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シェイクスピア全集 (1) ハムレット (ちくま文庫) 文庫 – 1996/1/26
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- ISBN-104480033017
- ISBN-13978-4480033017
- 出版社筑摩書房
- 発売日1996/1/26
- 言語日本語
- 本の長さ480ページ
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出版社より
NHK「あさイチ」で紹介!(2021.5.18)
カバー装画・デザイン 安野光雅
全集収録巻
1『ハムレット』数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作 解説/河合祥一郎
2『ロミオとジュリエット』世界で一番ロマンチックな恋愛悲劇 解説/中野春夫
3『マクベス』「運命よ、こうなったら徹底抗戦だ」 解説/中野春夫
4『夏の夜の夢 間違いの喜劇』新たな発見が続々! 解説/河合祥一郎・前沢浩子
5『リア王』「愛は量れるか?」 解説/河合祥一郎
6『十二夜』もつれる片思いの糸が紡ぐ傑作コメディ 解説/前沢浩子
7『リチャード三世』悪の醍醐味を生きた日本語で 解説/中野春夫
8『テンペスト』魔術は果て、罪は赦される 解説/河合祥一郎
9『ウィンザーの陽気な女房たち』無類の酒好き、女好き、太っちょの悪党フォルスタッフ 解説/前沢浩子
10『ヴェニスの商人』お金とセックスの隠喩に満ちた喜劇 解説/中野春夫
11『ペリクリーズ』奇想天外で幸福なおはなし 解説/河合祥一郎
12『タイタス・アンドロニカス』何という運命! 何という悲劇! 凄惨復讐劇 解説/由井哲哉
13『オセロー』嫉妬に狂った末に─。四大悲劇の傑作 解説/中野春夫
14『コリオレイナス』母と子の絆が生んだ悲劇 解説/河合祥一郎
15『お気に召すまま』「一目惚れでなければ恋にあらず」 解説/前沢浩子
16『恋の骨折り損』恋の駆け引き、学べます! 解説/由井哲哉
17『から騒ぎ』思い違いの恋愛喜劇 解説/中野春夫
18『冬物語』「再生」と「和解」のロマンス劇 解説/前沢浩子
19『ヘンリー六世 全三部』これぞ壮大な歴史絵巻 解説/河合祥一郎
20『じゃじゃ馬馴らし』舌戦を繰り広げる軽快な人気喜劇 解説/前沢浩子
21『アントニーとクレオパトラ』帝国の命運をかけた恋は劇的な結末を迎える 解説/由井哲哉
22『シンベリン』スリルと官能のロマンス劇! 解説/前沢浩子
23『トロイラスとクレシダ』トロイ戦争を題材にした恋愛悲劇 解説/中野春夫
24『ヘンリー四世 全二部』軽快な掛け合いが人気の英国史劇 解説/河合祥一郎
25『ジュリアス・シーザー』「お前もか、ブルータス?」 解説/由井哲哉
26『リチャード二世』失墜した弱き国王の悲痛な運命 解説/前沢浩子
27『ヴェローナの二紳士』シェイクスピア初期の恋愛喜劇 解説/中野春夫
28『尺には尺を』矛盾だらけの脆い人間達を描くシリアス・コメディ 解説/井出 新
29『アテネのタイモン』痛烈な人間不信を描く問題作! 解説/清水徹郎
30『ヘンリー五世』戦え、名誉のために! 解説/由井哲哉
31『ヘンリー八世』最強の王、現る。晩年の壮麗な歴史劇 解説/河合祥一郎
32『ジョン王』決断はすべて裏目に。「イングランド史上最悪」の王 解説/中野春夫
33『終わりよければすべてよし』とめどなく刺激的な言葉を繰り出す問題劇 解説/前沢浩子
松岡和子(まつおか・かずこ)
昭和17年、旧満州生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家、演劇評論家として活躍する傍ら、東京医科歯科大学教養学部の英語教授を務める(平成9年、シェイクスピアの翻訳に専念するため退任)。シェイクスピア戯曲の新訳の他、『クラウド9』など訳書多数。著書に『深読みシェイクスピア』などがある。
シェイクスピア全集 全33巻セット | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.5
23
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価格 | ¥32,241¥32,241 |
内容紹介 | シェイクスピア劇、個人全訳の偉業! 普遍的な魅力を備えた戯曲を、生き生きとした日本語で。 詳細な注、解説、日本での上演年表をつける。 刊行から25年、坪内逍遥、小田島雄志に続く3人目のシェイクスピア劇全37編個人全訳。カバー装画・デザイン=安野光雅 |
商品の説明
著者について
1942年、旧満州新京生まれ。 東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家。著書に『「もの」で読む入門シェイクスピア』(ちくま文庫)、『快読シェイクスピア』(河合隼雄氏と共著、ちくま文庫)、『深読みシェイクスピア』(新潮選書)、訳書に『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(T.ストッパード)ほか。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1996/1/26)
- 発売日 : 1996/1/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 480ページ
