと思います。
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86―エイティシックス― (電撃文庫) Kindle版
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そう――表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2017/3/10
- ファイルサイズ9145 KB
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登録情報
- ASIN : B06XCCZD3M
- 出版社 : KADOKAWA (2017/3/10)
- 発売日 : 2017/3/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 9145 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 345ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 15,593位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 274位電撃文庫
- - 2,993位ライトノベル (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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イメージ付きのレビュー
5 星
文章表現の巧さと心情描写の美しさに惹かれる作品
亡国のアキトのパクリとの事で、検証。主人公の名前 亡国のアキト(アキト)→本作(シンエイ=ノウゼン)ヒロインの名前 亡国のアキト(レイラ)→本作(ヴラディレーナ=ミリーぜ(レーナと呼ばれる))ストーリー 亡国のアキト (植民地化し、差別された日本を舞台に主人公たちが壮大な反乱を起こす作品)→本作 (差別する側であるレーナと高い壁(物理的にも、心情的にも)に隔てられた差別される側の有色人種たちの交流、戦闘、そして国の知られざる悪行を通じて互いに認め合い、成長する一種の人間ストーリー。)ラブコメや異世界ハーレムものをメインに読んでる方だと少々読み取り切れない部分が多いと思いますし、一般文庫をよく読まれる方だと重箱の隅をつつくような(メインはそこでは無い)日本語の違和感がネックになってくるかと思いますが、ストーリーは一般文庫、ラノベ問わず最高の出来と言えますのでそこに重きを置くべきではないかな、と。結論頭でっかちには重箱の隅が気になる病気にかかるので、ラノベは読むな。逆に、ラノベの中でも比較的難度の低いものを読んでる人は理解出来ない報告で星一にするな。ネタバレ防止のため内容を書くことは出来ませんが、何度も読み返したくなるほどの作品です。これが1000円以下で買える現代は素晴らしい。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月25日に日本でレビュー済み
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2023年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ネタバレです。
迫害している者とされている者という設定も面白い。
アルミの棺桶という設定も良い。
主人公の一方が迫害している者という設定も良い。
それでも二人が愛し合うというのも面白い。
主人公二人が顔を最後まで合わせないというのもいい。
「先に行きます」「置いて行かないでください」も色々な意味にとれていい。
ラストも面白い。
確かに無理矢理纏めた感じはあるけど、スピード感があってこれだけで良かった気がする。
続編は要らなかったのでは?
もう十巻まで読み進んでますが。
一巻がベスト、絶対ベスト。
迫害している者とされている者という設定も面白い。
アルミの棺桶という設定も良い。
主人公の一方が迫害している者という設定も良い。
それでも二人が愛し合うというのも面白い。
主人公二人が顔を最後まで合わせないというのもいい。
「先に行きます」「置いて行かないでください」も色々な意味にとれていい。
ラストも面白い。
確かに無理矢理纏めた感じはあるけど、スピード感があってこれだけで良かった気がする。
続編は要らなかったのでは?
もう十巻まで読み進んでますが。
一巻がベスト、絶対ベスト。
2023年3月13日に日本でレビュー済み
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好き嫌いはあると思いますが、私はとても面白かったです。世界観も好きなので、今後も楽しみです。
2024年3月27日に日本でレビュー済み
アニメから来ました。
面白いレビューがあったので、どんなものかと思い購入しました。
まだ途中ですが、独特な言い回しやツッコミを入れたくなる文が散見されます。まさにレビューにあったとおり!でもストーリーは面白い。
期待を込めて星4!
面白いレビューがあったので、どんなものかと思い購入しました。
まだ途中ですが、独特な言い回しやツッコミを入れたくなる文が散見されます。まさにレビューにあったとおり!でもストーリーは面白い。
期待を込めて星4!