- ISBN-10 : 4480033017
- ISBN-13 : 978-4480033017
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,040位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8位その他の外国文学の全集・選書
- - 39位イギリス・アメリカの戯曲・シナリオ
- - 299位ちくま文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
(1564-1616)ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。『ロミオとジュリエット』をはじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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冒頭の亡き国王の亡霊が現れ、見張りの二人とハムレットの親友ホレイショーが亡霊に話しかけようとしても逃げられてしまう場面
マーセラス「し、静かに。見ろ、また出た。何か尋ねろ、ホレイショー」
ホレイショー「何ものだ。こんな真夜中我が物顔で、天に賭けて命じる、答えろ」
マーセラス「怒ったぞ」
バーナード「見ろ、行ってしまう」
ホレイショー「待て、何か言え、言え、命令だ、何か言え」
(亡霊退場)
というぐあいで、なんともコミカルです。
また狂気を演じるハムレットの言葉も辛辣ながらユーモアがあります。
王「ハムレット、ポローニアスはどこだ」
ハムレット「夕食の真っ最中」
王「夕食?どこでだ?」
ハムレット「食っているのではなく食われているところ。(中略)我々人間は、自分を太らすためにほかの生き物を太らせて食い、太らせた自分を蛆虫に食わせる。王を食った蛆虫を餌に魚を釣り、その蛆を食った魚を人が食うかもしれない。王様が乞食の腹の中をお通り遊ばすこともある、それを教えて差し上げただけです」
宰相ポローニアスが息子レアティーズに伝えることばには重みを感じます。
「人とは親しめ、だが安売りはするな。みんなの意見に耳を貸し、自分からめったに口をきくな。着るものには金をかけろ。だが奇抜なのはやめておけ。上等なのはいいが派手なのはまずい。服装は人柄をあらわすものだからな。金を借りても貸してもいかん。貸せば金も友人を失う。何より肝心なのは、己に誠実であること」
ハムレットの親友ホレイショーに対する評も素晴らしい。復讐の鬼となっていたハムレットから見て親友ホレイショーの存在は大きかったのでしょう。
ハムレット「君はどんなに辛い目にあっても、辛さを顔に出さず、運命が下す打撃も恩賞も等しく感謝の心で受け止める。いいなあ、そういう人間は、情熱と理性が見事に調和している」
最後にもうひとつハムレットのことば
「何かのはずみでひとつの癖が目立ちすぎ、礼儀作法を破ってしまう。すると、たとえ神々しいほど気高く、一人で背負いきれないほど数多くの美点をそなえていても、その唯一の欠点がもとで、世間の目には腐ったものと映る。ごくわずかな汚点がもとで、すぐれた本質がかき消され不名誉を招くのだ」
松岡和子によるちくま文庫版のハムレット翻訳には好感を持ちます。
あとがきには「シェイクスピアのセリフには多義的意味のレベル、そこに込められたイメージのレベル、そして音韻的な興趣のレベルといった多層から成る。その三つのレベルをそのまま損なわず、生き生きとした日本語にできれば申し分ない」とあるとおり、日本語として生きていると感じます。
劇作品として素晴らしいのはもちろんですが、本という媒体でもって既存の解釈に捉われず、一つ一つの場面に対して想像力を働かせながら読みすすめると、新しい平面が見えたように感じられました。
非常にシンプルでありながら、奥行きの深さと切り口の多様さが、今までも、これからも広く読み継がれる要因だと思いました。
第二刷であるのがやや残念だが、マイナス評価と言うことのほどでもないので星5。
大事に読みます。ありがとうございました。
また、巻末の河合祥一郎氏による解説が、『ハムレット』の世界をわかりやすくかつ魅力的に紹介していて、とてもいい。
NHKで、蜷川版シェークスピアの脚本を担当してみえたと聞いて、興味が湧いて購入しました。
演劇を連想しながら読み進めて楽しかったです。
悲劇の物語でした。
それもそれで良かったです。
ハムレットは「ライ麦畑でつかまえて」の主人公と似た心理状態にある。
岸田秀は「ライ麦」の主人公をクルト・シュナイダーのいう自己不確実型精神病質者に似ていると書いているが、ハムレットのほうがより近似している。詳しくは「出がらしものぐさ精神分析」を読んで下さい。
詩で言えば金子光晴の以下の詩のような心理に閉じ込められて、行動に移せないのだ。
「「価値」
ある瞬間僕は知る。すべての価値が足の下から崩れ去って何も残っていないことを。それからまもなく支える価値のなくなった生から僕が立ち去るより方策がなくなっている四辺のたたずまいを。・・・どれほど思い出そうとしても男の顔はコノハズク、女の顔は狐面。顔とは何?そぎ取られた鋭い切り口で、そこから新しい価値が生まれるのだが、僕は気付く。僕には顔がないことを。蕩児がいて戻ってきても帰る部屋も入り口もない。生きている者を最後迄待っていてくれるのは死。世にもやさしい死。
そして僕は見る。すべてを喪った無価値の世界の表情を。満ち潮に飲まれて沈む樹林と、かつて生きていたものの愛と肌あかりを。」