2022年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容以前に。
ゼロ(〇)とマル(○)が混同してるの、どうにかして欲しい。
表示フォントによってはマルが小さく表示されるので「八〇〇○」とか読みづらい。
校正入らなかったのかな…。
内容はあまりに殺伐としているからそういうのに耐えうるメンタルをお持ちの方なら読めるかな。
虐げられてきた“人”達がそれでもただうずくまるのではなく、反骨精神と諦観とを綯交ぜにした複雑な生き様を見せる。
どんな風に生きたいか、よりも、どんな風に死にたいか、を見据えて進む少年少女達の姿に感情を揺さぶられた。
希望を見出すのが難しい状況なのに、小さな喜びや楽しみが、人の優しさや温かさが感じられたことが、個人的にとても救いになった。
アニメから入って原作小説に手を出したけど、耳から入る言葉が、文字として視覚から入る言葉にちゃんとリンクしたので、原作読んで良かったと思った。
気になるアニメの続きも今度は一足先に読めそうだし。
あ、あと、読める漢字にもルビが振ってあるのは逆に邪魔だなぁと感じる。
そんなに低年齢向けでもない気がするのに何故…。
ゼロ(〇)とマル(○)が混同してるの、どうにかして欲しい。
表示フォントによってはマルが小さく表示されるので「八〇〇○」とか読みづらい。
校正入らなかったのかな…。
内容はあまりに殺伐としているからそういうのに耐えうるメンタルをお持ちの方なら読めるかな。
虐げられてきた“人”達がそれでもただうずくまるのではなく、反骨精神と諦観とを綯交ぜにした複雑な生き様を見せる。
どんな風に生きたいか、よりも、どんな風に死にたいか、を見据えて進む少年少女達の姿に感情を揺さぶられた。
希望を見出すのが難しい状況なのに、小さな喜びや楽しみが、人の優しさや温かさが感じられたことが、個人的にとても救いになった。
アニメから入って原作小説に手を出したけど、耳から入る言葉が、文字として視覚から入る言葉にちゃんとリンクしたので、原作読んで良かったと思った。
気になるアニメの続きも今度は一足先に読めそうだし。
あ、あと、読める漢字にもルビが振ってあるのは逆に邪魔だなぁと感じる。
そんなに低年齢向けでもない気がするのに何故…。
2021年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
虐殺、という言葉の意味を考えることは少ない。
そもそもその言葉が語られる時、僕らはその場面を想像することはできても、その惨状に伴う感情がどこに行くのかを語ることは難しい。それは全てフィクションであり、かつて虐げられた人たちの言葉を拾ってそこからそこに何があったのかを思い起こしてできうる限りにリアルなものにまとめ上げていくくらいしかできないだろう。
この作品はそういう意味ではある程度成功しているのではなかろうか。
物語としては一巻完結である。どうやら小説はこの後も人気を博して続刊が出たらしいが、物語は一度この巻で完全に閉じる。つまり、きれいにおわっている。故に、アニメもこの一巻でまとめてくるものと思われる。
お話の構造としてはほぼ全滅エンドであり、そのことを先に知らないで最後まで読み進めた時、キャラが死ぬということに抵抗を覚える人たちは少なからぬ苦痛を読後に引きずることになる。だから読後の評価がこの作品において思ったよりも低めに感じるのは仕方がないことなのだろう。
ちなみに、ヒロインのお父様の名前は、元チェコ初代大統領、故ヴァーツラフ・ハヴェルからとっていることは疑いの余地もない。題だけはみんななんとなく知っている「力なきものたちの力」
おそらく作者は作品を精読はしていない。ただその異様な題から力をもらったことは間違い無いだろう。そして、スローガンを掲げるものとそのものが持つ疑問、という構図だけはきっちりととっている。差別と抑圧、というテーマについて真剣に考えたい人は、こちらを手に取って読んでみるのも悪くないだろう。
「権力者はア・プリオリに無罪である」
この言葉が真に実行される時、人類はその暴力に抗うために「違うと思ったらちがうと言い続けなければならない」
本質的な力は小さな抵抗の輪から生まれる。それは暴力では決してなし得ない。それこそが力なきものたちの力である。
そこにおいてハヴェルのそれとこの本は全く考えを共にしていないが、そこはライトノヴェルとして楽しんでもらうしかない。物理的な戦いは外部との闘争であると同時に、内部の葛藤の克服にも通じる。あくまで人がそれを認識した時のみですが。
問題提起にはならないだろう。だが、虐殺と迫害が本質としていかなる思考を含んでいるか、つまり人を人と看做さない己の思考を人が鑑みる一つの機会として、この作品が全世界で視聴されることを歓迎する。
ある種の毒、ある種の薬のようなものである。こうした人を人と看做さない思考は、実は誰もがどこかでやっている行為であることを、ふっと思い出すきっかけとなる、そういう意味ではライトノヴェルらしくないテーマに、しかし伝統的には南総里見八犬伝から始まり日本のお家芸であるようなジャンルとも言えるこの作品は、やはり愛すべきところが沢山ある、良作と言えるでしょう。
人として生き、人として死ぬ。
それは実は全く当たり前ではないというのは、日本のライトノヴェルにおいて、永遠のテーマの一つなのです。
楽しんでください。楽しみましょう。
そして、機会があったらもう一人のヴァーツラフの話を読んでみてね。
そもそもその言葉が語られる時、僕らはその場面を想像することはできても、その惨状に伴う感情がどこに行くのかを語ることは難しい。それは全てフィクションであり、かつて虐げられた人たちの言葉を拾ってそこからそこに何があったのかを思い起こしてできうる限りにリアルなものにまとめ上げていくくらいしかできないだろう。
この作品はそういう意味ではある程度成功しているのではなかろうか。
物語としては一巻完結である。どうやら小説はこの後も人気を博して続刊が出たらしいが、物語は一度この巻で完全に閉じる。つまり、きれいにおわっている。故に、アニメもこの一巻でまとめてくるものと思われる。
お話の構造としてはほぼ全滅エンドであり、そのことを先に知らないで最後まで読み進めた時、キャラが死ぬということに抵抗を覚える人たちは少なからぬ苦痛を読後に引きずることになる。だから読後の評価がこの作品において思ったよりも低めに感じるのは仕方がないことなのだろう。
ちなみに、ヒロインのお父様の名前は、元チェコ初代大統領、故ヴァーツラフ・ハヴェルからとっていることは疑いの余地もない。題だけはみんななんとなく知っている「力なきものたちの力」
おそらく作者は作品を精読はしていない。ただその異様な題から力をもらったことは間違い無いだろう。そして、スローガンを掲げるものとそのものが持つ疑問、という構図だけはきっちりととっている。差別と抑圧、というテーマについて真剣に考えたい人は、こちらを手に取って読んでみるのも悪くないだろう。
「権力者はア・プリオリに無罪である」
この言葉が真に実行される時、人類はその暴力に抗うために「違うと思ったらちがうと言い続けなければならない」
本質的な力は小さな抵抗の輪から生まれる。それは暴力では決してなし得ない。それこそが力なきものたちの力である。
そこにおいてハヴェルのそれとこの本は全く考えを共にしていないが、そこはライトノヴェルとして楽しんでもらうしかない。物理的な戦いは外部との闘争であると同時に、内部の葛藤の克服にも通じる。あくまで人がそれを認識した時のみですが。
問題提起にはならないだろう。だが、虐殺と迫害が本質としていかなる思考を含んでいるか、つまり人を人と看做さない己の思考を人が鑑みる一つの機会として、この作品が全世界で視聴されることを歓迎する。
ある種の毒、ある種の薬のようなものである。こうした人を人と看做さない思考は、実は誰もがどこかでやっている行為であることを、ふっと思い出すきっかけとなる、そういう意味ではライトノヴェルらしくないテーマに、しかし伝統的には南総里見八犬伝から始まり日本のお家芸であるようなジャンルとも言えるこの作品は、やはり愛すべきところが沢山ある、良作と言えるでしょう。
人として生き、人として死ぬ。
それは実は全く当たり前ではないというのは、日本のライトノヴェルにおいて、永遠のテーマの一つなのです。
楽しんでください。楽しみましょう。
そして、機会があったらもう一人のヴァーツラフの話を読んでみてね。
2022年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメが最高すぎて100億年ぶりにライトノベル買いました。
全巻買っちゃったので、チマチマ読んでいこうと思います。
全巻買っちゃったので、チマチマ読んでいこうと思います。
2022年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメが面白くて原作読むしかねぇ!
となって、一気に読みました。
すっげー面白い!
となって、一気に読みました。
すっげー面白い!